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コンパートメントNo.6-Hytti Nro 6-

1 :名無シネマ@上映中:2022/11/08(火) 11:23:51.74 .net
2023年2月10日公開

オフィシャルサイト
https://comp6film.com

オフィシャルTwitter
https://twitter.com/comp6film?s=21&t=5a_LoLdNodCpCalrgzdPlg

オフィシャルInstagram
https://instagram.com/comp6film?igshid=YmMyMTA2M2Y=

オフィシャルポスター
https://i.imgur.com/yTuwUSQ.jpg
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45 :名無シネマ@上映中:2023/02/13(月) 12:30:46.72 ID:d+wSXlaJ.net
1990年代のモスクワ。フィンランド人留学生ラウラ(セイディ・ハーラ)は、美しい大学教授イリーナ(ディナーラ・ドルカーロワ)と付き合っているが、イリーナは仲間たちにラウラのことを「フィンランド人の友達」(下宿人)としか紹介しない。二人は一緒にここではないどこか(ムルマンスク)にペトログリフ(古い岩面彫刻)を見に行く旅を計画するが、
イリーナが行けなくなり、仕方なくラウラは一人で旅立つのだ。フィンランドから遠く離れたモスクワの地で、どこか所在なさげに振る舞うラウラの姿が印象的だ。冒頭から彼女は身の丈にあった生活をしていない。背伸びしてしまっている。モスクワ発の寝台列車に乗り込むと、二等車の6号コンパートメントの向かいのベッドに、ロシア人の男リョーハ(ユーリー・ボリソフ)がいた。同じくムルマンスクに行くという彼から「この列車で売春しているのか?」と言われ、堪えきれず席を立ったラウラは女性車掌に移動を願い出るが、我慢するよう言われる。列車の旅はラウラに愛するイリーナとは似てもにつかぬ粗暴で、視野の狭い男を絶対に逃げられない窮屈な対角に置く。90年台の物語だからというわけではないが、リチャード・リンクレイターの『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』を思い出した。

 だが今作は決してロマンスへと舵を切ることはない。リョーハはストレートな男性だが、ラウラはレズビアンだから。列車がサンクトペテルブルクに到着するとラウラは僅かな距離で元いた場所へと戻ろうとする。イリーナを愛する彼女は幾度もモスクワにいるイリーナへと電話をするが、彼女の反応は素っ気なく、情熱的な言葉すら言い出せない。

46 :名無シネマ@上映中:2023/02/13(月) 12:30:53.25 ID:d+wSXlaJ.net
ムルマンスクへの旅は彼女にとって朧げに立ち現れる失意と希望との葛藤の旅なのだ。そんな事情を知る由もないリョーハは最初は人種差別的に揶揄したり、彼女の性別を揶揄ったりする。いかにも粗暴で視野の狭い男のやりそうな行為を一通りする姿は、まるで彼女に嫌われたいみたいだ。最初はそんな従来のステレオタイプな男の態度に嫌気が差したラウラだったが、路上で突っ伏して寝たり、雪と一人きりで戯れる男の態度に徐々に母性が芽生える。男と女なら恋の鞘当てになるが今作はそんな短絡ではない。常に背伸びするラウラはイリーナの元を離れ、心底嫌悪感を持ったはずのリョーハとの旅で少しずつ心の重しから解放され、自分自身を取り戻していく。それは労働者階級のリョーハも同様だ。
SEXの入る余地のない2人のロード・ムーヴィーはどこに辿り着くかもわからぬ2人の焦燥と微かな希望を伝える。一方であまりにも2人の距離は縮まるのが早い印象も受ける。その時点でペトログリフを見るという目的は有名無実化していることにヒロインは気付く。「もういいかい」「まぁだだよ」さながらの「もういいかい」「もういいよ」の感情の揺らぎに不覚にも涙腺が緩む。アヴァン・タイトルやエンド・ロールの色味やフォントも本当にカッコいい。

47 :名無シネマ@上映中:2023/02/13(月) 13:14:00.12 ID:nhP8u7Wi.net
勃起おじ他のスレには書き込みしてるのにこの作品は鑑賞してるのに書き込みしないって事は楽しめなかったタチかw

48 :名無シネマ@上映中:2023/02/13(月) 18:56:50.79 ID:tF4A+fBn.net
土日は全て満席、公開初日の金曜日と今日もほぼ全回満席
すげーな

