千葉雅也の曖昧な軽さ

704 ：考える名無しさん：2016/03/26(土) 12:44:07.01 0.net

掌編「被害者の動く城」
宮崎勤は死刑反対論者であるにもかかわらず
原爆を投下することについて些かの苦悩を覚えた。
鑑みるに、ゼロ年代にデビューした藤田某は
「食べること」に、生きていくうえで必要ながら
他者に対して悪を行わざるを得ないということに
ついて考えたようである。このような「問題意識」から
今や准教授である。しかしこのような
「問題意識」から書かれた批評文が下らないことは
もはや読んでみるまでもなく断定できる。
その藤田某が３１１で唯一関心を持ったのが、
汚染物を出荷したくないと思って首を吊った男の息子が、
当の汚染物を出荷しているというようなことらしい。
一貫性はあると言えよう。しかし、レヴィナスとかでさえ
別にそんなことを論じているのではなかったのではあるまいか。
私はレヴィナスを読んだことはないので分からないのであるが。