山形の高校★その16

名無し行進曲

意地でも村山地区を押したい方々、もうそろそろネチネチした扱き下ろしとあからさまな身内の庇いだては止めませんか。

何年も何年もそうした態度をとり続けるのは見苦しい負け惜しみですし、あなた方の鑑賞眼のなさを晒し続けるだけです。

それなら演奏の出来を‘音楽的知見’から捉えて具体的な指摘の一つもしたらどうですか。

今年の山形県吹奏楽界で一番活躍したのは鶴岡東高校なのは、プロの音楽家だけでなく｢全国のブラスファン｣やその演奏に力を得た甲子園での選手の活躍を見た｢全国の野球ファン｣が認めています。

まして今や吹コンに比肩する大会で、全国や東日本で金賞に輝いた団体を‘繊細さを極めた’演奏で上回っての｢全国2位｣は、山形県吹奏楽史上最高の快挙です。

あるコンサートの運営スタッフとして日常的に関わっている身から言えば、彼らは常に‘プロ奏者’のする細やかな手入れを欠かさず、何も言われなくとも相手の役に立つ行動を考えつつ率先してします。

こうした‘上手い演奏’へと繋がる姿勢が‘人間力’をも高め、この所の素晴らしい成果になっているのを直に見ているのでしょうか。

夏の甲子園での野球部の試合を‘いくつも大会を抱えている’のに倒れそうになりながら一生懸命に応援演奏で励ます吹奏楽部の姿を見て、3回戦(vs関東一高)のあった日には鶴岡市民13万人挙げての｢大応援｣になりました。

そして街の機能が実質的に止まる中でいきなり｢タクト鶴岡｣を全て解放しての‘パブリックビューイングの開催’にまでいたりました。

この事実が｢一吹奏楽部の活動｣が地域全体を動かすほど高く支持されている何よりの証拠ですし、ここまで影響力を持つ今の山形県バンドなどあるでしょうか。

音楽とは、相手を貶めて自己満足にひたる’道具‘ではありません。

たとえその相手が｢田川｣であろうと、演奏や結果が及ばなかった｢村山｣が率直に‘負け’を認めた上で、より聴衆に感動を与える演奏を創るべく｢良きライバル｣として切磋琢磨しつつ共に高まっていく姿こそ真っ当なものです。

我々ブラスファンも、そうあるべく何がしかの心を配る言動に及び、もっと感動的な演奏を多く聴ける様にしませんか。

良心からの今の気持ちから出た長文ゆえに、あしらかず。