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ギリシア風に無知と偏見に満ちた歴史を記述するスレ

1 :世界@名無史さん:2012/04/02(月) 23:41:28.83 0.net
東の海の中に小さな人々が住む島がある
彼らには、青年期と壮年期がなく少年の姿と大きさのまま成長が止まり
年をとるとそのまま老いて、老人になっていく
彼らは肉も乳も口にすることを嫌い、代わりに豆ばかり食すためこのような奇妙な成長をたどる

宗教は、カミとホトケという二つの神に大きく人気が集まる
カミは太陽と豊穣を司る女神であり、山の上などに簡素な祠が建てらている これはデーメテールが間違って伝わったものだろう
ホトケは死後の世界を司り、珍妙な呪文を捧げることで幸福な死後が与えられる 街中に立派な神殿がたくさん建っている これはハーデスのことであろう
他には、ジゾウ、テング、ゴセンゾサマなどの神も崇められている

79 :世界@名無史さん:2012/04/20(金) 22:46:33.79 0.net
>>74
ロシア革命〜ドイツ再統一

>>75-76
ナポレオン一世

>>77
高校野球

>>78
ヘタリア

80 :世界@名無史さん:2012/04/21(土) 01:25:39.50 0.net
奴隷・・・・ 自由のない彼らを哀れむ輩もいるがそれは一面的な見方であり、多くはポリスの城壁を一歩も出たことがない女子供の戯言だ
私のように世界中で蛮族を捕え、多くの奴隷を送り出した経験豊かな人間からすれば、奴隷は幸福であると断言できる。
彼らが蛮地で暮らしていた時は、動物と変わらぬまさに哀れな生活であったが、奴隷として我らに仕えることで立派な文明都市の中を生きることができるからだ。

仮に、我らが神々に召され天上で美しい男神や女神に仕えることが出来るとしたらどうであろう?誰もがその喜びに打ち震えるだろう。
奴隷はそういうものである。本来なら、我らギリシアが生み出す知と美と力に仕えられることに喜び感謝するのが道理あるが、
その道理を弁えないところが、蛮族が蛮族である所以であるので仕方ない。まことに無明なことである。

仮に奴隷を皆解放すればどうなるか?その愚かな選択をした国がある。
その国にアブラームという男がいた。名前の通りあの忌々しい傲慢なユダヤ人である。
アブラームは貧しい家の生まれで、奴隷を買うことができなかったため、奴隷がするような仕事を自分でやるしかなかった。
そのため奴隷を持つ家を妬みながら育った。
アブラームはは家は貧しかったが頭は悪くなかったので、大きくなると法を学び、やがて政治の道に進んだ。
はじめはまったく当選できなかったが、だんだんと力を伸ばし、遂には国の最高権力者に選ばれる。
その途端、かれらは幼い頃の恨みを満足させるため、すべての民に奴隷の所持を禁止する法を立てる暴挙に出た。


81 :世界@名無史さん:2012/04/21(土) 01:26:29.11 0.net

当然多くの人間が反発する。奴隷を持つ権利と奴隷を買った資金を捨てろと強制されたのだから、自分の家を燃やせと国に命じられたようなものである。
そして、国はアブラームに従うものと反発するものの2つに分かれて互いに争った。アブラームの小さな妬みが、同じ国の人間で殺しあう大きな戦争にまで育ったのだ。
このまったく無意味な戦いは、意外にもアブラームの勝利で終わる。勝てば解放されると信じた奴隷達が奮戦したからである。

そしてその後、当然のように国は大きく荒廃した。解放され働く場所を無くした奴隷が街に溢れ、略奪や盗みを働くこととなったからである。
多くの人間は、街にすめなくなり、皆郊外に逃げ出して新しい家を建てざるを得なかった。奴隷ばかりか家も失ったのである。
命をかけて奴隷のために戦ったはずの人間が、その奴隷に家を奪われる。皮肉ではない。少し考えればわかる当然の事態である。奴隷とはそういう連中なのだから。

おかげで人々はみなアブラームを恨んだが、かれは一向に気にせず毎日劇場に出かけては享楽を得ていたが、遂には民の一人に暗殺された。

この国の末路は伝わっていないが、この混乱のために衰退し滅亡したことは想像に難くない。
奴隷制とは、何百年もかけて培われてきた適材適所のための知恵である。我ら優れたギリシア人が哀れな蛮族を活かす効率良い社会制度なのだ。
その先進的な制度を、一時の感情のためにかなぐり捨てては、過去の無知な時代に後退するだけである。
父祖たちがだんだんと大きくしていった家を打ち壊すようなものである。アブラームが滅ぼした愚かな国のような道を辿ってはならないのだ。

82 :世界@名無史さん:2012/04/21(土) 12:31:20.61 0.net
この世で最も古い民族はなんであろう?
最初の人間が生まれた地はどこであろう?

あるものはエジプトだといい、ある者はメソポタミアであると曰う。
プサンメティコスは残酷な実験によってプリュギア人こそ最古の人類だと主張した。

私は考える。すべての人間の父祖となる民族なら、あらゆる民族となにかしらの共通点を持つのではないか?
ちょうどのそのような民族の話を聞いたことがある。
東の小さな半島に暮らす民族で、かれらは隣国にゲルマン人は彼らのようだ。彼らはケルト人のようだ。イタリアに住む人間とよく似ている。ユダイヤ人の性質と瓜二つだ。
とよく言われている。
そして我らギリシア人とも似通っている部分があると讃えられている。
このように多くの民族と共通するものを持っている民族は他にない。

彼らこそ我らの父祖であり、彼らのすむ地こそ全ての人間の故郷なのではないか?
それどころか、世のあらゆる道具や文化の元々は彼らが生み出したと、彼らと彼らの隣国は賞賛している。
いやこの世の始まり自体が彼の地からであると隣国は声を大きくして主張する。
隣国はこうも言う。彼は人間ではなくもっと別の何かである と畏れていさえいるのだ。

私は彼らと隣国の言うこと全てを頭から信じるきはないが、彼らが偉大で非常に古い民族であるのは間違いないようである。

83 :世界@名無史さん:2012/04/21(土) 16:45:34.35 0.net
世界の人類とその文明はギリシャで生まれ、世界中に広まったことは、今では定説となっている。
神話を紐解いてみても明らかなように、アルゴスの河神イナコスの子孫にイオがいた。
彼女はナイル川のほとりに来てイシス女神となり、息子エパポスはメンピスに都を定め、
その子孫がエジプト、リビア、フェニキア、エチオピア、アラビア、アッシリアの王となったという。

また、メディア人はイアソンがコルキスの王女メディアに生ませたメドスの子孫であるし、
ペルシア人はペルセウスとアンドロメダの息子ペルセースの子孫である。
さらにリュディア人とスキタイ人、インド南部のパンダイヤ人は、ヘラクレスの末裔である。
西方に目を転ずれば、イリュリア人の祖はカドモスであるし、テュルセノイ人はリュディアから移住したもので、
ラテン人はオデュッセウスの子孫、ローマ人はアイネイアスの子孫と称している。
ガラティア人とケルト人は、ガラテイアとポリュペモスの子孫である。
その他にも多くの民族が、ギリシャ人の子孫だと彼ら自ら認めているのだ。

84 :世界@名無史さん:2012/04/22(日) 01:20:33.39 0.net
物質を分けていくと原子になるがそれを分ければどうなるのかを知りたくなるのが人情である。
アルプスの北、ゲルマン人の地にミアペトラというヘブライ人がいて、原子を分けるととてつもない力が生じることを突き止めた。
それを聞いた人々ははじめ馬鹿にしていたが、試してみると船でも街でも粉微塵に出来る事が分かった。
諸国は競って原子を分ける仕掛けを作り、弓矢につけて飛ばせるようにもしたが、あまりにもその力が大きすぎて戦いに使うと世界が滅びることがわかり、実験を見せて自国の力を誇示するのに使うようになった。

