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【英雄】ナポレオン・ボナパルト【皇帝】

151 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 07:50:08.42 0.net
グールゴーのセントヘレナ日記を読んでるんだが、なかなか辛辣な筆致だ
そんなグールゴーもベルトラン夫人のことは「思いやりのある人間らしい心を
持っているのはロングウッドでは彼女だけだった」とべた褒めです
みんな美人には弱いのねえ

152 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 08:07:02.41 0.net
>>151
ベルトランの奥方ファニィは痩せぎすでお世辞的にも美人と言えない女性だったそう
グールゴーはゲイ寄りのバイなので、見た目で女性に惹かれることはなかった模様

153 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 08:21:22.29 0.net
ナポレオンはギター弾きだった
当時、ギターは庶民の楽器とされていたので、ナポレオンのような高貴な身分の人がギターを弾くのは珍しかった
弾き語りもしたけど歌が音痴だったので、はっきり言って台無しだった

154 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 08:43:14.07 0.net
セントヘレナ日記ではナポレオンも結構ぶっちゃけている
ドルーオに憧れるグールゴーに「非の打ち所のない軍人といえばカンブロンヌだろ常考」
と冷水を浴びせる皇帝陛下。ドルーオには非の打ち所があるんかい

155 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 08:51:20.50 0.net
>>152
マルシャンはファニーのことを「とても魅力的な人」と評しているが
魅力的ってのは造作がいいことを必ずしも意味しないか

156 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 10:17:16.26 0.net
>>135
Jean-Paul Kauffmann, The Dark Room at Longwood (2000)
Jean-Paul Kauffmann, La Chambre noire de Longwood : le voyage à Sainte-Hélène (1997)

と書いてあるからそれを読むしかないのかも

157 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 11:03:53.13 0.net
>>156
インターネット・アーカイブで内容を検索できるんだが、それらしき記述はなかった
ただしグールゴーに関しては結構いろんなことが書いてある模様
ナポレオンと喧嘩した彼が「戦場で陛下のお命を救ったこともあるのに」といったら
ナポレオンは呆気にとられて「えっ記憶にないんだけど」

自分はそこまで軽く見られているのかとグールゴーはとても傷ついたそうな

158 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 11:10:36.11 0.net
グールゴーの発言については、こっちに記述があった
https://archive.org/details/in.ernet.dli.2015.53033

セントヘレナを去ったグールゴーは1818年5月2日、政務次官のゴールバーンと面会し
ナポレオンが秘密裏に手紙を出すことは簡単であり、オメーラ医師にその責任がある
また医者が必要だというが、実際にはナポレオンは健康そのもの
というようなことを、べらべら喋ったのだそうだ

159 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 13:43:17.19 0.net
話は変わるけど、ユサール騎兵指揮官は40半ばになると体力の問題から若い副官を代理に立てて自分は後方にいるのが慣例だった
しかし、ネイ軍団のティリ旅団長は御年56にしてバリバリの最前線で戦うユサール騎兵指揮官だった
戦場では若いユサール騎兵を率いて誰よりもハッスルして「若い者には負けはせん!」と先頭に立つジジイの姿があったのだった

160 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 13:47:41.68 0.net
>>154
振る舞いが道徳的過ぎるとか?
>ドルーオの非の打ち所

161 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 13:51:45.59 0.net
ヘンリー・ゴールバーンは陸軍・植民地省の次官
グールゴーが彼に喋ったことは大臣のバサースト伯に伝わり、そこからハドソン・ロウに指示が行く
というかグールゴーは何をやってるんだ

162 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 13:58:25.06 0.net
>>159
ワーテルローで最後の突撃を敢行した「ダヴー軍団の不滅の三人」フリアン将軍もこの時点で還暦近い老将だったんだっけ

163 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 14:25:24.46 0.net
>>160
自分は皇帝のエルバ島脱出を止めようとしたとドルーオは百日天下後の裁判で
証言したそうで、ナポレオンにはそれが見苦しく感じられたとのこと

「しかし同じ状況になれば自分はまた陛下についていくとドルーオは法廷で
明言したそうではありませんか」とグールゴーは擁護したが
ナポレオンの反応は「それでもカンブロンヌよりは見劣りするよな」だったとか

164 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 15:36:43.26 0.net
セントヘレナを出て行った後のグールゴーについては、駐英フランス大使のドスモン侯爵が
バサースト伯に宛てて書いた1818年10月31日付の手紙がある

グールゴーはナポレオンと別れる際に「万が一あなたが帰国するという恐るべき災厄に我が祖国が
見舞われるようなことがあれば、あなたと私は敵同士ですな」といってやったと主張していたとのこと
あまりにも掌返しがひどいため、ナポレオンとグールゴーが示し合わせた茶番という説まであるが
グールゴーがナポレオンをガチで憎んでいたのだとしても、それはそれで辻褄が合うんだよな

