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洋書・読み終えた本の感想を書きまくれ 2冊目

1 :名無しさん@英語勉強中 :2020/02/05(水) 22:08:35.29 ID:XKFWUfV00.net
読み終えた本の感想を書いてください。ジャンル不問。

【注意】ここは読んだ本の感想を書くスレです。
雑談したい方は下記のスレでお願いします。
雑談を放置しておくとただの雑談スレになってしまい、
感想を書く人が書きにくくなりますので、こちらに移動をお願いします。
 洋書・読み終えた本の感想スレ・雑談あり 1
 https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/english/1580439906/
前スレ
 洋書・読み終えた本の感想を書きまくれ 1冊目 [無断転載禁止](c)2ch.net
 https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/english/1457845426/

253 :名無しさん@英語勉強中 :2021/08/08(日) 19:44:40.20 ID:CCI7b1Jx00808.net
>>252
【注意】ここは読んだ本の感想を書くスレです。
雑談したい方は雑談のスレでお願いします。
雑談を放置しておくとただの雑談スレになってしまい、
感想を書く人が書きにくくなりますので
The old letter by Maurice Hogarth

むかしむかしの失恋話がこんな場合によみがえる不思議
but his heart had knocked in the same erratic fashion as it did now.

254 :名無しさん@英語勉強中 :2021/08/10(火) 20:22:05.39 ID:TFXYLswX0.net
A sardine tail by Maurice Hogarth

うっかりするにはそれなりに心に引っ掛かるものがあったわけで
he had overshot the mark - he realized that in time.

255 :名無しさん@英語勉強中 :2021/08/11(水) 20:18:21.94 ID:UfsifZSY0.net
In camera by Maurice Hogarth

これまでの趣味が変化するには複数の理由があるのであった
I thought I might discuss with him some books I can spare.

256 :名無しさん@英語勉強中 :2021/08/16(月) 19:54:19.71 ID:yQI7F16H0.net
In the school corridor by Eva Worobiec

偶然の再会は衝撃的というよりは夢のなかの出来事のような感じ
I had it on the second floor, clear at the other end of the building.

257 :名無しさん@英語勉強中 :2021/08/23(月) 19:44:01.44 ID:cFDdEZ7c0.net
The deities of the nineteen century by Esther Austerlitz

歴史の証人としての建築物の細部との対話
and time reigns supreme among these emblems.

258 :名無しさん@英語勉強中 :2021/11/13(土) 12:49:55.69 ID:uCFVLsCFp.net
死んだか

259 :名無しさん@英語勉強中 :2021/12/20(月) 01:15:54.32 ID:/wsKcglZ0.net
Fahrenheit 451

書物を読むこと持つことが非合法となった社会。
焚書に組みしてきた側の主人公が、身の回りで起きたいくつかの出来事を経て、
書物の大事さに気付き、反逆を始める、という話。

本読みとしては重要なテーマと思うし、魅力的なキャラクターも出て来るし、
感性がほとばしるような筆致も読ませると思うんだけど、拡げた風呂敷を
畳もうという意志が見られない。荒い。
まあ面白いことは面白いんだけど、「こんな尻切れトンボな話が名作扱いでいいの?」と
いうのが正直な読後感だった。

10点満点なら6点、かなあ。
後編があるならもうちょっと考えてもいいけど。

260 :名無しさん@英語勉強中 :2021/12/20(月) 12:15:10.64 ID:HrJRPkdAa.net
Bradburyが亡くなった頃の評価もそんな感じだった気がする。
長編だとSomething Wicked This Way Comesなんかも冗長な印象が拭えないし、
The Illustrated Manとか短編集の印象の方が強いけどな。

Fahrenheit 451はTruffautの映画で記憶してる人の方が多いかも。

261 :ミトちゃん :2021/12/22(水) 10:52:34.93 ID:7wdDgvy+0.net
Bradburyは構成はともかく
読んでいて心地いね
ちなみにわたしはThe Martian Chroniclesがいちばんすき

262 :ミトちゃん :2021/12/30(木) 12:52:08.92 ID:zaaWGoR60.net
Fahrenheit 451 by Ray Bradbury
この年末年始はこの作品の読書会を開催します
わたしは Dey Rey Book の50周年版を使いますが
みなさんそれぞれお持ちの版で、とにかく楽しく読みましょう
全部で3 parts あるので一日1part ずつ、ゆっくり読んでいきましょう
面白いなあと思った箇所や疑問に思った点など
気軽に書き込んでいきましょう

263 :ミトちゃん :2021/12/30(木) 17:47:11.11 ID:zaaWGoR60.net
part 1 で私に印象深かったシーンは
勤めを休もうとしている主人公の所に上司のBeattyが乗り込んできて説教するところ
言ってること、結構当たってるように思うんだよね
帰り際のセリフ、Get well and keep well
味わい深いなあ

264 :名無しさん@英語勉強中 :2021/12/31(金) 03:51:29.69 ID:BY2plYOS0.net
煙突掃除の兄貴のイメージ

265 :名無しさん@英語勉強中 :2021/12/31(金) 03:54:53.37 ID:BY2plYOS0.net
Beattyはブレードランナーの敵役のレプリカントのイメージ

266 :ミトちゃん :2021/12/31(金) 22:26:46.50 ID:CedwR4w70.net
どうもBeattyの人気が高いみたいだなあ
part 2 に入ってもその博識によってBeattyは光っているのだけれど
ここでは5ちゃんの意味というこもとも鑑みて対立者Faberの言を引用しておきますね
You're afraid of making mistakes.
Don't be.
Mistakes can be profited by.
Man, when I was younger I shoved my ignorance in people's faces.
They beat me with sticks.
By the time I was forty my blunt instrument had been honed to a fine cutting point for me.
If you hide your ignorance, no one will hit you and you'll never learn.

267 :ミトちゃん :2022/01/01(土) 22:23:01.38 ID:5HTaQOCP0.net
年を跨いだFahrenheit 451も今日で終わり
結局、火も使いようなのである
It was not burning. It was warming.
抒情的な説明の仕方であるからして
決して根底的な批評・批判にはならないところがもどかしと見る向きもあるだろうが
それがBradburyの持ち味なのだから
そこを楽しめればそれで良し、なのだ

268 :ミトちゃん :2022/01/04(火) 07:34:25.10 ID:4lWmT34o0.net
Carthage

For three days I lay in a coma, in traction, under those scalding azure skies.

