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【英雄】ナポレオン・ボナパルト【皇帝】

1 :世界@名無史さん:2024/03/07(木) 04:34:55.32 0.net
※落ちてたので復活しました

ナポレオン・ボナパルト(1769年8月15日 - 1821年5月5日)は、革命期のフランスの軍人・政治家である。
ナポレオン1世(在位:1804年 - 1814年、1815年)として、フランス第一帝政の皇帝にも即位した。
フランス革命後の混乱を収拾して、軍事独裁政権を樹立した。
また、戦勝と婚姻政策によって、イギリス、ロシアとオスマン帝国の領土を除いたヨーロッパ大陸の大半を勢力下に置いた(これら一連の経過をナポレオン戦争という)が、最終的に敗北して失脚した。
日本において世界史上最も有名な人物の一人である。

52 :世界@名無史さん:2024/06/02(日) 20:50:46.45 0.net
>>51
同族嫌悪ってヤツでしょうな
ま、ジョゼフィーヌはナポレオンの母親や兄弟姉妹から嫌われていて、普通に接してくるのは家族で浮いていたルイだけだった

53 :世界@名無史さん:2024/06/03(月) 11:45:37.20 0.net
ナポレオンの家は割合厳格な母親と放蕩&成り上がり丸出しの田舎貴族のシナジーでかなりめんどくさい人々だしね

54 :世界@名無史さん:2024/06/03(月) 16:04:02.66 ID:0.net
>>53
イタリアからの留学生が言っていたけど
イタリア人にとって家族は一番大切な人々で有ると同時に一番めんどくさい人々だと
標準?でこれならボナパルト家の面々は・・・

55 :世界@名無史さん:2024/06/03(月) 17:29:23.54 ID:0.net
イタリア系のマッセナも家族と娘婿のレイユにはゲロ甘だったそうだからな
開戦前に「よーし!パパ、息子の初任務記念にレジオン・ドヌール勲章を授けちゃうぞ!」と宣言しちゃう親バカっぷりを発揮したり
部下の給料をピンはねする一方で、婿のレイユを「俺のかわいいレイユ」と溺愛して公私憚らずいちゃついたりと
まあやりたい放題していた

56 :世界@名無史さん:2024/06/03(月) 21:04:30.54 ID:0.net
>>14
これは本当かな
兄弟で喧嘩した時にそれを宥めて
「私はあなたの臣下で十分な尊敬を払っているが、1人の人間としては母親である」
と言ってる手紙ならあるが、口を出してるのはほぼ兄弟の仲裁くらいだと思うがな

57 :世界@名無史さん:2024/06/03(月) 21:17:37.37 ID:0.net
>>56
え?知らないの?
これあまりに有名な話なんだけど…

58 :世界@名無史さん:2024/06/03(月) 21:23:10.94 ID:0.net
有名なら実話であるとは限らないぞ

59 :世界@名無史さん:2024/06/03(月) 21:32:00.35 ID:0.net
>>58
れっきとした実話だよ

60 :世界@名無史さん:2024/06/04(火) 13:08:12.66 0.net
ナポレオンの伝記作家アラン・ドゥコーは、レティツィアを「コルシカの女傑」と呼び、その強い意志と影響力を称賛しています。彼の著書「ナポレオンの母―レティツィアの生涯」では、レティツィアがナポレオンの教育やキャリアに与えた大きな影響を論じています。

61 :世界@名無史さん:2024/06/05(水) 10:44:20.82 0.net
ゆーたかて、ナポレオンが出世しなかったら無名で終わっただろうからな
女の英雄として有名なんじゃなくて、英雄の母親としての枠から逃れられない

62 :世界@名無史さん:2024/06/05(水) 14:12:07.06 0.net
なお、ナポレオンの好みのタイプは「ベッツィ・バルコーム嬢みたいな天真爛漫な女性」か「マリア・ヴァレフスカのような貞淑な淑女」とのこと

63 :世界@名無史さん:2024/06/05(水) 22:17:19.54 ID:0.net
>>60
気持ち悪いAIもどきキタ

64 :世界@名無史さん:2024/06/05(水) 23:48:59.78 0.net
>>62
どちらのタイプを好んだのか、数字で明確に示すことは難しいですが、それぞれの女性との関係性や、当時のナポレオンの置かれた状況などを考察することで、彼の好みを推測することは可能です。

