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数・記号の文明史
- 602 :ウムウル ◆w9gVwCWkR8GP :2020/01/30(木) 01:30:38 ID:0.net
- >>601
アデラード自身の著作の残りは甥を登場人物として使っていない。
彼は「レグラエ・アバキ」と呼ばれる一種のアバカスを利用して論文を書いた[21]。
その論文にはアラブ人の学問の影響が見いだせないため、ごく初期に描かれたと考えられている[2]。
この論文は、中世に貨幣の計算に使われたチェス盤のテーブル、つまり財務省とアデラードがつながりを持っていたことの証拠だと考えられている[22]。
さらにこのことの証拠はヘンリー1世のパイプ・ロールに見いだされる。
そこには彼が1130年にウィルトシャーのコミュニティーに課された[22]マーダー・ファイン(ある地域のなかで侵入しやすい領域でしばしばおきたノルマン人による殺人に基づいた、
その地域の住民が課される税金)からの償還を受けていることが示されている[23]が、この事実に関する証拠は他にはない。
ラテン世界でよく知られたバースのアデラードの作品はフワーリズミーの『天文表』の翻訳であり、
これがイスラーム圏の代数学に関する著作のラテン語訳のうちで最初に広く読まれた作品となった[2]。
中世において彼は幾何学を再発見して教えたことで知られ、
エウクレイデスの『原論』の最初の完全なラテン語訳を作成してそれを西欧の人々に説明する過程の嚆矢となったことで名声を得た[7]。
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