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【英雄】ナポレオン・ボナパルト【皇帝】

79 :世界@名無史さん:2024/06/09(日) 17:02:09.35 0.net
誰かがナポを起こすためにチーズを嗅がせたら「うーん、ジョゼフィーヌ。もう少し寝かせてくれ」と言ったという小咄があるんだよな
ナポは遠征先からジョゼフィーヌに宛てた手紙に「ああ、愛しのジョゼフィーヌ。これから帰ります。帰るまでお風呂に入らず待っていてください。あなたの香りを嗅ぎたいのです」とすごい事が書かれてあったりする

80 :世界@名無史さん:2024/06/09(日) 18:46:36.85 0.net
エジプトから出した手紙もイギリス艦隊に押収されてるしな
あれで皇帝になってるんだから鋼の神経だろ

81 :世界@名無史さん:2024/06/09(日) 19:42:14.29 0.net
副官のグールゴーに「女王陛下」と呼ばせていたという男だぞ我らが皇帝は
鋼の神経じゃ済まされないほどの図太さだわ

82 :世界@名無史さん:2024/06/09(日) 21:16:04.99 0.net
>>76
出典が不明な逸話は創作と見なして差し支えないのでは
場末の匿名掲示板の雑談にいちいちソースが必要とは思わんが
実話だと認めさせたかったら提示すべきだよね

83 :世界@名無史さん:2024/06/09(日) 21:26:26.81 0.net
>>80
ベルティエが崇拝するヴィスコンティ侯爵夫人に宛てたラブレターも押収されて新聞の紙面を飾ったそうで
読んだ人によると、ものすごく小っ恥ずかしい内容で背中がムズムズする代物だったとか

84 :世界@名無史さん:2024/06/10(月) 11:00:22.39 0.net
>>82
こういうジョークみたいに語られてるウソの逸話がいつの間にか「事実であり常識」になってるのは
この20年ぐらいで散々目にしてきたからなあ

最悪なのはこういうネット上のミームを事実扱いにして本を書いて、
その本に書いてあったから真実としてウソの逸話がロンダリングされることだ

85 :世界@名無史さん:2024/06/10(月) 12:00:14.40 0.net
ベルティエが砂漠のテントでヴィスコンティ夫人の肖像画に香を焚いて捧げるシーンが漫画に載ってたけど
あれ、恐ろしいことに、ナポレオンがグールゴーにエジプト戦役の思い出話として語った、れっきとした実話なんだってな

86 :世界@名無史さん:2024/06/10(月) 12:07:06.83 0.net
まぁ本人含めてナポレオンの周りは変り者だらけってことか
何気にベルナドットが一番まともかもw

87 :世界@名無史さん:2024/06/11(火) 03:46:02.85 0.net
命知らずなユサール騎兵の娯楽がなんと決闘だった
ユサール騎兵あがりのネイも決闘にハマっていた時期があったように、決闘しないと気が済まない決闘中毒患者がゴロゴロいた
軽度の決闘中毒患者は決闘のお誘いがくるのを今かと待ち侘びていた
重度の決闘中毒患者になると休暇中に兵舎の周辺や酒場近くを徘徊して決闘相手を探していた
最重度の決闘中毒患者は酒場で1人で飲んでいる胸甲騎兵にいちゃもんをつけて決闘に引き摺り出した
というのも、胸甲騎兵は背が高くてマッチョなのが多かったから決闘相手として大人気だった
そして、もはや手遅れなフルニエ=サルロヴェーズ将軍(映画「デュエリスト」のモデルになった)は、三度の飯より決闘が好きで、一度ロックオンした相手を休暇になるとひたすらつけ回して決闘を強要した
同じ相手に付きまとって十数年近くも決闘を強要したという逸話があり、もはや「妖怪決闘していけ」だった

88 :世界@名無史さん:2024/06/11(火) 06:44:22.40 0.net
今度は妖怪決闘していけwww
よくもまあ次から次へと変な部下が現れるなw

89 :世界@名無史さん:2024/06/11(火) 08:06:20.24 0.net
ユサールは明らかに胸甲騎兵の事を馬鹿にしていたからなぁ
胸甲騎兵が乗馬襲撃する時には前衛や側衛をユサールや騎馬猟兵が勤めて文字通りの肉壁となってキャニスターやマスケットの斉射を受け止めていたから
そのズタズタになった隊列のママ敵戦列に突入したり中隊間を駆け抜けたりして混乱させる
そこまで御膳立てした所に胸甲騎兵が突入
ユサールの化身の様に言われるラサール将軍(実は騎馬猟兵出身)も胸甲騎兵の前衛を勤めている時に40ヤードの距離からハンガリー擲弾兵の放ったマスケット弾に眉間を撃ち抜かれて戦死しているし
そりゃ木偶の坊やら手間の掛かるガキとか言われるわw
>胸甲騎兵

90 :世界@名無史さん:2024/06/11(火) 09:28:50.57 0.net
>>85
出典はこれの247ページだな
https://archive.org/details/talkofnapoleonat007678mbp

念のため付け加えておくと、ナポレオンはグールゴーにこんな話ばかり聞かせていたわけではない
グールゴーの証言のうち、クレベールを暗殺したスレイマン・アル=ハラビを現地の法律に従って
串刺しで処刑したことにナポレオンが批判的だったというのは、彼の法意識を示すものとして興味深い

