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カール・マルクス 42

1 :考える名無しさん:2021/12/15(水) 19:52:29.65 0.net
カール・ハインリヒ・マルクス
Karl Heinrich Marx, 1818年5月5日 - 1883年3月14日
荒らしはスルーで

前スレ
カール・マルクス 41
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/philo/1637291060/

468 :考える名無しさん:2021/12/24(金) 22:04:05.20 0.net
>>467
上部構造(インテリ)から下部構造(食料事情)への働きかけは、
難しいけどやらないよりはマシだと思う。

469 :考える名無しさん:2021/12/24(金) 22:19:36.45 0.net
哲学は下部構造の変化を無視できないし、上部構造からの下部構造への働きかけに
注視しなければならない。そこまでやる哲学はもう哲学じゃ無いかもしれないけど、
まあ、総合学問という見方もあるし。

470 :考える名無しさん:2021/12/24(金) 22:25:15.60 0.net
こんな本が6年前に出ていたようだが、
講座派は章名に取り上げられているけど労農派が取り上げられていないので
アンバランスだな。

日本経済思想史 (紙版) 江戸から昭和
https://www.keisoshobo.co.jp/book/b208643.html

471 :考える名無しさん:2021/12/24(金) 22:28:44.71 0.net
新自由主義哲学の計画経済批判というのは
「社会は人が意図したとおりには動かない」
「そう考えるのは人の思い上がりだ」という、
ある意味で自然主義的全体主義だよね。

472 :考える名無しさん:2021/12/24(金) 22:32:20.80 0.net
永原慶二のマルクス主義的歴史の筋の通りの良さに、
制度的不安定さ、気候変動、武士を上の者が上手く利用したなどと言った
新説を適切に加味したのが良いんだろうな。俺は積ん読だけど。

伊藤俊一「荘園」 単純化排した画期的な通史
https://book.asahi.com/article/14486564

473 :考える名無しさん:2021/12/24(金) 22:34:00.06 0.net
>>471
ハイエクが影響を受けていたかも知れない、オットマール・シュパンという
オーストリアの思想家はホーリズム(Holism, 全体論)の人だしね。

474 :考える名無しさん:2021/12/24(金) 22:56:37.36 0.net
ドイツイデオロギー、花崎訳で通してきたけど、廣松訳のも買ってみようかな

475 :考える名無しさん:2021/12/24(金) 23:41:53.21 0.net
花崎は北海道の人だったよな。
今白鵬の再放送をやってるが、かつて北海道は力士の供給地で、
その代表格が千代の富士なのだが、
漁師の家に生まれた彼は少年時代たくさんの魚を捌いたとかで
その分の労賃としてたくさんお金をもらえる権利が発生した時、
大人たちの中には少年にそんなに大金を与えて大丈夫なのかという人もいたらしい。
で、お金は与えられたらしいのだが、これはやはり北海道という収奪される土地ならではの
労働者への配慮からのものだと言えるけれども、後々横綱になってからの千代の富士の
行状を考えると、
このような頑張れば頑張るほどもらえるという経験が裏目に出て、
横綱という地位で頑張ってるのだから星を買っても良いという風になってしまったのかな
と思わざるを得ない。

476 :考える名無しさん:2021/12/24(金) 23:49:55.96 0.net
ちょっと乱暴かも知れないが、
要は若いうちから金銭関係にどっぷり浸かってしまうと、
資本主義に毒されやすくなるということが言いたかった。

477 :考える名無しさん:2021/12/25(土) 00:19:30.35 0.net
計画経済の下では国民が必要としているものを必要なだけ生産する。
とはいえ、国民の好みも様々であり一つの生産計画によって賄うことができるはずはない。
やがて国民は不満を持ち、政府にへ不満・怒りを持ち始める。
政府は、国民の不満を押さえて社会を維持していくのが困難となり、不満を持つ国民を監視し圧力を加える。つまり独裁政治だ。