85 :世界@名無史さん:2012/04/23(月) 23:26:43.27 0.net
ヘラクレスの柱を過ぎて数十日の海路、遠い西の海の彼方に大きな国がある。
この地にはさまざまな民族がおり、珍奇な信仰や蛮族文化を発展させているが、
その中でもディオニュソスの祭祀が盛んである。
最もよく知られ、人気がある遊女(ヘタイラ)は、珍妙な衣服をまとい、
忘我の踊りに狂うバッコスの信女である。歌よりも扇情的な衣服の方に注目
が集まる。この遊女はどの男にも属しておらず、レスボスの女たちの一人
ではないかとも噂される。
もう一人、これは髭も生えていない十代の若者であるが、甲高い声で歌うと
少女たちが絶叫し涙を流す。ヘラスであればアルキビアデスのように年長の
念者たちにさぞかし言い寄られるだろうが、この国では娘たちが金と力を
持っているので、男どもはなかなか近づけない。
その憂さ晴らしかどうか知らないが、一部にはたいへん不評である。
そのほかにも数え切れないほどの遊び女や「スピントリア」の類がいる
のであるが、この辺でやめておこう。

86 :世界@名無史さん:2012/04/23(月) 23:31:59.21 0.net
J・ビーバー、レディ・ガガですな

87 :世界@名無史さん:2012/04/25(水) 02:33:08.54 0.net
>>84

ミアペトラ…
アインシュタインでつな。

アインシュタインというドイツ語は、訳せば「ひとつの石」。

88 :世界@名無史さん:2012/05/05(土) 17:04:42.26 0.net
上げ

89 :世界@名無史さん:2012/05/07(月) 23:09:30.19 0.net
奇怪な秘密結社があった。捕虜を改宗させ、妖術で奇妙な手術を施し、醜い獣の
格好をした強力な重装歩兵を作り上げたのである。戦士は火を吹いたり、毒を
撒いたり、あらゆる奇抜な攻撃法を編み出していた。それに黒づくめの衣装と
覆面をつけた軽装の補助兵が従った。
結社の長は人前に姿を現さず、ただ僭主のような威厳ある声で命令を下した。
その前ではすべての将軍や戦士が震え恐れたといわれている。
なぜか子供を目の敵にし、襲って誘拐し、人質に取ったりしたが、ほとんどは
奪い返された。そして組織を裏切って離脱した少数の戦士に敗れ、最後は
崩壊してしまったのである。彼らの決め技は、高く飛び上がり、落下の勢いを
加えて相手に蹴りつけるというものであった。なお彼らはかけ声とともに一瞬で
甲冑をまとう早業も身につけていた。
不思議なことに、この組織と戦いは誰でも知っているのだが、公式の歴史には
全く残っておらず、ただ民間の伝説としてのみ伝えられている。

90 :世界@名無史さん:2012/05/08(火) 00:14:18.50 P.net
東の海に四つの大きな島と無数の小島からなる国があった
その四島で最も西に位置する島の北方に巨大な大陸から南に突き出た半島があった
この群島の住民と半島の住民はとても仲が悪い
揉めごとが起こるときには落ち度はほとんど全てが半島の住人側にある
半島の住人は群島の住人に対し嘘をつき無礼な態度を取り金を無心する
この半島の住人の悪行は他の国にも伝わっていた
気がつくと半島の住人は周囲の全ての国から蛇蝎のごとく嫌われていた
半島の住人は周囲の国の歓心を買う方法はないかと考えた
自分たちの振る舞いを反省し、率直に謝罪することなど思いもつかなかったようだ
そうして半島の住人は若い男女に歌と踊りの訓練を施し周囲の国に使節として送った
しかし半島は世界有数の醜男醜女の産地だった
歌と踊りも他国に見せるような水準のものは存在しなかった
それらの対応策として半島の住民はどうしたか
群島から美形の住人を攫って顔を剥がし、使節の男女に奇術で新しい顔を貼り付けた
また海の向こうの歌と踊りの盛んな国から歌舞の粋を盗用して創作したと主張した
こんな有様であるので周囲の国の住民は使節の虚構を見抜いて全く相手にしなかった
ところが奇妙なことが起こった
本来は最も半島の住民を忌み嫌っているはずの群島の住人がなぜか使節を歓迎した
この群島はそれからほどなくして歴史から消えた
歌舞も国の守りの一部であることを忘れた民の末路は哀れである

91 :世界@名無史さん:2012/05/08(火) 00:53:23.35 0.net
>>89
仮面ライダー?

>>90
「日本人的な顔」が美形とされるニダー半島…
整形大国…

さてニダー半島の神話では、
天帝と「熊女」の間に生まれた子供こそ、
朝鮮民族の先祖・檀君であるという。

ゼウスとカリストの間に生まれたアルカスのようなものか。


92 :世界@名無史さん:2012/05/15(火) 19:27:07.88 0.net
ギリシア風に無知と偏見に満ちた歴史を記述するスレ
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/whis/1333377688/l50

93 :世界@名無史さん:2012/05/16(水) 01:09:25.62 0.net
和風、朝鮮風、中華風、インド風、アラブ風、マヤ風の記述もよろ

94 :世界@名無史さん:2012/05/16(水) 02:35:32.34 0.net
條支の北西に丙羅があり、大秦に服属している。また阿隗、夷温ともいう。
阿填、酪代門、抵吠、斡豪などの小国が数十ほど分立し、大秦の将軍がその上に立って治めている。
東には亜細国があり、北には摩掲頓国があり、西には委陀離国があり、南に大秦の都がある。
各々の間は海で隔てられているが、ただ北だけは地続きで、大海に突出している。
また南の海中には狗栗国があり、東西に長く伸び、山々が連なっている。

丙羅の田土はおおむね貧しく痩せ、僅かな粟麦や果樹を植えるが、腹を満たすに足りない。
それで他国から粟麦を買い、舟で運んで来て食する。自国は油や壷を売り出す。
民は商売に長じ、わずかな利益を巡って論争する。
その言葉は勇壮であるが、臆病で戦を嫌い、これもまた他国に頼る。
古来安息、摩掲頓、大秦に次々と服属して、商利をわがものとしたので、
條支より西では言語も文書も丙羅のものを多く用いている。

95 :世界@名無史さん:2012/05/16(水) 02:50:55.82 0.net
東の最果て、小さな島国ではパソコン内の疑似女性を崇拝し、時折数万人が集まる大規模な儀式をを行う。
彼らは「みっくみくにしてやんよ」という呪文を唱えて臭気を発する植物を手に踊り狂う。

彼らの宗教にはいるには、まず服装から整えねばならない。
なるだけ風呂に入らず臭気を発するのを基本とし、肥満気味の体型を理想とする。
全員がメガネをかけ、チェックのシャツ、ジーパン、リュックサックという具合である。

疑似空間においての彼らの武勇はヘラクレスも及ばず、アポロンですらたじろぐ。
その舌鋒は鋭く、時に興奮のあまり自らも刺貫く事がしばしばであるが、[doqon]と呼ばれる生命を特に忌み嫌い、攻撃する。

稀に訪れる街角などで、彼らは「エヴァ」などの意味不明な呪文を唱えながら練り歩くが、
[doqon]に遭遇すると、そっと自身の気配を周囲に埋没させ巧みに建物の陰に音も無く移動し
[doqon]に自身の存在を気づかせない驚くべき能力を持っている。