例えば、若い頃のナポレオンは、ベッツィのような活発で魅力的な女性に惹かれていたという説があります。一方、皇帝となった後のナポレオンは、マリアのような高貴で品格のある女性を好むようになったという説もあります。

65 :世界@名無史さん:2024/06/06(木) 04:25:53.95 0.net
ツイートがあたおかw歴史を脚色するばか
https://ja.everybodywiki.com/TOYO#X%EF%BC%88twitter%EF%BC%89

66 :世界@名無史さん:2024/06/06(木) 06:45:17.07 0.net
>>12
でもサンシールって復古王政でも陸軍大臣になったりジョミニから戦略レベルで物見れる指揮官扱いだったりで
変なとこで上や同時代人の評価はなぜか高いな

67 :世界@名無史さん:2024/06/06(木) 07:00:20.61 0.net
>>66
能力はピカイチなんだけど頑固で協調性が全く無い変人だからな
陸軍大臣に起用されても協調性の無さから孤立して辞任している
サンシールと親交のあったモローも、サンシールの清々しいばかりの協調性の無さにウンザリして、軍から追い出している

68 :世界@名無史さん:2024/06/06(木) 22:49:29.34 0.net
エルバ島の気候が良すぎる、外に出る気にならなくなる

69 :世界@名無史さん:2024/06/07(金) 10:46:13.85 0.net
昔はエルバ島とセントヘレナ島の区別がつかなかったから同じ島流しじゃんとか思ってたけど
エルバ島は風光明媚ないい場所なんだよなあ
エルバ島で野心が潰えていれば悠々自適の幸せな余生を送れただろうに

70 :世界@名無史さん:2024/06/07(金) 16:38:32.84 0.net
ナポレオンに随行してセントヘレナに上陸したグールゴー将軍の感想がこれ
「この島はまるで地獄の門が開いたかのようだ」

71 :世界@名無史さん:2024/06/08(土) 13:03:03.53 0.net
ベルトラン夫人もセントヘレナ島のことは
「大西洋を飛んで渡る悪魔が羽を休める場所」とか呼んでるな

72 :世界@名無史さん:2024/06/08(土) 13:46:11.83 0.net
モントロン伯爵夫人はベルトラン伯爵夫人のことを「ファニィはとても素晴らしい貴婦人でしたわ。私達は友情で結ばれましたの。オホホ」と評しているけど
ベルトラン伯爵夫人はモントロン伯爵夫人のことを「なにさ、あのケバいクソ女!夫婦そろって陛下にみっともなく媚び売って!あー気色悪い!(以下自主規制)」とぼろくそにけなして草

73 :世界@名無史さん:2024/06/08(土) 14:18:46.93 0.net
ベルトラン夫人はハドソン・ロウ総督夫人とも良好な関係だったそうなので
腹の中でどう考えていようと表向きは誰とでも仲良くなれる人なのだと思われる

74 :世界@名無史さん:2024/06/09(日) 02:53:55.73 0.net
>>72
歴史版各地のスレに書き込まれているこのキモいスレは、上の西郷吉之助のレスも間違いだらけで、AI生成なんだろうが、何の目的があって書き込んでいるのか

75 :世界@名無史さん:2024/06/09(日) 03:21:10.22 0.net
>>74
コイツは他のスレでも同じことをレスしている荒らしです

938:世界@名無史さん:2024/06/09(日) 02:53:22.76 0
>>932
歴史版各地のスレに書き込まれているこのキモいスレは、上の西郷吉之助のレスも間違いだらけで、AI生成なんだろうが、何の目的があって書き込んでいるのか

農業文化や農本主義は善なのか?
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/whis/1708357069/938

76 :世界@名無史さん:2024/06/09(日) 16:11:49.57 0.net
>>59
出典が定かでないんだよなぁ
レティツィアの手紙にはそれらしきものがあるがニュアンスが違う

77 :世界@名無史さん:2024/06/09(日) 16:30:15.17 0.net
>>72
昼ドラも真っ青なドロドロっぷりですな…

78 :世界@名無史さん:2024/06/09(日) 16:51:21.57 0.net
ナポレオンはチーズの匂いが好きだった

79 :世界@名無史さん:2024/06/09(日) 17:02:09.35 0.net
誰かがナポを起こすためにチーズを嗅がせたら「うーん、ジョゼフィーヌ。もう少し寝かせてくれ」と言ったという小咄があるんだよな
ナポは遠征先からジョゼフィーヌに宛てた手紙に「ああ、愛しのジョゼフィーヌ。これから帰ります。帰るまでお風呂に入らず待っていてください。あなたの香りを嗅ぎたいのです」とすごい事が書かれてあったりする

