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『進撃の巨人』義解

1 :夏野・アルレルト:2024/01/03(水) 20:25:31.01 .net
進撃の巨人の解釈を一度すべてまとめよう。
特にラスト周辺は、人によって解釈が別れ過ぎて、収集がつかない。
我々がどう思うかではなく、彼らがどう思ったのかを体系化して、
できればこの作品の結論までたどり着きたい。

まず
・「地ならし」は解決策として正しかったのか
・自由とはこの作品においてなんなのか
・調査兵団の持つ意味合いはなんなのか
・アニメで削除された最後の戦争のシーンは、いるのかいらないのか

これらの点について論ずる。

2 :夏野・アルレルト:2024/01/03(水) 20:26:00.45 .net
地ならしについて

総じて、一つの目的、すなわち問題解決にむかう道をたどる作品として進撃の巨人を読むなら。進撃の巨人で言う問題はブラウスが言うところの「森」で間違いない。
「森」は、この作品において人間の悪意、マガトの言うところの「愚行」、ミュラーの言うところの「憎悪」に繋がると言えるし、実際これらが問題だという論点もあるだろう。
ただし、原作での終わり方(つまりは、こういして物語が終わった後も戦争は続き、悲劇と憎悪は繰り返されるという終わり方)を見るに、この問題は解決できないものだと定義されているという捉え方もできる(一方でアニメでは削除されていたため断言はできない)
もう一つの問題の捉え方として、「巨人」そのものがある。こちらの方が、エレン・イェーガーの本来の目的とも一致し、自然な目的と言えるし、事実巨人が駆逐されてこの物語は終わっている。
だが、あくまで原作に則って話を進めると、「巨人」という問題を解決しても本質的な解決にはならないとする議論がある。(例:アズマビト)
その上、原作において「巨人」という問題が解決されても、人間の「愚行」(具体的には戦争)は継続していたため、これを本質的な問題と定義するのは無理がある。
やはり最も自然なのは、巨人はあくまで表層的な問題に過ぎず、本当の問題とは、増えるために活動し続ける(ジーク談)人類の愚行、悪意そのものであり、これを変えることはできない。
という捉え方だと考える。

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