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カール・マルクス 42

1 :考える名無しさん:2021/12/15(水) 19:52:29.65 0.net
カール・ハインリヒ・マルクス
Karl Heinrich Marx, 1818年5月5日 - 1883年3月14日
荒らしはスルーで

前スレ
カール・マルクス 41
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/philo/1637291060/

500 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 14:39:39.42 0.net
>>499
とりあえず今楽しめるからいいという刹那主義、
そして、部分的に就職氷河期が解消された時期があったこともあるだろうし、
根本的には、日本の場合中年以下の者の読解力が落ちたこともあるのではないか。
2010年代はデヴィッド・ハーヴェイの本が結構流行ってる感がジュンク堂書店や
紀伊国屋書店で存在したが、俺の場合は『新自由主義』しか買わなかったし、
ざっと読んだだけだった。ハーヴェイの他の本を買っても、
分厚いから挫折した人も多かったのではないか。

501 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 14:48:26.72 0.net
まあそんな中でこういう論文も数年前に出たことだし、
全くマルクス研究の音沙汰がないというわけではないのだろうが。

マルクスの学位論文における認識論
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/repository/81010020.pdf

502 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 15:21:55.07 0.net
インターネットの発達によって先行研究が可視化された結果、
先行研究の多さ、重みに耐えかねて挫折する人もいるかもしれない。

503 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 15:49:34.46 0.net
>>500
ハーヴェイの資本論入門は分厚いし、第二巻、第三巻の入門は原典が難しいので難しいが僕には伊藤誠の「資本論を読む」や宇野弘蔵の「資本論入門」なんかよりよほど分かりやすかった。

504 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 15:58:27.10 0.net
>>503
俺も伊藤誠のは持ってるけど最初しか読んでないわ。
常盤政治、井村喜代子、北原勇、飯田裕康の『経済原論』(有斐閣ブックス)で入門した。
資本論自体は日本語訳で第1巻の第4章貨幣の資本への転化までしか読んでないな。

505 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 17:09:45.20 0.net
90年以降なら人によっちゃ
アルチュセールの「マルクスのために」
から入ることもあるのかな。

506 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 18:14:34.89 0.net
>>504
僕は資本論は中公世界の名著の抄訳を三度読み返した。

岩波版や大月書店のは読む気にならない。
光文社のもどうも‥
今村仁司のは比較的読みやすいけどやはり世界の名著のが気楽に読める。

専門家になる訳じゃないからそれで良いと思ってる。

507 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 18:16:52.67 0.net
>>506
言説が一般に普及することを狙う世界の名著の方針は正しいな。
俺は大月の全集のでとりあえず第1巻を全部読めるように頑張るわ。

508 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 18:30:30.82 0.net
世界の名著版資本論の訳者鈴木鴻一郎は宇野弘蔵の弟子だな。

伊藤誠の師匠筋なのかな?

宇野の資本論入門は読みにくさを感じるし、伊藤も資本論関係以外で首を傾げるような本出してたが鈴木訳の資本論は読みやすい。

509 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 18:34:27.58 0.net
>>505
アルチュセールのはさっぱりわからない。

510 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 18:44:30.17 0.net
>>509
フランス現代思想は難しいからな・・
俺もアルチュセールに関する新書ですら難しいと思うもん。

511 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 18:58:04.67 0.net
https://aif.ru/society/history/kak_menyalos_otnoshenie_rossiyan_k_stalinu_za_poslednie_gody
スターリンが国民生活の中で果たした役割はどうでしたか?
赤 完全に肯定的
茶 より肯定的
水 より否定的
青 極めて否定的
灰 答えるのに苦しむ

512 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 19:06:13.31 0.net
モマセはかっくれマルクス派

513 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 19:14:00.73 0.net
マルキストの人数はさほど増えていなくても、
マルキストに対する風当たりは昔に比べて弱くなってる可能性はないだろうか。

514 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 19:56:07.38 0.net
ロシア人はソ連の崩壊を後悔しているか?

