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◎女形役者について語るスレ◎

530 :玉三郎インタビュー 6/:2021/05/09(日) 18:35:49.32 .net
>>529

「冗談だと思わないでもらいたいんだけど……何も他の仕事ができなかったし、好きだったということだと思います」

そう言いながらも、活躍は歌舞伎にとどまらない。20代からシェイクスピアの舞台などに出演し、36歳で『ロミオとジュリエット』の演出を手掛けた。
ヨーヨー・マらの演奏で創作舞踊を上演し、モーリス・ベジャールの公演ではバレエとコラボレーション。『外科室』などの映画も監督したほか、
中国の伝統芸能である昆劇への出演や、太鼓芸能集団・鼓童の演出にも取り組んだ。昨年はNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で正親町(おおぎまち)天皇を演じ、初めてテレビドラマに出演している。

「40歳を過ぎたら、舞台に立たないでいるだろうと思っていました。演出も制作もしたいし、照明や美術もやりたいんですけど、そちらのお仕事が来ないんです。
ぜひ、お仕事があったらいただきたい。こだわりも強いし、お金がかかると思われているかもしれませんが……」

「もう限界ですね、ほとんど」

2012年、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、後進の指導に尽力している。伸びる人の持つ資質は「素直さ、謙虚さ、情熱」で、才能や個性は自覚できないと語る。

「才能があるかないかは、自分も他人もあまり理解できないものだと思います。あると断言しても結局なかったり、ないと思って見ていたのに開花したり。
思わぬところで出会って、出会えるだろうと思うところで出会えないものなんです。工芸作家や職人の方が、手の届かない崇高な感覚を持っていたりしますが、
そういう方は自覚がない。その人たちの思いを大切にすることが、自分の仕事上、人生上の幸せです」

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