96 :世界@名無史さん:2012/05/16(水) 09:30:45.47 0.net
>>94 サンクスです。
板の常連さんと違って基礎的な知識がないので、なかなかヘラスが相争い、パルティア、マケドニア、ローマに服属した
と解する事ができませんでした。やっぱり世界史住民以外は古代ギリシャ極めた奴でないとすぐ読めない。
私はまだアテネとテーベくらしか分からない。世界史住民の多くは初歩的な知識があるからもっとすらすら読める。
東がアラビアではなくアジアだからフェニキアや古代ユダヤの事ではない事は理解できたが、エジプトのアテン神とか思い浮かべたりして、
最初はギリシャと特定する事さえ難しかった。世界史板入門テストみたいなものだ。
>>95 最高ですねw

97 :世界@名無史さん:2012/05/16(水) 15:07:21.64 0.net
東方のスキュタイ人らの住む平原の果てには、大洋が広がっており、
その大洋から船でさらに東方へゆくと、比較的大きな島々が連なっているという。
神々の黄金時代以来、平原の果てに住む部族と島々に住む部族との間には往来が多く、
毎日、互いの部族の者らが、アルゴを想起させるほどの大船に乗り込んだり、ダイダロスが製作した翼を身に着けたりして、
交易や勉学や行楽のため、また、歌唱と舞踊に優れた神官や巫女としてアポロンやムーサの神託を伝えるため、
互いに大洋を渡っているという。

彼ら東方の部族のうち、特に若者の間には、奇妙な儀式を伴う習俗があるという。
琥珀(エレクトラ)が詰められた箱を、多くの若者が持っており、
彼らは、己の思いを書き記したオストラコンを、神託を求める章句を唱えながら、琥珀の箱に投げ入れるという。
島々の部族の者の章句には「二つめの水路へ」という文言が多く使われており、
平原の果ての部族の者の章句には「デルタとカッパの内側へ」という文言が多く使われているという。
すると、世界のどこかに隠し置かれたパンドラの箱の蓋が開き、
彼らがオストラコンに記した願望が、ガイアの統べるところ全てに遍く広がってゆき、
それからしばらく待っていると、同じく琥珀の箱を持っていて神託を受けた者たちからの言葉が、
そのオストラコンに書き記されるのだという。

しかし、彼らが開こうとするものは、かのパンドラの箱であり、
彼らが世に広めようとする願いは、過剰な欲望や悪徳にとらわれたものであることも数多く、
しばしば、危険な神託が下されるという。
また一説には、彼らの琥珀の箱には、琥珀とともにヒュドラの血が注がれているのだともいい、
彼らがオストラコンを投ずるたび、箱から飛び散ったヒュドラの血が彼らに降りかかって、
オストラコンを投じた者の正気を次第に奪っていくのだともいう。

98 :世界@名無史さん:2012/05/16(水) 15:17:00.81 0.net
>>97の記述に続く。

それゆえ、彼らの間では「降りかかる血を避ける分別を持たねば、正しき神託は得られない」という言い伝えがあるとされるが、
琥珀の箱が次第に部族の間で数多く出回るようになり、
年端もいかない子供や、何らかの強い不満を抱えた者たちまでもが、この習俗にたびたび浸るようになったため、
マルスやディオニュソスやパンの神託を受けた者たちが、そのまま行うと危険極まりない章句を返して来たり、
ヒュドラの血を浴び過ぎた者たちや、アクタイオンやピュグマリオンのような者たちが、
神託の意味を取り違えたり行動の中庸を失ったりして、
様々な騒ぎを起こすことも少なくないという。

そうした危険な神託が下るときには、
ゼウス、アポロン、ヘラあるいはアテナやヘラクレスから下された神託によって、
その内容や意味するところが或る程度抑制されたりもするが、
ヒュドラの血を浴び過ぎてしまった者は、特にマルスからの神託こそがこの世を動かす全てであると思うようになってしまったり、
その琥珀の箱こそが神々の与えたもうた絶対至上の宝物であると思い込んだりしてしまうのだという。

既に述べたように、交易や勉学や行楽などで彼ら部族間の往来は毎日行われているため、
実際に対岸の部族の者たちと接したことのある者の間では、
好意的で穏健な付き合い方ができることが、互いに充分に知られているうえ、
また、対岸の部族の芸術や飲食物などを愛好する者も互いに非常に多く、
また、互いに交易をしなければ部族が立ち行かなくなることも、双方で充分に認識されているのであるが、
琥珀の箱からヒュドラの血を浴び過ぎた者たちは、琥珀の箱から下されるマルスの神託に記された、
「対岸に住んでいる者たちはテューポンやメデューサの類ばかりで、対岸から渡ってくる巫女どもはみな人をたぶらかすセイレーンだ」
という章句にとらわれ、
家族や己の部族の中で、また対岸の部族との間で、
数多くの者たちをたいへんに困惑させているのだという。

99 :世界@名無史さん:2012/05/16(水) 22:21:39.71 0.net
>>97を訂正す。

琥珀(エレクトラ)
 ↓
琥珀(エレクトロン)

100 :世界@名無史さん:2012/05/17(木) 01:10:03.97 0.net
ネトウヨ、ネトサヨでありますかw。

>>95

>パソコン内の疑似女性を崇拝し、時折数万人が集まる大規模な儀式をを行う。
>彼らは「みっくみくにしてやんよ」という呪文を唱えて

>全員がメガネをかけ、チェックのシャツ、ジーパン、リュックサックという具合である。



せめて
「カラクリ箱の中に住まうイコンを崇拝する、堕落したピグマリオン」
「魅苦魅苦にして進ぜよう」
「すべての者が目にレンズを掲げ、格子縞の上着を纏い、藍染めの綿布の股引を穿く。
なお、この股引は石で擦り上げて色を落としたものが最上とされる。」

これくらい「高尚」に書いてほしかったなぁ。



101 :世界@名無史さん:2012/05/17(木) 01:51:44.29 0.net
クレストスの信者が説くエウアンゲリオーン(よき知らせ)なるものは、
われわれ常人にとっては忌まわしき知らせであって、神々を冒涜する野蛮な教えに他ならない。
彼らの神殿の地下には、十字架にかけられた血まみれの魔神が祭られており、
「人の肉を喰らい血を飲めば、不死の生命を得る」という魔神の教えに従い、野蛮な祭礼が催される。
彼らは年端もいかぬ少年少女を、その母親にまたがらせ、これを担いで練り歩く。
母子同士が行き当たると戦いとなり、互いに雄たけびをあげながら殺しあう。
どちらかの母子が死ぬと、その屍はばらばらに引き裂かれ、みなで生のまま食べてしまうという。
このような邪教の信者どもは、互いに喰らいあって滅びるのが正しい神の裁きであろう。

102 :世界@名無史さん:2012/05/17(木) 01:58:06.26 P.net
東の海に四つの大きな島からなる国があった
その四島から南西の方角に数百の島からなる群島があった
この群島は古代より紛れもなく四島の一部であるが
古代は別の国であったとの古文書を勝手に作って
群島の独立を謀ろうとする現地の土人たちが後を絶たない
またそのような謀に加担する四島の住民も後を絶たなかった
四島の領主は四島の住民からかき集めた税を使って
ほとんど生産性のない群島に道路や病院や港や学校を作った
群島の土人たちは四島のお陰で皆が読み書きと数字を覚え
毎日のように白米と豚肉が食べられ人生が二十年ほど延びたが
むしろ四島から虐げられているという妄想に取り憑かれている
>>5
>>90
で書き記された四島の対岸の半島の住人たちとこの群島の土人たちは
逆恨みからなる四島への怨恨を持つことで双子のように心持ちが似ている
また四島の一番北にある島のみに暮らす眉毛や胸毛の濃い土人たちも
半島の住人や群島の住人と似た心持ちであるがそのことは別の場所で記す