後悔している人の割合は50%くらいから75%の間を推移、
後悔していない人の割合は20%くらいから35%くらいの間を推移、
その他は答え難いと思っている人。

515 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:03:22.36 0.net
>>511
スターリン時代を直接知る人はほとんど存命ではないからね。
ひどい事があっても語り継がれなければ良い記憶だけが残る。
天台宗の人が比叡山焼き討ちからそんなに経過してない江戸時代初期には焼き討ちの張本人だった織田信長を特に恨む感情はなくなってたと話してた。

丁度空襲や原爆投下があって大量の犠牲を出した張本人のアメリカを憎む日本人が戦後少なくなったようなもの。

スターリンは多大な犠牲の上にアメリカと並ぶ超大国ソ連を作り上げた。
大衆はそういうのに弱い。
超大国だったソ連は没落し、自由経済は一部のマフィア財閥の独占になったらそりゃ少なくとも超大国ではあったソ連への憧憬に変わる。

大衆の記憶力は恐ろしく低く、忘却力は大きいとヒトラーは述べている。

無計画で急激な新自由主義導入の失敗事例がロシアだからね。

516 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:13:28.07 0.net
>>514
ソ連崩壊でアメリカと並ぶ超大国だった国が韓国レベルまで経済規模が縮んだ上に、ワルシャワ条約機構崩壊で隣国のウクライナまでソ連を仮想敵に作られたNATOに加入する寸前までいった。

それまでのシステムを考慮しない急激な新自由主義導入による経済混乱とそれに乗じたマフィア財閥のせいだけどね。

忘却力の大きい大衆は様々な犠牲はあっても超大国の誇りと経済混乱のなかった時代を懐かしがっても無理はない。

日本も戦後復興によるリベンジがなくロシアと同じ状況におかれたら、多大な犠牲はあっても大国の誇りはあった大日本帝国時代に返りたい人が多数を占めただろう。

517 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:14:18.76 0.net
あと1時間でNHKスペシャル:米中新冷戦
の放送か。

518 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:17:54.88 0.net
ソ連時代はNATOが国境にせまるような安全保障上の脅威をロシア人は感じずにすんだ。


日本でも日本人にも大量の犠牲が出た戦時を理想化する人はたくさんいる。

519 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:20:31.10 0.net
民主主義と独裁政治とを単純に対立させるのは間違っているかもしれない。

520 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:22:30.45 0.net
ネトウヨはじめ日本に多大な犠牲を出した戦時日本が良かったという人はたくさんいる。

ソ連崩壊からかなり経過して多大な犠牲を出したソ連が良かったという人がたくさん出ても現代の転落したロシアなら不思議ではない。

521 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:23:49.93 0.net
竹田青嗣はロック・カントを重視してホッブズやルソーとヘーゲルを悪く見る
政治哲学を批判して『超解読!はじめてのヘーゲル『法の哲学』』をかいている。
年末年始はこれを読まないといかんと思ってる。

522 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:25:51.76 0.net
1930年代の日本史はやっぱり坂野潤治ですよ。
日本に科挙があったら明治から昭和にかけての日本政治史の基本書は、
坂野潤治の本だろうな。

523 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:28:30.71 0.net
>>519
それでも独裁者個人の資質に大きく左右される独裁より自浄作用の働く民主主義の方が良い。

アブダビは世襲首長による独裁だが首長の資質が良いから国民は結構幸福。

だがそういう独裁主義で幸福なのは極少数で大抵の独裁国は不幸。

一方世界幸福度ランキングでトップレベルの常連の北欧やスイスは民主主義度も世界トップレベル。

524 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:30:49.66 0.net
ハイエクはスイスの民主政を理想型として挙げていた。

525 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:38:26.56 0.net
>>524
スイスはハイエクの新自由主義を採用したの?

526 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:42:33.34 0.net
>>525
まさか。あそこは特殊な国でしょ。
でも政体はかなり代議制民主主義の中でも直接民主制に近かったはず。
1970年代後半の『法と立法と自由』で議会制改革案を出している中で
例示されていた。

527 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:47:42.20 0.net
日本はアメリカによる空襲や原爆投下で多大な犠牲を出した。

しかしそれから大した年月を置かずに多くの日本人はアメリカ様々の親米になった。

ソ連共産主義は国民に多大な犠牲を強いた。
引き換えに超大国の誇りと安全保障上の脅威は今に比べて少なかった。

大衆の記憶力は限られ、忘却力は大きい。

528 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:49:50.90 0.net
革命はぐるぐる回るようなもの
みたいな風にアーレントが書いていたのを想起させられるね。

529 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:52:19.31 0.net
北岡伸一の最近の著書では60年安保は「騒動」とか矮小化されているらしいね。
知識人の健忘症ぶりもすごい。

530 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:54:02.85 0.net
人間にとって生きる土台として生活の経済的基盤と安定がまず必要とされ、
その上にプチブル的な狭義の自由が欲される傾向があるかもしれない。