80 :世界@名無史さん:2024/06/09(日) 18:46:36.85 0.net
エジプトから出した手紙もイギリス艦隊に押収されてるしな
あれで皇帝になってるんだから鋼の神経だろ

81 :世界@名無史さん:2024/06/09(日) 19:42:14.29 0.net
副官のグールゴーに「女王陛下」と呼ばせていたという男だぞ我らが皇帝は
鋼の神経じゃ済まされないほどの図太さだわ

82 :世界@名無史さん:2024/06/09(日) 21:16:04.99 0.net
>>76
出典が不明な逸話は創作と見なして差し支えないのでは
場末の匿名掲示板の雑談にいちいちソースが必要とは思わんが
実話だと認めさせたかったら提示すべきだよね

83 :世界@名無史さん:2024/06/09(日) 21:26:26.81 0.net
>>80
ベルティエが崇拝するヴィスコンティ侯爵夫人に宛てたラブレターも押収されて新聞の紙面を飾ったそうで
読んだ人によると、ものすごく小っ恥ずかしい内容で背中がムズムズする代物だったとか

84 :世界@名無史さん:2024/06/10(月) 11:00:22.39 0.net
>>82
こういうジョークみたいに語られてるウソの逸話がいつの間にか「事実であり常識」になってるのは
この20年ぐらいで散々目にしてきたからなあ

最悪なのはこういうネット上のミームを事実扱いにして本を書いて、
その本に書いてあったから真実としてウソの逸話がロンダリングされることだ

85 :世界@名無史さん:2024/06/10(月) 12:00:14.40 0.net
ベルティエが砂漠のテントでヴィスコンティ夫人の肖像画に香を焚いて捧げるシーンが漫画に載ってたけど
あれ、恐ろしいことに、ナポレオンがグールゴーにエジプト戦役の思い出話として語った、れっきとした実話なんだってな

86 :世界@名無史さん:2024/06/10(月) 12:07:06.83 0.net
まぁ本人含めてナポレオンの周りは変り者だらけってことか
何気にベルナドットが一番まともかもw

87 :世界@名無史さん:2024/06/11(火) 03:46:02.85 0.net
命知らずなユサール騎兵の娯楽がなんと決闘だった
ユサール騎兵あがりのネイも決闘にハマっていた時期があったように、決闘しないと気が済まない決闘中毒患者がゴロゴロいた
軽度の決闘中毒患者は決闘のお誘いがくるのを今かと待ち侘びていた
重度の決闘中毒患者になると休暇中に兵舎の周辺や酒場近くを徘徊して決闘相手を探していた
最重度の決闘中毒患者は酒場で1人で飲んでいる胸甲騎兵にいちゃもんをつけて決闘に引き摺り出した
というのも、胸甲騎兵は背が高くてマッチョなのが多かったから決闘相手として大人気だった
そして、もはや手遅れなフルニエ=サルロヴェーズ将軍(映画「デュエリスト」のモデルになった)は、三度の飯より決闘が好きで、一度ロックオンした相手を休暇になるとひたすらつけ回して決闘を強要した
同じ相手に付きまとって十数年近くも決闘を強要したという逸話があり、もはや「妖怪決闘していけ」だった

88 :世界@名無史さん:2024/06/11(火) 06:44:22.40 0.net
今度は妖怪決闘していけwww
よくもまあ次から次へと変な部下が現れるなw

89 :世界@名無史さん:2024/06/11(火) 08:06:20.24 0.net
ユサールは明らかに胸甲騎兵の事を馬鹿にしていたからなぁ
胸甲騎兵が乗馬襲撃する時には前衛や側衛をユサールや騎馬猟兵が勤めて文字通りの肉壁となってキャニスターやマスケットの斉射を受け止めていたから
そのズタズタになった隊列のママ敵戦列に突入したり中隊間を駆け抜けたりして混乱させる
そこまで御膳立てした所に胸甲騎兵が突入
ユサールの化身の様に言われるラサール将軍(実は騎馬猟兵出身)も胸甲騎兵の前衛を勤めている時に40ヤードの距離からハンガリー擲弾兵の放ったマスケット弾に眉間を撃ち抜かれて戦死しているし
そりゃ木偶の坊やら手間の掛かるガキとか言われるわw
>胸甲騎兵