103 :世界@名無史さん:2012/05/17(木) 01:58:51.77 P.net
>>102の記述に続く

四島と群島の西には盗賊集団が支配する大国があり
この西の大国が唐突に群島は自分たちの縄張りだと言い始めた
西の大国に男を全て殺され女を全て犯され瘴気で土地を汚され
寺院を燃やされ言葉を奪われた小国の例は枚挙に暇がない
四島の領主たちは東の彼方にある大国に相談を持ちかけた
東の大国の僭主と兵は独特の理屈の善意にあふれていた
東の大国の僭主は自国の利益を省みず群島に兵を遣わすことを約束した
四島の領主たちは群島に兵を住まわすための砦の建てた
ところが群島の土人たちにはこのことの意味が全く理解ができなかった
そして砦の前に群れて座り込んだり四島から狂人を呼んで歌い踊って大騒ぎしたり
東の大国の兵に土人の下女が無理に迫って契ったのを兵のみが悪いといきり立ったり
東の大国の兵が溺れた四島の住民を助けたことを罵る紙をばらまいたり
東の大国の官吏の土人たちへの全うな諫言に怒り狂って官吏を群島から追い出したりした
そして揉めている最中に四島の領主が新しく代わった
西の大国贔屓の新領主は東の大国の恩に糞尿を投げつけて返す狂人であった
東の大国は呆れ果てて群島からの兵を引き四島との付き合いも控えるようにした
四島の住民は新領主の狂気を察して慌てて領主をまた新しく代えたが手遅れであった
程なくして群島どころか四島までも西の大国の一部になった
男は殺され女は犯され土地は奪われ四島独特の絵物語も全て燃やされた

「頼りにする国を間違えてると国が滅びる」
「蒙昧な土人たちを甘やかすと国が滅びる」
この二つがこの話より読み取るべき教訓である

104 :世界@名無史さん:2012/05/17(木) 02:06:07.82 0.net
ギリシア風に無知と偏見に満ちた歴史を記述するスレであって
日本風に無知と偏見に満ちた歴史を記述するスレじゃねえだろw


105 :世界@名無史さん:2012/05/17(木) 22:00:53.85 0.net
>>95の人の内容を少し直すなら、こんな感じかな。


東方の果てにあるという小さな島国では、
その国の北方に産する琥珀で作られた、
少女の姿の操り人形を崇める信者が多いといわれる。
その操り人形は、まさに我らが知るところのピグマリオンのそれのごとく、
音楽神アポロンの力により、みずから歌を唱いつつ舞い踊るものとなったのである。

一方、別の伝承によれば、この操り人形は、実は古の戦において、
ヘラスからバルバロイが奪い去った、勝利(ニケ)女神の像だったのだともいわれる。
そのため、この操り人形の信者らは、この操り人形が好んで唱う「勝利 勝利(ニケ ニケ)」という歌詞を、
自分たちの信仰のしるしとして、常に口ずさんでいるといわれる。
また、奇妙なことに、この操り人形は、常に長葱を手に取り、これを振って舞い踊るといわれる。
これについては、バルバロイたちがニケ女神像を略奪して東方へ帰還する際、
長旅において精力を保ち続けるために葱類を常食としていたものなのかどうか、詳らかとしない。
しかしながら、このニケ女神と思しき琥珀の操り人形の信者にとって、
この操り人形が葱を手に取って舞い踊るということが、何らかの非常に重要な意義または経緯を表していることは、
ほぼ間違い無いものと思われる。

106 :世界@名無史さん:2012/05/17(木) 22:41:53.16 0.net
>>100
ラテン語の lens(レンス)という言葉は、実は豆のほうが先。
いわゆる凸レンズが発明されたとき、豆の形に似ているからということで、
lens と呼ぶようになったんだよ。
ちなみにいわゆるレンズマメの標準和名は、ヒラマメ。

だから、この場合だと、
「目の前にヒラマメのかたちをした硝子を置いて」
のほうがいいのかな。

(ただし、史実の上では、いわゆるレンズの発明は9世紀で、イブン・フィルナスによるもの。
 レンズ理論が含まれる現存最古の研究書は、11世紀にイブン・アル・ハイサムが著した「光学の書」)

107 :世界@名無史さん:2012/05/20(日) 09:39:06.61 0.net
オリンピックを奪い取ったフランス

http://music.geocities.jp/jphope21/0203/39/269_1.html

ギリシアと英国から祭典を奪い取っていた。

108 :世界@名無史さん:2012/06/12(火) 13:09:26.73 0.net
ヘラネスでは包茎は恥ではないがバルバロイの中にはこれを恥じてむき出しにするものがいる。
西の彼方、アメリカにもそのようなものがあり、生まれてすぐ包皮をすべて切り取るようにしていたところ感じにくくなって困ってしまったとのこと。
また、東の彼方、コリアでもそのようにしたところ、陰茎の育ちが悪くなり、満足しなくなったという。

109 :世界@名無史さん:2012/06/18(月) 19:08:22.90 O.net
偉大なギリシャも今は昔

110 :世界@名無史さん:2012/06/18(月) 20:02:46.81 O.net
ピスパニアからはるか西へと渡った先に、アメリカという国がある。アメリカはペルシアに匹敵するほどの広大な領土を持ち、
地上で最も豊かな国であるという。
彼らは我々ヘラス、特にアテナイの影響を強く受けており、その政は民主制であり、長は投票によって選ばれている。
さらに長の宮殿や、民会の建物、歴代の長を祭る霊廟までがヘラス風である。
彼らは年に一度、オリンピアを真似てスウパアボウル、ワアルドカツプという球技大会をおこなうが、
その規模と熱狂ぶりは本家のオリンピアを遥かにしのぐと言われ、競技者は神のごとく崇拝される。
このようにアメリカの民はヘラスの文明を崇拝しているのだが彼らの神は我々とは異なり、ユダヤの民の影響を受けた一神教である。
中には蝙蝠男や蜘蛛男、雷の剣を持つ戦士を崇める者もいるが、彼らはギイクと呼ばれ邪教徒として扱われる。
近年は配管工、雷鼠などの異国の宗教が入り込み、問題は深刻化している。

アメリカの民は戦いに勝つことを重んじ、彼等は自分達の軍隊は史上最強の軍隊であると豪語している。
信じがたいことであるが、彼等の軍はペルシア王の軍隊の10倍の規模でありさらに10年に一度、アレクサンドロスの大業を
遥かにしのぐ大規模な遠征をおこない日々、その武力に磨きをかけている。
彼等は戦争に負けたことがなく、ゲルマン人や東方の太陽崇拝者を征服し、鎌と金槌を崇める民の国を破綻に追い込んだという。


111 :世界@名無史さん:2012/06/18(月) 23:20:06.47 0.net
ヘロヘロドトス

112 :世界@名無史さん:2012/06/19(火) 10:07:47.90 0.net
ただしそのアメリカ帝国もローマがゲルマン人傭兵に頼りすぎ、やがてゲルマン人に
滅ぼされたようにヒスパニックの兵隊に頼りすぎてやがてヒスパニックに滅ぼされるであろう。

113 :世界@名無史さん:2012/06/19(火) 14:58:48.90 0.net
チーナの南、インディアの東にウェトナミアという小さな国がある。
この国はタルタリアやアメリカの襲撃を撃退したことで有名である。

114 :世界@名無史さん:2012/06/20(水) 19:55:28.12 0.net
ゼウスにより地の底に追放されていたキュプロクスどもが再び力を取り戻し、
大地だけでなく天上までも我が物顔で暴れた時
アングロ族やフランク族、ライン川のほとりに住むものや、ローマの民、
ウラル山脈以東よりやってきた北にすむ蛮族やヘラクレスの柱より西にいる部族
そしてガンジスより遙か東のいやはてに住むものたちから11人の巫女が選ばれた
彼女達は怪しげな魔術により強力な矢を放ち、
スキタイ族の進行するグリフォンが如く空を飛ぶ。あまつさえキメラのように耳や尻尾をはやしている
また、彼女達は半裸の姿で男たちを惑わすが、
「下帯では無いので、羞恥には至らず」と言って一向に気にとめない

115 :世界@名無史さん:2012/06/20(水) 23:51:06.43 0.net
ミュケナイに残された鋼の動く巨神像をある日ゲルマニアの学者ハデスが見つけ出した。
ハデスは像を再現し海底に潜る船と空飛ぶ船とに乗せて世界制覇に乗り出したが、ヤポニアの学者コリュスは光の金属の巨神像を作ってこれに挑み、打ち負かした。
これを祝い、ヤポニアでは巨神像の模型を作って子供に授けるという。

116 :世界@名無史さん:2012/06/21(木) 00:09:45.99 0.net
ガンダムでつか?

