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【偉人】福沢諭吉について【悪人】(其の12)

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/06/24(水) 09:27:27.42 ID:HYbuPCh/0.net
前スレは1000到達前に制限いっぱいになりました


過去スレ
【三十一谷人】福沢諭吉について(其の11)
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/history2/1404555135/
【三十一谷人】福沢諭吉について(其の10)
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/history2/1380950643/
【三十一谷人】福沢諭吉について(その9)
ttp://awabi.2ch.net/test/read.cgi/history2/1345889094/
【三十一谷人】福沢諭吉について(其の8)
ttp://awabi.2ch.net/test/read.cgi/history2/1323680099/
【三十一谷人】福沢諭吉について(その7)
ttp://awabi.2ch.net/test/read.cgi/history2/1301829575/
【偉人】福沢諭吉について(その6)【悪人】
ttp://kamome.2ch.net/test/read.cgi/history2/1284343842/
【偉人】福沢諭吉について(その5)【悪人】
ttp://kamome.2ch.net/test/read.cgi/history2/1272338953/
【偉人】福沢諭吉について(その4)【悪人】
ttp://academy6.2ch.net/test/read.cgi/history2/1253956268/
【偉人】福沢諭吉について(その3)【悪人】
ttp://academy6.2ch.net/test/read.cgi/history2/1243898641/
【偉人】福沢諭吉について(その2)【悪人】
ttp://academy6.2ch.net/test/read.cgi/history2/1226896359/
【偉人】福沢諭吉について語るスレ【悪人】
ttp://academy6.2ch.net/test/read.cgi/history2/1147733623/

160 :代理屋 ◆XFizselqIb3B :2015/10/28(水) 12:41:04.48 ID:3uhyZpta0.net
ここにも告知。
「20世紀のアヘン戦争」シリーズは1937年の通州事件までup中。
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/history2/1439524235/13-25
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/history2/1439524235/29-42

1908年の芳賀矢一『国民性十論』の翌年……、
1910年の朝鮮併合の前年にあたる……、
1909年以来、日本は大陸においてアヘン戦争の20世紀バージョンを
展開していた歴史を辿ってます。ご笑覧いただければ幸い。

161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/10/29(木) 09:53:13.07 ID:AlKG5UyQ0.net
>>160
1840年代のアヘン戦争は、清国vs英国(アヘン輸入業者をバックアップ)
20世紀のアヘン戦争は、中華民国・満州国・日本vs日本のアヘン業者

だから、戦いの位相が違うのでは?

戦時中に日本で英国を悪者にした「アヘン戦争」という映画が作られた。
20世紀のアヘン戦争では、日本政府は19世紀のアヘン戦争での英国政府の立場とは違った。

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/10/29(木) 10:43:09.54 ID:XJuowyZYO.net
安川杉田雁屋は運動の仕方が悪い

中韓国の政府を動かさないと

いつまでも無視される

163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/10/29(木) 16:53:10.47 ID:AlKG5UyQ0.net
>>162
まあ、無理なんじゃないかな。
http://www.asahi.com/area/aichi/articles/MTW20150525240320001.html
の朝日新聞の記事によれば、ミニコミ誌で対応だとさ。

164 :代理屋 ◆XFizselqIb3B :2015/10/29(木) 17:16:24.68 ID:5hgjl+WA0.net
>>161
レスさんくすです。
マキノ監督の「阿片戦争」の話は、後半(現在やっと'37年)で触れます。
タイトルは■1943年のアヘン戦争/映画の19cアヘン戦争★≠予定。

戦時中、日本はプロパガンダとして英国のアヘン戦争をラジオや映画や新聞小説
などで採り上げ、「こうした醜い戦争をするアングロサクソンとの戦い」のイメージを
国民に刷り込んでいました。が、かつての英国は当時の日本の鏡像でした。
その点を伝えたく、書かせてもらってます。
           ↓つづく

165 :代理屋 ◆XFizselqIb3B :2015/10/29(木) 17:35:51.88 ID:5hgjl+WA0.net
>>161のつづき
>だから、戦いの位相が違うのでは?