90 :世界@名無史さん:2024/06/11(火) 09:28:50.57 0.net
>>85
出典はこれの247ページだな
https://archive.org/details/talkofnapoleonat007678mbp

念のため付け加えておくと、ナポレオンはグールゴーにこんな話ばかり聞かせていたわけではない
グールゴーの証言のうち、クレベールを暗殺したスレイマン・アル=ハラビを現地の法律に従って
串刺しで処刑したことにナポレオンが批判的だったというのは、彼の法意識を示すものとして興味深い

91 :世界@名無史さん:2024/06/11(火) 12:48:32.24 ID:0.net
>>90
Internet archive良いよね
フランスのGallicaも良いよ
殆どのalmanach(官員年鑑?)が閲覧出来る
1805年の幕僚中にセギュール大尉の前を見付けたりとか人名と主に親衛隊の編成ばっかり見てるけど面白いよ

92 :世界@名無史さん:2024/06/11(火) 19:49:49.05 0.net
>>88
有能なカスの集まりやからな大陸軍は

93 :世界@名無史さん:2024/06/12(水) 05:00:50.66 ID:0.net
>>92
もう的確過ぎてw

94 :世界@名無史さん:2024/06/12(水) 06:14:41.52 0.net
フンクに「自己中心的で部下が困窮しても気にかける様子はなかった」と評され決定的な場面でナポレオンを裏切ったマルモン元帥の副官が、部下に優しく高潔すぎる性格でナポレオンの恩義に報いるためだけに戦った貴族デヴォー・ド・サン=サンモーリス将軍というのが皮肉が効いてていい
しかも、マルモン元帥とは対照的に、ワーテルローで近衛砲兵師団長として従軍して、ナポレオンや部下を逃すために自らを犠牲にして華々しく散っていったという

95 :世界@名無史さん:2024/06/12(水) 06:32:43.53 0.net
まあデヴォーがマルモンの副官だったのはワーテルローより10年以上も前のことだが
ファビエ(パリ陥落の際、マルモンの代理として降伏文書に署名した)も
テスト=フェリー(百日天下の時、マルモンと一緒にガンへ逃げた)も
勇士として評価されてるわけで、マルモンは悪い意味で別格だな

それがマルモンの人間性のせいなのか、元帥という地位によるものなのかは
議論が分かれるところかもしれんけど

96 :世界@名無史さん:2024/06/12(水) 08:37:33.06 0.net
マッセナ「世の中、金だよ金。いい女を抱けば言うことはなし。あ、皇帝サンよ、うちの息子の初任務記念に勲章くれや」
デヴォー・ド・サン=サンモーリス「私は皇帝陛下のご恩に報いるために命をかけて戦う。ただそれだけです」

ナポレオン「(こうも両極端だとやりづらいな、おい……。マッセナはどす黒くギラついているし。デヴォー・ド・サン=サンモーリスは光り輝いて眩しすぎるし)」

97 :世界@名無史さん:2024/06/12(水) 08:48:43.53 0.net
マッセナの逸話だと
従「閣下おめでとう御座います
エスリンク公の称号授与が決まったとのことです」
マ「でそのエスリンク公とやらの年金は幾らなのかね?」
かな
出所は不明だけどね
Chandlerにも出て来なかったし

98 :世界@名無史さん:2024/06/12(水) 08:59:55.22 0.net
その点マルモンは両者の中間といっていい。わかりやすいのが七月革命の時で
力を貸してほしいとジェラールらに頼まれても言葉を濁して応じず
断固として鎮圧に当たれとアングレーム公がいっているのに不徹底で
挙句の果てに、ナポレオンとブルボン王家を両方とも裏切るのかといわれたが

要するにマルモンは軍人としての任務を放棄したくない
でも市民に大砲を向けたくない、でも自分の地位を守りたいと右往左往している
中道というよりは中途半端なんだけどな

99 :世界@名無史さん:2024/06/14(金) 05:11:56.19 ID:0.net
マルモンっていくつか軍事書書いてるから
そこで知性派の元帥という評判はあると聞くな
問題は結果的な裏切り言うまでもなく
ヴァグラムでも到着遅くて友情で元帥になったと揶揄されたり
独立して指揮とったサラマンカでも速攻で流れ弾で負傷して瞬殺されたりと
いざ行動するときの持ってなさも凄まじいが

100 :世界@名無史さん:2024/06/14(金) 06:16:54.73 ID:0.net
マルモンに重要な役割を任されると兵士は悲しんだとか
勝てる戦いもマルモンが指揮を執ると負ける気がしてならなかったとか
マルモンは散々な評価が残ってんだよなぁ…

