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【儒教】孔子の哲学【論語】
- 717 :655:2014/01/26(日) 00:05:46.46 P.net
- カントの啓蒙論によれば公私は時に逆転し得る(例えばユダヤ人を助けた杉原千畝の判断)。
論語が焚書坑儒を生き延びることができたのも当時の権力に対する忠より孝を優先して原論語
を壁に埋めたからだ。
忠と孝が柄谷(>>709)の言うようなものだとすると、「中」というのは
カントの言うアンチノミー(二律背反)を維持することと解釈できる。
このアンチノミーの維持は反省主義02-17(>>54)を可能にするし、
脳科学的(>>688)には右脳と左脳が別の機能を持つ意義と重なる。
13-18(>>435)に関しては、
ふつうは人間の心の「中」という忠の語釈に近い読みをする。
中庸の称揚と解釈しても間違いではないが。
個人的には、
14-08(>>456)
子曰、愛之能勿勞乎、忠焉能勿誨乎
のように心の重視と解釈するのがいいと思う。
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