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探検の歴史 第2航海

76 :世界@名無史さん:2019/10/28(月) 06:38:58.18 0.net
時系列的に見て 「コロンブスが新大陸を発見した」と言う説は、古くからはあったが、
『そもそも発見とはどういう意味か?』と観点から
現在ではコロンブスの 「コロンブスが新大陸を発見した」というのは否定的見解が多くなっている。
(コロンブス自身が『自分が到達したのはインド』と思っていたから)

北米のネイティブアメリカンや、北米のイヌイット、
中南米 カリブ海などの先住民、
『先住民族が既に住んでいたのに 「欧米的価値観からの発見」というのは無理があるし』
事象や地理の発見と言う意味では
「探検」「見分」と言う点からすると 「見分」と言う要素ではコロンブスの評価は低い。

時系列的に見て コロンブスより遅いが、
アメリゴ・ヴェスプッチが、
南米大陸東岸に沿って南下して探検し 南米のほぼ南端の南緯50度まで到達した。
実は アメリゴより前に カブラルが ブラジルを発見したとされていて
(↑トルデシリャス条約での取り決めを根拠とする。)
もうこの辺で コロンブス以前からの探検ブームからの紛争の歴史と言っていいと思う。
『探査』と『報告』と『承認』それらと各国間のパワーバランスが絡んでるのでややこしい、
アメリゴ・ヴェスプッチに戻る、
アメリゴ・ヴェスプッチは 自身が南緯50度まで到達した事から推測して
「アフリカでもアジアでも存在しえない『新大陸』だと気付いた』
アメリゴは1503年頃に論文『新世界』を発表する。
アメリゴは 『探検調査』して 『見解』を論文で発表して 紆余曲折するが
結果的に『新世界』と言う概念は欧州知識人に受け入れられた。

『探検調査』 『見解』 『新世界』という点ではアメリゴ・ヴェスプッチが多くの支持を得ている。

アメリゴ自身は主に南米についての探査や論文を行っているが、
これは アフリカ航路の探検などと密接して居た訳で
大西洋側での補給路の開拓というのが積み重なっていた背景が大きい。

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