実態は同じ、との視点にたってます。
★英も建前だとアヘン密輸問題は、英国領事館vs英国密輸業者でした。

英議会が9票差で可決した「英清(アングロ・チャイナ)戦争」の大義は、
わが領事裁判権を不法に侵害して暴挙に及んだから、というものでした。

むろん、実質は茶による厖大な対中貿易赤字をアヘン密輸で相殺するで、
英国が経済的利益を得るため業者に加担したから【アヘン戦争】が適切です。
なら「日本も」の観点で書いてます。
日本は軍事力を背景に、日本の経済的利益を確保するため、1909年から
満洲国建国(厳密には'38年頃)あたりまで密輸・密売業者を擁護してた。
これが満洲国で条約無視の専売制導入後は、日鮮業者は邪魔者となり、
締めつけに着手。そして日中開戦となると、民間人の里見甫を代理屋に、
軍自身が「裏」で「アヘン戦争」を開始した歴史を書いてます。
(今夜は'37年の3で「通州・冀東地区と麻薬」を予定)お読み頂ければ幸い。

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/10/29(木) 19:21:39.73 ID:AlKG5UyQ0.net
>>165
ここは福沢スレなんで戻すが、福沢はアヘン戦争について何か言っていたっけ?

167 :代理屋 ◆XFizselqIb3B :2015/10/29(木) 20:28:45.53 ID:5hgjl+WA0.net
たしか敗者中国に対し、辛辣な表現をしてたいように記憶。

168 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/10/30(金) 07:21:19.05 ID:4PDaANbKO.net
福沢は敗者に冷たいからね

169 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/10/30(金) 10:38:09.98 ID:KxC3suqp0.net
>>163
地方版とはいえ朝日が未だに安川を推しているとはおどろきだ
もうどうしようもないところまできているのだろう

170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/10/31(土) 08:22:22.75 ID:af9Intpl0.net
日本国内ではもう何の反応もないから
朝日新聞を通して韓国政府に働きかけるしかないね
1万円札肖像変更運動

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/01(日) 00:46:22.54 ID:Rdj6lKP90.net
>>166
> ここは福沢スレなんで戻すが、福沢はアヘン戦争について何か言っていたっけ?

アヘン戦争についてのコメントだと、『世界国尽』巻1がありますね。

----
そも/\「支那」の物語、往古(むかし)陶虞(とうぐ)の時代より
年を経(へ)ること四千歳(しせんざい)、
仁義五常を重(おもん)じて人情厚き風なりと
その名も高かく聞えしが、文明開化後退去(あとずさり)、
風俗次第に衰て徳を修めず知をみがゝず我より外(ほか)に人なしと
世間知らずの高枕(たかまくら)、暴君汚吏(おり)の意にまかせ
下(しも)を抑えし悪政の天罰遁(のが)るゝところなく
頃は天保十二年「英吉利国」と不和を起し唯(ただ)一戦に打負(うちまけ)て
和睦(わぼく)願いし償(つぐない)は洋銀二千一百万、
五処の港をうち開きなおも懲(こり)ざる無智の民、
理もなきことに兵端(へいたん)を妄(みだり)に開く弱兵は
負(まけ)て戦いまた負て今のすがたに成行(なりゆき)し
その有様ぞ憐(あわれ)なり。
----
世界国盡. 一 - 34〜39 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=34&PAGE=34

172 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/01(日) 00:50:53.06 ID:Rdj6lKP90.net
>>167
> たしか敗者中国に対し、辛辣な表現をしてたいように記憶。

