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ウィトゲンシュタイン 5
- 135 :存在の不穏な転覆:2023/12/09(土) 01:07:05.35 0.net
- 物事を「存在者」たらしめる特性には、つねにすでにその「ひっくりかへし」の潜在性がともなっている。
この「ひっくりかへし」の潜在性により、存在が、それに先立つ臨/隣在性を秘めていることが知られる。
「臨/隣在なくして存在なし」とは、分かりやすい喩えを用ゐるなら、「比なくして、数は存在しない」ということだが、この喩えには、まだ大きな問題がある。
それは、「比」は、ただちに「対比される二項の存在」を想起させてしまうことだ。
しかし、「臨/隣在性」とは、特性の付加がひっくり返し可能に作用することであり、その意味では、むしろ、先に存在者の「何らかの特性」を想定して、その「ひっくりかへし」を考へてみる方がイメージしやすい。
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