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語彙は交易路を行きかった

368 :世界@名無史さん:2019/10/27(日) 17:38:28 ID:0.net
インフルエンザ予防として(うがい)が有効だという。
また、朝、顔を洗う際に口に水を含み、ガラガラとさせて口内をきれいにするのも(うがい)。
この(うがい)の語源は何か。
1444年(文安二年)に成立した「下学集」には、うがい=鵜飼だと解説されているそうだ。
(うがい)が鵜が呑み込んだ魚を吐き出すことと似ていることから、口を漱ぐことを(うがい)というようになったとするもの。
この解釈は通説となっている。
しかし、これはヘンだ。鵜が魚を吐き出すのと似ているということであれば、鵜吐き(うはき)くらいが妥当。
鵜飼は鵜を飼うことであるし、その鵜飼の言葉を魚を獲る漁法に当てたとしても、鵜を使って魚を獲ることを意味するにとどまるのではないか。
鵜飼の言葉でもって鵜が口から魚を吐き出すことを表すことにはならないだろう。
つまり、(うがい)を鵜飼由来だとするのは、単に音が似ていることにこじつけたようにみえる。
ということになると、(うがい)=鵜飼説はあやしくなってくる。
では、(うがい)とは何か。
そこで、日本語の語彙とほとんど兄弟的な類似を示すモンゴル語の出番。

モンゴル語
ugaakh(ウガーフ)=洗う

これで決まりだろう。
ウガーフ(洗う)の名詞化が(うがひ)→(うがい)ということだろう。
(うがい)とは、(洗う)という意味だ。
ここにも、日本語語彙とモンゴル語語彙の兄弟性が見て取れるな。

わははははは。

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