辛辣な表現といえば、『唐人往来』にもありますね。
ただし、ここで「唐人」と言うのは、外国人のことです。

----
亜細亜洲も随分(ずいぶん)よき大洲にて人の数も多く産物も
沢山あり、小細工物などは世界中に名を売りたる程巧者に作り出し学
問も出精し、中々亜非利加(アフリカ)、澳太利(オーストラリア)の比類にはあらざれども、兎角(とかく)改革の
下手(へた)なる国にて、千年も二千年も古(いにしえ)の人の云(い)いたることを一生懸命に
守りて少しも臨機応変を知らず、むやみに己惚(うぬぼれ)の強き風(ふう)なり。その証拠に
は唐土(もろこし)、宋(そう)の時代より北方にある契丹(きつたん)、或(あるい)は金(きん)、元(げん)など云う国を夷狄(いてき)々々と
唱え、そのくせ夷狄(いてき)と師(いくさ)をすればいつも負けながら蔭(かげ)では矢張(やは)り畜生
同様に見下し、己が方には何の改革も為(な)さず備(そなえ)もせず己惚(うぬぼれ)許(ばか)り増長し
て、遂(つい)にはその夷狄(いてき)へ国も奪取(うばいとら)れたり。その後度々(たびたび)代(だい)も替りて明朝(みんちよう)に至り、その
頃、今の清朝(しんちよう)は矢張(やは)り北国の韃靼(だつたん)に居たるものなれば、明朝にては先々
代(せんせんだい)の如(ごと)く之(これ)を韃夷(だつい)などゝ散々軽蔑したるに、又(また)その韃夷に国を取られ、即(すなわ)
ち今の清朝は昔の韃夷なり。然(しか)る処(ところ)清朝になりては自国の近傍に夷狄(いてき)
と云(い)うべき国もなく、先年中、己が夷狄と云(い)われたることを今は早(はや)忘却
して、今度は掛隔(かけへだ)てたる西洋諸国の事を指して夷狄夷匪(いひ)など唱え、犬猫
を取扱う様に心得、我儘(わがまま)ばかり働きし処、道光年中、阿片(あへん)始末の節、英吉利(イギリス)
より痛き目に逢い償金など出して漸(ようや)く中なおりしたり。その後こそ心付
き国内の政事兵備を改革し外国との附合(つきあい)にも信実を尽くして不都合
なき様(よう)すべき筈(はず)なるに、又々性(しよう)も懲(こり)もなく四、五年前、天津(てんしん)と云う処にて
英吉利の軍艦と取合(とりあい)を始め不都合の始末にて、遂(つい)に英吉利(イギリス)、仏蘭西(フランス)申合(もうしあわ)
せ、大兵を指向(さしむ)けて北京(ペキン)へ攻入(せめい)り、咸豊(かんほう)帝は韃靼(だつたん)へ出奔(しゆつぽん)し餓死同様見苦
しく落命したり。是(こ)れ皆世間知らずにて己(おの)が国を上もなく貴き物の様
に心得て、更(さ)らに他国の風(ふう)に見習い改革することを知らざる己惚(うぬぼれ)の病
より起りたる禍な(わざわい)り。言語道断、風上(かざかみ)にも置かれぬ悪風俗、苟(かりそ)めにもその真
似をすべからず。兎角(とかく)亜細亜(アジア)洲にはこの風俗あるゆえ能々(よくよく)謹(つつし)むべきこと
なり。
----
福澤全集緒言 - 29〜31 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=114&PAGE=29

173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/01(日) 00:59:23.50 ID:Rdj6lKP90.net
>>168
> 福沢は敗者に冷たいからね

『学問のすすめ』12編で印度(インド)と土耳古(トルコ)に言及していますが、
結局、敗者になったのは自業自得であり、敗者にならないためには、
敗者となった原因を分析して反面教師にするしかないという説ですね。

----
故に印度(インド)と土耳古(トルコ)とを評すれば、甲は有名の文
国にして、乙は武勇の大国と云(いわ)ざるを得ず。然(しか)るに方
今(ほうこん)この二大国の有様(ありさま)を見るに、印度は既(すで)に英国の所領
に帰して、その人民は英政府の奴隷に異ならず、今の印
度人の業は、唯(ただ)阿片(アヘン)を作て支那(シナ)人を毒殺し、独(ひと)り英商
をしてその間に毒薬売買の利を得せしむるのみ。土耳
古の政府も名は独立と云(い)うと雖(いえ)ども、商売の権は英仏
の人に占(し)められ、自由貿易の功徳を以(もつ)て国の物産は
日に衰微し、機(はた)を織る者もなく、器械を製する者もな
く、額に汗して土地を耕すか、又は手を袖にして徒(いたずら)に
日月を消するのみにて、一切の製作品は英仏の輸入
を仰ぎ、又国の経済を治(おさむ)るに由(よし)なく、流石(さすが)に武勇なる
兵士も貧乏に制せられて用を為(な)さずと云う。

〇右の如(ごと)く印度の文も土耳古の武も、嘗(かつ)てその国の文
明に益(えき)せざるは何ぞや。その人民の所見僅(わずか)に一国内に
止り、自国の有様に満足し、その有様の一部分を以て他
国に比較し、その間に優劣なきを見て之(これ)に欺(あざむ)かれ、議論
も爰(ここ)に止り、徒党も爰に止り、勝敗栄辱、共に他の有様
の全体を目的とすることを知らずして、万民太平を謡(うた)
うか、又は兄弟(けいてい)墻(かき)に鬩(せめ)ぐのその間に、商売の権威に圧し
られて国を失うたる者なり。洋商の向う所は亜細亜(アジア)
に敵なし。恐れざるべからず。若(も)しこの勁敵(けいてき)を恐れて兼て
又その国の文明を慕うことあらば、よく内外の有様を比
較して勉(つとむ)る所なかるべからず。
----
學問ノスヽメ. 十二編 - 20〜23 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=55&PAGE=20