117 :世界@名無史さん:2012/06/21(木) 00:26:57.12 0.net
解説・読解不要

118 :世界@名無史さん:2012/06/21(木) 21:23:08.98 0.net
西方の蛮族は、我らギリシャの理と知と美と勇を崇拝しており、
敬愛の念を表すために、時折、貢物を捧げに来る。

しかし、蛮族から物を贈られるのは体裁が良くないので、建前上は彼らの財をわれらが永久に預かっておくという形をとっていた。

だが、この建前を逆手に取った蛮族は、ある年、厚顔無恥にも今までの贈り物を返すよう要求してきたのだ。
さすがは、蛮族である。常識というものがない。返せといってももう使ってしまった。
彼らは神々に牛を捧げたあとで、やはり腹が空いたからといって神に牛の返還を求めたりしているに違いない。
私は彼らなんぞに信仰される彼らの神々に同情を禁じ得ない。

蛮族の法外な要求に対し、我々は返す返しはするという約束だけして、返す時と場所は明示しないという文明人らしい交渉術で対応した。

彼らは一度は納得して帰路についたものの、やがて再びやってきて返す日取りと金額の決定を求めてきた。
彼らが軍勢を率いてこの要求をしたならば、我らの剣と盾でもって彼らを追い払うことも出来るのだが、
蛮族は代表者のみでやってきて、哀れな顔で懇願するのだからそうもいかない。

かくて、我らギリシャは、蛮族には知恵や美術を施してやっているのに、これ以上金をくれてやる必要はないという常識派と
哀れな蛮族に返還という名の施しをしてやるべきだという寛大派の2つに割かれて鳴動した。

選挙が行われ、大いに議論が盛り上がったが、寛大派が多数を得ることとなった。
これにより、蛮族はあらためて我らギリシャの偉大さと恩情を噛み締めることとなり、この決定は世界に永遠に讃えられることとなった。
ローマもイベリアも我らに倣うこととなるであろう。


119 :世界@名無史さん:2012/06/25(月) 20:24:32.34 0.net
こういうスレが世界史板の醍醐味だよね

120 :世界@名無史さん:2012/06/25(月) 21:14:56.71 0.net
遡ること35年前。突如としてTVアニメ界に参入したあのガンダムがネットゲームになって帰ってきた!?
集え2ちゃんねらー! 憧れのZガンダム、00ガンダム、AGE-2、そして伝説の機体に乗って暴れまわろう。
目指すは最強の兵か、それとも大勢力の主か?機体コレクターもいいぞ!全ては君の腕次第だ!!
1000を超えるMSの中から好きな機体を選べ!
それが新シャアクオリティ!


http://www.trpg.net/user/nakamoto/ms_tactics.htm

121 :世界@名無史さん:2012/08/16(木) 21:10:41.82 0.net
アルビオン人が観光客をロンドニウムに集めようと町外れにスタディオンを築いてオリンピアの祭を開いたところ、祭りに人が殺到し、かえってロンドニウムは廃墟のようになってしまったという。

122 :世界@名無史さん:2012/10/21(日) 15:02:12.18 0.net
あげ

123 :世界@名無史さん:2013/06/01(土) 01:06:20.17 0.net
弁舌家あがりの総督の発言が話題となっている
軍人に売春婦をあてがい、強姦や略奪を抑制すべしと主張したのだ

この意見に世界は非難轟々である。当然だ。
古来より、略奪や強姦は勝者の権利であり、その褒美があるからこそ勇者は剣の前に身を晒すである。
それがなくては、奴隷商人もおおくが失業してしまう。
そうなれば、だれが家の細かな仕事をするというのか?

そもそも、奴隷娼婦もすぐに奴隷娼婦となる敗者の女達とで何ほどの違いがあろう。
そういったことにまで、頭がまわらない者が総督など務まるのは驚きである。

また、軍人の情事をただの消費される劣情としか見なさいのも愚の骨頂である。
互いに命を預け合う戦友との夜幕での慰めや、戦のイロハもしらぬ少年兵への愛おしき指導
これらの高尚な愛を、売春婦になどが真似できようか?

124 :世界@名無史さん:2013/06/03(月) 12:41:50.64 0.net
>>123
アッー!!

125 :世界@名無史さん:2013/06/10(月) 00:36:41.49 0.net
東方の教師は林の中で学を修め、学ぼうとする若者が躊躇していると「今でしょ」と促すと聞く。

126 :世界@名無史さん:2013/06/20(木) 21:54:14.47 0.net
海を隔てたところの小島に多くの人々がいた。
小島をたどると次々に小島が現れ、
次から次へと人々が現れた。

人々はすべて衣を小麦を入れる袋のようにまとい、
笑ってばかりいる。
われわれを見ると最初は警戒の仕草をしたが、すぐに向き直ってそばに来た
笑いながらあちこちを指差している

この小島の連なりの人々との交流が少し続くと、はっきりと分かったことがあった。

かれらは皆、何も考えていないということである。
ただただわれらが言うことを聞き、かれらが遠い祖先から言い伝えられてきた事柄、
そして、今、村の首長から言われていること(この首長もまた祖先の言い伝えの忠実な伝承者であるのだが)
を口移しに言うだけであり、そのようにふるまうだけである。

この小島の人々は余りに警戒心に欠け、無邪気にすぎるのである。
もし、われらの子孫が力を蓄えたなら、少しの兵士によってこの豊かな小島をわがものにすることができるであろう。
このこと、子々孫々に伝えよ。

127 :世界@名無史さん:2013/06/22(土) 00:15:14.21 0.net
土地が違えば、そこに住む人間の姿も違ってくるものだ。
ギリシアの外には、夜の闇より黒い肌や、黄色い髪をもつ野蛮な民族が暮らしている。

東方アジアの大陸の果ての先の島には、とくに変わった容姿をもつ連中がいる。、
まるで、下手くそな絵付け師や彫刻師の失敗作のような顔立ちをしており
なんと、彼らの髪や目尻、鼻、顎先が剣のように尖っているという。顔に近づくだけで非常に危険である。

この民族は成人すると、決して他人の質問に答えたり、本当のことを言わなくなる欺瞞に満ちた民族であり
彼らとなにか約束はしても、その履行は10年後、20年後であったりするのが常なので、交渉には充分な注意が必要である。
その通貨は、彼らの生命より重量のあるものらしく、鉄銭の持ち運びで鍛えたスパルタでも叶わない石銭で日々その肉体を鍛えている。

彼らは何よりも賭け事を好み、皆が年中何からしらの賭博を楽しんでいる。
その賭けざまはあまりに大胆で、100年働いても返せない程の高額や、切られても死なない程度の身体の一部、市民権でも平気で賭けにだす。
賭けが始まると、周囲の人間がよってたかって見物におしかけ ざわ・・・・・という独特の感嘆の声をあげるのが習慣だ。
賭けに負けたものは多くが奴隷とされるが、戦いもしない腰抜けは樹木の下に埋められ養分にされるという。

