■ソニーに分割案ｗ

It's＠名無しさん

http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324582304578487760489708982.html

　米資産運用会社サード・ポイントのダニエル・ローブ最高経営責任者（CEO）が、ソニーに対し経営改革案を
示し、エンタテインメント部門の分社化を提言した。

　少し前なら、「黒船」「外圧」などとメディアが騒ぎ立てたニュースだが、もうそんなことを言うところはないだ
ろう。なぜならソニー、パナソニック、シャープを始め、日本の電機メーカーが構造改革を迫られていることが、
誰の目にも明らかだからだ。

　ローブ氏の提案で思い出すのが、ソニーやほかの日本の電機メーカーを支配する「テレビ」に対する異様な
神話だ。

　昨年1月に開かれた世界最大の家電ショー、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー（CES）で、ソニーの
ブースに行って驚いことがあった。携帯ゲーム端末「PS Vita」が展示されていたが、このゲーム機は当時、日
本で発売されたばかりで、北米での発売はCESの翌月に予定されていた。CESは北米で初めて発売前に本物
に触れるチャンスだったわけだが、前日のソニー記者会見では一切これに触れられずじまいだったのだ。

　なぜか。恐らくゲーム機は日本の家電業界の中では未だに家電ではないからだ。CESではテレビとカメラが
「花形」であって、ゲーム機は主役たり得ない。サード・ポイントのローブCEOは、こうした固定してしまった発想
に対し、ソニーにエンタテインメント部門の分社化を求め、改革を迫っているのだろう。

　ローブ氏が分社化の対象に挙げたのは音楽・映画部門だが、書簡で「事情を知らない者の多くは、ソニーは
エレクトロニクス会社でありながら、現在の価値のほとんどを隠れた宝石、つまりエンタテインメント部門から得
ていることに驚くだろう」と指摘。会社全体としての価値がどこから生まれているのか、明確にすべきだとしている。

　今年1月のCESでも、ソニーはじめ、パナソニックなど日本メーカーのブースで、新製品が並んでいても、何と
なく「目新しさ」を感じなかった。それは、テレビやカメラが中心で、家電の並んでいる順番や見せ方が従来とあ
まり変わっていなかったからではないか。

　対照的に、サムスン電子やLG電子が目新しく感じるのは、単に家電の世界最大手群として