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洋書・読み終えた本の感想スレ・雑談あり 1

347 :名無しさん@英語勉強中 (アウアウエーT Sa3a-NKTU):2020/04/08(水) 09:46:29 ID:R4ZlnuEsa.net
The years of Extermination(by Saul Friedlander)2007年・663頁

リトワニア外交官だった杉原千畝の「命のビザ」のエピソードは、
外国から広まってきたものだ。恩を受けた人はその恩を忘れない。
杉原は、外務省の訓令に違反して、ユダヤ人やナチスからの亡命者に
日本への通過ビザを発給した。押し寄せる難民に同情し、その結果を
省みず誰にでも発給した。そのために何千人もの人の命が救われた。
その人たちの子孫は何万人もいるという。
人間の人間に対する美しい行為が後世に語り継がれていくことは
よいことだ。イスラエルにあった顕彰碑は、一度は破壊されたが、それ
を知った子孫たちによって別の場所に復元された。

外務省の訓令に違反した杉原は戦後まもなく依願退職に追い込まれた。
たとえ、それが人道的行為であったとしても、外交官として国家意思に
反した杉原は外務省から憎まれ冷遇されたのである。
一方、真珠湾で外交交渉決裂の通告遅延に責任があったとされる外交官
は戦後、順調に栄達した。この差は、通告遅延が個人の過失ではなく、
参謀本部が仕組んだ意図的な工作だったことを裏付けている。
引用は、杉原千畝の個所(抜粋)です。

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