そのような欺瞞や賭け事好きの民族なら、さぞや欲深い連中だとおもいきや
賭け事の欲望以外は実に質素であり、地面に立ってるだけで幸福を感じたり、
焼いた鳥と麦酒を食せば、うれしさのあまり落涙し、地面に伏して手足をジタバタさせて歓喜するほどである。
なんとも欲望の開放の仕方の下手くそな連中である。

128 :世界@名無史さん:2013/06/22(土) 15:08:05.12 0.net
>>127

>なんと、彼らの髪や目尻、鼻、顎先が剣のように尖っているという。顔に近づくだけで非常に危険である。

思わずハァ?だったが、ザワザワで納得したw

129 :世界@名無史さん:2013/07/06(土) NY:AN:NY.AN 0.net
地底人の王は約束しても時期を話さなかった。
問うと実行は10年、20年後にすることもあるからだと答える。
そうやって約束を逃れつづけたようだ。
だがあまりにも逃れ続けたので、地底人の神が罰として鉄板で焼いたそうである。

130 :世界@名無史さん:2013/08/12(月) NY:AN:NY.AN 0.net
かの国では女神アフロディーテーを主神として祭り、毎年夏と冬に大規模な祭礼が催される。
彼らはそこで自作の詩文や絵画・春画を売買し、あるいは英雄や神々の仮装を行い、愛の女神を賛美する。
海辺の神殿に集まる人々は毎回数十万人に及び、夏はその熱気で神殿の中に雲が生じるほどであるという。

131 :福島第一原発での公表されていない放射能汚染が酷い件:2013/08/12(月) NY:AN:NY.AN 0.net
このスレはおもしろすぎるw

132 :世界@名無史さん:2013/08/24(土) NY:AN:NY.AN 0.net
>>130
まるで芸術家系のリア充の文化的な集いに!

133 :世界@名無史さん:2013/08/26(月) NY:AN:NY.AN 0.net
世界一巨大な海の西の端にある島では
巨大なツボを焼いて、そこに庶民が日々の愚痴や猫の絵を書いてまわる習慣があった
ツボは豪商や金貸し、あるいは職を持たぬものが自費で提供していたので、庶民は無料でツボに落書きができた
こういう場合、寄付者はその行為を宣伝して名誉を得ようとするのが常である。
事実、豪商や金貸しは、提供したツボに大いにその名を記して商売に利用したが
無職の人間は、ツボへの資金を提供したことを非常に隠したがった。
ツボへの落書きは女も抱けない貧民のする行為だとさげすまれていたので
自分がそうであることが周囲に知れるのが怖かったからである。


しかし、ある時、ツボの焼いていた職人が、費用を負担していた無職の寄付者たちの秘密を
あらいざらい暴露してしまった 職人は非常に酩酊していたという。

このことに憤慨した職なき提供者は、職人を弾劾し、手当たり次第にツボを割って回ったので、
ツボに落書きする習慣はすっかり絶えてしまったという。

134 :世界@名無史さん:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN 0.net
今では、時々見つかるツボの破片を見て当時を懐かしむのみである。
 




                                  ー終わりー

135 :世界@名無史さん:2013/09/01(日) 05:33:25.51 0.net
インドの先にあるヌサンタロスの島々の初代の王は、嘗て北の島へ行幸の際、かの地で晩餐の給仕に来た娘を見初め、自らの妻の一人とした。
やがて王は失脚し、妻たちは多くは島にとどまったが、異国から来た花嫁は遠くへ逃げた。その娘はその後世界各地を転々とし、齢70を超えた今も時折世界の果てへと従者を従えて行っているという。
また、故郷の北の島にも豪邸を構えるという。最後になるが、この女の名は「デヴィ」という。我が国の言葉で神を指す「テオス」と何らかの関係があるというのは
発想の飛躍に過ぎようか。

136 :世界@名無史さん:2013/09/01(日) 10:10:07.53 0.net
イッテQかよ。

137 :世界@名無史さん:2013/09/02(月) 02:06:46.05 0.net
ギリシアの男ならば、だれでも石の円盤や槍を投擲する競技に夢中になり
競技場のみならず、戦場で華々しくその腕を披露したいと願うものである。

鍛え上げた腕ではなく、スリングや弓矢などの卑劣な武器を使う蛮族もいるが
東方の大海の沿岸に住む蛮族は、木の棒で石を激しく叩きつけることで、遠くまで飛ばして敵を攻撃する

これもまた戦場のみならず、競技として楽しまれているのであるが
この蛮族の遊びはとても危険であり、石が遠くまで飛び過ぎて、まれに観客席にまで石が届くことがある

観客は大怪我を負うのは必至であろうが、人々はそんなことはまったく気にしないで、
そこまで遠くまで石を飛ばせたものを勇者として賞賛するという。

ある年、何度も石を遠くに飛ばし、50人以上の観客を殺傷した屈強な男が現れた。
彼は数百年前の偉大な王が一年に55人の観客を殺害した偉業に迫ったが
観客は、それを喜ばなかった。
男は外国人の傭兵であり、彼が偉大な王の記録を抜き去るのを面白くは思わなかったのである。
傭兵の活躍は、偉大な王の栄光への侮辱であるととらえられしまい、
傭兵は巨人や虎や龍をけしかけれてついには燕のように食い殺されてしまったという。

138 :世界@名無史さん:2013/09/02(月) 03:16:32.74 0.net
鯉、入り江の星=ヒトデもけしかけたという記録が残っていたと思うが
ヒトデは鯨という異説もあるか

139 :世界@名無史さん:2013/09/11(水) 10:16:21.29 0.net
インドというところは野や畑は少なく、代わりに木ばかりはえている鬱蒼とした国である。
木の上にはサルというケダモノが住んでいて、姿は人に似ているが、子供よりも小さく顔は醜く浅ましい。

インドのある地方では、そのサルと呼ばれる獣を、神の使いとして崇める地方があるという。
ある時、白い毛と赤い顔をした非常に珍しい猿が現れ、特に大事にされた。
ところが、その猿は神の使いどころか非常に品性が下劣で、酒と人間の若い女が好きでたまらない。
それでも、猿は民衆に人気があったので、神官たちは猿が望むまま酒と若い女を与えていた。
白毛の猿は、毎日正午になると神殿の舞台に現れて、おどけて人々を笑わせていたが、最近は年を取り早朝に姿を見せるようになった


さる夏の日、猿はいつものように神殿で、芸を披露する予定であり、いつものように幕が開くまで若い女の尻を撫でまわしていた。
ところがその日は、奴隷がいつもより早く幕を開けてしまったので、集まった衆人の前で獣が堂々と人間の若い女を陵辱する姿を晒してしまった。

その見るに耐えない醜態に、信者たちは憤慨し、猿を打ち殺すように声を上げたが、
神官たちは猿を庇い立てし、陵辱そのものが無かったことにしようと工作を繰り返した。
挙句、猿に体を撫で回される時に、嫌がっていた素振りを見せた女が悪いと決めつけ
生贄の女を追放することにした。その際、秘密が漏れないように女の舌をヌキ、指を切り落としたという。

140 :世界@名無史さん:2013/09/11(水) 17:58:15.90 0.net
>>113
ガリアにもしばらく支配されたが撃退した
最後の戦いの地を『ディン・ビエン・フー』という

141 :世界@名無史さん:2013/09/11(水) 22:03:54.63 0.net
かの地では我が国のガルムと同様の、魚を塩漬けにして発酵させた調味料を作り、日々の食事に用いている。
ノクムムと言う。

142 :コピペしてきます:2013/09/12(木) 19:08:33.07 0.net
いいっすね

143 :世界@名無史さん:2013/09/14(土) 01:07:03.42 0.net
139が何のことなのか気になる。E○ILEメンバーの将来起こす事件とか?