174 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/01(日) 01:28:51.46 ID:Rdj6lKP90.net
>>167
> たしか敗者中国に対し、辛辣な表現をしてたいように記憶。

『唐人往来』では、阿片戦争や林則徐について、辛辣な表現をしていますが、
もともと『唐人往来』は攘夷派に対して開国をすすめるパンフレットなので、
わざわざ攘夷で失敗した例として清国を槍玉にあげている訳ですね。

----
唐土(もろこし)などこの道理を知らず、何でもかでも外国
人は無法なるものと思込(おもいこ)み、伊勢参宮の田舎者が宿引(やどひき)を疑うように、深
切(しんせつ)にさるれば底気味悪く思い、理屈を云(い)うて聞かすれば無理を云うと
思い、一から十まで疑心許(ばか)りに凝(こ)り固まり、互(たがい)の実情は少しも通ぜず、既(すで)に
唐土(もろこし)阿片(アヘン)始末の節も、いよ/\阿片が国の害をなすならば、先(ま)ず国中に
阿片煙草(タバコ)はふかすことならぬと法度(はつと)を出し、その訳を英吉利(イギリス)へ篤(とく)と掛合(かけあ)
うて積渡(つみわたし)を差留(さしと)むるよう道理ずくで談判せば、英吉利にても他国の害
になることを構い付けぬ理屈はなし、必ず穏(おだやか)に談判も行届きたる筈(はず)な
るに、林則徐(りんそくじよ)と云う智慧(ちえ)なしの短気者が出て自分の国中に法度を出す
ことは先(ま)ずさて置き、うもすも言わず英吉利より積渡りたる阿片を理
不尽に焼捨(やきす)て、扨(さて)夫(そ)れより英吉利にても大(おおい)に立腹して果ては師(いくさ)となり
散々痛め付(つけ)られたり。今日に至るまで世界中に英吉利を咎(とが)むる者はな
くして唯(ただ)唐人(とうじん)を笑う許(ばか)りなり。是(こ)れ全く唐人が世間見ずにて道理を押
立(おした)つることを知らざる己(おの)が不調法(ぶちようほう)なれば自業自得、誰に向(むかつ)て愚痴の述(の)
ぶべきようもなし。
----
福澤全集緒言 - 46〜47 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=114&PAGE=46

175 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/01(日) 01:57:02.21 ID:Rdj6lKP90.net
>>166
> ここは福沢スレなんで戻すが、福沢はアヘン戦争について何か言っていたっけ?

『西洋旅案内』上巻では、アヘン戦争やアロー戦争についてかなり詳しく説明しています。

----
香港(ほんこん)は支那(から)の南東(みなみひがし)の方(かた)にある島(しま)なり長(ながさ)五里(ごり)巾(はゞ)三
里(さんり)岩山(いはやま)のみにて草木(くさき)少(すくな)く平地(ひらち)なしもと支那(から)の領
地(りやうち)なりしが天保十三年(てんぽじふさんねん)英吉利(いぎりす)との合戦(かつせん)に支那(から)の
人(ひと)敗北(はくほく)して和睦(わぼく)のときこの島(しま)を英吉利(いぎりす)へ与(あた)へて
より永代(ゑいたい)英吉利(いぎりす)の領分(りやうぶん)となれり其後(そのゝち)追々(おいおい)英吉利(いぎりす)
人(じん)の家(いへ)を建(たて)交易場(かうゑきば)を開(ひら)き近来(きんらい)は尚(なほ)又(また)寺(てら)を建立(こんりゆう)し
学問所(がくもんしよ)を設(まう)け人(ひと)の数(かず)も次第(しだい)に増(ま)して繁昌(はんじよう)の港(みなと)と
なれり此合戦(このかつせん)の発端(ほつたん)は英吉利(いぎりす)の商人(しやうにん)兼(かね)て阿片(あへん)烟
草(たばこ)を支那(から)に売込(うりこみ)支那(から)の人(ひと)も頻(しきり)にこの烟草(たばこ)を好(この)み
追々(おひおひ)に其(その)売買(うりかひ)大造(たいそう)になりしが一躰(いつたい)阿片(あへん)烟草(たばこ)は人(ひと)
の毒(どく)にもなりこれを用(もちゆ)れば無益(むゑき)に金(きん)を費(ついや)して国(くに)
の不為(ふため)になるゆへ支那(から)の役人(やくにん)この売買(うりかい)を差留(さしとめ)ん
とすれども英吉利(いぎりす)の商人(しやうにん)もこれを聞入(きゝい)れず内々(ないない)
品物(しなもの)を持渡(もちわた)り支(か)那(ら)の人(ひと)もこの毒(どく)烟草(たばこ)をのむこと
の癖(くせ)になりて矢張(やはり)これを買(か)ひ内証(ないしやう)にて互(たがひ)に商売(しやうばい)
し居(ゐ)たるを役人(やくにん)の内(うち)に林則徐(りんそくじよ)などいへる人(ひと)あり
て大(おほひ)にこれを立腹(りつぷく)し英吉利人(いぎりすじん)の持渡(もちわたり)たる阿片(あへん)烟
草(たばこ)を理不尽(りふじん)に取押(とりおさへ)てこれを焼棄(やきすて)し所(ところ)英吉利(いぎりす)の政
府(せいふ)にても立腹(りつぷく)し事(こと)の理非(りひ)を談判(だんぱん)もせずして我国
人(ひと)の荷物(にもつ)を焼棄(やきすて)しとは相済(あひすま)ざることなりとて本(ほん)
国(ごく)より軍勢(ぐんせい)を支那(から)へ差向(さしむけ)散々(さんざん)に撃(うち)すくめて遂(つい)に
支那(から)より和睦(わぼく)を願(ねが)ふといふことになり広東(かんとん)厦門(かもん)
福州(ふくしう)寧波(ねいは)上海(じやうかい)の港(みなと)五ケ所(ごかしよ)を開(ひら)き償金(つくのひきん)は左(さ)の通(とをり)に
約束(やくそく)せり
(続く)