269 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/04(火) 16:31:22.23 ID:JdXd6WPj0.net
"Fahrenheit 451" を俺も3日くらい前から読んでいて、あと10ページくらいで読み終わる。
Part 1 と Part 2 は読みやすくて軽いが、Part 3 は少しだけ独特の文体で少しだけ
独特な世界を描いているような気がして、ちょっとその世界の中の細かい部分を
つかみ取りにくくなるけど、まあまあ面白いな。

今のところ俺は、この作品をさほど深い味わいのあるものだとは思わないけど、
何度も読み返したらもっと深く味わえるようになってくるかもしれない。
まあ、みんなで読んで読後感を楽しく話し合うための作品としては、適切だろう。
万人が楽しめる作品だと言っていいんじゃないかな?娯楽だと割り切って
読む人もいるだろうし、映画化しても面白い作品になるだろうし、あらすじを
他の人に語り聞かせても相手は喜んでくれるだろうし。

270 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/04(火) 16:33:31.47 ID:JdXd6WPj0.net
さらに、Fahrenheit 451 は、会話文を味わうため、そして会話表現を学ぶための
外国人向けの英語教材としても、ふさわしいんじゃないかな?生き生きした
会話場面集という感じ。

271 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/04(火) 16:59:24.82 ID:JdXd6WPj0.net
Fahrenheit 451 の Part 3 のうち、次の一節が、まあまあ気に入っている。
ネット上にこの部分が引用されていたので、おかげで俺はいちいち typing する必要がない。

And there at the bottom of the hayloft stair, waiting for him, would be the incredible thing. He would step carefully down, in the pink light of early morning, so fully aware of the world that he would be afraid, and stand over the small miracle and at last bend to touch it.

A cool glass of fresh milk, and a few apples and pears laid at the foot of the steps.

This was all he wanted now. Some sign that the immense world would accept him and give him the long time needed to think all the things that must be thought.

272 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/04(火) 17:55:37.34 ID:JdXd6WPj0.net
Beatty が死にたがっていたらしいという一節は、面白いとも言える。

He lay where he had fallen and sobbed, his legs folded, his face pressed blindly to the gravel. ●Beatty wanted to die.●

In the middle of the crying Montag knew it for the truth. ★Beatty had wanted to die.★ He had just stood there, not really trying to save himself, just stood there, joking, needling, thought Montag, and the thought was enough to stifle his sobbing and let him pause for air. How strange, strange, to want to die so much that you let a man walk around armed and then instead of shutting up and staying alive, you go on yelling at people and making fun of them until you get them mad, and then ....

273 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/06(木) 01:35:45.34 ID:EWZBpHgpM.net
Anne of Green Gables by Lucy Maud Montgomery

昨年からAnne with an ‘E’という原作をかなり自由に翻案したドラマをテレビで放送していたので、
気になってちゃんと読んでみた。
JerryというHome Child(-ren)や大胆なethnic/sexual minorityの主題を取り上げたり、
原作にある細部も改変してドラマとしてより劇的に展開する一方、
原作のテキストの特徴はかえって見えにくくなっているかもしれない。

Tennysonのようなまだ当時のliterary cultureの中心にいた詩人も現代の読者にはさほど馴染みがないかもしれないが、
自分をCordeliaになぞらえ物語中の人物が使うbig wordsを好んで使い、
‘scope for imagination’が口癖のAnne Shirleyは当時のliterary cultureによって育まれその模倣でもある
(ついでながらAvonleaの自然の描写にはconventionalでliteraryな表現が溢れている)。

274 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/06(木) 01:55:32.45 ID:EWZBpHgpM.net
幼いAnneのidiosyncraticなspeechはこの作品の魅力かもしれないが、
Anneがorphanとして生きてゆくために必要な手段であった物語の世界(社会的にmarginalな存在ほど幻想を必要とする)
の習慣と言語から抜け出すgrow outことがこの作品の潜在的な主題でもある。
Miss Stacyのようなmentorのもとで現実の世界に目を開かれてゆくにつれて、
物語から借り受けたbig wordsが魅力を失い、
かつての‘redheaded’ girlは外見的にも‘auburn’ womanに生長して現実の過酷な選択に立ち向かう。

それでも結末でBrowningを口ずさむAnne Shirleyは疑いもなく当時のliterary cultureの産物である。
ドラマはそこに大胆に様々な社会的問題を仮託しているが、
生身の人間ではないAnne Shirleyという文学的テキストの成り立ちに対してどれたけ敏感でありえただろうか?

‘God’s in his heaven, all’s right with the world.’

275 :ミトちゃん :2022/01/08(土) 10:27:11.94 ID:8s5FLn5g0.net
赤毛のアンもその翻案ドラマも面白いよね
さーて三連休だあ〜
なによもうかなあ

276 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/08(土) 13:15:34.79 ID:SE0+nV7o0.net
このスレまだあったんですね
数年前に結構書いていました
眼を悪くして数年間ほとんど読書していなかったのですが
今年また読書を始めようと思い、
J. R. R. Tolkienの "The hobbit : or there and back again" を読み始めました

数年ぶりの洋書読書なので初日はペースがつかめず苦労しましたが
二日目になってだいぶ勘が戻ってきました
この作品は以前映画版を見たことがあり、まだある程度覚えているので
小説も世界観が掴みやすく、楽しく読めています

277 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/09(日) 22:38:06.34 ID:e9ivHLFn0.net
J. R. R. Tolkien, "The hobbit : or there and back again" 読了

語彙や構文は平易で、技法的話法的に特に変わったこともなく
基本的に写実的な描写なので、面白く読めました

映画で知っている話とは言え、物語に引き込まれました
特にドラゴンの描写にリアリティを感じました

最後は当然ハッピーエンドなのですが、ずっと物語の世界に浸りたくて
少しネットサーフィンしたりと、読むのを遅らせてしまいました

次は同じ著者の "Lord of the Rings" を読んでみます
3部作全部合わせると結構な長編のようですが
映画を見たことがあるので世界観は掴みやすいかと

