2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

【フランス】美しき仕事 4Kレストア版-Beau travail-

1 :名無シネマ@上映中:2024/03/20(水) 18:14:42.89 ID:chYf5D7f.net
2024年5月31日公開

「横浜フランス映画祭 2024」(24年3月20~24日=横浜みなとみらい21地区)上映作品。

上映時間:93分

配給:グッチーズ・フリースクール

2 :名無シネマ@上映中 :2024/03/21(木) 17:10:11.28 ID:vNKlyQsr.net
2
Status ♣2 ♥7 ♥8 ♣K ♣8 (2nd.)HP: 1000 pts. たぶん(0)
3.35, 3.30, 3.39(2046.820312) Proc. [0.285531 sec.]


3 :名無シネマ@上映中:2024/03/24(日) 15:46:48.58 ID:L3hChhkf.net
美しき仕事 4Kレストア版(横浜フランス映画祭2024)

外人部隊を描いた作品。外人部隊といった色々と訳を抱えた者達が集まる(セカンドチャンスを求めたり)事もあって中々人権が大切にされない。
そんな厳しい環境の中主人公の教官が一人の神兵に目をつけ嫉妬僻みといった感情に駆られていくストーリー。
会話も少なく分かりやすいドラマ性で構成された作品ではない。
音楽やダンス、動きなどでストーリー構成されていったり執筆中の言葉で詩的なそして舞台劇の様な表現が多い。
ジブチの自然の美しさと教官の醜さは分かりやすく対比されていた。
過去の作品を触れるという点では良い経験となった。

4 :名無シネマ@上映中:2024/03/24(日) 19:26:35.96 ID:pVFZTKM5.net
ドゥニ監督の舞台挨拶が良かった

5 :名無シネマ@上映中:2024/03/24(日) 19:41:54.33 ID:WOkwQzzI.net
これは傑作。間違い無く傑作。
ジプチのガランとした砂漠、海岸で若きフランス外人部隊の訓練生が鍛え、踊る。
でも、彼らを教育するのがカラックス映画で女に執着しまくったドニ・ラヴァンであるからには、何も起こらない訳が無い。
躍動する肉体とは裏腹に鬱屈が蓄積する様を撮る。
激しい訓練のモンタージュが沢山あるんだけど、前のシーンの音声を残してショットを切り替えるから、ドニ・ラヴァンの感情だけが置いていかれるような不穏さがある。

クレール・ドニ版の「フルメタルジャケット」なのかな?とも感じた。
ただ、キューブリックと違って精神分析的にならず、あくまでも陽光に照らされる若き兵士の肉体の美しさと、どうしても訓練兵の1人に無根拠な憎悪を感じてしまうドニ・ラヴァンの葛藤の2つの要素に賭けてるのが良い。
なんといってもあのラストショット!
寸前で、憎しみ故に規律違反を冒して除隊となったドニ・ラヴァンに拳銃を握らせ、自殺か・・・と思わせた所にあの肉体&生命を肯定するような脈波のアップ!からのプロのダンサーも黙らせるような過激な舞踏!すげぇ!まさにアクション映画!

前半から繰り返される、クラブの女性ボーカルをフェンス越しに見守るショットと踊り狂うドニ・ラヴァンを見詰めるラストショットは多分共通する。
規律通りに動く兵士や、歌う女性を一方的に見る立場から、見られる立場へ。しかし、それを負の変化として決め付けない。

6 :名無シネマ@上映中:2024/03/27(水) 23:40:48.80 ID:8xJufzDG.net
なかなか良かったね!!!

