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先生を紹介してください

10 : ◆30rKs56MaE :2006/04/16(日) 22:31:24 ID:WI66ZyiB.net
あとこれは僕の意見。

作曲のレッスンと言っても、まずどんな音楽を書きたいかにもよる。
ここは現代音楽板だから>>1氏がいわゆるクラシック系現代音楽を書きたいと言う前提で話を進めるが、
ポップスやロックを書きたいのなら、専門音大よりもそれ相応の教育機関へ入ったほうがふさわしいと思う。
みっちりクラシックおよび現代音楽の書法を勉強して、その後でポップスやロックに生かす手もあるけど。
>>9のリンクで山本さんが言及している「劇伴」(映画、テレビ、ゲームなどの伴奏音楽)は
特にそうした知識が必要と思われるし、また逆にクラシックにはない様々な「現場の事情」
の知識も必要だろうから、それこそそういうものを教えてくれる教育機関に頼るべきだろう。

それから、どんな音楽でもいいから、まず自発的に作曲する意志があるかどうか。
先生に課題を言われないと作りはじめないという生徒を、僕はどこにいても良く見かけるが
(僕が今いるIRCAMでも一部そういうのがいる)、それは作曲家としての創作意欲にまず欠ける。

作曲のレッスンと言っても色々なやり方があるだろうが、
>>5の答えあわせ云々と言うのは、和声や対位法などいわゆる「書法(エクリチュール)」としての
基本技術を学ぶことであって、作曲そのもののレッスンではないと思う。
では作曲のレッスンと言うのはどういうものかというと、例えば初歩段階としては、
書いていった曲に和声上の明らかな間違い(平行五度・八度とか属音の引き延ばしとか)があれば
それを指摘するとか、あとより音楽的に豊かな書き方(メロディの膨らませ方、音楽の流れの作り方)
などを示唆するといったやり方があるだろう。
それから楽式(三部形式、ソナタ形式、フーガなど)、あるいは各様式(古典派、ロマン派、印象派、
新ウィーン楽派など)の説明とそれらの模倣と言う話になってくると思うが、模倣をすると技術は身につくものの、
創作意欲をそのまま刺激させるかというと必ずしもそうではない。
誰しも自分の書きたいと思うスタイルと違うものを強制的に書かされれば面白くないし、
自分独自のスタイルを発展させることが妨げられるから。僕もそうだったし。
しかしそれらはどちらもバランスをとることが必要だと思う。
上に書いたのと逆で自由に書きたいように書く曲だけでは、クラシックの基本技術は身につかないだろう。
特に現代音楽の中でも、いわゆるアメリカ実験音楽のようなコンセプチュアルな音楽は、
基本技術とは全く別次元の世界の音楽と言って差し支えないだろうから、そういうものを書きたいのであれば
それを書くことを妨げこそしないものの、それと平行してきちんと基本技術を身につける訓練は
つんでおいたほうがいいと思う。

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