49 :名無シネマ@上映中:2023/02/14(火) 07:52:05.69 ID:1SKwBFAr.net
2021年。ユホ・クオスマネン監督。フィンランドからモスクワに留学している女子学生は大学教授の同性パートナーと暮らしている。一緒に最北端の考古学的な岩絵を見に行くはずだったが、教授の都合が悪くなり、一人で行くことに。ところが、寝台列車の同室になったのは粗野でマナーのかけらもないロシア人の若い男。酒を飲んで絡んでくることに辟易していたが、どうやら自身は教授に体よく追い払われたことに気づき始めると、男の優しさと向き合うようになって、、、という話。
同性志向から異性志向へと性志向を変えていく家父長的な物語と受け取られかねない危険を冒してまで描いているのは、教授とその仲間たちがつくっている高尚で鼻につく知的共同体への憧れ。冒頭の主人公と教授のベッドでの振る舞いを見れば、そもそも主人公が同性志向だったのかどうかさえ怪しいが、知的共同体への憧れは見まがいようがない。「そこ」から見放されたと気づいたときにはじめて、主人公はロシア人の男と本当に向き合うからだ。途中で同行することになるフィンランドの旅人が英語をしゃべってギターを奏でる文化的な男であり、その男に騙されることもまた、男二人と女一人の三角関係的図式(これまた家父長的な女の交換図式)を描きつつ、その本質は文化的なものからの追放だ。「そこ」から追放された若い主人公の絶望と希望の話。
旅行前の室内からカットすると列車の客室内シーンとなり、すでにロシア人の男は座っていて出会いのシーンがないとか、列車が一晩止まる時に男が知り合いの家に誘ってそこで一晩過ごすのだが、結局その高齢女性の素性は明かされなかったりとか、手順を追って丁寧に話を作り上げていくわけではない。そもそも男の素性が謎だったり、いつ主人公に思いを寄せ始めたのか、それはなぜなのかもわからない。(中盤まではてっきり自殺願望がある男だと思っていたのだが)。なんとも不親切だというほかないが、それでも伝わるものがある。それがすごい。

50 :名無シネマ@上映中:2023/02/14(火) 10:59:09.66 ID:D+8y72aw.net
パートナーが行けなくなり、列車の一人旅のはずが、客車のルームメートと旅を共にするロードムービー。すでに、現在の日本で考えると設定があり得ない状況となっているが、ソニーのウォークマンでカセットを聞いていたり、劇中の「タイタニックみたか?」のセリフからすると1990年代末が設定なのだろうと思われる。若い男女が狭いコンパートメントで同室となることは当時はあったのだろうが、その当時でも犯罪の可能性があり、映画での初対面の状況ではかなり危うい。いかにも危ないヤツと思われる同室の男が実はかなりピュアな人間であることが分かってくるにつれて、電話でのパートナーのそっけない対応も相まって魅かれていく描写は良い。しかし、彼の不器用さから二人の関係が順調には進まないところで、最初の設定から、主人公はLGBTのLではなくBなのか、
見た目と違いピュアな彼はGではないのかなど、頭の中がごちゃごちゃしてくる。そんな中、列車内の描写が多く、登場人物を追いかけるカメラワークや主人公の撮影したビデオ映像を見ているうちに、こちらも乗り物酔いのような感じになり、終盤はやや気分不良となり、映画に集中できなかった。そして、目的の地であるペトログリフも岩絵の描写はなく、これが目的の地なのか観客にはよく伝わらない。しかし、最後に渡された彼の絵こそ彼女の求めたペトログリフなのかというところで、少し頬がゆるむ。光るところもあるが、映画を見る観客に対して計算しつくされていないと思う。

51 :名無シネマ@上映中:2023/02/14(火) 21:08:49.62 ID:aOPoMcR3.net
全編通して画面は暗い。車窓から見える景色も灰色、寒々しい光景が広がるだけで旅の高揚感は皆無。

考古学専攻の学生ラウラはパートナーと行くはずだった旅行をキャンセルされ、一人で旅をすることとなる。しかし、相部屋となったのは粗野なロシア人の酔っぱらい男だった。図々しく無神経なロシア人リョーハはインテリのラウラには耐えがたく、車掌に訴えるが聞き入れてもらえない。

結局観念してやむを得ず部屋に戻るが、粗野で最悪だと思っていたリョーハはラウラがいない間、部屋を子連れの女性に使わせたりと意外に素朴で優しい一面を垣間見せる。彼を避けていたラウラも次第に打ち解けてゆく。
しかし、彼女が打ち解けて住所を教えてというとそんな交流は無意味だと突っぱねる。避けていれば強引に誘ってきながらこっちが距離を詰めようとすると逃げようとする。とても難しい相手だ。

