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【フェチの】柄谷行人を解体する70【内在と超越】
- 377 :考える名無しさん:2023/01/21(土) 12:09:12.34 0.net
- >>233 追記
《危機にあっては、個々の資本の意志に反して、総資本があらわれる。…
また、「絶対的剰余価値」と違って、相対的剰余価値について考えるためには、
総資本のレベルで考える必要がある。》(単行本『世界史の構造』284~285頁)
《剰余価値は個別資本においてでなく社会的総資本において考えられねばならない…
さらに、後者は「一国」ではなく、世界的な総資本として見られなければならない。》
(定本トラクリ408頁)
相対的剰余価値と総資本とを結びつけるには、 厳密には以下のカレツキが行った手続きが必要だろう。
《彼[カレツキ]はマルクスの再生産表式をどのように自らの理論に取り入れたのだろうか。…
まず、経済をカレツキ的に、投資財を生産する第I部門、資本家の消費財 を生産する第II部門、
そして賃金財を生産する第III部門の三つに分割しよう。
…
所得 支出
資本家の所得(P) 投資(I)
資本家の消費(Ck)
労働者の所得(W) 労働者の消費(Cw)
労働者はその所得をすべて消費する(すなわち、W=Cw) と仮定されているから、
P=I + Ck
資本家は、利潤を決定することは出来ないがゆえに、 この式は、I + CkがPを決定することを
示している。》 (根井雅弘『現代イギリス経済学の群像』188~9頁より)
(栗田康之論稿 https://unotheory.org/files/No8/newsletter_2-8-2.pdf を参照して表記を改めた。)
https://i.imgur.com/6KIaupc.jpg
最大の投資家を国家と考えてもいいがレオンチェフ的な分析(コストプッシュ型インフレの
ボトルネックを明確にする)や国家を超えた視点(「世界的な総資本」=超国家通貨案・バンコール?)も
大事だ。ちなみに45度線分析もカレツキの方がサミュエルソンより先に採用した。
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