ぽまいら「隷属への道」読んだかい
社会主義は貧困からの自由を標榜しながら、結局は隷属化へと向かうことになるとハイエクは述べている。

478 :考える名無しさん:2021/12/25(土) 00:26:43.12 0.net
>>477
読んだよ。
情報の収集と処理が大規模でなければ可能なんじゃないかな?
コメの収穫量と需要を地域毎に地域の実情に応じて突き合わせたら何とかなるのでは。

479 :考える名無しさん:2021/12/25(土) 00:32:59.46 0.net
大体新潟みたいな米所でフードバンクやらないとあかんのがおかしい。
地産地消の上余った分を東京等に送ればいい。

480 :考える名無しさん:2021/12/25(土) 00:37:45.75 0.net
嗜好品は市場経済で良いと思うが、
主食は配給制に近い形にしないと。

481 :考える名無しさん:2021/12/25(土) 00:40:34.69 0.net
岸田財政はどんな結果を生むかはわからんが、
失敗した場合、どうするかを左翼は考えておかないと。

482 :考える名無しさん:2021/12/25(土) 00:48:30.13 0.net
スタグフレーションが来たら米農家が生殺与奪を握ることになる。

483 :考える名無しさん:2021/12/25(土) 00:51:02.01 0.net
みんなもう寝たかな?

484 :考える名無しさん:2021/12/25(土) 07:42:32.04 0.net
マルクスは「好況時は誰しも「信念」によるプロテスタントだが不況になると本物の金という貨幣的基盤のカトリシズムへ避難場所を求める。」


と書いてる。

信念は信仰の事でプロテスタントは信仰義認説で信仰が大事。

カトリックは教会中心主義で実体のある教会が大事。

マルクスはそこらを踏まえてるのだろうか?

485 :考える名無しさん:2021/12/25(土) 08:17:00.50 0.net
マルクスのどの著作かな。
経済学批判あたりか?

486 :考える名無しさん:2021/12/25(土) 20:33:29.23 0.net
言語学ってデータサイエンスだよね?

487 :考える名無しさん:2021/12/25(土) 20:37:35.08 0.net
経験科学としての言語学は多分それっぽいけど、
マルクス主義哲学者の三浦つとむや大久保そりやとかのように、
言語学へ転身する人もいる。

488 :考える名無しさん:2021/12/25(土) 20:44:39.70 0.net
>>487
三浦つとむは出発が言語学。
チョムスキーもそうだし、スターリンもそう。

489 :考える名無しさん:2021/12/25(土) 21:57:22.95 0.net
現代貨幣理論の機能財政で今話題になっているアバ・ラーナーは
ハイエクに学んだ人物だけど、
経済計算論争ではランゲの側にいた人なんだよな。
市場社会主義+社会配当の提唱者なんだけど、そこまでは話題になっていなさそう。

490 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 09:35:38.94 0.net
貨幣論とフツーの経済学って間になんか薄い仕切りみたいなものがあるよね。
経済学に包摂されてない感じがする。

491 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 10:03:35.69 0.net
それにしても、corporatismでgoogleイメージ検索をすると悪い感じの画像ばかり出てくるね。
日本語でイメージされるよりも相当嫌なニュアンスで捉えられている。

492 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 12:41:54.47 0.net
corporatismはfscismの代名詞になってしまった歴史があり、
collectivismの一形態とか帰結のように見なされていることが多いみたいだね。

北欧モデルはsocial corporatismと呼ばれて区別されることがあるけどね。

493 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 12:54:10.79 0.net
スペルを間違えた。fascismね。

一方、フォーディズムの名前の由来になったフォードモーターの創業者
ヘンリー・フォードの反ユダヤ主義とナチスとの接点もあるしね。

494 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 13:04:38.80 0.net
https://en.wikipedia.org/wiki/Social_corporatism
英語版のwikipediaの冒頭を読んだが、
政府が音頭を取って資本と労働者の協調を架橋する感じなんだろうけど、
その際、キリスト教民主主義の政党や社会民主党が支持しているのがミソなんだろうな。