7 :名無シネマ@上映中:2024/03/28(木) 19:57:14.01 ID:hpERfNQP.net
みんながみんな同じってのは
SUMIREならもう一周やればええやん

8 :名無シネマ@上映中:2024/03/28(木) 20:17:26.51 ID:pjVfvBsM.net
こいつの戦犯どあいえげつないが

9 :名無シネマ@上映中:2024/03/28(木) 20:25:19.54 ID:K73WnnJ5.net
>>3
もっとパーソナルなもんでも

10 :名無シネマ@上映中:2024/03/28(木) 20:33:04.15 ID:fXkiFZU9.net
戦争も連戦連勝だし

11 :名無シネマ@上映中:2024/03/28(木) 21:26:50.40 ID:MSGmv1Il.net
ヒロキの部屋物置きになってるやん

12 :名無シネマ@上映中:2024/03/28(木) 21:29:04.25 ID:CmUrL0YF.net
楽天!
若者の就職はよく言ったの知らないか

13 :名無シネマ@上映中:2024/03/29(金) 06:20:20.04 ID:66vWOZAl.net
この日はシネマヴェーラで蓮實重彦のドン・シーゲルの傑作『燃える平原児』のトークショーを聴いた後、前日に行われた横浜シネマリンでのクレール・ドゥニ監督のマスター・クラスに参加したのだが、ここ数年新宿渋谷日比谷エリアから出ていない(永遠に出られなくなってしまった説あり)私の久方ぶりの
横浜遠征であり、もう高揚感が半端なく、会場に付いた時点では既にクレール・ドゥニと坂本安美さんと藤原敏史監督は何やらステージのへりに座りながら談笑していて、これはとてつもなくヤバい現場に来てしまったと実感した。横浜フランス映画祭の為に
月曜日に来日したというクレール・ドゥニ監督だが時差ボケが酷いらしく、自分でもいったい何を話しているかわからないとおどけた表情を見せていたがいやはやとんでもない。自身のフィルモグラフィについて言葉を選びながらとにかく饒舌に淀みなく語る語る。
坂本安美さんとは長年の友人だと語るクレール・ドゥニ監督が一番心を許していたのは安美さんであり、実はこの翌日に今作の先行試写が横浜ブルク13と渋谷の文化村ル・シネマで行われたのだが、明らかにお疲れのくたびれたご様子で、3つの場所で行われたトークショーの全てに参加した私としては土曜日と日曜日のテンションがまるで違ったことを素直に報告したい。

 然し乍ら今年の横浜フランス映画祭の目玉として再来日を果たしたクレール・ドゥニ監督の多彩なフィルモグラフィと多岐に渡る活動を日本のシネフィル連中が放っておくはずなどなく、

14 :名無シネマ@上映中:2024/03/29(金) 06:20:55.08 ID:66vWOZAl.net
「クレール・ドゥニ特集 予想不可能な世界へ」と冠した過去作とベルリン国際映画祭で最優秀監督賞を受賞した最新作『愛と激しさをもって』や4Kで蘇った傑作処女作『ショコラ4Kリストア』など傑作群が
目白押しだったのだが、そのトドメとなるのは今作だろう。フランス外人部隊の副官兼シェフ、ガループ(ドゥニ・ラヴァン)はブルーノ・フォレスティエ(ミシェル・スボール)司令官の指揮下でフランス外人部隊を率いていた
ジブチ時代を思い出す。フランス外国人部隊とは文字通りフランス人が一人も在籍せず、主にフランス統治下にあった人々の選抜部隊で、先進国で見られた多くの外国人部隊と同様に、彼らは後にフランス国籍が与えられるという目の前に幸福なにんじんがぶら下げられていた。徴兵制のない国では人種など介さず今やこのようなビジネス部隊が溢れかえっているのは言うまでもない。ガループとブルーノを除く残りのメンバーは実際の
外国人部隊メンバーを起用しようと目論むも断られ、結局ジブチ軍がオファーを了承したというのは皮肉な話だが、結果的には吉と出たのではないか?

