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先生を紹介してください

40 : ◆30rKs56MaE :2006/04/18(火) 08:43:06 ID:TahqSDUv.net
>>39
>和声はいいから現代音楽を教えてくれとか言うような人に
>「熱心」に教えてくれる先生がいるかどうかが問題だべ
ところが先日聞いた話だと、パリ音楽院作曲科の試験要項は最近変化したらしく、
和声や対位法などの調性音楽のエクリチュールを一切省いて、
20世紀の作曲家のスタイルを模倣した曲を書かせる、とか言い出したらしい。
それとこれも聞いた話なので自分で確かめていないから定かではないが、
エコールノルマル音楽院で平義久の後任になったエディット・ルジェ女史も、
メシアンやベリオ、リゲティなど現代音楽の古典的作曲家の曲を分析させて
そのエクリチュールを学ばせているらしい。
(パリ音楽院への入学試験のための予備校的なことをやらせているのか?と勘繰りたくもなる)
はっきり言ってどちらも悪いことこの上ない。調性音楽もろくに書けない不満足な筆力の生徒たちに
現代音楽(の古典)の模倣をさせて、それで作曲学生のレヴェルを図ろうだなんて、
作曲家としての根本的な精神を育てるどころか摘み取ってしまうようなものだ。
例えばベリオ風の作品が書けたとして、それでその生徒は「現代音楽」風の曲が書けたと
錯覚して満足してしまう。だから現代音楽を良く知っている人の耳で聴くと既聴感だらけの作品が
氾濫することになる。しかも彼らは根本的な調性音楽上の常識すら知らない。
結果として彼らに調性音楽を書かせると、ペンデレツキの近作みたいに一見マーラー風なれど
中身はスカスカのような音楽が一丁上がり、となるわけだ。

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