101 :世界@名無史さん:2024/06/14(金) 07:24:39.83 0.net
なまじ元帥になってしまったのがマルモンの不幸だったのかな
逆にベルトランなんかは元帥にならなかったのが結果的に幸いしたように見える
いや彼は有能かつ勇敢な人物なんだけど
ナポレオンが手綱を取ってやれないところでは失敗もしているので

102 :世界@名無史さん:2024/06/14(金) 09:07:30.22 0.net
軍事書の内容の妥当性を知らないからそこはわからないけど
理論畑の学者としては優秀だけど、実践させるとまるでダメな人は結構いるからね

103 :世界@名無史さん:2024/06/14(金) 12:17:06.59 0.net
部下が困窮しても知らん顔だったのは上司としてはダメな部類なんだよね
ただ、ダルマチア総督時代に善政を敷いたり、大砲の運用システムを改良したりと、軍政官としては元帥の中でトップクラスで有能かと

104 :世界@名無史さん:2024/06/14(金) 12:32:27.65 0.net
>>103
共和歴11年式砲兵システムか
旧式の8ポンドカノンを新型6ポンドカノンに置き換えたり等全体として軽量化を進めたシステム
帝政初期のフランス砲兵の機動力優位に貢献したね
中期からは牽引チームの馬匹を減らさずを得なくなり優位が薄れたのが残念

105 :世界@名無史さん:2024/06/14(金) 13:38:02.08 0.net
>>103
副官のファビエ大佐が復古王政期に白色テロの余波を食い止めようと奮闘し
超王党派に憎まれて標的にされたときはマルモンが庇ってやっているので
可能であれば助けることもあるらしいんだよな

ただ無理だと見切りをつけるのが早いし
そうなったら本当に知らん顔をしがちなように思われる

106 :世界@名無史さん:2024/06/14(金) 18:28:49.76 ID:0.net
>>102
ジョミニも実務では言うほどな疑惑あると聞く
よく言われるベルティエ以外でも同僚との関係最悪だったとか
ネイの部下の手柄を自分の手柄にしてる疑惑とか
こっちはそこまで昇進できずにやめたのとあまりにも著述家としての名声がでかいから
干した敵対者(ベルティエ)のほうがディスられがちだが

107 :世界@名無史さん:2024/06/14(金) 20:11:51.02 ID:0.net
覇道進撃ではジョミニはフリートラントに従軍していたけど、実際は参戦していなかった
ジョミニがネイ麾下で従軍したのが確認されているのは、1805年のエルヒンゲンと1813年のバウツェンのみだとか
ネイにはジョミニとは別にべシェという参謀将校がいて、こちらは後にネイの参謀長に昇格している
べシェはネイへの助言や軍団の補給から各師団への伝達を含むありとあらゆる軍務をこなしていた
ネイの本当の女房役はジョミニじゃなくてべシェだったのでは?

108 :世界@名無史さん:2024/06/15(土) 01:38:48.17 0.net
ポルトガルからの撤退後、ネイが不服従を理由に罷免された時、マルモンが軍団長に指名されたんだけど、べシェは「ネイ元帥と一緒だと勝てるという自信があったが、マルモン元帥と一緒だと負けそうな気がした」と回想録に書いているんだよね。

109 :世界@名無史さん:2024/06/15(土) 09:52:07.31 0.net
ゴシップレベルではジョミニがいればワーテルローで勝ってたとか言われることもあるけど
現実には居ても従軍してなさそうだね、そもそも

110 :世界@名無史さん:2024/06/15(土) 14:09:36.76 0.net
ナポレオンがジョミニ評価してたのも参謀としてじゃなくね
著述家としてだからな
筆は立つ目立ちたがり屋で協調性なし

111 :世界@名無史さん:2024/06/15(土) 14:25:51.32 0.net
ナポレオンがラス・カーズのことをあんまり褒めるものだから
そのような賛辞はランヌやデュロックですら賜ったことがあるまいとグールゴーがいったそうだが
筆の立つ人間の価値を皇帝はよく御存じだったと見える

112 :世界@名無史さん:2024/06/15(土) 14:33:11.91 0.net
ジョミニがネイと共に戦った2つの戦争のうち、エルヒンゲンはジョミニは参謀長でなく副官として従軍していて、参謀として助言した形跡がない
バウツェンもジョミニがネイに参謀として影響を及ぼしていた証拠は何一つないんだそう
ミュラの参謀長ベリアールがミュラの戦いに必ず同行してミュラの代行として各軍団や師団に命令を出していたのとはあまりにも対照的