リョーハを優しく抱きしめるラウラだったが、それを境に彼は彼女の前から姿を消してしまう。目的地に着いたラウラはペトログラムには冬場はいけないと聞かされる。リョーハが働くと言っていた採石場に伝言を残すとホテルにやってきた彼は彼女をペトログラムへと連れていってくれた。
目的を達成した二人は吹雪の中子供のように雪遊びをして無邪気にたわむれる。別れ際、リョーハが渡したラウラの似顔絵の裏には愛してるを意味するフィンランド語のくたばれの文字が。

ロシアとフィンランドは国境が長距離にわたって接する隣国同士。かつてロシアから独立しながらもソ連時代に何度も侵略を受けたフィンランド。
国の位置は変えることができない。難しい隣国とうまくやってゆくためにフィンランドはロシアを刺激しないよう中立的立場をとってきた。
しかし、今回のウクライナ侵攻でいままで避けてきたNATO入りを果たし、ウクライナへの軍事支援も行った。もはや中立的立場を維持できないほどまでにロシアの暴走は目に余るものがある。
現実世界では両国の関係は悪化しそうだが、本作の作り手は相部屋となってしまったロシア人とフィンランド人の二人が最初は互いを忌み嫌いながらも最後には互いを受け入れてゆく様を描き、未来に希望を見いだそうとしている。

今まで暗かった画面が、似顔絵を受け取ったラウラが笑顔となる瞬間、初めて暖かい陽射しがさし、明るい画面となる。長いトンネルを抜けたかのように。

52 :名無シネマ@上映中:2023/02/15(水) 12:42:03.76 ID:alVeZjbE.net
「ぼやぼや」の「フジヤマ〜」が懐かしく聞こえた。

53 :名無シネマ@上映中:2023/02/15(水) 17:47:46.77 ID:aiEghxBC.net
この映画好きですわ。環境音も、時折のビデオテープで撮った映像も。展開がゆるっーと進んでいくところも。

留学生であり、同性愛者であり、パートナーは常にたくさんの人に囲まれていたりと、疎外感を常に感じる中で、1人ペトログリフを観に列車に乗った主人公(ラウラ)。

オチなどはやっぱりなと思うものなんだけど、思わずニヤリとしてしまった

リョーハ自身が、自分が何にも成れていない、どうしようもないやつだって思ってたからこそ上手く好意を受け止めることが出来なかったんじゃないかな?
というよりも、そもそもラウラ同性愛者だから上手くいかないと思うんだけどね。


不器用すぎて途中わぁぁ……となったし、最初は最悪すぎるな、もはやこの映画はずしたか?とすら思える同乗者(リョーハ)も、どんどん愛おしく思えてきた。

食堂車でお祝いしようとしてるくだりあたりから、何故か泣いてしまった。

「ロシアの男は冷たい」っていうセリフがあったけど、本当はそんなにどうしても観たかった訳でもないペトログリフを、自分よりも必死に探してくれて、無骨で、気取れなくて、不器用でなんかええやん。


本編関係ないですが、魚卵の事をロシア語でイクラというのは知ってたけど、ほんとにばっちりイクラって言ってて感動しましたわ笑

54 :名無シネマ@上映中:2023/02/16(木) 14:39:01.48 ID:W7rfgs6R.net
ふたりの記憶を彩る
質素で最高なラブレター♡
すんごいブスだったけど笑

⁡自身が蟠っていた場所から距離が遠のく
のに比例ししだいに広がる視点 解ける心、
そして大きくなる旅の相方の存在。
⁡ファーストインパクトが最悪だとあとは
もう相手のいい所しか見えてこないゲイン
ロス効果に従い閉ざされた心もいつしか
雪解けのように解れていく 煙草とアルコー
ルの匂いにまみれたわちゃわちゃな旅の魔法

喜怒哀楽が行き交う列車の通路、
沈没船の悲恋はもはや世界平和にも通じる
共通認識の兆しをみせつけ
端(はな)からどーでもいい相手が
いつしか愛おしい存在へと変わる、
気持ちを通い合わすのに共通言語だけが
すべてじゃない。期間限定の特有の空気を
分かち会うなかでうまれる特別な絆
旅の一期一会の尊さよ

孤独な自分を映す思い出の記録は
分かちあった旅の記憶で上書きして
最果ての地からまた新たなスタートをきる
一歩手前、
破顔する彼女に涙をこらえて
全力のエールをおくりたい