91 :世界@名無史さん:2024/06/11(火) 12:48:32.24 ID:0.net
>>90
Internet archive良いよね
フランスのGallicaも良いよ
殆どのalmanach(官員年鑑?)が閲覧出来る
1805年の幕僚中にセギュール大尉の前を見付けたりとか人名と主に親衛隊の編成ばっかり見てるけど面白いよ

92 :世界@名無史さん:2024/06/11(火) 19:49:49.05 0.net
>>88
有能なカスの集まりやからな大陸軍は

93 :世界@名無史さん:2024/06/12(水) 05:00:50.66 ID:0.net
>>92
もう的確過ぎてw

94 :世界@名無史さん:2024/06/12(水) 06:14:41.52 0.net
フンクに「自己中心的で部下が困窮しても気にかける様子はなかった」と評され決定的な場面でナポレオンを裏切ったマルモン元帥の副官が、部下に優しく高潔すぎる性格でナポレオンの恩義に報いるためだけに戦った貴族デヴォー・ド・サン=サンモーリス将軍というのが皮肉が効いてていい
しかも、マルモン元帥とは対照的に、ワーテルローで近衛砲兵師団長として従軍して、ナポレオンや部下を逃すために自らを犠牲にして華々しく散っていったという

95 :世界@名無史さん:2024/06/12(水) 06:32:43.53 0.net
まあデヴォーがマルモンの副官だったのはワーテルローより10年以上も前のことだが
ファビエ(パリ陥落の際、マルモンの代理として降伏文書に署名した)も
テスト=フェリー(百日天下の時、マルモンと一緒にガンへ逃げた)も
勇士として評価されてるわけで、マルモンは悪い意味で別格だな

それがマルモンの人間性のせいなのか、元帥という地位によるものなのかは
議論が分かれるところかもしれんけど

96 :世界@名無史さん:2024/06/12(水) 08:37:33.06 0.net
マッセナ「世の中、金だよ金。いい女を抱けば言うことはなし。あ、皇帝サンよ、うちの息子の初任務記念に勲章くれや」
デヴォー・ド・サン=サンモーリス「私は皇帝陛下のご恩に報いるために命をかけて戦う。ただそれだけです」

ナポレオン「(こうも両極端だとやりづらいな、おい……。マッセナはどす黒くギラついているし。デヴォー・ド・サン=サンモーリスは光り輝いて眩しすぎるし)」

97 :世界@名無史さん:2024/06/12(水) 08:48:43.53 0.net
マッセナの逸話だと
従「閣下おめでとう御座います
エスリンク公の称号授与が決まったとのことです」
マ「でそのエスリンク公とやらの年金は幾らなのかね?」
かな
出所は不明だけどね
Chandlerにも出て来なかったし

98 :世界@名無史さん:2024/06/12(水) 08:59:55.22 0.net
その点マルモンは両者の中間といっていい。わかりやすいのが七月革命の時で
力を貸してほしいとジェラールらに頼まれても言葉を濁して応じず
断固として鎮圧に当たれとアングレーム公がいっているのに不徹底で
挙句の果てに、ナポレオンとブルボン王家を両方とも裏切るのかといわれたが

要するにマルモンは軍人としての任務を放棄したくない
でも市民に大砲を向けたくない、でも自分の地位を守りたいと右往左往している
中道というよりは中途半端なんだけどな

99 :世界@名無史さん:2024/06/14(金) 05:11:56.19 ID:0.net
マルモンっていくつか軍事書書いてるから
そこで知性派の元帥という評判はあると聞くな
問題は結果的な裏切り言うまでもなく
ヴァグラムでも到着遅くて友情で元帥になったと揶揄されたり
独立して指揮とったサラマンカでも速攻で流れ弾で負傷して瞬殺されたりと
いざ行動するときの持ってなさも凄まじいが

100 :世界@名無史さん:2024/06/14(金) 06:16:54.73 ID:0.net
マルモンに重要な役割を任されると兵士は悲しんだとか
勝てる戦いもマルモンが指揮を執ると負ける気がしてならなかったとか
マルモンは散々な評価が残ってんだよなぁ…

101 :世界@名無史さん:2024/06/14(金) 07:24:39.83 0.net
なまじ元帥になってしまったのがマルモンの不幸だったのかな
逆にベルトランなんかは元帥にならなかったのが結果的に幸いしたように見える
いや彼は有能かつ勇敢な人物なんだけど
ナポレオンが手綱を取ってやれないところでは失敗もしているので

102 :世界@名無史さん:2024/06/14(金) 09:07:30.22 0.net
軍事書の内容の妥当性を知らないからそこはわからないけど
理論畑の学者としては優秀だけど、実践させるとまるでダメな人は結構いるからね

103 :世界@名無史さん:2024/06/14(金) 12:17:06.59 0.net
部下が困窮しても知らん顔だったのは上司としてはダメな部類なんだよね
ただ、ダルマチア総督時代に善政を敷いたり、大砲の運用システムを改良したりと、軍政官としては元帥の中でトップクラスで有能かと