495 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 13:13:35.89 0.net
ただ、スウェーデンって自国の経済競争力を養成するのに熱心なんだよな。
だから、資本主義的競争に進んで向かってきているのは確か。

496 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 14:15:16.14 0.net
昔はカント→ヘーゲル→マルクスという哲学者を追う流れの中で接する以外にも、
マルクスを勉強する機会はあっただろうが、
今は経済ナショナリストがみんなMMTやら何やらに流れ込んでしまっていると思う。

昔は例えば、
宇野弘蔵の学派の中でも降旗節雄なんかは筑波や帝京で教えていたぐらいだから、
左翼色は薄かったと思うが、こういう人がいなくなっている気がする。

497 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 14:19:32.05 0.net
まあ、産業社会から消費社会に変化したから、労働よりも貨幣の方が、
皆が共通して考えられる題材なんだという風に思われるのは仕方のないことではある。

498 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 14:29:44.06 0.net
僕は新自由主義による批判は知った上でコーポラティズムに意義はあると思ってる。

499 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 14:32:36.09 0.net
>>497
フォーディズムからポストフォーディズムか?
マルクス復興がイマイチなのもマルクスの分析した産業社会と質が変わったからかな?

500 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 14:39:39.42 0.net
>>499
とりあえず今楽しめるからいいという刹那主義、
そして、部分的に就職氷河期が解消された時期があったこともあるだろうし、
根本的には、日本の場合中年以下の者の読解力が落ちたこともあるのではないか。
2010年代はデヴィッド・ハーヴェイの本が結構流行ってる感がジュンク堂書店や
紀伊国屋書店で存在したが、俺の場合は『新自由主義』しか買わなかったし、
ざっと読んだだけだった。ハーヴェイの他の本を買っても、
分厚いから挫折した人も多かったのではないか。

501 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 14:48:26.72 0.net
まあそんな中でこういう論文も数年前に出たことだし、
全くマルクス研究の音沙汰がないというわけではないのだろうが。

マルクスの学位論文における認識論
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/repository/81010020.pdf

502 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 15:21:55.07 0.net
インターネットの発達によって先行研究が可視化された結果、
先行研究の多さ、重みに耐えかねて挫折する人もいるかもしれない。

503 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 15:49:34.46 0.net
>>500
ハーヴェイの資本論入門は分厚いし、第二巻、第三巻の入門は原典が難しいので難しいが僕には伊藤誠の「資本論を読む」や宇野弘蔵の「資本論入門」なんかよりよほど分かりやすかった。

504 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 15:58:27.10 0.net
>>503
俺も伊藤誠のは持ってるけど最初しか読んでないわ。
常盤政治、井村喜代子、北原勇、飯田裕康の『経済原論』(有斐閣ブックス)で入門した。
資本論自体は日本語訳で第1巻の第4章貨幣の資本への転化までしか読んでないな。

505 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 17:09:45.20 0.net
90年以降なら人によっちゃ
アルチュセールの「マルクスのために」
から入ることもあるのかな。

506 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 18:14:34.89 0.net
>>504
僕は資本論は中公世界の名著の抄訳を三度読み返した。

岩波版や大月書店のは読む気にならない。
光文社のもどうも‥
今村仁司のは比較的読みやすいけどやはり世界の名著のが気楽に読める。

専門家になる訳じゃないからそれで良いと思ってる。

507 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 18:16:52.67 0.net
>>506
言説が一般に普及することを狙う世界の名著の方針は正しいな。
俺は大月の全集のでとりあえず第1巻を全部読めるように頑張るわ。

508 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 18:30:30.82 0.net
世界の名著版資本論の訳者鈴木鴻一郎は宇野弘蔵の弟子だな。

伊藤誠の師匠筋なのかな?