坊主の彼(リョーハ)ははじめからラウラに
同じ匂いを感じていたのかな。彼女の殻を
破るはじめのぐいぐい感もどこか許せる愛
おしいキャラで、ヤキモチ?焼いちゃったり
雪と格闘したり可愛すぎた。
⁡はじめ、この彼女がヒロインなの? って
ちょっと不満に思ってたの ほんますんません。
あと この映画すごく酔うので要注意、
ウォッカだけに☺︎

55 :名無シネマ@上映中:2023/02/16(木) 14:49:48.84 ID:dex9HGHA.net
途中から主役の女が日ハムの加藤貴之にしか見えなくなった

56 :名無シネマ@上映中:2023/02/16(木) 23:46:14.48 ID:4Z3xv1bk.net
レビューサイトの感想コピペしてるやつって何がしたいのか本当分からんな
同じ人類とは思えない思考回路だ

57 :名無シネマ@上映中:2023/02/17(金) 02:16:46.26 ID:kX2H8ofr.net
なんか割と絶賛されてるけどクッソ微妙だったわ
何も起きないけどなんかいい、ってパターンだと先月のイニシェリン島の精霊なんかは抜群に良かったけど、これは本当に旅先でちょっとトラブルありつつも同乗者と仲良くなっただけっていう
主人公がブスすぎるのもキツかった

58 :名無シネマ@上映中:2023/02/18(土) 01:12:49.04 ID:TObn4wmm.net
1990年のロシアを舞台に、寝台列車で相部屋になった男女の交流を描くロードムービー。最悪な出会いから始まり、長い旅の間で、粗野な彼の純粋な優しさに触れ次第に打ち解けていく。
過去を多く語らずも、心が通じ合う瞬間がたまらなく愛しい。
ラストの彼女の輝く笑顔は、自分らしさを見つけられたのだろう。
雪景色の中、長旅を共にさせてもらっているような感覚で、鑑賞後は少し寂しくも心がぽかぽか暖まっていた🚃❄

59 :名無シネマ@上映中:2023/02/18(土) 06:55:20.68 ID:EGW59fh5.net
ひとり旅好き、鉄道好き、雪景色好きとして袖振り合うロードムービーを純粋に楽しみました。極北の薄暗さがまた良くてね。

旅の一番楽しい部分って実は事前準備だと思うんだけど、主人公、最後の詰めが甘かった!w

でもそれが後半の展開につながり結果オーライ。

60 :名無シネマ@上映中:2023/02/18(土) 16:14:14.87 ID:FRmdJivP.net
少し違う視点で…というか、旅ということで考えたら、バックパッカー経験者として、僕にはこの作品に共感できるものがある。

厳冬期の2月、僕は北欧からサンクトペテルブルクに列車で入ったことがある。
ムルマンスクほどではないにしても極寒だ。
そして、モスクワからワルシャワに抜けた。更に、プラハへと。

ヨーロッパの列車はコンパートメントが一般的だ。暖かくて、冬には最適な移動手段のように思える。

それに、あれは不思議な空間で、長旅をする人は語り合ったり、仲間意識が芽生えたりする。

ワルシャワからプラハに向かう途中、僕の真向かいに座ったお年寄りの女性が、僕に靴を脱いで、足をこちらの座席に乗せなさいと言った。
僕は、臭いからと断ったが、足なんてみんな臭いから大丈夫と彼女は言った。
僕は、CEDERのブーツを脱いで、彼女の横に足をのせさせてもらった。
それからなんだかたくさん話をした。
お互い英語が母国語じゃないから、たどたどしくて、コミュニケーションには困ったが、その分、長い時間をかけて話しをした。

なぜ人は最果てを目指すのだろうか。
バックパッカーをしていると、遠くを、更に遠くを目指す人に出会うことがある。

バックパッカー経験者として考えると、もし最果てに行きたいなんて言ったら、友人にその意味を問われたり、家族にはやめなと止められそうな気もするが、ペトログリフを見たいと言えば、なるほどと思ってもらえそうな気もする。
ラウラは考古学研究者だから、ペトログリフを見たいというのは本心だと思うが、最果てを見てみたいという気持ちもきっとあったに違いない。
それは彼女が外国人であること、同性が恋人であることなど周りと異なることでアイデンティティが揺らいでいたからじゃないのか。
そんな時に一人になって考えたくなることはある。最果てを目指して、必然として孤独になれそうな気がするのだ。