104 :世界@名無史さん:2024/06/14(金) 12:32:27.65 0.net
>>103
共和歴11年式砲兵システムか
旧式の8ポンドカノンを新型6ポンドカノンに置き換えたり等全体として軽量化を進めたシステム
帝政初期のフランス砲兵の機動力優位に貢献したね
中期からは牽引チームの馬匹を減らさずを得なくなり優位が薄れたのが残念

105 :世界@名無史さん:2024/06/14(金) 13:38:02.08 0.net
>>103
副官のファビエ大佐が復古王政期に白色テロの余波を食い止めようと奮闘し
超王党派に憎まれて標的にされたときはマルモンが庇ってやっているので
可能であれば助けることもあるらしいんだよな

ただ無理だと見切りをつけるのが早いし
そうなったら本当に知らん顔をしがちなように思われる

106 :世界@名無史さん:2024/06/14(金) 18:28:49.76 ID:0.net
>>102
ジョミニも実務では言うほどな疑惑あると聞く
よく言われるベルティエ以外でも同僚との関係最悪だったとか
ネイの部下の手柄を自分の手柄にしてる疑惑とか
こっちはそこまで昇進できずにやめたのとあまりにも著述家としての名声がでかいから
干した敵対者(ベルティエ)のほうがディスられがちだが

107 :世界@名無史さん:2024/06/14(金) 20:11:51.02 ID:0.net
覇道進撃ではジョミニはフリートラントに従軍していたけど、実際は参戦していなかった
ジョミニがネイ麾下で従軍したのが確認されているのは、1805年のエルヒンゲンと1813年のバウツェンのみだとか
ネイにはジョミニとは別にべシェという参謀将校がいて、こちらは後にネイの参謀長に昇格している
べシェはネイへの助言や軍団の補給から各師団への伝達を含むありとあらゆる軍務をこなしていた
ネイの本当の女房役はジョミニじゃなくてべシェだったのでは?

108 :世界@名無史さん:2024/06/15(土) 01:38:48.17 0.net
ポルトガルからの撤退後、ネイが不服従を理由に罷免された時、マルモンが軍団長に指名されたんだけど、べシェは「ネイ元帥と一緒だと勝てるという自信があったが、マルモン元帥と一緒だと負けそうな気がした」と回想録に書いているんだよね。

109 :世界@名無史さん:2024/06/15(土) 09:52:07.31 0.net
ゴシップレベルではジョミニがいればワーテルローで勝ってたとか言われることもあるけど
現実には居ても従軍してなさそうだね、そもそも

110 :世界@名無史さん:2024/06/15(土) 14:09:36.76 0.net
ナポレオンがジョミニ評価してたのも参謀としてじゃなくね
著述家としてだからな
筆は立つ目立ちたがり屋で協調性なし

111 :世界@名無史さん:2024/06/15(土) 14:25:51.32 0.net
ナポレオンがラス・カーズのことをあんまり褒めるものだから
そのような賛辞はランヌやデュロックですら賜ったことがあるまいとグールゴーがいったそうだが
筆の立つ人間の価値を皇帝はよく御存じだったと見える

112 :世界@名無史さん:2024/06/15(土) 14:33:11.91 0.net
ジョミニがネイと共に戦った2つの戦争のうち、エルヒンゲンはジョミニは参謀長でなく副官として従軍していて、参謀として助言した形跡がない
バウツェンもジョミニがネイに参謀として影響を及ぼしていた証拠は何一つないんだそう
ミュラの参謀長ベリアールがミュラの戦いに必ず同行してミュラの代行として各軍団や師団に命令を出していたのとはあまりにも対照的

113 :世界@名無史さん:2024/06/15(土) 14:45:44.16 ID:0.net
ジョミニ、口ばっかで実は大したことない疑惑が浮上

114 :世界@名無史さん:2024/06/15(土) 17:13:27.38 ID:0.net
ジョミニとベルティエの確執の原因

ジョミニがネイの司令部に所属する私的な顧問だったときに始まったらしく。ジョミニが軍の慣例や規律をよく知らなかったのが災いの原因
ジョミニが1805年にネイからチロルからの報告書を持って参謀本部に派遣されて、ナポレオンの注意を引こうとして到着すると、
本部の慣例に従ってベルティエに会うよう指示されたが、ジョミニはナポレオンにすぐに会うことを要求したようだ。
ベルティエはスイスの民間人に即座に無愛想に軍儀礼を教えた。

上下関係にうるさい官僚と民間上がりライターのしょうもない確執だな
才能どうこうじゃなくてマナーで確執とか
まあ国は違えど劉邦とかも礼儀なさで嫌われてるから案外そんなもんか

115 :世界@名無史さん:2024/06/15(土) 17:57:25.72 ID:0.net
これは民間人にあらかじめ参謀総長の性格や軍のしきたりについて説明しなかったネイにも落ち度があるな
ただ、ジョミニはベルティエ以外の参謀将校やネイの幕僚と不和だったところをみると
ジョミニ自身も性格に問題がありそう

116 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 06:46:23.74 ID:0.net
不和ちゃん

117 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 06:52:22.45 ID:0.net
ジョミニはネイの奥方アグラエにも嫌われていた
もっともネイの助命に奔走した件だけは感謝していたそうだけど