しばらくファンタジー作品を読もうかと思っています

278 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/10(月) 15:05:54.39 ID:NENc3B5E0.net
The Lord of the RingsやLe GuinのThe Earthsea Cycleでは冒頭に架空世界の地図が掲げられてるけど、
映画版LOTRが専らNew Zealand各地のロケで撮影されたのは感心した。
まだCGだけではできないこともいろいろある。

279 :ミトちゃん :2022/01/11(火) 00:17:29.24 ID:4rfGVplI0.net
The Eagle Has Landed by Jack Higgins

ある人に勝手に置いて行かれてそのままにしてあった本
かなり日に焼けてしまったそれをこの休みに読んでみた
いやー、これぞエンターテイメントという面白さでした
第二次世界大戦末期の状況もさることながら
アイルランド解放闘争や南アフリカの歴史など
泥縄式にお勉強したくなった、かな
Whatever else may be said, he was a fine soldier and a brave man.

280 :!dama!omikuji :2022/01/11(火) 07:45:25.93 ID:O913vbGC0.net
アンって難しくなかったっけ。
ホビット容易に読めるなんてすごい語学力だ。
尊敬する。どうしたらそういう風になれるんでしょう?
コツがあったら教えてほしい

281 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/11(火) 20:20:55.14 ID:W86KTEx30.net
アンはプリンスエドワード島の植物の名前がしょっちゅう出てくるのと途中から聖書のフレーズが出てくるのが難易度上げてると思う
それが理由で作品に必要な語彙力ランキングみたいなのはかなり上位に来ちゃうんだけど聖書のところを除いては文体が難解ということは特にない感じ

ホビットとか指輪物語はあの世界にしかない固有名詞がたくさんあるところがやや読みづらいと思う

282 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/11(火) 20:23:19.10 ID:W86KTEx30.net
あと似たような名前のドワーフが多すぎて区別しながら読むのが非常に困難かもしれない

283 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/11(火) 23:55:21.27 ID:eGr5mrTQ0.net
学校の勉強はある程度全体の達成度で測られるから常に段階を踏むけど、
一通り勉強を終えたら読みたいものをかじりついてでも読めばいいと思うけどな。
そうしないといつまでも同じようなペースでしか上達しない気がする。

難易度や適正な語彙レベルを表示するのも善し悪しで、
Gravity's Rainbowを読むのに相応しい時期なんて一生来ないかもしれないよ。

284 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/12(水) 09:19:50.71 ID:c7rUfzbW0.net
"Lord of the Rings" プロローグと二章まで読みました
プロローグは家系や地理や文献の説明だけだったので
退屈で心配しましたが
一章から物語が始まると、とても面白く引き込まれています

285 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/12(水) 20:13:56.40 ID:Efr1Btqh0.net
>>281,282,283
教えてくれてありがとう

286 :ミトちゃん :2022/01/15(土) 07:43:35.71 ID:LIv+iuXl0.net
なんか指輪物物語が流行ってるみたいだなあ
難しそうだなあ

The Time Machine by H. G. Wells
Weenaって明らかに植民者の現地妻みたいで笑える
とはいえ帝国主義の成れの果てが
家畜化された有色人種を地下に潜った白色人種が喰らうっていう
笑うに笑えない残酷な未来予想図にまとめるところが凄い
One cannot choose but wonder.

287 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/15(土) 18:19:19.93 ID:2wKFL3750.net
Stephen Crane という作家がアメリカにいた。彼が生きたのは 1971 年から 2000 年までで、
28歳という若さで死んだ。彼が生きていたころは、若くしてすでに Henry James や
Joseph Conrad だけじゃなくて、世界中で高く評価されていた。しかし彼の死後
120 年も経った今、意外にも彼は忘れ去られている。

それを掘り起こしたのが、Library of America のシリーズを発行している出版社と、
つい数か月前に彼の伝記(なんと 800 ページにわたるもの)を書いた
Paul Auster だ。

Paul Auster と Library of America の編集委員とが対話しているビデオが公開されている。
これを見て、ますますこの Stephen Crane という作家が気になってきた。
そのビデオを見たい人は、この下の英文をそのまま検索すればその
URL にたどり着く。URL を貼ると、最近の 5 ちゃんねるではアクセス規制を
かけてしまうことがよくあるので、リンクは貼らない。このビデオを見て、
さっそく俺は Paul Auster の書いたこの伝記を買って、今日から読み始めている。

VIDEO October 28, 2021
Burning Boy: Paul Auster on the Extraordinary Life and Work of Stephen Crane

LOA Live

288 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/15(土) 18:52:33.30 ID:ZNwj8kHE0.net
"The Lord of the Rings : The Fellowship of the Ring" 
Book1 読み終わりました

"The Hobbit" より難しくなってる印象ですね
家系、名前、地理、歴史の説明が詳細ですがとても覚えきれない
名前は血縁で似ている上に、呼び方が何通りもあってこんがらがる
地理も説明の字面は理解できても、この作品の中での方向や縮尺がまだきちんとイメージできない
付属の地図を眺めてますが、見にくくて……
作品の土地勘的なものが出来てないですね

今のところ、描き込まれた絵画、しかも額縁が見えない程大きなそれを見ているような印象ですね
それでも話が動くと面白いのでこのまま読み続けます

289 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/18(火) 08:48:32.30 ID:77qzxQ8I0.net
"The Lord of the Rings : The Fellowship of the Ring" のBook2も読了して
"The Lord of the Rings"三部作のうちの第一作 "The Fellowship of the Ring" を読み終わりました
引き続き、第二作 "The Two Towers"に移ります

感想は>>288とあまり変りませんが
ネットで調べて本付録の地図よりも見やすい地図を手に入れたので作品内土地勘は少し良くなったかも

あとは本のフォントが小さく読み辛かったので、Internet ArchieveでPCで読むことにしたら
随分読みやすくなり、ややペースが早くなりました
以前からInternet Archieveはよく使っています。とてもありがたい存在です

290 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/20(木) 00:05:15.83 ID:txqg10to0.net
The Annotated Anne of Green Gables

