アフリカ戦記にはカエサル軍のある百人長が自分達熟練兵10人いればスキピオ軍の最精鋭1コホルスを相手に出来るという意の発言をする場面があるがこれはナポレオンのガリア戦記と内乱記のコメンタリー(“Précis des Guerres de César ”)曰くあながち間違いでもないらしい 流石に10対500で勝てる訳はないと思うが当時の戦闘は兵の練度が非常に大きなウェイトを占めるのは間違いない キケロも後年ファルサロスの戦いを振り返って鍛え上げられたカエサル軍に対して寄せ集めの新兵で戦いを挑んだポンペイウスはもはや将軍とは呼べなかったと述懐している あとカエサル軍の兵にとってはカエサルが権力の座に居続けられるかどうかは自分達の恩賞が将来に渡って確保出来るかどうかに直結するのでスキピオの兵たちとは戦意も違ったろう