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数・記号の文明史
- 429 :ウムウル ◆w9gVwCWkR8GP :2015/11/17(火) 23:10:05.36 0.net
- コインの散歩道から
戦国の七雄
http://homepage3.nifty.com/~sirakawa/Coin/C003.htm
中国の戦国時代(BC403−BC221)は、周王室の他に有力な諸侯が7つありました。
燕・斉・趙・韓・魏・秦・楚の諸侯です。各国は、独自の貨幣を鋳造しました。
わずか200年の間ですが、この時代ほど多種多様な通貨が作成されたことはありません。
この時代の貨幣はおおきく次の4種類に分類されます。
@刀幣 刀をモデルにしたもので、斉・燕・趙など東方の諸国で作成されました。
A布幣 農具のスキ・クワをモデルにしたもので、趙・韓・魏で作成されました。
B円形 紡輪をモデルにしたとも、刀幣の一部をとったともいわれていますが、 やはり抽象的な形として貨幣にふさわしかったのでしょう。
戦国の中期以降に秦で発達し、その後他の国でも採用されました。
C貝形 貝貨をモデルにしたもので、長江を支配した楚で作成されました。
当時の貨幣単位:
青銅の重量そのものでした。
斉燕の単位は、1環(かん)=10鈞(きん)で、1鈞はおよそ11g。
三晋の単位は、1鎰(いつ)=32釿(きん)で、1釿はおよそ12g。
秦楚の単位は、1斤(きん)=16両(りょう)、1両=24銖(しゅ)で、1両はおよそ16g。
当時の人口:
春秋時代は5〜600万人くらいだった人口は、鉄の農具が普及し、戦国時代には2000万人くらいに増加しました。国ごとの内訳は、
燕200万,斉200万,趙500万,韓100万,魏200万,秦500万,楚500万 計2200万
(斉と趙の数字は逆かもしれません)。
一つの国が、今の日本の県と同じくらいです。
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