2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

英文法・語法に関する質問 Part 17

351 :名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 2e89-++7W):2020/08/15(土) 17:46:12 ID:Fzvd5hLe0.net
>>333
文法についての議論というものは、たいして英語がわかっているわけでもなく、ろくに英文を読んできた
経験もないのに、へ理屈だけこね回せば英語がわかっているかのようなふりができるので、
せっかくの正解も多数派によって間違いとされてしまうことも多い。

今回の would が「過去から見た未来」を示すということを間接的に証拠づける例が、俺の今たまたま
読んでいる本の中で少なくとも10か所くらい立て続けに出てきた。


Kurt Vonnegut というドイツ系のアメリカ人作家の年表より

(1) 1941: Disappointed in Butler (University), transfers to Cornell University....
(上の transfers は、"he (= Kurt Vonnegut) transfers" という意味。)
Following his father's orders ..., shuns "frivolous" classes in the arts and humanities,
focusing instead on chemistry and physics.
("I had no talent for science." Vonnegut ●will● remember. "I did badly.")

これは著者の略歴を綴っているので、すべて現在形を基本としている。通常ならば
1941 に起こったことだから過去形で書きたくなるが、ここでは1941年のことを
現在形で述べている。そしてそのあと ( ) の中で、「著者は後になってから
これこれこういうことを思い出すことになる」というわけで未来形を登場させている。

この例では、現在形プラス未来形となっているが、今回の質問者の用例では
「過去形プラス過去未来」となっているのだ。

さて、上のような例文が少なくとも10個ほど一冊の本の中で見つかった。上の用例だけでは
物足りなければ、他にいくらでも用例を見せてあげよう。

というわけで、たかが文法ごときでも、文法書と辞書だけを頼りにして質問者たちから提示された
例文の文法的意味合いを解説しきることができるわけではないのだ。普段からの読書体験によって
蓄積されてきた英文データベースがどれくらいに豊かであるかによって、一つひとつの文法事項が
立体的に理解できる。そのデータベースが貧弱な人は、へ理屈によってごり押しするしかなくなるということになる。

総レス数 1004
405 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200