113 :世界@名無史さん:2024/06/15(土) 14:45:44.16 ID:0.net
ジョミニ、口ばっかで実は大したことない疑惑が浮上

114 :世界@名無史さん:2024/06/15(土) 17:13:27.38 ID:0.net
ジョミニとベルティエの確執の原因

ジョミニがネイの司令部に所属する私的な顧問だったときに始まったらしく。ジョミニが軍の慣例や規律をよく知らなかったのが災いの原因
ジョミニが1805年にネイからチロルからの報告書を持って参謀本部に派遣されて、ナポレオンの注意を引こうとして到着すると、
本部の慣例に従ってベルティエに会うよう指示されたが、ジョミニはナポレオンにすぐに会うことを要求したようだ。
ベルティエはスイスの民間人に即座に無愛想に軍儀礼を教えた。

上下関係にうるさい官僚と民間上がりライターのしょうもない確執だな
才能どうこうじゃなくてマナーで確執とか
まあ国は違えど劉邦とかも礼儀なさで嫌われてるから案外そんなもんか

115 :世界@名無史さん:2024/06/15(土) 17:57:25.72 ID:0.net
これは民間人にあらかじめ参謀総長の性格や軍のしきたりについて説明しなかったネイにも落ち度があるな
ただ、ジョミニはベルティエ以外の参謀将校やネイの幕僚と不和だったところをみると
ジョミニ自身も性格に問題がありそう

116 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 06:46:23.74 ID:0.net
不和ちゃん

117 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 06:52:22.45 ID:0.net
ジョミニはネイの奥方アグラエにも嫌われていた
もっともネイの助命に奔走した件だけは感謝していたそうだけど

118 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 10:19:56.60 0.net
素晴らしい著作が残ってると、それだけで人格まで過大評価されるの歴史あるあるかもね
ローマ帝国のキケロも著作が素晴らしいから、素晴らしい人格者だとずっと考えられていたけど
キケロ書簡集って本を読むとキケロに幻滅するという

119 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 14:59:10.46 0.net
ナポレオン本人もラスカーズ残した回想録のおかげで英雄って評価確立したからな
100日天下のときなんてポナパルティストが600人中25人程度しか当選しなかった程度には白けてたのに
ラスカーズ残した回想録のおかげで33年後に甥は得票率7割553万票の圧勝だからな

120 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 15:58:21.85 0.net
ラスカーズと仲が悪かったモントロン伯爵も「陛下の伝説の立役者はラスカーズだ」と認めているんだよな
もっとも、グールゴーによるとモントロン伯爵はラスカーズ親子が追放された際は夫人と共に喜びに打ち震えて祝杯を挙げたクソっぷりだったそうだけど

121 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 17:20:43.94 0.net
ここまでジョミニと仲が悪いヤツが多いとなると、逆に仲がいいやつを挙げた方が早い気がしてきた

122 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 20:18:11.69 0.net
>>120
熱烈なナポレオン崇拝者だったグールゴーが途中でセントヘレナを出て行ったのも
ある意味モントロンに追い出されたようなものだよな

その件について英語版ウィキペディアのグールゴーの記事に
「先任であるモントロンとの軋轢が」云々とあるんだけどマジっすか
モントロンとグールゴーって最終階級は同じだし、昇進の時期もほぼ差がないけど
それなのにモントロンは先任風を吹かしていたわけ?

123 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 20:55:17.70 0.net
>>121
アレクサンドルには気に入られてた
例にもれずロシアの将校からも高飛車でうざがられてた

124 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 23:17:36.92 ID:0.net
グールゴーがモントロンに宛てた手紙に「私は君の過去に目を瞑って仲良くしたかったのだが、君はそうではなかったようだ。君は何らかの目的で私を追い出したかったのだろう」と書いてある
そして、グールゴーは日記にモントロンが毒殺魔ブランヴィリエ侯爵夫人の手記を愛読していたことを書き記している(グールゴーは手記を毒殺など女々しいと嫌っていた)
モントロンにとって一番邪魔だったのが、誰よりも皇帝の遺産を受け取る資格があり、数学や化学に関して学者顔負けの知識があって毒物の分析に精通しているグールゴーだったのでは、という説がある
実際にグールゴーはナポレオンに「ワインが少しでもおかしい味がしたら必ず飲まずに吐いてください」と忠告している

