2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

穢多・非人について語りましょう

261 :日本@名無史さん:2022/01/16(日) 12:19:46.39 .net
享保八年(1723)の幕府の触れ書によると、非人頭と組頭の他は髪を束ねることを許さず、
着物は膝まで、女は結婚しても眉を剃らず歯も染めず、一見して平人と区別できるようにした。
やむをえず村中に入るときは履き物を履いてはならず裸足になるなどの決まりもあった
ようである。

「近世農民生活史」の著者児玉幸多によると、昭和初期に著者の住んでいた村では、
穢多を耕作の手伝いに使うことはあったが、その場合でも家の中には決して入れなかった。
タバコの火も与えず、食事は彼らが持参した器に移して与え、屋敷内では履き物を
許さなかった。雨中でも傘をさすことや下駄を履くことは禁じられた。
昭和に入ってもこのような状態だったのだから、江戸時代にはどれほどの差別であったかは
想像に難くない。
昭和初期でも、屋敷内に入れるにしても履き物すら履かせないという決まりであった。
上記江戸時代の掟書きでは、原則として村中には入れない。やむをえず入るときは裸足になる。
そこからすると、屋敷内に入れることはまずなかったと思われる。

総レス数 285
96 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200