118 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 10:19:56.60 0.net
素晴らしい著作が残ってると、それだけで人格まで過大評価されるの歴史あるあるかもね
ローマ帝国のキケロも著作が素晴らしいから、素晴らしい人格者だとずっと考えられていたけど
キケロ書簡集って本を読むとキケロに幻滅するという

119 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 14:59:10.46 0.net
ナポレオン本人もラスカーズ残した回想録のおかげで英雄って評価確立したからな
100日天下のときなんてポナパルティストが600人中25人程度しか当選しなかった程度には白けてたのに
ラスカーズ残した回想録のおかげで33年後に甥は得票率7割553万票の圧勝だからな

120 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 15:58:21.85 0.net
ラスカーズと仲が悪かったモントロン伯爵も「陛下の伝説の立役者はラスカーズだ」と認めているんだよな
もっとも、グールゴーによるとモントロン伯爵はラスカーズ親子が追放された際は夫人と共に喜びに打ち震えて祝杯を挙げたクソっぷりだったそうだけど

121 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 17:20:43.94 0.net
ここまでジョミニと仲が悪いヤツが多いとなると、逆に仲がいいやつを挙げた方が早い気がしてきた

122 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 20:18:11.69 0.net
>>120
熱烈なナポレオン崇拝者だったグールゴーが途中でセントヘレナを出て行ったのも
ある意味モントロンに追い出されたようなものだよな

その件について英語版ウィキペディアのグールゴーの記事に
「先任であるモントロンとの軋轢が」云々とあるんだけどマジっすか
モントロンとグールゴーって最終階級は同じだし、昇進の時期もほぼ差がないけど
それなのにモントロンは先任風を吹かしていたわけ?

123 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 20:55:17.70 0.net
>>121
アレクサンドルには気に入られてた
例にもれずロシアの将校からも高飛車でうざがられてた

124 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 23:17:36.92 ID:0.net
グールゴーがモントロンに宛てた手紙に「私は君の過去に目を瞑って仲良くしたかったのだが、君はそうではなかったようだ。君は何らかの目的で私を追い出したかったのだろう」と書いてある
そして、グールゴーは日記にモントロンが毒殺魔ブランヴィリエ侯爵夫人の手記を愛読していたことを書き記している(グールゴーは手記を毒殺など女々しいと嫌っていた)
モントロンにとって一番邪魔だったのが、誰よりも皇帝の遺産を受け取る資格があり、数学や化学に関して学者顔負けの知識があって毒物の分析に精通しているグールゴーだったのでは、という説がある
実際にグールゴーはナポレオンに「ワインが少しでもおかしい味がしたら必ず飲まずに吐いてください」と忠告している

125 :世界@名無史さん:2024/06/16(日) 23:29:12.55 ID:0.net
そういえばグールゴーはエコール・ポリテクニクの出身だったな
ベルトランが若い頃エコール・ポリテクニクで教鞭を執ってたんだが
もしかしてグールゴーは彼の授業を受けたことがあるのでは

と思ったんだが、二人の在籍期間はグールゴー(学生として)が1799~1801年
ベルトラン(講師として)が1795~96年で、重なってなかったわ

126 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 06:22:20.97 0.net
皇帝陛下が数学の問題集を部屋に運び入れてグールゴーと共に閉じこもって三日三晩解き続けたというエピソードが狂気じみて怖い

127 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 07:21:27.72 ID:0.net
ベルトランはその手の逸話がないな
数学に関してはガスパール・モンジュの代役が務まるレベルだったそうだが

グールゴーの1815年9月17日付の日記によれば
ノーサンバーランド艦上でナポレオンと二人して数学の問題に取り組んだそうだが
「平方根や立方根を求めたり、二次方程式や三次方程式を解いたり」とある
つまり二人がやっていたのは代数。なおベルトランの専攻は幾何

128 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 10:19:33.48 0.net
なんか若干ヒトラーの最期と重なるものを感じてきた

129 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 10:26:49.35 0.net
ナポってそんなに遺産あったの?主要な資産は接収されて田舎の郷紳レベルの遺産かとなんとなく想像してた。死んだときの肩書は「ボナパルト将軍」だし

130 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 10:51:57.06 0.net
>>129
ナポレオンの遺言状によると、彼の遺産はモントロンへ200万フラン
ベルトランへ50万、マルシャンに40万、ラスカーズに10万
ドルーオやカンブロンヌといった忠臣たちにもお金を配っていて
総額はざっくり500万フラン以上、現在の日本円にして100億はあったみたいよ

131 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 10:57:51.69 0.net
>>128
そういえばナポレオンもヒトラーみたいに自殺しようとしたっけ。未遂に終わったけど
皇帝はワーテルローで戦死すべきだったとグールゴーが発言し
生きてさえいれば望みはあるんだとベルトランにたしなめられてるんだけど
グールゴーは自分の理想の皇帝像を追い求める若干やばい癖があるような

132 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 10:58:20.57 0.net
>>130
ただ、遺言通りの金額を貰えたかというと、必ずしもそうではなかったようで
ナポレオンの思い違いもあって、実際に貰えたのはもっと少なかった模様
なお、一番多く貰ったモントロンは僅か数年で使い果たして借金まみれになった