たぶん彼女に振られた男の心理に近いものがあったんだろう
この件についてナポレオンは「私はグールゴーの奥さんじゃないんだがね」とコメントしてたそうな

165 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 15:59:00.31 0.net
こういう男嫉妬とか見るとベルトランの世渡り上手と協調性は異常だな
嫁がゴネてたくらいか
グールゴーモントロンサヴァリ(セントヘレナにはいなかったが)といった他の側近達は揃いに揃ってアレすぎる

166 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 21:06:31.81 0.net
ロウ総督は意外にもモントロンの本性に気付いていた模様
「モントロン伯爵は社交的で弁が立つ。我々にも気さくに接してくれる。しかし、その発言はどこか信用がおけない」

167 :世界@名無史さん:2024/06/20(木) 10:24:32.42 0.net
>>157-158
狙ったわけじゃないんだろうけどこうやってレスが合致してしまうとつい愚考してしまうな
セントヘレナの気候でナポレオンもグールゴーもイライラしてたのかもしれない

168 :世界@名無史さん:2024/06/20(木) 15:50:25.19 ID:0.net
大陸軍が誇る略奪四天王

マッセナ…本人はもっぱら金銭専門だった。部下が略奪するのを野放しにしていた。意外にも虐殺をしていない。住人に死なれたらまた略奪ができないから、らしい。いかがわしい商人を出入りさせて闇市を開いていた。
ブリュヌ…物品だろうが衣服だろうが略奪した物品を換金して懐に入れていた。もちろん金銭も略奪していた。ついでに賄賂も受け取っていた。略奪した船を売り払ってホクホクしていたエピソードも。
ヴァンダム…占領地で略奪と重税のダブルコンボだった。それでいて、ヴァンダム自身が勝手に考えた部下を牢獄より厳しい軍規で縛り上げていた。部下に気前よく略奪品を配ったり面倒見がよかったので意外にも人気があった。
スルト…美術品や財宝といった高価な物を根こそぎ略奪していた。後腐れがないよう住民を虐殺して家を放火していくのが常だった。スルトが通った後は冗談抜きでペンペン草すら生えない有様だった。

169 :世界@名無史さん:2024/06/20(木) 17:36:31.37 0.net
他のメンツがカスすぎてマッセナが1番マシに思えちゃうのがもうね

170 :世界@名無史さん:2024/06/20(木) 19:56:01.89 0.net
スルトは略奪も虐殺するけど
規律にはうるさいタイプだったから上司や交渉相手の都市官僚受けは良かったらしいが
部下受けは最悪だが

171 :世界@名無史さん:2024/06/20(木) 19:57:16.62 0.net
略奪四天王にオージュローが入ってないのは意外

172 :世界@名無史さん:2024/06/20(木) 21:41:45.32 0.net
https://ja.everybodywiki.com/TOYO#X%EF%BC%88twitter%EF%BC%89

Twitterでデマを吐くナマポw

173 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 02:38:42.35 ID:0.net
略奪で私腹を肥やす将校がいる一方で、真面目なやつは戦費のために自腹を切って苦労する
グールゴーはロシア遠征の借金がセントヘレナでも残っていたと1816年5月28日付の日記にある

ベルトランに至っては工兵総監やら第4軍団長やら歴任したせいで、ろくに貯金ができず
しかも復古王政で資産を凍結されてしまったので爪に火をともす暮らしだったそうです
ベルトラン夫人がジョゼフィーヌの訃報を携えてエルバ島へ行くときは遠回りの航路を選んで節約したとか

174 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 04:58:59.86 0.net
>>171
オージュローは略奪はするけど現地民に気さくに接して仲良くなるエピソードがあるから四天王と比べたらインパクトが低め
あと、美術品の審美眼がまるで節穴だったから本当に高額なものは略奪していない

175 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 08:41:29.64 0.net
>ヴァンダム自身が勝手に考えた部下を牢獄より厳しい軍規で縛り上げていた。
この文章の繋がりが…

ヴァンダムが勝手にあいつは部下だとか決めて、牢獄から厳しい軍規を課していたのか
勝手に軍規を考えて牢獄から部下を縛っていたのか

176 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 08:45:43.84 0.net
>>175
ヴァンダムは自分で考えた「牢獄より厳しい軍規」で部下を縛り上げた

177 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 08:50:03.68 0.net
小さな葉っぱの付いたみかんを持った僕のおじさん

178 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 08:53:43.66 0.net
ちなみに、スルトは略奪と虐殺と放火の他にポルトガル王位を僭称した

179 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 09:26:20.25 ID:0.net
>>175
素直に読めば前者(他人を勝手に部下認定しては束縛する趣味があった)としか解釈できないんだが
どう考えても変なので「部下を」の位置が間違ってるんだろうね

180 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 09:32:47.85 ID:0.net
>>178
こんなんでよく首相になれたもんだw

181 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 09:38:58.47 ID:0.net
>>167
ただでさえ閉鎖的な環境で、しかもナポレオンと一つ屋根の下やからね
自分はセントヘレナに来るまでドルーオの皇帝批判に耳を貸さなかったけど
彼が正しかったと今では理解できているとグールゴーは1817年5月13日に
書き記してるんだけど、島暮らしの末期でちょっと病んだ感じになってます

