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チャンネル桜 : アイヌは先住民ではない

112 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/04/13(月) 06:01:23 ID:KLFNe09m.net
アイヌとニヴフの文化に見られる若干の平行現象について
https://minpaku.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=1207&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1

20 世紀半ばになっても,ア
イヌとその子孫が住んでいたニヴフの村,アイヌが通婚していたニヴフの氏族,アイヌ
の習俗の特異性について,最年長世代のニヴフから聴取することができた。彼らは,ア
イヌがアムール下流域に住みつくようになった理由を,それぞれに説明していた。理由

はいろいろあるが,最も重要なものは新開地,新しい漁猟場の探索であったという。か
かる遠路の旅を実行したのは,ほとんどが漁猟に従事する男たちであった。彼らは操業
中に自然災害と遭遇し,あるいは天候不順のため,異郷に流れ着くことも珍しくなかっ
た。私は 1950 年代にアムール下流域のニヴフから,ニヴフが住んでいたキジ湖のある
地区に,アイヌがどうして暮らすようになったか,を物語る伝承を採録した。その梗概
は以下の通りである。

海獣猟のため舟で海へ出たサハリン島のアイヌが,激烈な濃霧のなかを漂流して大陸に流
れ着いた。そこはムズルフ(Muzylf)という名のニヴフの村だったが,この地名は「舟を曳
いて渡る連水陸路の場所」を意味する。事実,その場所には狭い地峡があり,同村は海とキ
ジ湖を結ぶ川の畔に立地していた。濃霧に襲われてキジ湖畔に迷いこんだアイヌたちは,こ
うして,タタール湾のニヴフの村やキジ湖岸に初めて住み着いたわけである。

一部のアイヌはアムール流域へ移住してニヴフの環境に適応し,アムール諸民族の間で
同化されていった。アイヌの末裔の一部は今日,クイサリ(Kujsali)という氏族名で知
られる。この氏族名は頗る遅くに成立したもので,原住民に由来する。ニヴフらが語る
ところによると,アイヌの人たちは自らが婚姻関係を結んだ女の属する氏族に参入した
が,自前の氏族を創設する者もいたため,ニヴフの氏族の幾つかは,例えばアルゴン
(Argon),ウグヌン(Ygnyn)のように,アイヌに淵源するという。アイヌは新しい民
族環境へ自らの文化要素を持ち込んだ。

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