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ヘーゲルスレがなくね?

836 :考える名無しさん:2020/07/17(金) 09:55:13 ID:0.net
まず最初はヘーゲルはカント主義者であったが、しだいに
その義務命令が生き生きした生の全体性を引き裂き分離させると疑った
そして運命という概念によってカントの主観主義の枠を決定的に超克した
濁世から逃れ、何もしない美しい魂も、それ自体が一つの行為であり、よって運命を持つ
そこからヘルダーリンに触発され、「愛による運命との和解」を宗教の最高の真理として把握した
しかし宗教においては、洞察なき断定であるが故に、天上と地上はどこまでも分離してしまっている
その分離対立を克服するのは、有限なる生から無限なる生への飛躍、即ち宗教的行為である
無限なる生とは、結合と非結合との結合としての精神、絶対者である
だが、絶対者は意識に構成されねばならない、そうでなければ絶対者は夜(無)である
しかし絶対者に反省が介入したとたん、絶対者は制限されたものとなり、絶対者ではなくなる
フィヒテの第一命題と第二命題との総合が「差異論文」において目論まれる
まずAが措定されるとき、その措定されたものは制限されたものであるが故に、Aではない
つまり、Aは措定されたものであると同時に措定されざるものである
この事態は分裂と同一性が同時に同じ場において成立していることを意味する
反省は分離を措定すると同時に、同一性を呼び起こす
第一命題は、第二命題の含んでいる不等性を捨象する限りにおいて成立するが故に
第二命題に制約されている、また第二命題が命題として成立するためには
あるものへの関係を必要とするものであるが故に、第一命題に制約されている
このような両命題の関係こそ二律背反の表現であり、それは悟性による理性の最高の表現である
主観も客観も、他方を自らの内に含むことによってのみその存立を持つような存在である
このような同一性と非同一性との同一性という絶対的同一性としてあるのが絶対者であり
それは一切のものに偏在する普遍的な血液、絶対概念である
これがヘーゲルの言ってみれば基本的原理であろう

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