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MMT(モダンマネタリーセオリー)
- 457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2019/05/10(金) 21:05:22.82 ID:TJxMwhh7.net
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図14 危機の引き金としての日本の貸付
キーン『次なる金融危機』77~9頁より
銀行は貯蓄者と借り手の間の「単なる仲介者」で、銀行貸付とマネー供給の間につながりはなく、
単に銀行は中央銀行のマネーに「乗数をかけて」新しい貸付と預金を生むだけ、といった主張は、
イングランド銀行(イギリスの中央銀行)によって、「現代経済におけるマネー創出」という論文の
なかで、つぎのようにすべて誤りだと指摘された。
「現代経済では、ほとんどのマネーは、銀行預金の形をとる。だが、どのようにして銀行預金
がつくられるかについて、誤解が多い。主な方法は、商業銀行経由で融資される。銀行が融資す
るとき、必ず同時にそれに対応する預金が借り手の口座に創出される。このようにして新しいマ
ネーがつくられる。
現在のマネー創出の実態は、いくつかの経済学教科書に見られる記述と異なる(つぎが正しい)。
・家計が貯蓄すると、銀行がそれを預金として受け取り、ついでそれを貸し出すのではなく、銀
行の貸付が預金をつくる。
・通常、中央銀行は、流通するマネーの量を定めない。中央銀行のマネーに「乗数がかけられ、
より多くの貸付と預金がつくられることはない」(McLeay et al., 2014, p. 1,強調は原典)
McLeay, M., Radia, A. & Thomas, R. (2014) Money Creation in the Modern Economy. Bank of England Quarterly Bulletin, Q1, 14–27.
https://www.bankofengland.co.uk/-/media/boe/files/quarterly-bulletin/2014/money-creation-in-the-modern-economy
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