一度はきちんと‘Annotated’で読みたいAlice(Wonderland/Through the Looking Glass)のような作品と違い、
一応Anneは空手でも読めるが、
それでも様々なliterary allusiosやsocial contextsを理解するのは難しい。

とりわけ本書の簡潔だがcomprehensiveでperceptiveなintroductionは、
autobiographical/social/literary等の観点からこの作品の‘multi-layeredness’を描き出すと同時に、
Anneがいかに当時のbooks for childrenのstandardsから逸脱departedいたかを丁寧に解説している。
AnneとMarillaやMrs. Lyndeの関係やamethystのbroochのepisodeなど、
一読再読したくらいではなかなか及ばない繊細な手際で解釈していて、
短いがこのintroductionだけでも読む値打ちがある。

紙の本は大きい(その上高い)ので図書館などで利用できる人向き。

291 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/20(木) 06:39:08.47 ID:Ic+rZLky0.net
Annotated Anne か。いい本を紹介してくれた。しかも Oxford じゃないか。

292 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/20(木) 06:59:05.48 ID:Ic+rZLky0.net
Annotated Anne を紹介してくれた人は、洋書を読みなれてるだけじゃなくて、
そこらへんの娯楽作品だけじゃなくて本格的な本を読み続けてきたみたいだな。
ぜひともこれからもいろんな本を紹介してほしいと思う。

Annotated Anne は、迷わず古本を注文した。運よく安いものを日本の業者が
売っていたのだ。日本・アメリカ・イギリスの業者を探し回っても、
新品なら 6,000 円から 8,000 円くらい。古本でも送料込みなら 5,500 円くらい
するのが普通だったけど、この一軒の業者だけが格段に安いものを提供していた。

その代わり、かなり傷んでいるらしい。トホホ。それから、英語ネイティブらしき
人の書評によると、あまり紙の質とか製本の具合もよいとは言えないらしいから、
どんなに傷んだ本が届くかわからんが、まあ、安いから仕方ない。

293 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/20(木) 07:01:52.60 ID:Ic+rZLky0.net
Annotated と言えば、Annotated Alice と Annotated Wuthering Heights なら、ハードカバーの
大きな本を持っている。Alice の方は少ししか読んでいないが、Wuthering の方は
一応はすべてざあっと目を通した。いずれもっと熟読したいと思っている。

Annotated Ulysses も気になっているが、なんせ原作そのものをまだ通読したことさえない
から、まだまだ俺にとっては高嶺の花だ。

294 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/20(木) 07:31:33.96 ID:Ic+rZLky0.net
Annotated Anne についての書評を、Amazon.com にあるもの 35 本ほど読んだ。
その中で特に俺の注意を引いた書評を、ここで引用しておく。

なお、英語ネイティブと思われる人たちの書評をたくさん読んできたが、Kindle 版は
どんな本でもやっぱり避けた方がいいなと俺はつくづく思う。文字化けが多く、
必要なページに移るのがとても難しいものとか、図表にある文字が読みにくいなど、
問題は多い。

どうせ紙版と大して値段が違わないとき、そしてどうしても
通勤の最中に読みたいとか、あるいは 400 ページ以下の薄っぺらい本の
Kindle 版しか読まないとかいう人でない限りは、やっぱり紙版の方がいい。

295 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/20(木) 07:32:13.46 ID:Ic+rZLky0.net
Annotated Anne についての書評のうち、俺が気に入ったもの

Everything Anne
Reviewed in the United States on May 17, 2003

This is one of the most outstanding annotated editions of a book I have ever seen. It is packed
with interesting, relevant annotations about the world of Anne of Green Gables, as well as
LM Montgomery's own life and Prince Edward Island itself.

Due to the nature of the writing in Anne of Green Gables, an annotated edition is especially
welcome to fill in the blanks on Canadian politics (What is a "grit?") and social conventions
at the time. Reading the annotations increases the pleasure of entering the Anne's world, and
that is incredibly important.

Also, of special note and appreciation, many of Anne's favorite obscure poems and readers are
included in the back. Finally, you are able to get the whole version of the many quotes that she
drops, and see just where she picked up her big words.

The best gift you could get for a true fan of Anne of Green Gables.

296 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/20(木) 09:17:47.70 ID:Ic+rZLky0.net
annotated と言えば、文学作品には annotated なものがごく少ないけど、nonfiction 特に
学術書に関しては notes をつけるのが default だよね。最近は歴史とか政治に関する
洋書を読むことが多くて、しかも 200 年も 300 年も前のことについての本を読んでいるため、
注釈が多くてたまらない。注釈だけでは足りず、ネット上でいろいろ検索しながら
読まないとさっぱりわからんから、読むスピードはものすごく遅い。おまけに
150 年とか 300 年も前の文体の英語で書いてあると、ますます読みにくい。
でも、それだからこそ面白いとも言える。

297 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/20(木) 14:32:48.23 ID:XZqsOxar0.net
Up in Michigan by Ernest Hemingway

わずか7ページの短編小説。
もったいぶった書き出し、中途半端な終わり方。なにこれ?

298 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/20(木) 23:08:30.86 ID:txqg10to0.net
AnneみたいにKindleでタダで読める本に高いお金を出すのをためらう人も多いだろうけど、
関心があればintroductionだけでも読めば役に立つ。

文学作品に関しては現代の作品を除いて、
PenguinやOxfordなどから一般的な注の付いた版は結構出てるのでは。
中にはかなり詳細なものもあるけど基本的には読解に差し障りそうな箇所のみ。
わざわざ‘Annotated’と題されているのは特別に詳細な注釈が付いた場合で、
特にUlysses Annotatedは本文抜きで注釈のみを収録し大冊(A Gravity's Rainbow Companionも同様)なので、
一読(それだけで大したものだが)したいだけの読者には荷が重過ぎる。

普通の読者が注釈の沼にはまるのもつまらないけど、
Robinson Crusoeでもきちんと読もうとすれば現代語の辞書だけでは間に合わないだろうし、
とりあえず必要な辞書だけは揃えて無駄な苦労はしないことかな。