144 :世界@名無史さん:2013/09/14(土) 04:58:40.53 0.net
>>143
みのを身につけたその猿は、年中太陽の光で肌を焼き、達者な口をもちいて中年以上の婦人をも
「お嬢さん」と呼んで愛嬌を振りまいていたため、一部の愚かな婦人たちからは神官どころか彼らの王をも
さしおいて、神のごとく崇められていたのである。
このような不遜はやはり彼らの神の怒りを招いた。彼らの神は一計を案じ、使者を使わせて神官の判断を
狂わせ、奴隷が幕を引く時の指示を早まらせたのである。
そのために猿の醜態は衆目にさらされることとなったが、慌てた猿は身を隠し、ほとぼりがさめるのを
待つ事にした。しかし猿には不肖の息子がおり、この息子が悪事を働いて衛士に捕らえられたため、猿は
申し開きの為に呼び返されることとなったのである。

145 :世界@名無史さん:2013/09/14(土) 20:38:27.86 0.net
やっとわかったw

146 :世界@名無史さん:2013/09/15(日) 17:25:16.39 0.net
その昔、ローマ軍を苦しめたアルミニウスは、今もゲルマニア人の間では英雄として語り継がれ、半ば神話化されている。
ある民話では、アルミニウスは巨人であり、ローマ軍が破城槌で城門を破壊した時、巨大な岩を担いで運び門を塞いだという。
異説では、アルミニウス自身は小柄な男だが狡猾な魔術師で、魔法で巨人たちを使役し、岩を運ばせて堅固な城塞を築いたという。
さらに、アルミニウスやその仲間が魔法で空を飛んだ、魔法で巨人に変身した、敵は南から来た人食い巨人だったなど、彼に関する法螺話は多くある。

147 :GREEのアニメは悪いアニメ、LINEのアニメはきらいなアニメ:2013/09/17(火) 10:20:12.29 0.net
セクハラ問題が長男から次男まで巻き込んだ大騒動になるとは・・・
しかも、2chの●流失問題もグリーの顧客データ流失問題と刷りかえられてるし・・・

148 :世界@名無史さん:2013/09/17(火) 20:25:51.35 0.net
我らが4年毎にオリュンピアで行っている祭典に参加できない蛮族たちが
浅ましくも我らを真似て勝手に始めた競技会がある。

我らのように四年後に各地から選手が集まり、その技を競うのだが
彼らは形ばかり真似ただけで、神への敬意や競技者同士の友情などの美徳がない。
選手たちは、名声と褒賞の金貨、銀貨、銅貨につられて、獣のように醜く争い
開催者は、奴隷たちを集めて大規模な競技場を建てて、己の威光を示すことに夢中である。
商人たちは、競技者や観覧者にその商品を高値で売りつけられる独占権を得ようと、競って神官達に賄賂を送る。

蛮族達はそれぞれの王たちの談合で、開催地を毎回変えているのだが
ある年の大会では、三人の王が名乗りを上げた。

一人は、イベリアで最も力のある王であるが、その時は民が飢饉に苦しんでいた。
一人は、ペルシャ王であり、ビュザンティオンでの開催を望んだが、シリアでの激しい反乱に苦しんでいた。
一人は、インドの東の島の王であったが、噴火した山から毒が吹き出していた。

インドの島は、世界有数の駿馬と戦車の産地であり、この地の奴隷は家事や演奏の巧みなものが多いので、それを各地に出荷して潤っていた。
故に、他の二王より豊かであり、巨大な競技場を作れる財力があった。

それでも、みなはこの地に訪れて毒の霧や水を口にしやしないかと心配したが、インドの王は毒の山は開催地から遠くはなれており
毒は完全に制御してると、堂々と嘘をついたので他の王たちはすっかり騙されて、その島での開催を決定したという。

149 :世界@名無史さん:2013/09/23(月) 00:57:58.75 0.net
テスト

150 :世界@名無史さん:2013/09/27(金) 18:37:21.79 0.net
http://japanese.china.org.cn/life/2013-09/27/content_30153929.htm
美人アナ、番組でマントヒヒに15分間おっぱい揉まれる

151 :世界@名無史さん:2013/11/10(日) 23:47:03.14 0.net
もう1ヶ月以上誰も来ないな‥

152 :世界@名無史さん:2013/11/11(月) 03:55:20.64 0.net
アメリカ政府機関閉鎖とか誰か作ってくれないかな...文才がないもので

153 :政党を より強くするための 女性のエンパワーメント:2013/11/11(月) 06:35:01.73 0.net
ギリシア風が学べる文献があれば朝鮮したいものだが・・・・

154 :世界@名無史さん:2013/11/11(月) 17:50:12.61 0.net
京都大学出版の『西洋古典学事典』が推奨できる唯一の作品だ。

155 :ではひとつ:2013/11/12(火) 00:57:24.22 0.net
ケルトの地では、毎年秋の終わりと冬の始まリの中間の時期になると
恐ろしい風土病が流行りだす。

この病気にかかってしまうと、頭が大きく膨れ上がって醜いオレンジ色に変色し、
目は逆三角の形に大きく広がって虚ろになり、口はひん曲がって常に不気味な笑顔をたたえ、歯は鮫や鰐の牙のようにギザギザのボロボロになる。
哀れにも、この病にかかるの者の多くは子供であるという。

この病を患ったものは、猛烈に甘味を欲するようになり、病人は家々を回っては菓子を乞い
菓子をよこさない家には、悪事を行って報復をするぞと脅迫する。
人々は、この病人のために、用意していた甘い玉や焼いた小麦のせんべいなどを渡して追い払う。

しかし、病人が近づくのを嫌う家は、この病人の首を切り落として、中をくりぬいて火を灯し
家の前に晒して、病人が恐れて近づけないようにするという。

恐ろしいことに近年、この病気はケルトの地だけではとどまらず、世界中に伝染しはじめているという。

156 :世界@名無史さん:2013/11/12(火) 02:06:53.20 0.net
カエサル「ゲルマン人の世界は冬と夏しかない。農耕をしないから
春と秋が必要ないのだ」

157 :世界@名無史さん:2013/11/16(土) 21:13:10.52 O.net
ここのレスって一体何文字まで書き込めるの?
書いて投下してるんだが長文すぎて撥ねられてばっかり‥orz

158 :ではひとつ:2013/11/16(土) 21:15:25.85 0.net
専ブラを使え
そして推敲して分割投稿
どうせ過疎だから割り込まれる確率は0

159 :世界@名無史さん:2013/11/16(土) 22:39:41.82 O.net
>>158
早速ありがとーです
しかし、ここも見てる事は見てるんだねw

160 :世界@名無史さん:2013/11/16(土) 23:22:19.57 O.net
ここより東。インドより向こうのカタイの国のまだ東、海の彼方に四つの大きな島からなる辺境の邦がある
四つのうちの一番ちいさな島にはパスタの一種を異様に好むサヌーキ人と呼ばれる民が棲み昼夜を分かたずパスタを茹でるために常に水が不足しているという

161 :世界@名無史さん:2013/11/16(土) 23:46:08.34 O.net
>>160続き
島の山中奥深くには且つて黒く大きな魚の神が自らの聖所とすべく巨人族に造らせた湖がある
サヌーキ人達はそこを水源としているのだが、近年あまりにもパスタを昼夜を分かたず茹で続けるために毎年夏になるとほとんど干上がり、しばしば古の神殿が湖の底から姿を現わすほどだという

162 :世界@名無史さん:2013/11/16(土) 23:51:13.81 O.net
>>161続き
だが傲慢なサヌーキ人達は「タイフーンの神にパスタの茹で汁を捧げれば湖の水など一晩で満杯になる」と常々豪語しており、また恐ろしい事には現実にしばしばそうなるのだという

163 :世界@名無史さん:2013/11/17(日) 00:16:37.38 O.net
>>162
だが時としてタイフーンの神も動いてくれぬ時、サヌーキの民は常々もっとも害を被るアッワ人を始めイーヨ、トンサ、オカヤンマなど周辺諸国はおろか遥か南の囚人の地たるノヴァ・ブリタニアからすら必要とする用水や食料、資材等を思うがままに調達あるいは強奪してくるのだ

164 :世界@名無史さん:2013/11/17(日) 00:28:00.46 O.net
>>163
ろくな戦軍の力も技もなく引き替えにする財宝の類いも持たぬサヌーキの民に何故それほどの“権威”があるのかは不明なれど、サヌーキの地から南にあるトンサの地にその秘密があるかも知れない‥続く?

