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食物と酒、嗜好品の歴史@日本史板 2皿目

468 :日本@名無史さん:2015/10/27(火) 20:54:10.44 .net
http://d.hatena.ne.jp/gonbey/20110914/p1
東京名物のひとつに太々餅という汁粉屋があった。
その主人が老いて床につき、先の見えた時、息子たちにいった。
「おれが死んだら店をやめろ」驚く息子たちに向って、老人は聞く。続けたいというならどういう料簡でやるつもりだと。
息子たちは答える。「うまいものを作って安く売ります」ところが、老人は首を振った。
「だからいけねえ、止めろというんだ」では商売人の心掛けるべきことは何なのか。老人によれば、店は勿論、料理場、台所、不浄場の隅々、障子のさんの上まで散りひとつ落とさずにおくことだという。
只それだけでよい、食べ物のつくり方のうまいまづいはそれからあとのことである。
「お前たちにはとてもそれがやり通せようとは思はれないから、この商売はやめろというんだ」固く言い渡して亡くなっが、
息子たちは只一片のお説教と聞き流して商売を続け、やがて商売替えをすることになった。


太々餅ってのは江戸時代の名物の一つで知ってたけど
この老人の姿勢は飲食業に携わる人間の鑑だね

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