299 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/21(金) 05:49:39.18 ID:I6XnCxAh0.net
注釈と言えば、(少なくとも俺にとっては)とっておきのものを忘れていた。
Shakespeare 全作品の注釈シリーズだ。たくさんの出版社が Shakespeare の注釈
シリーズを出版しているが、俺は Arden Shakespeare のシリーズをたくさん
揃えている。何でそんなものを持っているかというと、普段は読まなくても、
たまにどこかで Shakespeare 作品の一節が出てきたら、その1作品の全部を
通読しないまでも、さっそくその前後の 10 行ほどだけでもいいから
読んで理解しないと気が済まない。

しかし今の俺の力では、たとえ Shakespeare の時代の英語を網羅した辞書を
傍らに数種類も置いていたとしても、それだけでは Shakespeare の文章を
楽しめない。だから自然と Shakespeare 注釈書シリーズが必要となる。

ふだんいろんな本を読んだりネットサーフィンしていると、Shakespeare
のみならずどの時代の誰のどんな作品のどの一節が目に飛び込んでくるかわからない。
そのたびにその一節を何とか大雑把でいいから理解したくてたまらん。

したがって、いろんな時代の英語を網羅した巨大な英英辞典も数種類ほど必要だし、
それぞれの時代の英語を専門に解説した歴史的な文法書みたいなものも数種類は
必要だし、さらには Arden Shakespeare とか Cambridge Shakespeare みたいな
注釈書シリーズを揃えておけば、好きな時に好きな箇所だけを拾い上げて、
あたかもたくさんの本を百科事典みたいに「引ける」。

俺は nonfiction とか学術書めいた洋書をたくさん買って本棚に置いてあるが、
通読した本はきわめて少ない。読める量の 100 倍くらいの本を自宅に置いている。
なぜそんなことをするかというと、好きな時に好きな本の目次と索引を見て、
今自分がすぐに知りたいことだけを検索するんだ。

そんなことはネット検索だけでできるだろ、と言われそうだが、そうではない。
ネットで参照できる文献は、今までの何百年にわたって世界中で出版されたり
保管されてきた文献のうちのごく一部でしかない。もしかして1万分の1くらいか?
辞書だけを見てもそうだ。いまだに紙版しか手に入らない素晴らしい辞書がきわめて
たくさんある。だから俺は、紙版の文献にこだわる。

300 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/21(金) 05:52:54.35 ID:I6XnCxAh0.net
どの時代の本でも、どの分野の文献でも、きちんと読もうと思ったら
いろいろな専門の辞書も必要だが、いろんなものを一応は網羅している
OED Online を subscribe しておくと、やはり便利だ。

数千ページのあちこちの辞書を5種類も10種類も検索するのが
面倒なときは、まずは OED Online を見る。そうするといきなり答えが
見つかることが多い。だから、OED Online は面倒なように見えて、
実際には時間とか労力の節約になる。

301 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/21(金) 06:00:28.81 ID:I6XnCxAh0.net
しかもうれしいことに、OED Online は改訂作業がどんどん進んでいる。
2000 年から 2039 年までの 39 年もかけて、Second Edition から Third Edition
へと改訂が進んでいるのだ。Second Edition は全部で 2 万ページのものだったが、
Third Edition が完成すると、全部で4万ページという巨大なものとなる。
あまりに大きすぎるので、Oxford University Press はこの最新版の OED の
紙版の出版を取りやめただけでなく、CD-ROM 版さえも 2008 年くらいに
中止した。それ以降に改訂された部分に関しては、OED Online でしか
読めない。

最新版の OED Online は最高だぞ。しかも2年ほど前からは、年間の subscription fee が
以前に比べて 60% くらい割引してくれている。2年ほど前までは年間で消費税込みで
38,000 円くらいだったけど、今は 15,000 円くらいだ。(なお、Oxford University Press
は日本の読者である俺たちから、日本の消費税である 10% を徴収している。)

302 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/21(金) 12:51:28.36 ID:YVAmjO/70.net
>>295
her big words.
というのはなんですか?たくさん引用してるということ?

303 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/21(金) 12:56:42.32 ID:YVAmjO/70.net
>>294
Kindleは好きじゃないので、
紙本の方がいいというのには同意。

だけどアプリがあればもっといいよね。

304 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/22(土) 14:12:23.99 ID:WK5hth3N0.net
よほど使い倒さないとsubscriptionは高くつくから、
18世紀以降ならスマホのアプリもあるSOED辺りでも十分役に立つよ。
OED CDも古い本を読むためならずっと使えるし。

現代文学は必ずしも完備した注釈や辞書があるわけでもないけど、
手近に使える道具の一つとしてリーダーズ+プラスの単一の辞書としては驚異的な百科項目は、
とりあえずそれが何かわかるだけでも先に進めるから助かる。
リーダーズ本体もそろそろ改訂時期が近づいてるし、
あのプラスの項目を大幅増補して改訂してくれないかな。

305 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/22(土) 14:36:48.47 ID:WK5hth3N0.net
>>302
Anneは日常会話の中でも‘divinely beautiful’ ‘slightly intoxicated’ ‘irresistible temptation’みたいにmultisyllabic wordsをよく使うし、
‘I shall cover the past with the mantle of oblivion’のような明らかにliterary/poeticなechoが感じられることもあるから、
特に子供が使えばpretentious/theatricalに見える表現のことかな。

306 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/22(土) 15:15:46.15 ID:WK5hth3N0.net
>>292
完全に余談になるけど、
洋書の古書に関してはきちんと国内に確認可能な在庫がある国内業者の方が信頼できる気がするけどな。
海外発送の場合しばしば状態の評価は発送元任せであてにならない。
国内の古書業者の方が評価基準も厳しいので、
一段階くらい表示している状態の評価(良可、等)が違う感じ。

307 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/22(土) 21:50:22.04 ID:Nb0bh1+90.net
"The Lord of the Rings : The Two Towers"読了

面白すぎてかじりつくように読みました
語彙や世界観に慣れたからか、1巻のラストあたりから急に面白くなってきた印象
2巻は1巻と逆に、追われる者が追う者になったり、旧敵が味方になったり
展開が面白かったです

引き続き、第三巻"Return of the KIng"読みます

308 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/28(金) 09:11:32.30 ID:Du1A1nAu0.net
"The Lord of the Rings : Return of the King" 読了