61 :名無シネマ@上映中:2023/02/18(土) 16:14:18.35 ID:FRmdJivP.net
だが、人は孤独ではいられないものだ。

そして、最果てには何もない。
パワースポットに神がいないのと同じように。

ペトログリフがあったとしても、それは古代の人間がそこにいたという記録でしかないはずだ。
研究としての意味と、孤独を埋め合わせる場所が同じであるとは思わない。

VCRを盗まれる場面がある。
改めて自分のこととして考えると、写真より記憶の方がずっと大切な気がする。

ラウラは気がついたのではないのか。
同じ時間を同じ道程で共有したという記憶の貴重さを。

映画「イントゥ・ザ ・ワイルド」で、クリスが書き残した言葉「幸福が現実となるのはそれを誰かと分かち合った時だ」を思い出す。

きっと最果てにあったのは、そんな感情じゃないのか。

だから、リョーハと楽しく戯れることが出来たのだ。

それと、ぜひ機会があれば、多くの人にヨーロッパをユーレイル・パスで巡って欲しい。

62 :名無シネマ@上映中:2023/02/18(土) 16:53:27.39 ID:5TDlE13u.net
カリテずっと満席orほぼほぼ満席に近い状況が続いてるけどこれどの層に響いてるんだろう

63 :名無シネマ@上映中:2023/02/18(土) 18:16:15.85 ID:6vlVnXqC.net
>>60-61
コピペやめて

64 :名無シネマ@上映中:2023/02/19(日) 11:05:16.31 ID:e7rR9wm+.net
ファンランド人学生は、古代のペトログリフを見に行くため寝台列車に乗るが、そこでロシア人労働者と相部屋になる。ヒューマンドラマ作。旅路の中で、女性が良くも悪くもで様々な経験を通していく展開は、ドキュメンタリーのような自然体さがある。主にロシア人との関係性があるが、旅路だからこその絶妙な距離感、繋がりが生まれ、濃厚な恋愛系のお話ではないが、優しさは滲み出ています。結末もちょうど良い。

65 :名無シネマ@上映中:2023/02/19(日) 12:53:10.33 ID:RW0OyT35.net
今日もカリテ全回満席かよ
なんでだよ

66 :名無シネマ@上映中:2023/02/19(日) 14:39:16.73 ID:4rqKJxC+.net
満席は息苦しい 今日マナー悪いやついたし

67 :名無シネマ@上映中:2023/02/19(日) 23:20:18.66 ID:bN8V0vvu.net
パートナーが行けなくなり、列車の一人旅のはずが、客車のルームメートと旅を共にするロードムービー。すでに、現在の日本で考えると設定があり得ない状況となっているが、ソニーのウォークマンでカセットを聞いていたり、劇中の「タイタニックみたか?」のセリフからすると1990年代末が設定なのだろうと思われる。若い男女が狭いコンパートメントで同室となることは当時はあったのだろうが、その当時でも犯罪の可能性があり、映画での初対面の状況ではかなり危うい。いかにも危ないヤツと思われる同室の男が実はかなりピュアな人間であることが分かってくるにつれて、電話でのパートナーのそっけない対応も相まって魅かれていく描写は良い。しかし、彼の不器用さから二人の関係が順調には進まないところで、最初の設定から、主人公はLGBTのLではなくBなのか、見た目と違いピュアな彼はGではないのかなど、頭の中がごちゃごちゃしてくる。そんな中、列車内の描写が多く、登場人物を追いかけるカメラワークや主人公の撮影したビデオ映像を見ているうちに、こちらも乗り物酔いのような感じになり、
終盤はやや気分不良となり、映画に集中できなかった。そして、目的の地であるペトログリフも岩絵の描写はなく、これが目的の地なのか観客にはよく伝わらない。しかし、最後に渡された彼の絵こそ彼女の求めたペトログリフなのかというところで、少し頬がゆるむ。光るところもあるが、映画を見る観客に対して計算しつくされていないと思う。

68 :名無シネマ@上映中:2023/02/20(月) 06:49:05.83 ID:68iV6547.net
ハイスタ・ヴィッ〇ウ‼
恋人とともにロシア北部にあるペトログリフ(岩面彫刻)を観に行く約束をしていたがドタキャンされ・・・寝台列車で同室となった粗野な男との道中を描いた作品。

まず、恋人にドタキャンされ一人旅になるのは分かるけど、何故見知らぬ他人と同室になるの・・・?ロシア寝台列車のシステムがよくわからなかったけど、部屋を予約という形ではなく、列車の等級(?)だけ事前に選んで、あとはその車内で空いている部屋に勝手に入る、という形式なのかな?