宇野の資本論入門は読みにくさを感じるし、伊藤も資本論関係以外で首を傾げるような本出してたが鈴木訳の資本論は読みやすい。

509 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 18:34:27.58 0.net
>>505
アルチュセールのはさっぱりわからない。

510 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 18:44:30.17 0.net
>>509
フランス現代思想は難しいからな・・
俺もアルチュセールに関する新書ですら難しいと思うもん。

511 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 18:58:04.67 0.net
https://aif.ru/society/history/kak_menyalos_otnoshenie_rossiyan_k_stalinu_za_poslednie_gody
スターリンが国民生活の中で果たした役割はどうでしたか?
赤 完全に肯定的
茶 より肯定的
水 より否定的
青 極めて否定的
灰 答えるのに苦しむ

512 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 19:06:13.31 0.net
モマセはかっくれマルクス派

513 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 19:14:00.73 0.net
マルキストの人数はさほど増えていなくても、
マルキストに対する風当たりは昔に比べて弱くなってる可能性はないだろうか。

514 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 19:56:07.38 0.net
ロシア人はソ連の崩壊を後悔しているか?

後悔している人の割合は50%くらいから75%の間を推移、
後悔していない人の割合は20%くらいから35%くらいの間を推移、
その他は答え難いと思っている人。

515 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:03:22.36 0.net
>>511
スターリン時代を直接知る人はほとんど存命ではないからね。
ひどい事があっても語り継がれなければ良い記憶だけが残る。
天台宗の人が比叡山焼き討ちからそんなに経過してない江戸時代初期には焼き討ちの張本人だった織田信長を特に恨む感情はなくなってたと話してた。

丁度空襲や原爆投下があって大量の犠牲を出した張本人のアメリカを憎む日本人が戦後少なくなったようなもの。

スターリンは多大な犠牲の上にアメリカと並ぶ超大国ソ連を作り上げた。
大衆はそういうのに弱い。
超大国だったソ連は没落し、自由経済は一部のマフィア財閥の独占になったらそりゃ少なくとも超大国ではあったソ連への憧憬に変わる。

大衆の記憶力は恐ろしく低く、忘却力は大きいとヒトラーは述べている。

無計画で急激な新自由主義導入の失敗事例がロシアだからね。

516 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:13:28.07 0.net
>>514
ソ連崩壊でアメリカと並ぶ超大国だった国が韓国レベルまで経済規模が縮んだ上に、ワルシャワ条約機構崩壊で隣国のウクライナまでソ連を仮想敵に作られたNATOに加入する寸前までいった。

それまでのシステムを考慮しない急激な新自由主義導入による経済混乱とそれに乗じたマフィア財閥のせいだけどね。

忘却力の大きい大衆は様々な犠牲はあっても超大国の誇りと経済混乱のなかった時代を懐かしがっても無理はない。

日本も戦後復興によるリベンジがなくロシアと同じ状況におかれたら、多大な犠牲はあっても大国の誇りはあった大日本帝国時代に返りたい人が多数を占めただろう。

517 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:14:18.76 0.net
あと1時間でNHKスペシャル:米中新冷戦
の放送か。

518 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:17:54.88 0.net
ソ連時代はNATOが国境にせまるような安全保障上の脅威をロシア人は感じずにすんだ。


日本でも日本人にも大量の犠牲が出た戦時を理想化する人はたくさんいる。

519 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:20:31.10 0.net
民主主義と独裁政治とを単純に対立させるのは間違っているかもしれない。

520 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:22:30.45 0.net
ネトウヨはじめ日本に多大な犠牲を出した戦時日本が良かったという人はたくさんいる。

ソ連崩壊からかなり経過して多大な犠牲を出したソ連が良かったという人がたくさん出ても現代の転落したロシアなら不思議ではない。

521 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:23:49.93 0.net
竹田青嗣はロック・カントを重視してホッブズやルソーとヘーゲルを悪く見る
政治哲学を批判して『超解読!はじめてのヘーゲル『法の哲学』』をかいている。
年末年始はこれを読まないといかんと思ってる。

522 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:25:51.76 0.net
1930年代の日本史はやっぱり坂野潤治ですよ。
日本に科挙があったら明治から昭和にかけての日本政治史の基本書は、
坂野潤治の本だろうな。

523 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:28:30.71 0.net
>>519
それでも独裁者個人の資質に大きく左右される独裁より自浄作用の働く民主主義の方が良い。

アブダビは世襲首長による独裁だが首長の資質が良いから国民は結構幸福。

だがそういう独裁主義で幸福なのは極少数で大抵の独裁国は不幸。

一方世界幸福度ランキングでトップレベルの常連の北欧やスイスは民主主義度も世界トップレベル。

524 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:30:49.66 0.net
ハイエクはスイスの民主政を理想型として挙げていた。

525 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:38:26.56 0.net
>>524
スイスはハイエクの新自由主義を採用したの?