また、これらのどちらかを優先するかは経済的社会階層を反映している可能性がある。
裕福な層は生活の土台の不安からの自由をすでに享受している。

これまでの経済システムは資本主義も社会主義もこれらをトレードオフとしてきた。
そこに歴史の不幸があったと思われ。

531 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 20:58:05.15 0.net
政治的・道徳的自由(社会的慣習や縛りみたいなものからの自由)は大事だけど
経済的には食料自給率のアップや弱者保護が大事というのが
一時流行ったポリティカルコンパスでの相対的多数派であるリベラル左派の
信条みたいなもんだったわな。

532 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:00:36.24 0.net
アーレントのような人物は「活動的生活」からの自由を
比較的享受していたのではないか?
そういう人はそこから自由になっていない人の境遇を軽視する傾向がある。

533 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:02:55.23 0.net
29日にはコロナ予算77兆円とかNHKスペシャルでやるみたいだな。
財政政策って小渕政権の時にかなりやっても景気浮揚せず森政権に移ったんだよな。
今度はどうなる。

534 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:04:25.77 0.net
マルクス的な意味での唯物論と観念論は自由をめぐる問題でもあった。
観念的自由主義者と唯物論的自由主義者の対立。

535 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:04:59.15 0.net
>>532
俺もアレントはそんなに好きじゃないけど、
労働・仕事・活動の分類は上手いと思う。
著述業も活動のうちに入るんじゃないかな。
労働ばかりという人への目線はあまりないだろうな。
それに、全体主義の起源のモッブとか大嫌いだろうし。

536 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:06:15.49 0.net
ブルジョア的プチブル的な自由主義は唯物論的な不自由を軽視する。
その意味で反自由主義だった。

537 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:06:50.50 0.net
>>534
マルクスは言論の自由は大事だと思ってたんじゃないかな。
これはどっちかというと観念論的自由主義に当たる気が。

538 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:09:09.23 0.net
>>536
確かに3K労働の忌避や学校での貧乏な子への冷たい目線はそれかもしれん。

539 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:12:17.99 0.net
>>537
マルクスはより一段上の自由をすでに享受する社会階層の人だったからね。
大学に通える身分の知識人だった。

政府に批判的でなければ大学教員になっていたかもしれない。
その地位は失ったけど、その人的資本でジャーナリストになった中産階級だった。

ただし彼自身のその後の人生は彼の理論の例外かもしれないね。

540 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:16:54.44 0.net
貧困は実は自由の問題であって貧困はその人から自由な選択肢を相当奪う。
資本主義は自由を大半の人々から奪うために貧困(失業)を効率的に利用した経済システム。

ハイエクやフリードマンらが個人の自由を真剣に受け止めていたのなら、
マルクスが提起した自由の問題を軽視すべきじゃなかった。

541 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:19:55.63 0.net
自由を抑圧するのはあからさまな強制だけじゃない。
このことをリバタリアンは意図的に無視する。

542 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:23:18.40 0.net
>>540
社会権のように国家が積極的に介入して自由を実現する積極的自由のこと?

543 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:26:27.14 0.net
ミシェル・フーコーが提起した新自由主義と権力の問題も実はそこにあったはず。

544 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:28:45.08 0.net
>>542
その発想がすでに今ある社会ステムを自然状態として受け入れることを命じている。

545 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:34:02.31 0.net
フォーディズムも福祉国家も貧困や失業を効率的に利用する経済システムから
労働者階級を自由にしたわけじゃなかった。
あくまでもそのトレードオフを最大限利用することで
企業統治に適合する規律訓練システムを労働者階級に強制するものだった。

546 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:50:29.99 0.net
あなたの国が奴隷を必要としているならば武器で脅すよりも効率的な方法は
生活の糧(資本)を持たない貧しい人々を生み出す経済システムを作ることです。

547 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 21:55:42.05 0.net
そうすることで武器で脅す労力を最小限に節約した
コストパフォーマンスの高い権力テクノロジーによる
支配体制を作ることができる。

548 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 22:30:25.77 0.net
>>546
左翼にはますます貧しい人々を支援する必要が出てきているね。

549 :考える名無しさん:2021/12/26(日) 23:22:53.55 0.net
>>499
ポストフォーディズムになって、
農林水産業において機械化とはまた違った方向での、
付加価値の与え方(自然農法、有機栽培)が地味に盛んになっていて、
農文協とか雑誌ソトコトで紹介されるそういう感じの実践活動は
資本論第1巻の最後の方に出てくる農業問題の一つの解決の仕方だと思う。