これって結構危険な気がしますけどね…ワタクシだったら、例えメチャクチャ良い人だったとしても見知らぬ人と同室とか絶対ムリですわ…。

早速話が脱線しましたが、やっかいな男性と一緒になってしまい幸先の不安なラウラの旅が始まっていく。。。

本作は、フィンランド出身監督の長編2作目だそうですね。1作目のオリマキもそうでしたが、これといった急展開等々なくとも、不思議と画面に引き込むような描き方が素敵です。

リョーハは一体何者なのか…!?不器用で孤独な青年というのは間違いないんだろうけど。その発言からも、あまり他人を信用できず…だからこそ、孤独な老婆や事有り気なラウラには親近感を覚え、不器用な優しさを見せるのだろうか。

ラウラもラウラで、中盤以降はともかく序盤から割と風変わりなリョーハの相手はしてあげているし…やはり海外の人は比較的人見知りとかないのかな?それゆえに辛い問題も起こったりしましたが。。

登場人物達、特にリョーハの背景を詳しく知りたかったし、何事ももっと直接的に投げかけて欲しいと思う場面は数あれど、それぞれの心情を推し量りながら観るのが正解の作品でしょうか。岩面彫刻とかも結局どうだったんだろう。。

69 :名無シネマ@上映中:2023/02/20(月) 06:52:56.80 ID:rsf4F5iF.net
それでも、ラストの展開は超秀逸。こう持って行きますかぁ~。ここだけでも☆+0.5ですね。
両者とも燻る暮らしの中で、不器用なりに人を想う優しさに溢れた良作だった。

寝台列車って良いですよねぇ~。子供の頃一度北斗星に乗ったのが最初で最後ですが、良き思い出です。北斗星なき今、寝台列車って出雲サンライズくらいだとか(?)いつか是非乗りたいですね。

そしてどうでも良いが、劇中、フィンランド語で「バイバイ」は「ヘイヘイ」と言うと字幕には書いてましたが…どう聞いても「バ○」にしか聞こえなかったのですが…。

70 :名無シネマ@上映中:2023/02/20(月) 07:33:45.97 ID:Qrh8ZUAZ.net
コピペガイジ

71 :名無シネマ@上映中:2023/02/21(火) 17:48:04.88 ID:AKQ1IKAv.net
平凡、淡泊、それでもジワジワとくるロードムービー

ロシア映画?フィンランド映画? モスクワに留学する女性が、ペトログリフを見るために旅をするロードムービーだ。 最初から殺伐とした雰囲気は、ロシアに抱くイメージと重なる。特に冬だと。 それに輪をかけて、寝台列車で相席となった男が最悪の印象だ。 昔ヨーロッパで寝台列車ではないが同じような個室の相席になったことがある。 その時は特に何も問題がなかったが、それでも知らない男と何日も就寝を共にするというのはキツいし、
ましてやこんな男だと、もはや嫌悪感を通り過ぎて絶望しかない。 序盤はそれがすごく伝わってきた。 だが、それが最終的にあんな風になるとはなぁ~ これがロードムービーをベースとしたラブストーリーというなら、とてもセオリーどおりた。 それにしても描き方がとても淡泊だ。 平凡、普通・・・ロマンスのありなしはともかく、ただの地味な寝台列車の旅を描いてるだけ。 それでもこの淡々とした感じがジワジワとくる。 そしてペトログリフは見られたの? という疑問と同じくらい、その後が気になる終わり方。

72 :名無シネマ@上映中:2023/02/21(火) 18:01:56.93 ID:Ln4l/Gy/.net
チラシの写真すごいな
ヒロインの顔が綺麗目に見える写真で撮ってる
映画観るまではあんなブスだと思わなかった

73 :名無シネマ@上映中:2023/02/21(火) 18:11:19.67 ID:91eeyKD2.net
パネマジ

74 :名無シネマ@上映中:2023/02/21(火) 21:19:39.96 ID:bnlQCn4q.net
他人とあんなに近い距離感で過ごすことを強制される環境の凄さ。
壁も、カーテンもない。
他人との間に仕切るもののない空間で、他人に身体を晒す。
他人から自分を守る距離を保てない。
必然と他人に、そして自分に向き合わざるを得ない。辛いし、きつい環境。
ただ、そんな環境で他人に晒されなければ絶対に繋がることはなかっただろう2人。

遠い地の果てのような場所に連れていく寝台列車という空間も凄い。
そんな寝台列車の旅がもたらす表面的な日常からの切断。
互いの日常には無責任な、乗り合わせた客同士という関係だからこその出会いと共感。

