靖国神社

1 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：2014/01/04(土) 08:55:18.99 ID:VH+GNwl5P.net

「国体」概念は江戸時代末期に登場したもの。
ヨーロッパや中国での王権は神によって与えられたものだが
日本はそうではなく神が地上に降臨して直接支配している。
この「天皇＝神」という概念が「国体」イデオロギーの中枢。
靖国神社はこのイデオロギーに則って
明治維新政府が「官軍」と「賊軍」を差別化するためにでっちあげたものだ。
天皇＝人間となったいま
「国体」イデオロギーの唯一の残存物である靖国神社はただちに廃棄すべき。

295 ：代理屋 ◆XFizselqIb3B ：2015/09/22(火) 21:21:09.65 ID:0AIdFAPm0.net

イアン・ブルマ氏の発言メモは発掘に時間がかかりそうでカンベン。

しかし、
>>281-282がいくら「同じ」と云っても、ブルマ氏の視点からは「ベツモノ」に
みえると発言していたのは事実なので、各自で確認いただきたし。
（※ホロコースト前後で戦没者墓地の性質が異なってきた、の視点）

これに関連して捕捉すると、
>それはあくまで戦後の人間の価値観とおごりであり　>>283

お参りするのは後世の者だが、後世の者に靖国神社は遊就館などで
妙な「歴史修正主義的」言説を散布しているように思える。

たとえばドイツの戦没者慰霊施設において、戦前ドイツの世界観にもとづき、
戦没者は「３Sの陰謀を進めるユダヤの世界支配に対抗した英雄」とする
スタンスに立ったら、絶対に「マズイ」と考える。

>>291
>なつかしい日本を感じさせるたたずまいが望ましい。

本来、神社を追悼施設にするのには反対してない。
が、「なつかしい思想」に支えられた神社では困ると考える。
追悼するのは現在のわれわれなんだから。

（※じつはダラダラ長文を書いてしまった。ｕｐすべきかなぁ？）

296 ：代理屋 ◆XFizselqIb3B ：2015/09/22(火) 21:29:39.85 ID:0AIdFAPm0.net

>>294（横レス御免）
「本殿」だけでなく、東京空襲や諸外国の犠牲者まで祀る、神道の「よい面」を
（※たとえ怨霊を封じるためでも）活かし、「鎮霊社」を本殿に匹敵するまで拡充し、
歴史修正主義（※後述）の伝導所のような「遊就館」を徹底的に見直した
施設とすれば、「海外から尊敬される」（安倍談話懇談会）施設にできるのだが。

いまのイケイケドンドンの空気では虚しい戯れ言に聞えるだろうがねorz

297 ：☆：2015/09/22(火) 21:35:57.46 ID:D69D6axG0.net

>>295
ドイツも日本と同様に先の戦争を総括してないので
ドイツは参考にはならない。
何もかもヒトラーが悪いといったスタンスだが
これには疑問があるし事実ではない。

またドイツ国民は収容所でのユダヤ人の被害の責任は認めているが
ドイツの戦争自体が間違いだったとは明確に言ってないし
たぶん、そうは思ってない。

ドイツも経済優先で戦争の本気の検証はやってない。
しかしこれは正しい姿勢だは無い。
いずれはドイツもドイツ人自身が自国の歴史の再検証する必要がある。

298 ：☆：2015/09/22(火) 21:39:56.70 ID:D69D6axG0.net

>>296
それじゃ戦死した兵士はみんな災害の犠牲者と同列じゃないか。
そんな国は世界にない。
国家の儀礼として国のために戦死した兵士は称える施設が必要。
世界中で日本にだけそれが無い、なんてことでは困る。

299 ：代理屋 ◆XFizselqIb3B ：2015/09/22(火) 21:44:36.46 ID:0AIdFAPm0.net

>>297
ドイツは参考になるよ。だって、だれが参考にならないと諸国の
どこが批判してるんだい？

>>296
天皇すら追悼できない施設にしてしまったのはだれだい？

ともかく、UPためらった長文だがせっかくだし投稿するよ。
乱筆乱文ご容赦。　

300 ：代理屋 ◆XFizselqIb3B ：2015/09/22(火) 21:45:25.88 ID:0AIdFAPm0.net

靖国に眠る戦没者の大多数は、補給無視した餓死病死。
その責任はひとえに戦争指導層にある。
本土決戦「戦略」も同じ。
絶対国防圏を突破された後も、勝ち目がないにも関わらず、本土上陸に
そなえ、女は17-40。男は15-60をすべて「特攻」にしたて、正規軍投入前に
自爆攻撃で敵を消耗させる作戦だった。
あげく国民の1/4を屍とし、連合軍が「もうこんな戦争は止めよう、といいだした
ときが講和のチャンス」*なんて戦略は、保阪正康氏も指摘するとおり、もはや
政治でも軍事でもない。
　　　　　　　　　（*『安倍首相の「歴史観」を問う』講談社 頁191-192）
「人道」なんて概念が「永遠にゼロ」の「戦略」に立脚し、東京大空襲や
沖縄戦を「許してしまった」指導層まで合祀することに違和感をもつのは、
指導層の遺族のなかにすらいる。