いやあ面白かったです。熱中して読みました
"Hobbit" の時と同じく、最後の方では終わりが惜しくなって、ゆっくりスローペースで読みました
数年前映画化作品を全部見たはずですが、ほとんど覚えてなくて、今回の小説も最後までネタばれなく楽しめました
記憶力の悪さが良い結果につながったw

英語はちょっと古風な文体でしたが慣れると特に問題なかったです
地理の描写や戦闘シーンで理解の解像度が荒くなるところもありましたが、
話を追うに分には問題なかったかと

物語のフレーム的には伝統的な魔法物語で、構造分析すれば典型的な少数の要素に
還元できそうな気もしますが、よく考えられたディテールが持つ説得力が圧倒的なので
物語に引き込まれてしまいます

最後の年代記、血統、地理、言語などを詳細に解説したappendixは読んでいません
少し読んでみましたが、"Hobbit" ""The Lord of the Rings"の範囲を大きく超えた世界の設定のようで
もう少しトールキン世界に親しんでからの方が良いと判断しました

引き続きトールキンを読みます

309 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/28(金) 10:31:28.65 ID:EaJKIaakr.net
お前読むの速いよな
週何時間くらい当ててるの

310 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/28(金) 18:10:23.28 ID:Du1A1nAu0.net
今回はかなりハマったので土日は6−8時間は読んでました
あとは日によってバラバラですが最低2時間くらいは読んでました

311 :名無しさん@英語勉強中 :2022/01/30(日) 17:11:14.74 ID:uRMBXK280.net
If Only In My Dreams - Loving Wives by patricia51

全部で2,100語くらいの短い小説だけど、涙が出ちゃったよ。久しぶりにウルウルした。
literotica.com にあった小説だけど、あまりエロくはないです。

312 :名無しさん@英語勉強中 :2022/02/01(火) 08:42:52.27 ID:ZEqmB3yj0.net
"The Lord of The Rings" に続き、Tolkienの"The Silmarillion" を読み始めましたが、
これは読み物としては辛いですね
文体がずっと古臭くて固い
さらに記述が箇条書き設定書風で物語性がほぼゼロ
登場人物に感情移入して読むことは難しいです
聖書というか古事記というか、そんな感じですかね
ただし "The Lord of The Rings" を補完する情報が結構あるので
最後まで読んでみようと思います

313 :名無しさん@英語勉強中 :2022/02/01(火) 16:22:43.87 ID:GKNMoE5H0.net
Intermediate English Comprehension ? Book 4 by Stephen Harrison

英語の中級者向けの短い読み物が全部で15話。
博物誌的な興味深い話題が取り上げられています。
たまに気分転換的に、ちょっとずつ読んでいったら第4巻まで読み終えた。
全部で第5巻まであります。オーデオファイルもネットで無料で提供されてるけど、
いまのところ、それは使ってないな。
この本はKindle版のみ。

314 :名無しさん@英語勉強中 :2022/02/03(木) 22:07:45.39 ID:4ODI2+uR0.net
Agatha Christie: A Life from Beginning to End (Biographies of British Authors)
by Hourly History

推理作家アガサ・クリスティの伝記。
彼女の作品は読んだことも見たこともないけれど、これは面白かった。
父親の影響が大きかったみたいですね。姉との競争意識。
有名になってからの突然の失踪は、当時のマスコミを賑わす大スキャンダル。
離婚、再婚といろいろあったようですね。
後半の戯曲の解説はちょっと長すぎ。
彼女の作品には燻製のニシンがよく登場するとのこと。
全47ページ。

315 :名無しさん@英語勉強中 :2022/02/06(日) 22:18:55.19 ID:4mGQMsYd0.net
Agatha Christieは他の読み物の合間に結構読んだけど、
やたらeccentricな性癖ばかり目につくBelgian detectiveだけでなく、
今一人のamateur detectiveのspinsterものが案外いいよ。

Murder on the Orient ExpressやAnd Then There Were Noneみたいに(実行できそうもない)仕掛けばかり大掛かりなものが有名だけど、
語りnarrativeの構造そのものの中に謎を仕掛けたことで先駆的なRoger Ackroydや、
些細な視点のズレみたいなものをそっと滑り込ませるAfter the FuneralやThe Mirror Crack'd from Side to Sideなんかの方がいいけどな。

316 :名無しさん@英語勉強中 :2022/02/10(木) 22:58:44.38 ID:VjLTe5CQ0.net
W.P. Kinsella, "Shoeless Joe" 読了

映画 "Field of Dreams" の原作小説。映画は未見ですが、昨年MLBで映画を再現した球場で
公式試合が行われたのを見たことから興味を持ちました。
220頁と手頃な長さだったので、映画の前にまず原作を読んでみました。

現代英語なので構文、語彙とも読みやすかったです。
最初の3分の1位は退屈で途中で辞めようかと思いましたが、半分あたりから面白くなって後半は一気でした。
幻想小説、ファンタジー、なんと形容していいのか分かりませんが、
空想とも妄想とも現実とも世界の輪郭が判然としない中でストーリーが進んでいき
微妙な浮遊感を味わいました。
信頼できない語り手的な手法で、最後の方で種明かし、辻褄合わせのようなことも疑っていたのですが
特にそういう事もなく、最初の設定というか世界線のまま物語は終わります。
着地点が良くわからず違和感を覚えつつ、一方では物語に引き込まれるという
面白い読書体験が出来ました。

317 :名無しさん@英語勉強中 :2022/03/05(土) 22:49:14.68 ID:QhmqF9250.net
The Hot Zone by Richard Preston

「ホットゾーン」とは、致死的な感染症を惹き起こす微生物やウィルスが巣食う場所のこと。
アメリカに輸入されたサル達に発生したエボラ出血熱の集団感染と、
米軍の感染症対策部隊の兵士や研究員の闘いの顛末をサスペンス風のタッチで
まとめた科学ノンフィクション。

発症すれば致死率9割ということもあるエボラ出血熱。
「あ、防護服に穴が…いつの間に?」「しまった、少し吸ってしまったか?」
任務を遂行する兵士や研究員の細かい所作にドキドキハラハラしながら読んだ。
エボラの禍々しい病態や、ウィルスを扱うレベル4施設の物々しい描写は、もはや完全なるホラー。
蠢く感染者達はゾンビ、出血熱だけにその死に様はスプラッタ。

