Foxconn グループは3月に CMO(奇美電)、Innolux(群創)、TPO(統宝)の3社合併を実現し、新たに「新 CM O」を誕生させた。新 CMO は出荷量規模で AUO を上回る台湾最大のパネルメーカーに浮上するとされ、 下流のアッセンブリー事業の拡大が至上命題となっている。
ソニーのスロバキア工場売却後、同工場の従業員は引き続き Foxconn に引き継がれる。同工場は今後も欧 州市場向けにソニーブランドの液晶 TV 生産を行う予定だ。
ソニーの2009年度液晶 TV 出荷目標は1,500万台だが、2010年度は5割り増しの約2,300万台を目標に掲げ ている。急激な出荷量拡大とシェアの拡大、さらにコストの低減を同時に進めるために採った戦略が台湾 E MS/ODM 企業との戦略提携である。ソニーの2009年度液晶 TV 外部委託生産比率は約2割程度と見られ ているが、2010年度はこれを倍増の4割にまで拡大する。