133 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 11:03:03.39 0.net
額面にしてモントロンがベルトランの4倍とはずいぶん差をつけたもんだが
ベルトランは奥さんの実家が金持ちで生活には困らないだろってのを考慮してるのかな

134 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 11:17:00.06 0.net
>>133
ナポレオンの遺言書は2種類あって、最初の遺言書はベルトランが一番多かった
しかし、ナポレオンはその遺言書を廃棄して、モントロンと共に新しい遺言書を書いた
これが今残っている遺言書となる
社交的で人当たりのいいモントロンの方が寵愛され、陰気で口下手なベルトランは次第に疎んじられていったといわれている
早くからモントロンの本性に気付いていたグールゴーはベルトランを始めとする周囲に訴えていたのだが、嫉妬しているで片付けられてしまった
ベルトランが気付いた時にはもう既に遅く、グールゴーの忠告に耳を傾けていればよかったと後悔したという

135 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 11:27:48.86 0.net
グールゴーが軽率なことをいったせいで、ナポレオンの体調不良は詐病だとハドソン・ロウが判断し
ナポレオンはロングウッドから引っ越せず、オメーラ医師もセントヘレナを去ることになったと
英語版ウィキペディアに書いてあるんですけど、これってソースは何なんだろうか

136 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 18:42:43.34 ID:0.net
ジョゼフも占領地でこっそりかっぱらった宝石でアメリカで悠々自適な贅沢な生活できてたらしいな

137 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 22:12:50.32 0.net
ルフェーブル=デヌエットに至ってはアメリカに亡命したら事業が大成功して資産を築いたんだよな

138 :世界@名無史さん:2024/06/17(月) 22:56:13.72 0.net
>>134
ただ実際グールゴーは嫉妬深いところがあり
ラスカーズに関して余計なことを言ってナポレオンを苛立たせたりしている

またグールゴーがセントヘレナで役に立ったかは微妙で
(グールゴー自身もそうとわかってたから早々と出ていったんだろうが)
ラスカーズの眼精疲労が激しく仕事がなかなか進まなかったとき
プラナを連れてくればよかったなどとナポレオンはこぼしている
プラナの代わりにグールゴーを同行させたのは皇帝陛下ご自身でっせ

139 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 06:12:22.52 0.net
ローバウ伯爵が活躍したら顔を赤らめて「おっ!私の羊はライオンになったのだな」とはしゃいだり
地図コレクターのグールゴーと地図の模写を共有して「これで君とお揃いだな」とニヤついたり
従僕長のマルシャンを臆面もなく「マルシャン嬢」と呼んだり
フェルナンド王太子が癇癪を起こして泣き喚くとよしよしと宥めたりしたことから
ナポレオンは当時からバイセクシャルだという噂が絶えなかった

140 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 06:28:22.48 0.net
>>84
その手のロンダリングの何が厄介かって
事実でないことを立証するのは簡単じゃないんだよな

以前ボナパルト家とベートーヴェンの関係について、彼をジェロームが宮廷楽長として
雇用したことがあると主張する書き込みがあったんだが、これなんかはルドルフ大公らが
さらに好条件を提示したので、楽聖はジェロームの誘いを断ってウィーンに
残留したという情報が調べれば簡単に出てくるので虚偽とわかる

しかし、そういうのはむしろ稀な例だと思う
結局、出典がない話は一律に創作と見なしておくのが妥当ってことになりそう

141 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 06:55:33.13 0.net
>>139
確か海外でナポレオンバイ説を研究した本が出版されてんだっけ
ネイもバイ説があると聞いたことがある

142 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 16:34:58.04 0.net
>>141
まさかジョミニじゃないよね

143 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 16:43:27.04 0.net
>>142
アグラエ夫人はジョミニとの仲を疑ったけど、ジョミニの性格からしてそれはないかと
可能性があるとしたら後に参謀長になったべシェ

144 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 20:33:16.06 ID:0.net
>>139
まじかよ、ナポレオンってバイだったのか?
ローバウ伯爵とかマルシャンとか、そりゃ噂されるわな。
フェルナンド王太子を宥める姿とか、少女漫画のワンシーンみたいだし。
歴史って教科書だけじゃ面白くないよな。こういう裏話があると、俄然興味湧いてくる。

145 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 20:34:53.40 ID:0.net
>>135
グールゴーの発言でナポレオンのロングウッド移住阻止?マジかよ!
ソースは英語版ウィキペディアなんだけど、他に裏付けとなる情報はあるのかな?
もしこれが本当なら、グールゴーは歴史上屈指の「やらかしマン」だなw

146 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 21:02:53.28 0.net
https://en.wikipedia.org/wiki/Betsy_Balcombe
Betsy Balcombe

彼女が書いた回想記って邦訳出せばいいのにね
とても好意的な思い出を書いてたこともあって
後にナポレオン三世からお礼にアルジェリアで5000ヘクタールの農地もらったとか

147 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 21:04:27.50 0.net
>>146

訂正・・・500ヘクタールのぶどう畑だそうです

148 :世界@名無史さん:2024/06/18(火) 21:23:35.46 0.net
>>127
ベルトランは数学逸話がないってマジ?
ガスパール・モンジュの代役は務まるレベルだったらしいけど、
グールゴーの日記によると、1815年9月17日、ノーサンバーランド艦上でナポレオンと一緒に数学やってたんだって。
内容は代数らしいんだけど、ベルトランは幾何専攻だったはずじゃ…
ナポレオンってば、オールラウンダーだったのか?