165 :世界@名無史さん:2013/12/20(金) 01:18:29.89 0.net
ある有力者が不治の難病に罹り、体も動かせず口もきけぬようになってしまった。
しかし目を動かすことはできたため、彼は文字を並べた板を用意させると、
視線で文字を指すことで意志を部下に伝え、そのまま権力を保ち続けた。
息子や娘、その一族は奴隷のように彼に仕え、その命令を実行するだけであった。

その後、彼はある僭主に多額の献金を行ったが、それがもとで二人とも罪に問われた。
人々が家に詰めかけると、彼はいつものように文字盤で意志を伝えて「やっていない」と答えたが、
父の世話にうんざりしていた息子は「父は『やっている』と言っています」と答え、あらいざらい父の罪を告発してしまった。
人々は僭主を国外へ追放し、その有力者を投獄すると、彼の息子を次の僭主に擁立したという。

166 :世界@名無史さん:2013/12/20(金) 03:42:16.65 0.net
南プントの国はかつてバタビア人に長きにわたって支配されるも、一人のプント人の英雄が長きにわたる闘争の末に、ついにバタビア人に妥協を引き出させ、プント人とバタビア人が共に手を取り合い国づくりをすることになった。
英雄は王となり、名君と讃えられるも、即位の時点で高齢であったため、その治世はさほど長くなかった。
英雄の同志がその後を継ぐが、国内で猛威を振るう死の病に対して無策であることに対して、問題を軽視するなど、問題の多い男であった。
退位後14年して、英雄は死去するが、その葬儀において、身振り言語の通訳と称する男が、実際には全く意味を成さない身振りを繰り返した。この男は現王の縁故者とも、前科者とも言われる。

167 :ではひとつ:2014/03/30(日) 20:10:50.60 0.net
黒海の北の端から突き出た半島タウリカは、長く西方の蛮族に支配されてきたが、
住民のほとんどは飢餓の時に東方から移住してきた者達だったので、長くそれを不服と感じていた。
ある年、西方のスキタイに内乱が起こると、タウリカの民はその混乱の隙に独立を目論んだが、
西方の周辺部族は皆それをよしとはしなかった。
タウリカは若く美しい女王をたてて、自分たちの国を承認するよう求めたが誰もが女王を軽んじた。
ある国などは、彼女がまるで子供であるかのように、女王を幼く描いた絵を記して配った。
しかし、その絵の女王があまりに愛らしかったので、世界の人々は女王を気に入り賛美した。

168 :世界@名無史さん:2014/04/25(金) 12:51:51.47 0.net
インド地方のある島では、二つの民族が相争っている。
一方は愛欲の神を信奉する民で、地下神殿に巨大な神像を立てて祭っており、
男女の聖婚(ヒエロス・ガモス)の儀式によって豊饒と戦勝を祈願している。
他方は南方から漂着した民族で、常に股間を屹立させ、自らを海鳥の子孫と称している。
先住民である前者は、後者を野蛮で迷惑をなす者たちであるとし、常に戦いを挑んでいるが、
その軍勢が出陣するときは必ず周囲の家屋をなぎ倒すので、付近の住民はむしろ彼らを迷惑がっているという。

169 :世界@名無史さん:2014/04/26(土) 00:33:48.35 0.net
あめの多いかの国は、多くのが住んでいた大国であったが
隣の小国を支配する男が、手下たちに命じてその地を荒らさせると
住民たちは争いを疎い、そのほとんどが襲った男の治める国に移住した。

小国の王には手腕があり、みるみるその国を強大にさせ、ついにその大陸で最も強い国となり帝王を名乗った。
しかし、彼の征服と統治は強引であり、彼の手下は国外でもやりたい放題であったので、多くの周辺部族が怒り狂い謝罪と賠償を要求した。
それらの要求を受けることも、反故にすることもできなかった帝王は責任を一心にうけ、退位することで賠償を逃れた。

しかし、退位し気ままに振舞っていた帝王も、実際は裏で実験を握り続けており、民の人気を離れささずその支配力は衰えることはなかった。

帝国は、国家管理の巧みて理知にとんだ異民族(おそらくギリシア系と思われる)を雇い彼らに統治を任せていたが、
あるとき、異民族の長がクーデターを起こし、帝国の実権を乗っ取った。

元帝王は激怒し、引退したことも忘れて自分こそに帝国の統治権があると主張しながらも、
なぜか同時に新国家を建設し国民にそこへの移住を訴えたが、国民は住み慣れた都市から動こうとしなかった。
腹に据えかねた元帝王は、かつてと同じ手を自分の帝国にも使うことにし、自分の帝国に激しい攻撃を加えて移住を促した。

しかし、これは逆効果であり、これに激怒した国民は、かえって反帝王のものが増えて移住を拒絶してしまったという。

170 :世界@名無史さん:2014/05/05(月) 16:14:55.92 0.net
>>168-170
元ネタが全くわからない

171 :世界@名無史さん:2014/05/05(月) 16:55:20.52 0.net
ダイミダラーってやつと2chってとこだな

172 :世界@名無史さん:2014/06/16(月) 22:32:48.83 0.net
リビア大陸の西部には、象牙の積出港として発展したポリスがある。
このポリスは内外での戦争に悩まされていたが、ある英雄が現れて内戦を終わらせた。
彼は他国との戦争に出陣する前、民衆の前に跪き、恥ずべき内輪揉めをやめて一つの国民に戻ろうと呼びかけたのである。
この行動に感銘を受けた民衆は団結の精神を取り戻し、他国との戦争にも次々と勝利をおさめたのであった。

173 :世界@名無史さん:2014/10/10(金) 23:27:41.09 0.net
コートジボワール?

174 :世界@名無史さん:2014/12/25(木) 01:11:03.93 0.net
夜明けのエーオース

175 :世界@名無史さん:2015/02/03(火) 20:25:13.91 0.net
http://i.imgur.com/VBq36yo.jpg

176 :世界@名無史さん:2015/02/03(火) 20:58:25.40 0.net
>>175
最も勤勉 → ギリシア



( ゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシ
 
(;゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
  _, ._
(;゚ Д゚) …!?

177 :世界@名無史さん:2015/02/03(火) 21:11:59.90 0.net
自国を最も不信に選ぶ国もたいがいだなw

178 :世界@名無史さん:2015/02/04(水) 00:57:23.77 0.net
>>176 この間のテレビ番組で、ギリシャ人レストランオーナー「ギリシャには福の神なんていたことないよ」
番組は神話の神々は人間臭く愛憎にまみれて争いを続けてたから、と説明してたけど、絶対この発言は今の社会情勢を皮肉ったんだろうな

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