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日々雑記 in哲学板 その5

191 :考える名無しさん:2024/02/25(日) 10:14:37.34 ID:0.net
例えば、今回、キッチン・フロアに落ちたグラスは、幸いなことに割れることがなく、フロアに凹み傷を残しただけで済んだ。
したがって、フロアに凹み傷が出来てしまったことは、もはや取り返しがつかないものの、大局的に見れば、誰にでもよくある「小さな『事故』」に過ぎない。

グラスを落とすだけでなく、調理と片付けの作業にともない、キッチンのフロアに不可逆的な汚れや傷がついてしまうことは確率的によくあるであると言える。
だからこそ、フロアを保護するためにキッチン・マットを敷くのである。
自宅の場合、使っているキッチン・マットが小さく、その範囲外にグラスが落ちたからフロアに凹み傷が残ったのだ。
では、仮に、今回、キッチン・マットが十分に大きく、その上にグラスが落ちていたとしたらどうだろうか。
おそらく、同様にグラスが落ちても、やはりグラスが割れることはなかっただけでなく、フロアに凹み傷がつくことさえなかった可能性が考へられる。
すると、どうだろう、同じようにグラスが落ちるという現象が生じたにもかかわらず、それは、「小さな『事故』」とすら認識されず、単にグラスが落下したという「出来事」として捉へられただろう。
この「事故」と「出来事」の対比は、哲学的にとても重要である。

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