149 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 04:32:10.22 0.net
>>146
そんな三世もどういうわけかモントロンにはものすごく冷淡だったんだよな
そして、ナポレオンの傍に眠らせてやりたいという遺族の願いを三世は「伯父上の傍で眠る資格がないのは他ならぬモントロン自身がよく分かっていることだ」と却下している

150 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 05:53:25.21 ID:0.net
まあベルトランやデュロックとモントロンが同格たりうるかといったら、明らかに違うしなあ

151 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 07:50:08.42 0.net
グールゴーのセントヘレナ日記を読んでるんだが、なかなか辛辣な筆致だ
そんなグールゴーもベルトラン夫人のことは「思いやりのある人間らしい心を
持っているのはロングウッドでは彼女だけだった」とべた褒めです
みんな美人には弱いのねえ

152 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 08:07:02.41 0.net
>>151
ベルトランの奥方ファニィは痩せぎすでお世辞的にも美人と言えない女性だったそう
グールゴーはゲイ寄りのバイなので、見た目で女性に惹かれることはなかった模様

153 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 08:21:22.29 0.net
ナポレオンはギター弾きだった
当時、ギターは庶民の楽器とされていたので、ナポレオンのような高貴な身分の人がギターを弾くのは珍しかった
弾き語りもしたけど歌が音痴だったので、はっきり言って台無しだった

154 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 08:43:14.07 0.net
セントヘレナ日記ではナポレオンも結構ぶっちゃけている
ドルーオに憧れるグールゴーに「非の打ち所のない軍人といえばカンブロンヌだろ常考」
と冷水を浴びせる皇帝陛下。ドルーオには非の打ち所があるんかい

155 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 08:51:20.50 0.net
>>152
マルシャンはファニーのことを「とても魅力的な人」と評しているが
魅力的ってのは造作がいいことを必ずしも意味しないか

156 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 10:17:16.26 0.net
>>135
Jean-Paul Kauffmann, The Dark Room at Longwood (2000)
Jean-Paul Kauffmann, La Chambre noire de Longwood : le voyage à Sainte-Hélène (1997)

と書いてあるからそれを読むしかないのかも

157 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 11:03:53.13 0.net
>>156
インターネット・アーカイブで内容を検索できるんだが、それらしき記述はなかった
ただしグールゴーに関しては結構いろんなことが書いてある模様
ナポレオンと喧嘩した彼が「戦場で陛下のお命を救ったこともあるのに」といったら
ナポレオンは呆気にとられて「えっ記憶にないんだけど」

自分はそこまで軽く見られているのかとグールゴーはとても傷ついたそうな

158 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 11:10:36.11 0.net
グールゴーの発言については、こっちに記述があった
https://archive.org/details/in.ernet.dli.2015.53033

セントヘレナを去ったグールゴーは1818年5月2日、政務次官のゴールバーンと面会し
ナポレオンが秘密裏に手紙を出すことは簡単であり、オメーラ医師にその責任がある
また医者が必要だというが、実際にはナポレオンは健康そのもの
というようなことを、べらべら喋ったのだそうだ

159 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 13:43:17.19 0.net
話は変わるけど、ユサール騎兵指揮官は40半ばになると体力の問題から若い副官を代理に立てて自分は後方にいるのが慣例だった
しかし、ネイ軍団のティリ旅団長は御年56にしてバリバリの最前線で戦うユサール騎兵指揮官だった
戦場では若いユサール騎兵を率いて誰よりもハッスルして「若い者には負けはせん!」と先頭に立つジジイの姿があったのだった

160 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 13:47:41.68 0.net
>>154
振る舞いが道徳的過ぎるとか?
>ドルーオの非の打ち所

161 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 13:51:45.59 0.net
ヘンリー・ゴールバーンは陸軍・植民地省の次官
グールゴーが彼に喋ったことは大臣のバサースト伯に伝わり、そこからハドソン・ロウに指示が行く
というかグールゴーは何をやってるんだ

162 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 13:58:25.06 0.net
>>159
ワーテルローで最後の突撃を敢行した「ダヴー軍団の不滅の三人」フリアン将軍もこの時点で還暦近い老将だったんだっけ

163 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 14:25:24.46 0.net
>>160
自分は皇帝のエルバ島脱出を止めようとしたとドルーオは百日天下後の裁判で
証言したそうで、ナポレオンにはそれが見苦しく感じられたとのこと

「しかし同じ状況になれば自分はまた陛下についていくとドルーオは法廷で
明言したそうではありませんか」とグールゴーは擁護したが
ナポレオンの反応は「それでもカンブロンヌよりは見劣りするよな」だったとか

164 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 15:36:43.26 0.net
セントヘレナを出て行った後のグールゴーについては、駐英フランス大使のドスモン侯爵が
バサースト伯に宛てて書いた1818年10月31日付の手紙がある