 約2週間という限られた時間の中で、撮るべく絵をあらかじめ描きながらどこかに人種的な妥協点を見い出さなければならなかったとクレール・ドゥニは言う
が、その政治的な折衝を活劇の中に落とし込んだクレール・ドゥニの手腕に参ってしまう。3回目のトークショーで須藤健太郎さんが話したように今作はハーマン・
メルヴィルの1888年の小説『ビリー・バッド』にあらかじめ基づいており、ベンジャミン ブリテンの中編小説を基にした1951年のオペラを下敷きとしたサウンドトラックの素晴らしさはいつしか国境も人種も易々と超えて行く。3つ目のトークショーのQ&Aで最後の質問者は今作で行われたガループの所業を美しい仕事と言いながらちっとも美しくないと言ったが果たしてそうだろうか?紛争も内乱もないフランスで、外国人部隊があのような涙ぐましい努力を続けていたという逆説的な答えに戦後すぐに生まれたクレール・ドゥニは反応し、このような
捻じれた映画を撮った。今作の世界観に遠くない映画といえば大島渚の『戦場のメリークリスマス』やスタンリー・キューブリックの『フルメタル・ジャケット』やフランシス・フォード・コッポラの『地獄の黙示録』が挙げ
られるのだろうが、今作が内包するハラスメントやセクシャリティは来たるべき21世紀(令和の時代)を見据えていた。クライマックスのCoronaの『The Rhythm of the Night』が醸し出す多幸感はフルスロットルでガードレールに激突する様な死の兆しを孕む。

15 :名無シネマ@上映中:2024/03/29(金) 06:21:09.77 ID:66vWOZAl.net
実は当初はドゥニ・ラヴァンがベッドの上で拳銃をかざすシークエンスがラスト・ショットで、この多幸感に溢れるシークエンスはその前だったという信じられない話をクレール・ドゥニは語り、今作の途方もないような迷宮ぶりが明らかになる。ブルーノ・フォレスティエを演じたミシェル・スボールのすっかり年老いた姿に魅了されつつも、横浜フランス映画祭の公式翻訳者を請け負いながら、『小さな兵隊』という初期のゴダールにしては振り返られない映画を、たまたまタイトルを忘れてしまったクレール・ドゥニに追尾するように、ゴダール2番目の映画と曖昧な訳をした通訳者の映画的な教養の無さを恥じる。

16 :名無シネマ@上映中:2024/04/03(水) 05:10:29.79 ID:P9Fj8/i/.net
映画でやるべき表現とはこういうことなんだと思う。感情とその要因となる環境を映像で見せることができれば、筋書きなんてモノローグで示せば十分。時系列の乱れも、人間が過去を思い出す順番なんてお行儀よく古い順に並んでるわけではなく、エモーションや匂いによって散発的に浮かんでくるものだ、と伝えているように感じた。

映画における「身体」って、例えば、キャラクターを構成する重要な部分である肉体労働の証としてだったり、恋愛における父性や包容力の象徴だったり、色々頭の中でワードとして処理できる程度のことが多いけど、この映画では、「場」であって、かつ映画を動かすドライバーとして、必要不可欠に存在してる。

観終わった後に、映画の中の登場人物に対して、幸せに生きていってほしいって思うのは良い映画。

クレール・ドゥニの最近の作品には消化不良を感じることが多いけど、初期作品のキレを見るたび、新作期待してしまう。

17 :名無シネマ@上映中:2024/04/08(月) 01:45:58.99 ID:XyKHQvMh.net
おすすめ!

18 :名無シネマ@上映中:2024/04/18(木) 10:04:12.18 ID:dfATjG4z.net
来月公開か

19 :名無シネマ@上映中:2024/04/25(木) 04:53:22.64 ID:R7IAcoCm.net
期待してます

20 :名無シネマ@上映中:2024/05/02(木) 03:17:39.04 ID:SPMZDxn0.net
いよいよ今月

21 :名無シネマ@上映中:2024/05/08(水) 04:33:37.57 ID:3o247LVR.net
絶対見ろよ

22 :名無シネマ@上映中:2024/05/15(水) 04:16:26.71 ID:xTOHnbOa.net
いよいよ再来週からか

9 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
名前: E-mail (省略可) :

read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★