526 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:42:33.34 0.net
>>525
まさか。あそこは特殊な国でしょ。
でも政体はかなり代議制民主主義の中でも直接民主制に近かったはず。
1970年代後半の『法と立法と自由』で議会制改革案を出している中で
例示されていた。

527 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:47:42.20 0.net
日本はアメリカによる空襲や原爆投下で多大な犠牲を出した。

しかしそれから大した年月を置かずに多くの日本人はアメリカ様々の親米になった。

ソ連共産主義は国民に多大な犠牲を強いた。
引き換えに超大国の誇りと安全保障上の脅威は今に比べて少なかった。

大衆の記憶力は限られ、忘却力は大きい。

528 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:49:50.90 0.net
革命はぐるぐる回るようなもの
みたいな風にアーレントが書いていたのを想起させられるね。

529 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:52:19.31 0.net
北岡伸一の最近の著書では60年安保は「騒動」とか矮小化されているらしいね。
知識人の健忘症ぶりもすごい。

530 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:54:02.85 0.net
人間にとって生きる土台として生活の経済的基盤と安定がまず必要とされ、
その上にプチブル的な狭義の自由が欲される傾向があるかもしれない。

また、これらのどちらかを優先するかは経済的社会階層を反映している可能性がある。
裕福な層は生活の土台の不安からの自由をすでに享受している。

これまでの経済システムは資本主義も社会主義もこれらをトレードオフとしてきた。
そこに歴史の不幸があったと思われ。

531 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:58:05.15 0.net
政治的・道徳的自由(社会的慣習や縛りみたいなものからの自由)は大事だけど
経済的には食料自給率のアップや弱者保護が大事というのが
一時流行ったポリティカルコンパスでの相対的多数派であるリベラル左派の
信条みたいなもんだったわな。

532 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:00:36.24 0.net
アーレントのような人物は「活動的生活」からの自由を
比較的享受していたのではないか?
そういう人はそこから自由になっていない人の境遇を軽視する傾向がある。

533 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:02:55.23 0.net
29日にはコロナ予算77兆円とかNHKスペシャルでやるみたいだな。
財政政策って小渕政権の時にかなりやっても景気浮揚せず森政権に移ったんだよな。
今度はどうなる。

534 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:04:25.77 0.net
マルクス的な意味での唯物論と観念論は自由をめぐる問題でもあった。
観念的自由主義者と唯物論的自由主義者の対立。

535 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:04:59.15 0.net
>>532
俺もアレントはそんなに好きじゃないけど、
労働・仕事・活動の分類は上手いと思う。
著述業も活動のうちに入るんじゃないかな。
労働ばかりという人への目線はあまりないだろうな。
それに、全体主義の起源のモッブとか大嫌いだろうし。

536 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:06:15.49 0.net
ブルジョア的プチブル的な自由主義は唯物論的な不自由を軽視する。
その意味で反自由主義だった。

537 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:06:50.50 0.net
>>534
マルクスは言論の自由は大事だと思ってたんじゃないかな。
これはどっちかというと観念論的自由主義に当たる気が。

538 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:09:09.23 0.net
>>536
確かに3K労働の忌避や学校での貧乏な子への冷たい目線はそれかもしれん。

539 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:12:17.99 0.net
>>537
マルクスはより一段上の自由をすでに享受する社会階層の人だったからね。
大学に通える身分の知識人だった。