サイエンスライターの作らしく、盛らずヒネらず理知的で簡潔な文章で、
多少の医学用語を除けば、難しい単語もほとんど出て来ない。
これまでに読んだ中では、最も読みやすかった洋書のひとつといっていいと思う。
ただし、血袋のようになった人や猿が破裂して死んでいく描写がえぐいので、
飯を食いながらの読書はお勧めできない。
9/10

318 :名無しさん@英語勉強中 :2022/03/06(日) 02:01:45.57 ID:gIp6oS0c0.net
ノンフィクションの洋書って、写真や図が少なすぎると思う。
あっても、印刷のクオリティが低かったり、ページが離れていて見にくかったり。

一方ではナショナル・ジオグラフィックみたいな優れた写真文化があるのに、
なんでここまで適当なのだろう?
紙質と同じで、編集にコストかけない文化なのかね。

319 :名無しさん@英語勉強中 :2022/03/06(日) 04:57:37.04 ID:RgT8Kte+0.net
sinnde

320 :ミトちゃん :2022/03/06(日) 06:36:22.21 ID:s0Z63Hjc0.net
成田の検疫所は最悪藁
暇なときにはペーパーバックだ〜とおもって読んだ
House of Sky and Breath
これはひどい・・・

321 :ミトちゃん :2022/03/12(土) 06:56:27.78 ID:oZHjcJcF0.net
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban by J. K. Rowling

やっぱwerewolfでてくると面白い
なんだかんだいっても読ませるよなー、このシリーズは
とはいえ面倒くさい校則はきらいだ藁

322 :名無しさん@英語勉強中 :2022/03/12(土) 21:16:00.02 ID:2f9IPpvK0.net
>>318
洋書のノンフィクは基本的に索引付きなので助かる
それらの多くは翻訳では省略されている
日本の出版界はクソ

323 :名無しさん@英語勉強中 :2022/07/23(土) 11:41:33.01 ID:tC5nhY0C0.net
Think English, Speak English:
How to Stop Performing Mental Gymnastics Every Time You Speak English
by Julian Northbrook 全58ページ

英語で考えろとは言うけど、そこにはいろいろな落とし穴があるようです。
第二言語の習得を研究している著者ならではの興味深いアドバイスがあります。
日本語を習得したときの話とか、けっこう面白かった。

324 :名無しさん@英語勉強中 :2022/08/16(火) 22:57:29.38 ID:yDBZp+ry0.net
O.S.Cardのエンダーシリーズ
久しぶりに続編(3作目のXenocide)を読もうとしたら
二作目のSpeaker for the Deadの内容が朧げなので読み直した
→結果やっぱりほぼ忘れてた…

もっと前に読んだ一作目のEnder’s Gameは大体覚えるんだがな

325 :名無しさん@英語勉強中 :2022/09/19(月) 14:22:12.14 ID:prUNb1zpx.net
https://i.imgur.com/EKqSJ6b.jpg
https://i.imgur.com/DravMy5.jpg
https://i.imgur.com/z7R9NU4.jpg
https://i.imgur.com/SSKdSzE.jpg
https://i.imgur.com/gEBv6uK.jpg
https://i.imgur.com/51arf8o.jpg
https://i.imgur.com/JwhstAh.jpg
https://i.imgur.com/IHz1Rj1.jpg
https://i.imgur.com/7vNrHAg.jpg
https://i.imgur.com/njP2nhU.jpg
https://i.imgur.com/OjWn6n5.jpg
https://i.imgur.com/XZDTXvm.jpg

326 :名無しさん@英語勉強中 :2022/10/05(水) 02:28:00.93 ID:no6SsvPO0.net
書けるかな

327 :名無しさん@英語勉強中 :2022/10/05(水) 03:00:41.31 ID:no6SsvPO0.net
書けた。

On the road   by Jack Kerouac

貧乏詩人サルとフーテン野郎ディーンのアメリカ貧乏旅行。
ヒッチハイクとオンボロ車で各地を転々としながら、
女の尻を追い、酒を浴びるように飲み、食い物を盗み、怪しいビートに踊り、
クソ友人どもとつるみ、家人に迷惑をかける。
出会っては別れ、出会っては別れ、無軌道な旅の末に行きついた先は
魔界天国メキシコ。
そこに人類の真の姿を見出したサルとディーンは…やはりサルとディーンだった。

おそらくネイティブにとってはノリのいい文章なのだろうが、
俺が読むとダラダラとメリハリが無い印象で、時間がかかった。
無責任で刹那的な主人公達に嫌悪感すら覚えるのは、
自分の周りに似たような連中が周りに沢山いたからなのだと思う。
インテリのサルは、不良仲間をどこか見下しているところがあるが、
しかしディーンを見つめる目だけは優しい。

旅は人を成長させないと断言しよう。 5/10

328 :名無しさん@英語勉強中 :2022/10/05(水) 03:04:42.34 ID:no6SsvPO0.net
くっ

329 :名無しさん@英語勉強中 :2022/10/23(日) 01:26:15.83 ID:B2gJz7sD0.net
乗っては〜呑んで〜
降りては〜呑んで〜

330 :名無しさん@英語勉強中 :2022/12/19(月) 22:13:13.40 ID:cG5ScKui0.net
1984 by George Orwell

1984年、IngSoc(英語圏社会主義)による一党独裁で成り立つ国家オーシャニアでは、
党が情報と思想を統制し、思想警察が法理も道理もなく市民を取り締まる密告・監視社会となっている。
党員身分だがIngSocに不満を抱いていた主人公ウィンストンは、反政府組織の教典を入手し、
隠蔽されていた社会の本当の仕組みを知るが、当局の罠にかかって捕縛されてしまう。
過酷な拷問を受けたウィンストンは、そこで社会の深淵に触れる…という話。

独裁制に対する批判がテーマなのねと、ついありがちな展開を期待して
読み進めてしまうが、どうもそういう展開にならない。
個人は何を拠り所にして社会と接し、社会は何を目的に個人と接するか。
自由や平等で人は本当に幸福になれるか?
この本では、全体主義や社会主義より、民主主義、自由主義の方が
大きく揺らいでいるように思った。

エンターテインメントとしてはキャラ立ち弱いし、
真面目に読むには設定が中二病過ぎるけど、まあ面白かったです。
8/10

331 :名無しさん@英語勉強中 :2022/12/19(月) 23:27:39.78 ID:cG5ScKui0.net
There was no idea that he had ever had, or could have,
that O'Brien had not long ago known, examined, and rejected.
His mind contained Winston's mind. But in that case how could
it be true that O'Brien was mad? It must be he, Winston, who was mad.