しかし欧州に帰り着いたグールゴーが反ボナパルト派に転向したかといえば全然そんなことはないわけで
一通り発散してスッキリしたので賢者モード、もとい元の忠臣モードに戻ったものと思われる

182 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 09:42:24.71 ID:0.net
>>180
品格が備わっているのは戦場にいるときだけとブリタニカ百科事典に書かれるような御仁だからな
史実そのままのスルトが総理大臣・大元帥まで栄達するのでは胸糞が悪すぎるという判断か
長谷川哲也の漫画ではその辺をだいぶ和らげた描写になっていた

183 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 09:42:56.01 ID:0.net
>>178
さすがウェリントンをして「あいつはマッセナよりひどい」と言わしめた男スルト

184 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 09:45:38.00 ID:0.net
ただ覇道進撃のスルトに関しては、フーシェから名画を贈られて物欲に取り憑かれ
略奪に手を染めるようになるという解釈は悪くないんじゃないかと個人的には思う
フーシェ自身がナポレオンと接しているうちに権力欲に取り憑かれてしまい
それを奪われたときに打ちのめされるというストーリーと二重写しになっているので

185 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 18:04:56.79 0.net
>>178
あれ一応事情があって
ポルトガル占領したときにポルトガルに王もいないのもあってか無政府状態になってて混乱してたから
ポルトガルの官僚から誰かしら王位つけろとオファーがあったから
そこで欲出してスールトも王位につけろキャンペーンをポルトガル民に推奨して既成事実にしようしたから
そしたら部下のボナパルティストや共和派将校からも非難買いまくってナポレオンもブチギレてgdgdしてるうちにウェリントン来て撤退した

186 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 19:15:11.51 0.net
エルバ島の鉱山支配人だったアンドレ・ポン・ド・レローの回想記を
プロジェクト・グーテンベルクで読めるんだが
https://www.gutenberg.org/cache/epub/27828/pg27828-images.html

エルバ島を訪問予定の某佐官に気をつけよと忠告するメッセージがナポレオン宛に届いたことがあって
その送り主はスルト元帥だったと言われているなんてことが書いてある
(その佐官が何をするつもりだったのかは不明。ナポレオンは暗殺の企てと受け取ったらしい)
皇帝がエルバ島にいる間もスルトは彼のことを気にかけてたんかね

187 :世界@名無史さん:2024/06/23(日) 18:46:19.12 ID:0.net
大臣としてルイ18世に全力で媚びてた時期によく手紙なんか出してたなスルト

188 :世界@名無史さん:2024/06/25(火) 07:51:25.02 ID:0.net
ハゲ「おおっ、このお方こそ私の理想の主君!このお方に命をかけてお仕えしようぞ!」
ナポ「うげっ、なんだこの不潔ちっくなハゲは!ハゲの軍服から変な臭いがするんだが……。オエエ……」

ハゲとナポの第一印象の落差があまりにひどくて草

189 :世界@名無史さん:2024/06/25(火) 07:58:13.16 ID:0.net
>>187
まあスルトらしいといわれてるってだけで、本当に彼だったのかは定かでないので……
なお、この件についてスルト自身の回想録には何も書かれていない模様

190 :世界@名無史さん:2024/06/27(木) 18:06:10.69 ID:0.net
早食いの癖があったナポレオン。 将軍時代は10分、第一執政時代は15分、皇帝になってからも30分と、地位が上がっても食事に費やす時間は短かった。

191 :世界@名無史さん:2024/06/27(木) 18:24:37.47 ID:0.net
セントヘレナに行く途中、ノーサンバーランド艦上で食事をするときも
ナポレオンは早食いして自分だけさっさと席を立ち
英海軍の喜望峰艦隊司令官コックバーンを呆れさせたとか

そのときベルトラン夫人が堂々と弁明してコックバーンを感服させ
以後は提督がナポレオンに合わせて早食いするようになった
なんてことがラスカーズのセントヘレナ回想録に書いてあった

192 :世界@名無史さん:2024/06/27(木) 20:35:00.65 0.net
でもそんなベルトラン婦人に島入りしたらモラハラセクハラするナポさん

193 :世界@名無史さん:2024/06/28(金) 11:58:46.08 0.net
ベルトラン夫人はナポレオンが夫をセントヘレナに連れ去ろうとしていることにブチ切れていたので
(なお自分はベルトランに強制していないとナポレオンは主張していた模様)
ノーサンバーランドで上等な船室が彼にあてがわれると知ったときは
「船倉にでも放りこんでおいたらよろしいのでは?」と言い放ったそうだが
彼女と皇帝の関係もいささか複雑よね

194 :世界@名無史さん:2024/06/29(土) 17:55:17.58 0.net
>>193
こんな場末までAI荒らしかよ。

195 :世界@名無史さん:2024/06/30(日) 05:23:26.74 ID:0.net
>>194
こんな場末までAI荒らしかよ。

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