政府に批判的でなければ大学教員になっていたかもしれない。
その地位は失ったけど、その人的資本でジャーナリストになった中産階級だった。

ただし彼自身のその後の人生は彼の理論の例外かもしれないね。

540 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:16:54.44 0.net
貧困は実は自由の問題であって貧困はその人から自由な選択肢を相当奪う。
資本主義は自由を大半の人々から奪うために貧困(失業)を効率的に利用した経済システム。

ハイエクやフリードマンらが個人の自由を真剣に受け止めていたのなら、
マルクスが提起した自由の問題を軽視すべきじゃなかった。

541 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:19:55.63 0.net
自由を抑圧するのはあからさまな強制だけじゃない。
このことをリバタリアンは意図的に無視する。

542 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:23:18.40 0.net
>>540
社会権のように国家が積極的に介入して自由を実現する積極的自由のこと?

543 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:26:27.14 0.net
ミシェル・フーコーが提起した新自由主義と権力の問題も実はそこにあったはず。

544 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:28:45.08 0.net
>>542
その発想がすでに今ある社会ステムを自然状態として受け入れることを命じている。

545 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:34:02.31 0.net
フォーディズムも福祉国家も貧困や失業を効率的に利用する経済システムから
労働者階級を自由にしたわけじゃなかった。
あくまでもそのトレードオフを最大限利用することで
企業統治に適合する規律訓練システムを労働者階級に強制するものだった。

546 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:50:29.99 0.net
あなたの国が奴隷を必要としているならば武器で脅すよりも効率的な方法は
生活の糧(資本)を持たない貧しい人々を生み出す経済システムを作ることです。

547 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:55:42.05 0.net
そうすることで武器で脅す労力を最小限に節約した
コストパフォーマンスの高い権力テクノロジーによる
支配体制を作ることができる。

548 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 22:30:25.77 0.net
>>546
左翼にはますます貧しい人々を支援する必要が出てきているね。

549 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 23:22:53.55 0.net
>>499
ポストフォーディズムになって、
農林水産業において機械化とはまた違った方向での、
付加価値の与え方(自然農法、有機栽培)が地味に盛んになっていて、
農文協とか雑誌ソトコトで紹介されるそういう感じの実践活動は
資本論第1巻の最後の方に出てくる農業問題の一つの解決の仕方だと思う。

550 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 08:11:22.98 0.net
>>548
とりあえず、自民、維新などの保守政党の政権を終わらせないとね。
いつまでたっても、アメリカ資本主義経済に巻き込まれてるだけ。
立憲とか、共産党に投票するしかないね。

551 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 11:33:34.52 0.net
「我々はペトログラードの労働者をもう二万人ほど動員し、さらにこれに一万人くらいのブルジョア分子を加えて、彼らの背後に機関銃を据え、
二三千人を銃殺して、ユデーニッチに大規模な攻撃を加えるべきだ。」
          1919年1月23日
        レーニンからトロツキへの手紙

帝政派のユデーニッチ軍に対した時のレーニンの提案である。

レーニンの残酷さがしのばれる。

中公新書「スターリン」から引用。

552 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 12:36:02.72 0.net
ここのマルクス主義者はバカだから勘違いしてるのだろうが共産主義黒書はじめ、様々な共産圏の残酷さを示す資料、映像、写真はソ連崩壊後に旧共産圏から流出したものが中心。

ソ連圏が倒れて人心も社会主義から離れた後の流出だからまず反共宣伝というのはあり得ない。

共産主義は人類への犯罪である。

553 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 12:46:15.11 0.net
>>552
また嘘言ってるw
「共産主義黒書」には、まともな参考資料からの引用はない。

554 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 12:59:40.30 0.net
>>552
百田さんの『日本国紀』は、間違いがずいぶん指摘されてるね。
https://webronza.asahi.com/culture/articles/2019012400012.html

保守・右翼はなぜ事実の確認をせずに、間違いをそのまま書いてしまうのだろう?
事実より自分の思い込みが正しい、ということなんだろうか?

555 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 13:08:52.80 0.net
>>553
なんのエビデンスも示せないクセに何勘違いしてるの?