550 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 08:11:22.98 0.net
>>548
とりあえず、自民、維新などの保守政党の政権を終わらせないとね。
いつまでたっても、アメリカ資本主義経済に巻き込まれてるだけ。
立憲とか、共産党に投票するしかないね。

551 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 11:33:34.52 0.net
「我々はペトログラードの労働者をもう二万人ほど動員し、さらにこれに一万人くらいのブルジョア分子を加えて、彼らの背後に機関銃を据え、
二三千人を銃殺して、ユデーニッチに大規模な攻撃を加えるべきだ。」
          1919年1月23日
        レーニンからトロツキへの手紙

帝政派のユデーニッチ軍に対した時のレーニンの提案である。

レーニンの残酷さがしのばれる。

中公新書「スターリン」から引用。

552 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 12:36:02.72 0.net
ここのマルクス主義者はバカだから勘違いしてるのだろうが共産主義黒書はじめ、様々な共産圏の残酷さを示す資料、映像、写真はソ連崩壊後に旧共産圏から流出したものが中心。

ソ連圏が倒れて人心も社会主義から離れた後の流出だからまず反共宣伝というのはあり得ない。

共産主義は人類への犯罪である。

553 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 12:46:15.11 0.net
>>552
また嘘言ってるw
「共産主義黒書」には、まともな参考資料からの引用はない。

554 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 12:59:40.30 0.net
>>552
百田さんの『日本国紀』は、間違いがずいぶん指摘されてるね。
https://webronza.asahi.com/culture/articles/2019012400012.html

保守・右翼はなぜ事実の確認をせずに、間違いをそのまま書いてしまうのだろう?
事実より自分の思い込みが正しい、ということなんだろうか?

555 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 13:08:52.80 0.net
>>553
なんのエビデンスも示せないクセに何勘違いしてるの?

556 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 13:30:47.20 0.net
>>554
百田と同じでイデオロギーによる思い込みでしか物事を判断できないのがマルクス主義者w

557 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 13:50:00.96 0.net
重化学工業時代なら中央の指令により優先順位をつけて資源を集中配分する方式は有効。

共産党集中制によるソ連の工業化成功はその段階だった。

日本の戦後の傾斜生産方式も同様だった。

しかしニーズがより細かくなり多様性を持つ次の段階にその方式は通用しない。

ソ連はそれで失敗した。
たくさんの犠牲を出した。

558 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 19:38:27.60 0.net
消費者のニーズの多様化はやや誇張されているんじゃないかな。
テレビ、冷蔵庫、自動車、洗濯機が、
スマホ、液晶テレビ、ノートパソコン、ロボット掃除機に置き換わっただけで。

多品種少量生産も大量生産様式の中で対処できるようにほぼ組み込まれている。
せいぜいのところ、僅かな多様性、僅かな範囲での選択肢の細分化にとどまっている。
大量生産がコストを下げて市場競争で有利に働く構造も変わっていないと思う。

破壊的イノベーションを牽引するのが大企業であることにも変化はないのでは?

製品のライフサイクルが短くなっているとか、人口動態などの変化はあったにしても、
市場を寡占する大企業主導が変わってきたわけじゃない。
これらはむしろ生産部門の多様性を破壊してきた可能性がある。
商店街はみんな似たようなコンビニになり、コンビニも統合される傾向にある。

559 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 19:45:11.38 0.net
ただ、工場労働者の数はめっちゃ減ったんじゃないの。

560 :559:2021/12/27(月) 19:48:45.38 0.net
と思って「工場労働者」で検索したらこんな記事が。
ここ10年くらいは若干増えてるみたい。

米国の工場労働者、大学水準の教育が必要に
3年以内に米製造業労働者の過半数が大学卒業者となる見込み
https://jp.wsj.com/articles/SB11472337774144154450204586071210258685344

561 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 19:49:26.76 0.net
>>558
世界的独占企業のGAFAは全てベンチャーから出発したものだよ。
一番古いアップルでも1974年創業、一番新しいフェイスブックは2004年創業。

いつまでも新陳代謝しない社会主義国営企業と違い新陳代謝がある。
現実見ないとねW

562 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 19:52:04.98 0.net
経済的リベラル、リバタリアン右派、オーストリア学派らは、
人々の多様な選択肢を市場が広めると主張してきた印象があるけれども、
これも誇張されていると思う。