125 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 23:29:12.55 ID:0.net
そういえばグールゴーはエコール・ポリテクニクの出身だったな
ベルトランが若い頃エコール・ポリテクニクで教鞭を執ってたんだが
もしかしてグールゴーは彼の授業を受けたことがあるのでは

と思ったんだが、二人の在籍期間はグールゴー(学生として)が1799~1801年
ベルトラン(講師として)が1795~96年で、重なってなかったわ

126 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 06:22:20.97 0.net
皇帝陛下が数学の問題集を部屋に運び入れてグールゴーと共に閉じこもって三日三晩解き続けたというエピソードが狂気じみて怖い

127 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 07:21:27.72 ID:0.net
ベルトランはその手の逸話がないな
数学に関してはガスパール・モンジュの代役が務まるレベルだったそうだが

グールゴーの1815年9月17日付の日記によれば
ノーサンバーランド艦上でナポレオンと二人して数学の問題に取り組んだそうだが
「平方根や立方根を求めたり、二次方程式や三次方程式を解いたり」とある
つまり二人がやっていたのは代数。なおベルトランの専攻は幾何

128 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 10:19:33.48 0.net
なんか若干ヒトラーの最期と重なるものを感じてきた

129 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 10:26:49.35 0.net
ナポってそんなに遺産あったの?主要な資産は接収されて田舎の郷紳レベルの遺産かとなんとなく想像してた。死んだときの肩書は「ボナパルト将軍」だし

130 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 10:51:57.06 0.net
>>129
ナポレオンの遺言状によると、彼の遺産はモントロンへ200万フラン
ベルトランへ50万、マルシャンに40万、ラスカーズに10万
ドルーオやカンブロンヌといった忠臣たちにもお金を配っていて
総額はざっくり500万フラン以上、現在の日本円にして100億はあったみたいよ

131 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 10:57:51.69 0.net
>>128
そういえばナポレオンもヒトラーみたいに自殺しようとしたっけ。未遂に終わったけど
皇帝はワーテルローで戦死すべきだったとグールゴーが発言し
生きてさえいれば望みはあるんだとベルトランにたしなめられてるんだけど
グールゴーは自分の理想の皇帝像を追い求める若干やばい癖があるような

132 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 10:58:20.57 0.net
>>130
ただ、遺言通りの金額を貰えたかというと、必ずしもそうではなかったようで
ナポレオンの思い違いもあって、実際に貰えたのはもっと少なかった模様
なお、一番多く貰ったモントロンは僅か数年で使い果たして借金まみれになった

133 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 11:03:03.39 0.net
額面にしてモントロンがベルトランの4倍とはずいぶん差をつけたもんだが
ベルトランは奥さんの実家が金持ちで生活には困らないだろってのを考慮してるのかな

134 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 11:17:00.06 0.net
>>133
ナポレオンの遺言書は2種類あって、最初の遺言書はベルトランが一番多かった
しかし、ナポレオンはその遺言書を廃棄して、モントロンと共に新しい遺言書を書いた
これが今残っている遺言書となる
社交的で人当たりのいいモントロンの方が寵愛され、陰気で口下手なベルトランは次第に疎んじられていったといわれている
早くからモントロンの本性に気付いていたグールゴーはベルトランを始めとする周囲に訴えていたのだが、嫉妬しているで片付けられてしまった
ベルトランが気付いた時にはもう既に遅く、グールゴーの忠告に耳を傾けていればよかったと後悔したという

135 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 11:27:48.86 0.net
グールゴーが軽率なことをいったせいで、ナポレオンの体調不良は詐病だとハドソン・ロウが判断し
ナポレオンはロングウッドから引っ越せず、オメーラ医師もセントヘレナを去ることになったと
英語版ウィキペディアに書いてあるんですけど、これってソースは何なんだろうか

136 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 18:42:43.34 ID:0.net
ジョゼフも占領地でこっそりかっぱらった宝石でアメリカで悠々自適な贅沢な生活できてたらしいな

137 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 22:12:50.32 0.net
ルフェーブル=デヌエットに至ってはアメリカに亡命したら事業が大成功して資産を築いたんだよな

138 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 22:56:13.72 0.net
>>134
ただ実際グールゴーは嫉妬深いところがあり
ラスカーズに関して余計なことを言ってナポレオンを苛立たせたりしている