彼が今までに抱いた理念、いや抱く可能性があった理念のうち、
オブライエンがとうの昔に認識し、吟味し、棄却しなかったようなものは
何一つなかった。オブライエンの心はウィンストンの心を包含しているのだ。
だが、そうだとしたら、オブライエンが狂っているなどということが
有り得るだろうか? 狂っているのは彼、ウィンストンこそに違いないのだ。

332 :名無しさん@英語勉強中 :2022/12/20(火) 00:09:03.75 ID:jbHBeUKj0.net
The Bronte Sisters: The Brief Lives of Charlotte, Emily, and Anne
 by Catherine Reef

ブロンテ家の伝記です
「ジェーン・エア」を書いたシャーロット、「嵐が丘」を書いたエミリー、
「ワイルドフェル・ホールの住人」を書いたアン。
この三姉妹を生み出した家族については、たくさんの解説本がありますが、
この本は10~12 歳向けの本で、画像がたくさん掲載されていてわかりやすい。
みんな若くして死んでゆくんですね。今だったら良い薬があるのに。
当時は男性社会でしたので、姉妹は男性の偽名を使って作品を発表しました。
ですから、ある日、ロンドンの出版社を匿名で訪れた小柄な女性が、
実はあの大ヒット作「ジェーン・エア」の作者だとわかったときの
社長さんの驚きようには笑ってしまった。

ミュージカル版のジェーン・エア (国立モスクワ・オペレッタ劇場のアンコール場面)
https://i.imgur.com/j0qKNrh.mp4 このあと悲劇が、、、

333 :名無しさん@英語勉強中 :2022/12/22(木) 17:35:49.21 ID:6jMRQ4bp0.net
無料で海外の青空文庫が和訳付で読める
https://english.waou.biz/

334 :名無しさん@英語勉強中 :2023/01/28(土) 08:47:19.52 ID:rr+d0ZKU0.net
てすと

335 :名無しさん@英語勉強中 :2023/03/24(金) 12:10:14.61 ID:UKRzf3LT0.net
どうでもええ

336 :名無しさん@英語勉強中 :2023/04/08(土) 09:19:48.35 ID:jD6od3BMd.net
カーヴァーの頼むからと僕らがのまとめた一冊本、オブライエンのニュークリァエイジ、マキャモンのボーイズライフ、オースターの偶然の音楽を読んでいた(英文が易しそうだった)大昔。

337 :名無しさん@英語勉強中 :2023/04/29(土) 08:26:53.63 ID:XrYqfoIe0.net
英語で読むと白夜行のあらすじがとてもはっきりする。
母親が小学生の娘のハルカに客をとって売春をさせて
いた。
ハルカの友達にリョウがいて、ハルカとリョウは
一緒にハルカの客2人とハルカの母親を殺した。
ハルカは遠縁のおばさんに引き取られた。
そこで行儀を教わって、私立のお嬢さん中学に
入った。

リョウとハルカは高校生になった。リョウは
管理売春をやっている。また
リョウとハルカはソフトウェア関係、ゲーム関係
などで犯罪をやり、お金を貯める。捕まりそうになった
時には、その原因となった仲間を殺してかろうじて
嫌疑がかかるのを避けることができた。

ハルカは金持ちの男と結婚したが
前妻と男との間の娘が自分にとって邪魔だった。
そこでその娘をリョウに襲わせる。
自分が小さい頃に自分の母親から受けた売春強制が
トラウマになっていた。そのトラウマをその娘にも
負わせたかった。

338 :名無しさん@英語勉強中 :2023/04/29(土) 08:27:07.24 ID:XrYqfoIe0.net
ハルカは香水や自分独自のブランドの服をうる店を
青山に続いて、大阪に開店する。クリスマスシーズン
で、店の前ではサンタの格好をしたリョウが
プラカードや風船を持って宣伝をしていた。
刑事は、リョウを逮捕するために、その店の向かいの
喫茶店で待ち伏せをしていた。サンタがリョウだと
わかり、刑事はリョウを追いかけた。リョウは
エスカレーターを走って二階まで上がり、
そこから飛び降りて死ぬ。

ハルカが残される。
と言う内容だったが、英語の方では、内容をはっきりと
追うことができた。日本語の方では曖昧な書き方を
している。日本語の方は意図的に拙い日本語で書いている。

339 :名無しさん@英語勉強中 :2023/04/29(土) 08:33:35.16 ID:XrYqfoIe0.net
意図的に拙い日本語を使ったのは、
大阪の貧しい人たちが住む地域に住む経済的に
貧しくて、学のない人たちの物語だったからだし、
小学生が主役だったからだろう。
もちろんハルカは違っていて、風と共に去りぬ去ぬが
小学生の時の愛読書だった。
また、
ハルカについては、あしたのジョーの白木葉子を
作者はイメージしていたのかもしれない。

340 :名無しさん@英語勉強中 :2023/04/29(土) 08:42:52.87 ID:XrYqfoIe0.net
大阪のややこしい地域の人たちの話を読みながら、
ややこしいなあと思ったが、お金がないということは
つまらない未来しか、子供であっても結局持てない
ということだというのを思い出した。大学になんて
将来行くことすらお金がないとできない。

今は奨学金を借りれば大学には行けるが。

この小説はあしたのジョーの世界観を持った小説
なんだと作者は別のところに書いていた。確かに
貧困はややこしい。うしじまくんのようなものが
大阪の貧困だと思うから。その点、白夜行では
貧困の描き方についてはあしたのジョーがそうで
あったようにまだ楽観的だと思う。

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