市場のゲームは市場の競争原理で集産主義に有利な条件を作ってきたし、
そのゲームが寡占や独占に収束する必然性があるように見える。

働き方においてもそうだし、人々を結局大企業の特定の雇用形態に仕向け、
それへの教育の縦続もますます推し進めるものになる。

市場は人間を画一化する。平等の基盤がなく、
利潤追求に牽引される資本制市場では特にそうなる。

563 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 19:53:52.93 0.net
>>560の記事はシュンペーターの創造的破壊を思い起こさせるな。
不況時にイノベーションが促されて生き残りの競争が行われるといった感じの。

564 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 19:56:02.29 0.net
>>562
イノベーションの結果、
低スキルの低賃金労働者となった人々がトランプの支持基盤になったのと相通じるな。

565 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 19:56:48.49 0.net
>>560
第二次産業は確かに残ってるが第一次産業がそうなったようにもはやメイン産業ではなく、金融、サービス業がメイン産業。

第二次産業がメインだったのがイギリスとアメリカ北部くらいだった時代にそれに目をつけたマルクスは当時は新しかった。
過去形ではねw

566 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 19:59:57.11 0.net
第一次産業や第二次産業は、
それらが提供する仕事が定型的でお気楽だった時代に比べると、
だいぶ難易度が高くなって興味深く却って重要なものになったように思える。

567 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:02:13.34 0.net
>>562
共産主義も大概間違いだらけのクソ体制だけど
新自由主義の市場における選択の自由も大ウソだと思う。

568 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:03:47.05 0.net
これは2019年の記事だが、コロナ禍の影響で飲食業や観光業の労働者が
中小製造業に移ったりすることはあるのだろうか。

深刻化する中小製造業の人手不足――労働力人口の減少と大企業志向の高まり
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/1906/26/news005.html

569 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:08:05.56 0.net
>>561
テスラのような企業は各国の政府から莫大な助成金を得ているよ。

570 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:10:34.89 0.net
>>568
アトキンソンが主張するようにまともな給料払えない中小企業は倒産して市場から撤退すべきだし市場の新陳代謝のためには必要では?

571 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:12:20.36 0.net
>>570
それが社会不安の元になったりするんだよな。
そういう人々の命を戦争でアメリカは消費するんだろうけどさ。

572 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:13:35.65 0.net
>>569
エビデンスは?
環境問題から電気自動車が必要だからそうだとしてもそれが国有化社会主義とは言わないよね?

573 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:15:34.74 0.net
>>567
新自由主義というのは実際には
大企業や特定のベンチャー企業への有利な経済環境を整備する
大規模な政府主導の政策的誘導であった側面があるよ。

574 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:16:33.96 0.net
>>571
程度の問題だけど市場で生き残る力もなく従業員を養えないのに無理に生きてる企業は引導渡すのが原則だと思うよ。

575 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:17:48.67 0.net
アメリカの軍産複合体こそ、
コーポラティズムの最たる例なんじゃないかと思う。

576 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:20:09.77 0.net
>>574
そりゃそうだわな。労働安全衛生法とか守ってない可能性もあるしな。
ところで、法務省によると懲役刑と禁固刑が統一されるらしい。
市場からの退場を命ぜられた資本家と労働者は、
産業振興のために再教育を犯罪者と一緒に受けないといけなくなるかもしれないな。

577 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:21:09.01 0.net
>>573
新産業育成するのに政府が関わらないのは政府の仕事をしてないということだし、新自由主義の市場の自生的秩序は単なるフィクションだよ。
ただ国有化(笑)は当然問題外(笑)

578 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:24:36.71 0.net
どうでもいいけど、経産省って省風として絶対チャラいよな。民間の人間と似てそう。
そんなんだから塾高つながりの腐れ縁で犯罪者が入省するんだろうな。

579 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:29:09.23 0.net
経産省的産業立国と財務省的財政均衡主義って
お互いどれくらいうまくやって行けるのやら。

580 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:29:59.99 0.net
アフリカ諸国は資本主義=帝国主義と思ってて独立時に多くのアフリカ諸国が主要産業を国有化したがそれが長くアフリカの貧困を招いた。

581 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:34:01.35 0.net
昭和50年代には国家独占資本主義と言われてたんだよな。
で、それが限界に来て新自由主義が台頭すると。

582 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:39:38.51 0.net
>>579
経産省はどちらかというと政府介入主義のケインズと相性が良くて、財務省はどちらかというと政府不介入で小さな政府の新自由主義と相性良いかもね。

583 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:40:07.43 0.net
東電は国有化しても仕方がないと思う。

584 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:40:47.74 0.net
>>572
ググれば見つかるはずだよ。
イーロン・マスク氏はその件でずいぶんとメディアにいじられてきた。

585 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:44:50.54 0.net
>>581
青木昌彦はかつて姫岡れいじのペンネームで国家独占資本主義についての論文を書き、それがブントの理論的支柱になった。

しかし青木は後々あれは間違いだったと述べていたのでは?

