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☆◎★世界史板統一雑談スレ64★◎★

1025 :世界@名無史さん:2019/04/03(水) 19:19:00.08 0.net
>>1024
レス感謝いたします。

実は、「戦後進歩主義者」と「ネットナショナリスト」というのは実は表裏一体の存在じゃないかと
思っています。つまり、激発の方向が異なっているだけで、内面的な背景は似通った存在なんじゃないかと。

老父ですが、もともと大企業の技術系の重役を務めていたエンジニアなのですが、比較的最近、私が
噛んで含めるように日本社会における天皇の存在の重要性を説いて聴かせるまで、かなり強固な
天皇制廃止論者でした。今でも、美智子皇后陛下のファン故に天皇制の存続を認めているフシが濃厚で、
譲位後はいつまた天皇制廃止論者に戻っても不思議はないな、と私は勘ぐっています。

そして、私が自著の著作の参考に、また自己研鑽のために歴史学の専門書を読んでいると、
丸暗記の歴史の本なんか読むのやめろ。それよりビジネス書、自己啓発書を読め、と、
延々とお説教をしてくるのですね。歴史を学ぶという事に軽蔑の念すら持っているようです。

実は私はかつて西九州某県の郷土資料館学芸員を務めていたことがあるのですが、
廃仏毀釈の爪痕はそりゃ激しいものでした。
江戸時代からの六地蔵はわずかな例外を除いてほぼ首を落とされていたものです。

こういう近代の歴史破壊の道程を調べていくと、どうしてもぶつかるのが、「進歩主義」思想なんですね。

例えば、福沢諭吉が「福翁自伝」の中で少年時代にやしろのご神体の石を投げ捨ててそこら辺で拾ったものに
替えておいて、それを拝む人を陰であざけっていた事を自慢していた事例であったり、
明治期に、村の青年のリーダー格の者が「文明開化」の推進を訴えるために、地元で信仰の対象になっていた
古墳を破壊して、副葬品を川に投げ捨てたとか、そういうエピソードと今の「ネットナショナリスト」の
感性がダブって見える。

歴史への冷笑というか、侮蔑というか、そういう感性です。

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