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ローマになぜキリスト教が広まったか

13 :山野野衾 :2018/01/21(日) 21:09:25.14 0.net
>>10
神道がアニミズムというのも、実際は違うと思いますよ。
少なくとも、信仰対象とするものは自然界の全てではありません。
神話では物言う草木や石は高天原の神々に鎮められて物言う力を失ったとされています。
また、記紀には開発する大和朝廷に討伐される水神・雷神が登場します。
「八百万の神々」=アニミズムと説明する文言がよくありますが、元々高天原の天津神のこと。
地上の神格については、かなり限定されたものしか信仰されておりません。
動物を「神」と看做す慣習は古代にあった様ですが、あくまで人間の手に負えない生物や自然
の存在が神だったのであり、制御しうるものは「神」ではなかった様です。
神社の教義を「神道」だとすると、明らかに序列化が行われており、高天原に属さなければ排除
され、属しても地位に差が存在した点には不寛容さもあります。
アニミズムという表現自体、文化人類学でも茫漠とし過ぎていてまず使わなくなっているはず。

神社の教義とするならば、神道はかなりの時代において「自然崇拝」ではありません。
前近代に自然そのものを崇拝するには、自然が強過ぎたので無理もないのですが。
「自然に帰れ」と言える様になったのは文明が強大化してからで、文明が自然を開発したばかり
の頃は、自然は退治して制御する存在でした。
神道=自然崇拝、路傍の石ころにも神宿るとか言い出したのは、戦後の宣伝でしょう。
石に霊威を認めるにしても、何かしら特別な石である必要があった様です。路傍の石はただの石。

>>11
ローマ人の祖先や神々に対する記述を読んでいると、西洋人キリスト教徒の著者よりも日本人
読者の方がローマ人に共感出来るのではないかと思える場合がありますね。

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