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○○○ヘイシャン・ミュージック●●●

1 :ララ満 ◆rfFPB5aE :02/09/29 22:19 ID:???.net
ゆる〜く、イナタいピュアゴールド(ミニ・オールスターズ)にまいりますた!
ハイチの音楽について、漏れにおしえてYO!

571 :564/546/541/534(再履修者):04/01/20 02:32 ID:hKnWCTpO.net
今日、この一枚、その2。 Djet‐X / Live in New York
参考ページ:http://entertainment.msn.com/album/?album=590822

常夏ハイチの音楽とはいえ、氷点下になることもある冬のニューヨークでは、
その音の印象は雪が今すぐにでも降らんとする日のように薄暗さと冷たさを
感じさせる。もし、その中に熱さを感じるようなことがあるのなら、それは
演奏者の感情と興奮した聴衆の発する熱気が音に変化したものである。

・・・ってな妄論はさておき、私の一番お気に入りの実況録音である当作品の
録音年月日は1976年12月17日、ミニ・ジャズ最終期の音がここに。
以後はホーン・セクションやシンセ・キーボードを追加して拡張再編成された
新型ビッグバンドのコンパの時代(DP、スコーピオ、MASなど)となるわけで、
このDjet-Xも後にホーン・セクションを増強したという ・・・・。
(残念ながら、その辺りの音に関しては、アルバム単位では未聴)
しかし、1977年リリースとは書いてあっても、約60分という長めの収録時間や
Antills Mizik という発売元が新興レーベルらしい(>>51のリストに無い)事から、
LPのCD化再発ではなく、未発表音源のCD化では?と疑ってしまいます。
さて、そのアルバムについての感想ですが ・・・・。
(長文規制のため分割、>>572につづく)

572 :571/564/546/541(再履修者):04/01/20 02:34 ID:???.net
>>571のつづき)
端正なスタジオ録音に対して、多少の荒っぽさは否めないライブ録音。
高音域が足りない、きらびやかには聞こえない録音状態。
しかし、それが反って中低音域のエネルギー感を引き出す効き目をもたらし、
ジェラール・ダニエルが朗々と吹き鳴らすサックスを図太く聴かせます。
その傾向はレベル高めに録られたシンバルの音色にも有効で、
その響きはズシャッ、ズシャッと低く重く、そして激しく ・・・・。
この「ズシャッ」という擬音表現、コンパの解説では必ずと言っていいほど
シンバルに対して使われる割に、実際は高く済んだ音色のものが多く、
なんだか「スカシャ、スカシャ」という感じなのですが(?)、
このアルバムに関しては、「ズシャッ」という表現が似合っている感じです。
さらにコンパに欠かせない、カウベルとタム・ドラムで構成されるパーカッション・
セクトにおいては、タムの音が(カウベルが鳴る合間に1回叩かれるやつです)
スネア・ドラムで代用しているのか?と思わせるような張り詰めた音。
ここまでドラム・セットの音が前面に出たコンパも珍しいのではないでしょうか。

以上のような楽音の傾向を踏まえると、これはシュレ・シュレ一派の中で
最もロックに近いコンパであり、コンパの中でのヘヴィ・ソリッド&タイト、もしくは
ロックンロール・コンパのアルバム、と思えるのです。
ロックンロールと言えば Sex, Drug & Rock'n Roll なんて文句がありますけど、
このアルバムの4曲目、“La Vi N.Y.”の中には麻薬の名前を続けて唄う箇所も
あったりして。この曲自体は明るい曲調なので、退廃的と言うよりは
享楽的なニューヨークの日々、といった感覚の歌なのかもしれません。

追記: ・・・とかなんとか言いつつ、
ロックの何たるかを述べよ、と訊かれれば答えに窮する、この私。

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