586 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 20:49:08.66 0.net
>>585
国家資本主義の概念は、
60年安保世代の青木昌彦ではなく、
60年安保も70年安保も東大教員として過ごした大内力によるものだと思ってたけど。

587 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 21:00:20.75 0.net
まあ、大内と青木は教員と学生の関係だったんだろうな。

588 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 21:08:09.65 0.net
>>580
その主張になんらかの根拠はあるの?

マルクス経済学者の場合、史的唯物論に基づいてそれぞれの経済発展の水準と
それに適応した経済制度の構造があるという仮説を立てるだろうと思う。

普通に考えてインフラ産業促進の国家的プロジェクトは
インフラが整っていない低開発諸国にとっては資本主義的発展の土台を作り出すため、
ある種の本源的蓄積様式の役割を果たす。

その役目を終えると、その土台の上にやっと資本主義的成功が成り立ちやすくなり、
次の局面へと移行することができるようになる。

資本主義が成功するには国家のテコ入れが必要だった依存関係を示している。
ブランコ・ミラノヴィッチ氏の「キャピタリズムアローン」や
ハジュン・チャン氏らが論じていたことだけれども。

589 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 21:08:33.49 0.net
警察と財務は国体を守る、経産はは国を栄えさせる
っていうイメージだな。

590 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 21:12:21.20 0.net
今日は斉藤幸平の再放送の日。

591 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 21:13:07.18 0.net
>>572
それも一種の社会主義だよ。
マルクスやエンゲルスの時代には社会主義は
資本主義に対する多様な修正主義を指していた。

グリーンニューディールもそう。
ニューディールの時代は主要な先進資本主義諸国が
社会主義との混合経済を追求した時代だった。
その流れに反して民営化を行ったのがファシズムやナチズムだった。

592 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 21:20:09.67 0.net
宇野経済学的に、原理論→段階論→現状分析
のうちの段階論ほど難しい感じが。

593 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 21:26:29.28 0.net
大内力の『国家独占資本主義』が1970年の出版だから、
国家独占資本主義という言葉が盛んに使われていたのは昭和40〜50年代だな。

594 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 21:30:08.80 0.net
国家独占資本主義はレーニンを想起するね。
「金融主導の資本主義」論と関係があるよね。

アメリカの政治経済学者マイケル・ハドソン氏あたりは
産業資本主義とは対照的に金融資本主義を封建制への回帰現象だ
と見ているらしい。

595 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 21:38:13.97 0.net
>>594
江戸時代辺り、
商業資本が農民や零細工業者にお金を貸し付けて・・
というイメージは浮かぶな。

596 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 21:40:55.83 0.net
GAFAMも基本的には国家同様に独占的市場を確保したことで成功を手にしている。
アダム・スミスの時代の牧歌的分業の世界はマルクスの時代には終わり、
レーニンの時代には国家独占資本主義論が登場する。
ニューディールでピークを迎える。
資本主義の黄金時代と呼ばれたが、それは市場と国家の混合経済的資本主義だった。
ただしその黄金時代も短命に終わる。
新自由主義は行き詰った資本蓄積(利潤追求)を国家がテコ入れする別のバージョンだった。

597 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 21:47:41.65 0.net
産業資本主義は労働力とイノベーションがその推進力だけど、
金融資本主義と封建制は独占に基づく賃貸料経済。

598 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 21:54:32.24 0.net
>>561
GAFA自身がベンチャー企業としてイノベーションにどこまで貢献したかについては
疑問符をつける見解もあるけどね。

599 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 22:04:04.35 0.net
>>506
世界の名著の抄訳は、理論を把握できるという意味で名訳と言えるが、残念ながらマルクスの息吹が伝わってこない。

600 :考える名無しさん:2021/12/27(月) 22:08:24.23 0.net
時に、労働関係の公的機関、法令に関するwikipediaの記事からは、
関係者の熱意と情熱がすごく伝わってくる。
いわゆる「中の人」がおそらく編集しているのだろうな。

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