そして、冒頭でアカデミックな会話の中で語られる歴史の重要性について。(過去を知ることで今がより理解しやすくなる。)
ただし、この映画では歴史とか意味とかストーリーとか関係なく、過去にも未来にも繋がらないかもしれない、一瞬の今の時間の美しさを感じた。

美しいシーンもたくさんあった。
列車の部屋で抱き締め合い、涙を流すシーン。
雪の上で寝そべる二人のシーン。
こんなにも違う環境で日常を過ごしているだろう2人が、
こんなにもお互いの表面上のことを知らないだろう2人が、
こんなにも美しい関係を築けることの凄さ、美しさが心にしみてくる。

しかも、他の旅映画のような刹那的で衝動的な感じはせず、深い内省的な繋がりを感じた。

そしてラストの車から目が合う瞬間と、別れ。グッとくる本当に美しいラストシーン。

ビデオカメラのノスタルジックな映像、窓に滴る雨粒でボヤけた映像。内省的な空気感を醸し出すセンスも抜群。
フィンランドの美的感覚や、慎ましさみたいなものが改めて好みだなと思った。

75 :名無シネマ@上映中:2023/02/22(水) 00:24:15.52 ID:XOjOrQ5M.net
ヒロインが可憐な乙女だったら、客は10倍入ってただろう。

76 :名無シネマ@上映中:2023/02/22(水) 00:26:15.80 ID:Zri+wXRX.net
連日満席だけど何がそいつらの心に刺さったのか謎
マジでつまらなかったわ

77 :名無シネマ@上映中:2023/02/22(水) 19:44:54.66 ID:R7p4xJxw.net
リョーハは(社会的には悪いことしてる人かもしれんが)普通に優しい人だからラウラが惹かれるのは分からなくない
でもリョーハはラウラのどこに惹かれたのかが見ていて伝わらなかった
特に惹かれてはいなくて気まぐれで優しくしただけとも考えられるけど、それにしては優しすぎる
ラウラにしても最初頑なにコミュニケーションを拒否していたのに、公衆電話の一件の後急に車に乗るのは不自然に思えた
もう少しそれぞれの行動に説得力があればなと思った

78 :名無シネマ@上映中:2023/02/22(水) 21:31:42.50 ID:feaoDjrU.net
監督登壇の回見たけど狙いとしてはネット環境に生きる今この世の中、目的を失い不便な中での旅の中で生まれる出会いや自分がこれまで自分の中になかった価値観や考え方を描いた言ってたから狙いとしては単純なんだけどね

79 :名無シネマ@上映中:2023/02/23(木) 06:14:40.70 ID:PrJP0XaT.net
偶発的な出来事や選択の連続で良いことも悪いことも当然ある、それが旅の良さだし儚いね、という話だった。食堂車でのお祝いや目的地でのシーンは大変感動的で、絵としても美しかったと思う。
ただ、開始直後のある「おふざけ」的な会話のなかで発されたある言葉、態度が怖すぎて「こんな人と同室だったら夜も眠れないし間違いなく旅程変えるな……」と感じてストーリーに乗れなくなってしまった。主人公はそのひどい発言をあとで皮肉ったりするし、「旅先で危なっかしいな……」という行動を取るような人なので違和感なし!となるのかもしれないが、性暴力被害を軽く見ているのでは?と不安になってしまった。

80 :名無シネマ@上映中:2023/02/23(木) 22:32:50.86 ID:4O225xdy.net
見終わった後にじわーっと広がっていくような、余韻を残すタイプの映画。
極寒のロシアが舞台でいかにも寒そうなのになぜかあったかい。

リョーハがキスに乗り気じゃなかった理由もあんまりよくわからんし、(レズビアンと聞かされてたから?知的階級と労働階級の差を感じ取ってた?女性がはじめてだった?)あの老婦人が一体何者かもわからんし、岩絵が見られたのかどうかもあんまりはっきりしてないし、色々はっきりしない部分が多いけどそのはっきりしなさがこの映画に余韻をもたらしてるのかも。

あったかいけどちょっとほろ苦い、大人な映画。エンドロールのカラフルなバックがよかった。

81 :名無シネマ@上映中:2023/02/25(土) 05:20:54.07 ID:8WyLapJv.net
寝台列車の客室という狭い空間に見ずしらずの男性と二人きり(しかも粗雑でデリカシーがない)だなんて絶対に無理…!と思った私には物語は始まらない。受け入れたからこそ出会える人や体験がある。主人公が危なっかしいなと思いつつ羨ましくもあり。