グールゴーはナポレオンと別れる際に「万が一あなたが帰国するという恐るべき災厄に我が祖国が
見舞われるようなことがあれば、あなたと私は敵同士ですな」といってやったと主張していたとのこと
あまりにも掌返しがひどいため、ナポレオンとグールゴーが示し合わせた茶番という説まであるが
グールゴーがナポレオンをガチで憎んでいたのだとしても、それはそれで辻褄が合うんだよな

たぶん彼女に振られた男の心理に近いものがあったんだろう
この件についてナポレオンは「私はグールゴーの奥さんじゃないんだがね」とコメントしてたそうな

165 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 15:59:00.31 0.net
こういう男嫉妬とか見るとベルトランの世渡り上手と協調性は異常だな
嫁がゴネてたくらいか
グールゴーモントロンサヴァリ(セントヘレナにはいなかったが)といった他の側近達は揃いに揃ってアレすぎる

166 :世界@名無史さん:2024/06/19(水) 21:06:31.81 0.net
ロウ総督は意外にもモントロンの本性に気付いていた模様
「モントロン伯爵は社交的で弁が立つ。我々にも気さくに接してくれる。しかし、その発言はどこか信用がおけない」

167 :世界@名無史さん:2024/06/20(木) 10:24:32.42 0.net
>>157-158
狙ったわけじゃないんだろうけどこうやってレスが合致してしまうとつい愚考してしまうな
セントヘレナの気候でナポレオンもグールゴーもイライラしてたのかもしれない

168 :世界@名無史さん:2024/06/20(木) 15:50:25.19 ID:0.net
大陸軍が誇る略奪四天王

マッセナ…本人はもっぱら金銭専門だった。部下が略奪するのを野放しにしていた。意外にも虐殺をしていない。住人に死なれたらまた略奪ができないから、らしい。いかがわしい商人を出入りさせて闇市を開いていた。
ブリュヌ…物品だろうが衣服だろうが略奪した物品を換金して懐に入れていた。もちろん金銭も略奪していた。ついでに賄賂も受け取っていた。略奪した船を売り払ってホクホクしていたエピソードも。
ヴァンダム…占領地で略奪と重税のダブルコンボだった。それでいて、ヴァンダム自身が勝手に考えた部下を牢獄より厳しい軍規で縛り上げていた。部下に気前よく略奪品を配ったり面倒見がよかったので意外にも人気があった。
スルト…美術品や財宝といった高価な物を根こそぎ略奪していた。後腐れがないよう住民を虐殺して家を放火していくのが常だった。スルトが通った後は冗談抜きでペンペン草すら生えない有様だった。

169 :世界@名無史さん:2024/06/20(木) 17:36:31.37 0.net
他のメンツがカスすぎてマッセナが1番マシに思えちゃうのがもうね

170 :世界@名無史さん:2024/06/20(木) 19:56:01.89 0.net
スルトは略奪も虐殺するけど
規律にはうるさいタイプだったから上司や交渉相手の都市官僚受けは良かったらしいが
部下受けは最悪だが

171 :世界@名無史さん:2024/06/20(木) 19:57:16.62 0.net
略奪四天王にオージュローが入ってないのは意外

172 :世界@名無史さん:2024/06/20(木) 21:41:45.32 0.net
https://ja.everybodywiki.com/TOYO#X%EF%BC%88twitter%EF%BC%89

Twitterでデマを吐くナマポw

173 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 02:38:42.35 ID:0.net
略奪で私腹を肥やす将校がいる一方で、真面目なやつは戦費のために自腹を切って苦労する
グールゴーはロシア遠征の借金がセントヘレナでも残っていたと1816年5月28日付の日記にある

ベルトランに至っては工兵総監やら第4軍団長やら歴任したせいで、ろくに貯金ができず
しかも復古王政で資産を凍結されてしまったので爪に火をともす暮らしだったそうです
ベルトラン夫人がジョゼフィーヌの訃報を携えてエルバ島へ行くときは遠回りの航路を選んで節約したとか

174 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 04:58:59.86 0.net
>>171
オージュローは略奪はするけど現地民に気さくに接して仲良くなるエピソードがあるから四天王と比べたらインパクトが低め
あと、美術品の審美眼がまるで節穴だったから本当に高額なものは略奪していない

175 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 08:41:29.64 0.net
>ヴァンダム自身が勝手に考えた部下を牢獄より厳しい軍規で縛り上げていた。
この文章の繋がりが…

ヴァンダムが勝手にあいつは部下だとか決めて、牢獄から厳しい軍規を課していたのか
勝手に軍規を考えて牢獄から部下を縛っていたのか

176 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 08:45:43.84 0.net
>>175
ヴァンダムは自分で考えた「牢獄より厳しい軍規」で部下を縛り上げた

177 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 08:50:03.68 0.net
小さな葉っぱの付いたみかんを持った僕のおじさん

178 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 08:53:43.66 0.net
ちなみに、スルトは略奪と虐殺と放火の他にポルトガル王位を僭称した

179 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 09:26:20.25 ID:0.net
>>175
素直に読めば前者(他人を勝手に部下認定しては束縛する趣味があった)としか解釈できないんだが
どう考えても変なので「部下を」の位置が間違ってるんだろうね

180 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 09:32:47.85 ID:0.net
>>178
こんなんでよく首相になれたもんだw

