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クラシック音楽は堅苦しくない

422 :名無しの笛の踊り:2016/01/24(日) 16:19:57.09 ID:gH7C4vQE.net
>401
そう言われたらそうかも知れませんが、
クラシックの中には歴史的な教会音楽に含まれる対位法の各パートが独立しつつ複雑に絡み合う感じ、
和声法の瞬間瞬間の縦の響きを厳格に良いものを追求する感じ、導音と限定進行音の半音を狭めにして
次の音での解決を導き出す感じ、そして音楽の背後に何やら超越的な秩序をつくりたがる感じが根深く
残っています。古典派の時代にこれらはある程度整理され、単純・明快・論理的という理想となりましたが、
それ以後もやはりちょくちょく顔を出しており、特に後期ロマン派のブラームスやマーラーなどの思索
系の音楽は宗教体験の代わりとして、これらの要素が前面に出されているように思います。

もちろん、他の文化圏の人々に伝わりやすい音楽も多々クラシックにはあると思います。
しかし、いわゆるクラシックの神髄的な部分は、バロック―古典―ロマン派という比較的わかりやすい
時代よりは、それ以前のルネサンスだったり、苦手な人にはとっつきにくい思索系の音楽だったりに
あるだろうと思うのです。そこまで含めて真髄を会得なり体感なりするには、その文化圏の文化的真髄を
体験する以外にないだろうと思うのです。カトリックのミサでパイプオルガンを聴いたり、聖書の文言を
諳んじたり、聖歌をハーモニー付きで歌い、教会の残響の中で響き渡る様子・音程が当たって倍音が
聴こえたり、音程が外れてうなりまくったり…などと言うことを経験している人が多数になって初めて、
わかりやすいとされるクラシックも本当に理解されるのでは、…ということですが、この話も薄すぎて
わからない人にはわからないでしょう。言ってみたかっただけです。失礼いたしました。

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