82 :名無シネマ@上映中:2023/02/25(土) 07:13:16.38 ID:T/895q6n.net
ヒロインが可愛いければ+15点くらいしても良かった
さすがにブスな上にシケたツラしてるのが主人公だと入り込みにくいわ
別に美人でもメンヘラはいるんだし、美人にしても何も問題はなかったはず
美男美女じゃないのに旅を通して惹かれあっていくっていうコンセプトは分かるんだけどね

83 :名無シネマ@上映中:2023/02/25(土) 09:44:38.91 ID:sGbv2fmn.net
ちょっと可愛いレベルの美人にすればなあ
庶民的でクラス5番手くらいの普通の美人
あんなドブスじゃなくてさ

84 :名無シネマ@上映中:2023/02/25(土) 10:14:32.13 ID:La+HWq32.net
しかも主役のあの人39歳らしいからな
撮影時はもう1,2歳若かった可能性もあるかもしれないが、それにしてもあのストーリーやるにはとしても歳が行き過ぎてる
もはや顔以前の問題

85 :名無シネマ@上映中:2023/02/25(土) 18:32:49.03 ID:74pUdpKN.net
色々な映画祭で受賞している作品だけど、私には受賞に該当する作品だとはとても思えなかった。

人間の孤独を描いている作品だとは理解できる。でも私には共感できない。ペトログリフがよくわからない。岩に彫られた彫刻らしいがアップもなく、またあんな野ざらしで保存できるのだろうか。囲いが必要だろうと思う。まだ、ソ連崩壊前の時代設定かな。私にはわからない映画だと正直に告白します。

86 :名無シネマ@上映中:2023/02/26(日) 09:49:31.85 ID:CxZihdbp.net
設定は1990年代末期だよ。
タイタニックの話が出てくる。

87 :名無シネマ@上映中:2023/02/28(火) 04:44:35.27 ID:2YRLbm7N.net
カリテで『コンパートメントNo.6』観た。完全に旅した気分。寝台列車乗ったし知らない車で知らない老婆と猫住む家行った。ラウラとリョーハが少ぅしずつ距離縮めていく様子が堪らないよ…リョーハお前…もう!!唯一知ってるフィンランド語が「ハイスタ・ヴィットゥ」になりました。超良かった!

88 :名無シネマ@上映中:2023/03/06(月) 19:19:28.21 ID:wmqBAA3G.net
そろそろ海外ひとり旅をまたしたいし、宗谷岬目指して北海道行った時のことも思い出しながら見たからめっちゃ楽しめた

89 :名無シネマ@上映中:2023/03/08(水) 18:53:16.33 ID:vRKDLo1I.net
めちゃくちゃ拡大上映してるのな
なら最初からやれよ
あんなクソなカリテ見る羽目になったのにさ

90 :名無シネマ@上映中:2023/03/09(木) 13:50:20.58 ID:nafx0pvb.net
シネマカリテはスクリーンが右に寄ってるので左側取った人間はムチウチになります

91 :名無シネマ@上映中:2023/03/16(木) 12:52:44.79 ID:e6jk9SEH.net
むー
見たけど
そこはかとない感じがいいんかこれは?

赤の他人の男女2人が同室ってシチュが
日本ではなかなか考えられんから
なんか心情がよく分からんかった

92 :名無シネマ@上映中:2023/03/16(木) 12:55:36.80 ID:rtgno+W7.net
ミニシアター好きな奴が無駄に上げてる印象
Twitterとかの印象だけどね

希望は違えどRRRとかと似てる

何回見た泣いたマウント取ってる奴多いし

93 :名無シネマ@上映中:2023/03/16(木) 12:57:55.72 ID:e6jk9SEH.net
おまんこ使うんか?とか言って股にタッチしてたよな 
あんなん絶対その後も拒否りそうなもんだけど
よく分からん

ただ後半のリョーハは良い奴で
なんか良かったわ
互いに執着しないのも良い

94 :名無シネマ@上映中:2023/03/29(水) 17:32:34.62 ID:74qxROc3.net
>>88
自分も若い頃に鉄道やバイクでふらふらと旅をしていたから、もう一度旅に出たような気分になれて面白かった。
不愛想なおばさん車掌がロシア国鉄っぽくて良かった(乗ったことないのでイメージですが)。
主役はもっと若くて美形なら感情移入できたかもしれない。
リョーハは、現代の若い男があんなにお国自慢をするんだろうか…?まあステレオタイプなロシア男ってことなんだろうけど。

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