181 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 09:38:58.47 ID:0.net
>>167
ただでさえ閉鎖的な環境で、しかもナポレオンと一つ屋根の下やからね
自分はセントヘレナに来るまでドルーオの皇帝批判に耳を貸さなかったけど
彼が正しかったと今では理解できているとグールゴーは1817年5月13日に
書き記してるんだけど、島暮らしの末期でちょっと病んだ感じになってます

しかし欧州に帰り着いたグールゴーが反ボナパルト派に転向したかといえば全然そんなことはないわけで
一通り発散してスッキリしたので賢者モード、もとい元の忠臣モードに戻ったものと思われる

182 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 09:42:24.71 ID:0.net
>>180
品格が備わっているのは戦場にいるときだけとブリタニカ百科事典に書かれるような御仁だからな
史実そのままのスルトが総理大臣・大元帥まで栄達するのでは胸糞が悪すぎるという判断か
長谷川哲也の漫画ではその辺をだいぶ和らげた描写になっていた

183 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 09:42:56.01 ID:0.net
>>178
さすがウェリントンをして「あいつはマッセナよりひどい」と言わしめた男スルト

184 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 09:45:38.00 ID:0.net
ただ覇道進撃のスルトに関しては、フーシェから名画を贈られて物欲に取り憑かれ
略奪に手を染めるようになるという解釈は悪くないんじゃないかと個人的には思う
フーシェ自身がナポレオンと接しているうちに権力欲に取り憑かれてしまい
それを奪われたときに打ちのめされるというストーリーと二重写しになっているので

185 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 18:04:56.79 0.net
>>178
あれ一応事情があって
ポルトガル占領したときにポルトガルに王もいないのもあってか無政府状態になってて混乱してたから
ポルトガルの官僚から誰かしら王位つけろとオファーがあったから
そこで欲出してスールトも王位につけろキャンペーンをポルトガル民に推奨して既成事実にしようしたから
そしたら部下のボナパルティストや共和派将校からも非難買いまくってナポレオンもブチギレてgdgdしてるうちにウェリントン来て撤退した

186 :世界@名無史さん:2024/06/21(金) 19:15:11.51 0.net
エルバ島の鉱山支配人だったアンドレ・ポン・ド・レローの回想記を
プロジェクト・グーテンベルクで読めるんだが
https://www.gutenberg.org/cache/epub/27828/pg27828-images.html

エルバ島を訪問予定の某佐官に気をつけよと忠告するメッセージがナポレオン宛に届いたことがあって
その送り主はスルト元帥だったと言われているなんてことが書いてある
(その佐官が何をするつもりだったのかは不明。ナポレオンは暗殺の企てと受け取ったらしい)
皇帝がエルバ島にいる間もスルトは彼のことを気にかけてたんかね

187 :世界@名無史さん:2024/06/23(日) 18:46:19.12 ID:0.net
大臣としてルイ18世に全力で媚びてた時期によく手紙なんか出してたなスルト

188 :世界@名無史さん:2024/06/25(火) 07:51:25.02 ID:0.net
ハゲ「おおっ、このお方こそ私の理想の主君!このお方に命をかけてお仕えしようぞ!」
ナポ「うげっ、なんだこの不潔ちっくなハゲは!ハゲの軍服から変な臭いがするんだが……。オエエ……」

ハゲとナポの第一印象の落差があまりにひどくて草

189 :世界@名無史さん:2024/06/25(火) 07:58:13.16 ID:0.net
>>187
まあスルトらしいといわれてるってだけで、本当に彼だったのかは定かでないので……
なお、この件についてスルト自身の回想録には何も書かれていない模様

190 :世界@名無史さん:2024/06/27(木) 18:06:10.69 ID:0.net
早食いの癖があったナポレオン。 将軍時代は10分、第一執政時代は15分、皇帝になってからも30分と、地位が上がっても食事に費やす時間は短かった。

191 :世界@名無史さん:2024/06/27(木) 18:24:37.47 ID:0.net
セントヘレナに行く途中、ノーサンバーランド艦上で食事をするときも
ナポレオンは早食いして自分だけさっさと席を立ち
英海軍の喜望峰艦隊司令官コックバーンを呆れさせたとか

そのときベルトラン夫人が堂々と弁明してコックバーンを感服させ
以後は提督がナポレオンに合わせて早食いするようになった
なんてことがラスカーズのセントヘレナ回想録に書いてあった

192 :世界@名無史さん:2024/06/27(木) 20:35:00.65 0.net
でもそんなベルトラン婦人に島入りしたらモラハラセクハラするナポさん

193 :世界@名無史さん:2024/06/28(金) 11:58:46.08 0.net
ベルトラン夫人はナポレオンが夫をセントヘレナに連れ去ろうとしていることにブチ切れていたので
(なお自分はベルトランに強制していないとナポレオンは主張していた模様)
ノーサンバーランドで上等な船室が彼にあてがわれると知ったときは
「船倉にでも放りこんでおいたらよろしいのでは?」と言い放ったそうだが
彼女と皇帝の関係もいささか複雑よね

194 :世界@名無史さん:2024/06/29(土) 17:55:17.58 0.net
>>193
こんな場末までAI荒らしかよ。

195 :世界@名無史さん:2024/06/30(日) 05:23:26.74 ID:0.net
>>194
こんな場末までAI荒らしかよ。

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