またグールゴーがセントヘレナで役に立ったかは微妙で
(グールゴー自身もそうとわかってたから早々と出ていったんだろうが)
ラスカーズの眼精疲労が激しく仕事がなかなか進まなかったとき
プラナを連れてくればよかったなどとナポレオンはこぼしている
プラナの代わりにグールゴーを同行させたのは皇帝陛下ご自身でっせ

139 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 06:12:22.52 0.net
ローバウ伯爵が活躍したら顔を赤らめて「おっ!私の羊はライオンになったのだな」とはしゃいだり
地図コレクターのグールゴーと地図の模写を共有して「これで君とお揃いだな」とニヤついたり
従僕長のマルシャンを臆面もなく「マルシャン嬢」と呼んだり
フェルナンド王太子が癇癪を起こして泣き喚くとよしよしと宥めたりしたことから
ナポレオンは当時からバイセクシャルだという噂が絶えなかった

140 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 06:28:22.48 0.net
>>84
その手のロンダリングの何が厄介かって
事実でないことを立証するのは簡単じゃないんだよな

以前ボナパルト家とベートーヴェンの関係について、彼をジェロームが宮廷楽長として
雇用したことがあると主張する書き込みがあったんだが、これなんかはルドルフ大公らが
さらに好条件を提示したので、楽聖はジェロームの誘いを断ってウィーンに
残留したという情報が調べれば簡単に出てくるので虚偽とわかる

しかし、そういうのはむしろ稀な例だと思う
結局、出典がない話は一律に創作と見なしておくのが妥当ってことになりそう

141 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 06:55:33.13 0.net
>>139
確か海外でナポレオンバイ説を研究した本が出版されてんだっけ
ネイもバイ説があると聞いたことがある

142 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 16:34:58.04 0.net
>>141
まさかジョミニじゃないよね

143 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 16:43:27.04 0.net
>>142
アグラエ夫人はジョミニとの仲を疑ったけど、ジョミニの性格からしてそれはないかと
可能性があるとしたら後に参謀長になったべシェ

144 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 20:33:16.06 ID:0.net
>>139
まじかよ、ナポレオンってバイだったのか?
ローバウ伯爵とかマルシャンとか、そりゃ噂されるわな。
フェルナンド王太子を宥める姿とか、少女漫画のワンシーンみたいだし。
歴史って教科書だけじゃ面白くないよな。こういう裏話があると、俄然興味湧いてくる。

145 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 20:34:53.40 ID:0.net
>>135
グールゴーの発言でナポレオンのロングウッド移住阻止?マジかよ!
ソースは英語版ウィキペディアなんだけど、他に裏付けとなる情報はあるのかな?
もしこれが本当なら、グールゴーは歴史上屈指の「やらかしマン」だなw

146 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 21:02:53.28 0.net
https://en.wikipedia.org/wiki/Betsy_Balcombe
Betsy Balcombe

彼女が書いた回想記って邦訳出せばいいのにね
とても好意的な思い出を書いてたこともあって
後にナポレオン三世からお礼にアルジェリアで5000ヘクタールの農地もらったとか

147 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 21:04:27.50 0.net
>>146

訂正・・・500ヘクタールのぶどう畑だそうです

148 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 21:23:35.46 0.net
>>127
ベルトランは数学逸話がないってマジ?
ガスパール・モンジュの代役は務まるレベルだったらしいけど、
グールゴーの日記によると、1815年9月17日、ノーサンバーランド艦上でナポレオンと一緒に数学やってたんだって。
内容は代数らしいんだけど、ベルトランは幾何専攻だったはずじゃ…
ナポレオンってば、オールラウンダーだったのか?

149 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 04:32:10.22 0.net
>>146
そんな三世もどういうわけかモントロンにはものすごく冷淡だったんだよな
そして、ナポレオンの傍に眠らせてやりたいという遺族の願いを三世は「伯父上の傍で眠る資格がないのは他ならぬモントロン自身がよく分かっていることだ」と却下している

150 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 05:53:25.21 ID:0.net
まあベルトランやデュロックとモントロンが同格たりうるかといったら、明らかに違うしなあ

151 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 07:50:08.42 0.net
グールゴーのセントヘレナ日記を読んでるんだが、なかなか辛辣な筆致だ
そんなグールゴーもベルトラン夫人のことは「思いやりのある人間らしい心を
持っているのはロングウッドでは彼女だけだった」とべた褒めです
みんな美人には弱いのねえ

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