301 ：代理屋 ◆XFizselqIb3B ：2015/09/22(火) 21:46:22.69 ID:0AIdFAPm0.net

安倍談話の有識者会議では「靖国をわだかまりなく外国人が参拝できる
施設に」と訴えたが、「言外」に「分祀を考えろ」で、これは古賀氏の
立場と共通した立場ではないのか。

靖国神社は、戦後70年の年頭、今上天皇が日本人は満州事変以後の
戦争の歴史を学ぶべきとした訴えを、真摯に受取るべきだ。学ぶべきだ。

すべてとはいわないが、遊就館に並ぶ「歴史修正主義」としかいえない
「学問研究の成果というに値しない」書籍と靖国神社は一線を画すべきだ。

ホンキで歴史と向き合うべきだ。

302 ：代理屋 ◆XFizselqIb3B ：2015/09/22(火) 21:47:37.59 ID:0AIdFAPm0.net

☆殿は、ほかのスレでみかけた。安倍首相と同じく？先の満州事変以後
（不戦条約以後の戦争）のうちの、一部に対して「侵略」と認めつつ、
そうでないものがあるとの立場かと想像する。
自分は安倍首相は、結論だけでなく、（自分は歴史修正主義者でないと
いうなら、歴史修正主義とはなにかを国民に説明する責任があると考える。
なにを侵略と考え、なにを侵略とみないかについて、公にする義務があると
考える。
当方が建てた70年談話狂詩曲【安倍氏は修正主義者の代理人？】で
ざっと書く予定だが、
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/history2/1439524235/
ここにも当方が満洲事変ふくめ「侵略」としか思っていない視点に
ついて書いてみる。

303 ：代理屋 ◆XFizselqIb3B ：2015/09/22(火) 21:52:15.06 ID:0AIdFAPm0.net

自分は戦没者の多くが「アジアの解放」を願っていた「その想い」については
後世まで語り継ぐべきと信じてる。
ただし、満州事変から、日本は｢20世紀のアヘン戦争」を大陸で展開していたと
考える当方からすれば、その負を直視せぬままだとグロテスクな漫才でしかない。

「国民会議」トップの財界人は19世紀アヘン戦争に対し、「こんな汚い戦争は
ない」と、当時の大多数の日本人が抱いていたろう想いを吐き捨てた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（*『おじいちゃん戦争のこと教えて』）
それは真摯な想いだろう。が、20世紀になって大陸で（※フィリピンをのぞく
共栄圏全域で）、それをしていたのは大日本帝国だ。押し進めたのは、ほかならぬ
東条首相や、安倍氏の祖父・岸氏らだ。

知るかぎり、1909年時点から、すでにその兆候ははじまっていた。
　　　　　　　　　　　　　（*日本薬学会Web「薬学昔むかし」2009/05参照）
h ttp://farumashia.pharm.or.jp/e-book/pdf/200905.pdf
英国は巧みに、1918年には日本を批判する立場にたっていた。
　　　　　　　　　　　（後日、安倍談話スレで詳細書いてみる）
この本質的歴史を、遊就館の書籍で語られていたか？　抜け落ちいないか？
戦後、千田夏光、江口圭一、佐野眞一らが言及してきたアヘン戦争としての
日本の大陸政策をみるとき、客観的には、とうてい「アジアの解放」は愚劣な
詭弁とか映らない。侵略でしかない。対外的に（日本人でも）決して通らない。
チガウかねぇ。

304 ：代理屋 ◆XFizselqIb3B ：2015/09/22(火) 21:53:07.05 ID:0AIdFAPm0.net

英国がいまごろ（グラッドストンなどの大反対を尻目に、英議会が９票差で
可決した）あのアヘン戦争を、「あれは我等の財産を焼いたからあちらの責任」
と公式強弁するに等しい。これで「尊敬」されるのだろうか？

公式に歴史検証せず、風化するにまかせたあげく、19世紀のアヘン戦争を盾に、
自国のアヘン戦争の歴史を糊塗するかのようにアジアの解放だけを叫べば、
「歴史修正主義」とみなされないはずはない。

歴史修正主義は「加害を被害に反転」させる悪質な呪文だ。
偏見と憎悪のスパイラルをもたらすゆえ、海外ではヘイトスピーチの一種とされる。

繰り返す。靖国神社も神社本庁も、今上天皇の訴えに耳を傾けるべきだ。