556 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 13:30:47.20 0.net
>>554
百田と同じでイデオロギーによる思い込みでしか物事を判断できないのがマルクス主義者w

557 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 13:50:00.96 0.net
重化学工業時代なら中央の指令により優先順位をつけて資源を集中配分する方式は有効。

共産党集中制によるソ連の工業化成功はその段階だった。

日本の戦後の傾斜生産方式も同様だった。

しかしニーズがより細かくなり多様性を持つ次の段階にその方式は通用しない。

ソ連はそれで失敗した。
たくさんの犠牲を出した。

558 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 19:38:27.60 0.net
消費者のニーズの多様化はやや誇張されているんじゃないかな。
テレビ、冷蔵庫、自動車、洗濯機が、
スマホ、液晶テレビ、ノートパソコン、ロボット掃除機に置き換わっただけで。

多品種少量生産も大量生産様式の中で対処できるようにほぼ組み込まれている。
せいぜいのところ、僅かな多様性、僅かな範囲での選択肢の細分化にとどまっている。
大量生産がコストを下げて市場競争で有利に働く構造も変わっていないと思う。

破壊的イノベーションを牽引するのが大企業であることにも変化はないのでは?

製品のライフサイクルが短くなっているとか、人口動態などの変化はあったにしても、
市場を寡占する大企業主導が変わってきたわけじゃない。
これらはむしろ生産部門の多様性を破壊してきた可能性がある。
商店街はみんな似たようなコンビニになり、コンビニも統合される傾向にある。

559 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 19:45:11.38 0.net
ただ、工場労働者の数はめっちゃ減ったんじゃないの。

560 :559:2021/12/27(月) 19:48:45.38 0.net
と思って「工場労働者」で検索したらこんな記事が。
ここ10年くらいは若干増えてるみたい。

米国の工場労働者、大学水準の教育が必要に
3年以内に米製造業労働者の過半数が大学卒業者となる見込み
https://jp.wsj.com/articles/SB11472337774144154450204586071210258685344

561 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 19:49:26.76 0.net
>>558
世界的独占企業のGAFAは全てベンチャーから出発したものだよ。
一番古いアップルでも1974年創業、一番新しいフェイスブックは2004年創業。

いつまでも新陳代謝しない社会主義国営企業と違い新陳代謝がある。
現実見ないとねW

562 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 19:52:04.98 0.net
経済的リベラル、リバタリアン右派、オーストリア学派らは、
人々の多様な選択肢を市場が広めると主張してきた印象があるけれども、
これも誇張されていると思う。

市場のゲームは市場の競争原理で集産主義に有利な条件を作ってきたし、
そのゲームが寡占や独占に収束する必然性があるように見える。

働き方においてもそうだし、人々を結局大企業の特定の雇用形態に仕向け、
それへの教育の縦続もますます推し進めるものになる。

市場は人間を画一化する。平等の基盤がなく、
利潤追求に牽引される資本制市場では特にそうなる。

563 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 19:53:52.93 0.net
>>560の記事はシュンペーターの創造的破壊を思い起こさせるな。
不況時にイノベーションが促されて生き残りの競争が行われるといった感じの。

564 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 19:56:02.29 0.net
>>562
イノベーションの結果、
低スキルの低賃金労働者となった人々がトランプの支持基盤になったのと相通じるな。

565 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 19:56:48.49 0.net
>>560
第二次産業は確かに残ってるが第一次産業がそうなったようにもはやメイン産業ではなく、金融、サービス業がメイン産業。

第二次産業がメインだったのがイギリスとアメリカ北部くらいだった時代にそれに目をつけたマルクスは当時は新しかった。
過去形ではねw

566 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 19:59:57.11 0.net
第一次産業や第二次産業は、
それらが提供する仕事が定型的でお気楽だった時代に比べると、
だいぶ難易度が高くなって興味深く却って重要なものになったように思える。

567 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:02:13.34 0.net
>>562
共産主義も大概間違いだらけのクソ体制だけど
新自由主義の市場における選択の自由も大ウソだと思う。

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