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アイヌの歴史 Part2

983 :世界@名無史さん:2020/07/19(日) 01:22:31 ID:0.net
記紀神話に基づく民族の創造(1)大和(天孫)民族の誕生
「大和民族」という言葉を流行らせたのは、雑誌『日本人』を創刊し、国粋保存主義を
高調した志賀重昂だと述べている(22)。その志賀が「大和民族」という言葉を初めて
使ったのが、筆者の知る限り、前述した1888(明治21)年 4 月の『日本人』第2 号だ。
それ以前に、大和民族という民族集団も民族意識も存在しない。

では大和民族はどのような民族として構想されたのか?生みの親である志賀は奇妙なほ
どその由来や起源を示していないが、ただ1904年出版の『地理教科書』で「大和族最
も多数を占め」「琉球人は大和族と異なれり」と記述していること(「住民」「種族」
の箇所)から、志賀がイメージした大和民族の枠組みを、ある程度知ることができる

大和民族と同義の概念に天孫民族があるが、この用語の初出はまだ分からない。松本
芳夫『日本の民族』(1954年)は、第 1 部 2 章「天孫民族について」で、「天孫民
族はまた大和民族と称され、日本民族構成の主体をなすものとせられ、その由来を論
ずる場合、まず神話をよりどころとなすのである」と記している。その神話とは記紀
─古事記(712年)と日本書紀(720年)─の神話を指している。

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