176 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/01(日) 01:59:21.49 ID:Rdj6lKP90.net
(続き)

 一六百万ドルラル
   是(これ)は支那(から)の役人(やくにん)の焼棄(やきすて)たる阿片(あへん)烟草(たばこ)代金(だいきん)
   の高(たか)
 一三百万ドルラル
   是(これ)は広東(かんとん)の商人(しやうにん)より兼(かね)て英吉利人(いぎりすじん)へ商売(しやうばい)
   の事(こと)に付(つき)引負(ひきおひ)となりし分(ぶん)を支那(から)の政府(せいふ)よ
   り償(つくな)ふ高
 一千二百万ドルラル
   是(これ)はこのたび英吉利(いぎりす)より軍勢(ぐんせい)を差向(さしむけ)たる
   に付其入用として支那(から)の政府(せいふ)より払(はら)はし
   むる高(たか)
 右(みぎ)合(あはせ)て二千一百万ドルラルの高(たか)を三(さん)ケ年賦(ねんぷ)に
 定(さだ)めもし其(その)払方(はらひかた)延引(ゑんにん)するときは一(いつ)ケ年(ねん)五分(ごぶ)の
 利足(りそく)を取(と)るべしと約定(やくぢやう)せり

斯(か)く五ケ所(ごかしよ)の港(みなと)を開(ひら)き二千一百万ドルラルの償(つくのひ)
金(きん)を払(はら)ひし外(ほか)に香港(ほんこん)の地(ち)は永代(ゑいたい)英吉利(いぎりす)の領分(りやうぶん)に
すべしとの掛合(かけあい)にて和睦(わぼく)の談判(だんぱん)始(はじめ)て調(とゝの)ひたり頃(ころ)
は西洋(せいやう)の千八百(せんはつひやく)四十二年(しゞふにねん)支那(から)の道光(どうくわう)二十二年(にじふにねん)日
本(にほん)の天保(てんぽ)十三年(じふさんねん)に当(あた)り今(いま)より二十六年前(にじふろくねんまへ)のこと
なり其後(そのゝち)万延元申年(まんゑんぐわんさるのとし)天津(てんしん)といふ所(ところ)にて英吉利(いぎりす)の
軍艦(ぐんかん)と間違(まちがひ)のこと出来(でき)遂(つひ)に又(また)合戦(かつせん)となり支那(から)の
人(ひと)敗北(はいぼく)し八百万金(はつひやくまんきん)の償金(つくのひきん)を英吉利(いぎりす)の方(かた)へ払(はら)ひ広
東(かんとん)の地方(ちかた)にある九龍(きうりやう)といへる地面(ちめん)を英吉利(いぎりす)の領
分(りやうぶん)となしたり
----
西洋旅案内. 上 - 58〜62 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=16&PAGE=58

177 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/02(月) 01:28:13.02 ID:0mQwhmQ40.net
>>128
「混同秘策」は読んだ。狂気染みたとこはあるが殆ど特産品の説明で、著者の意図はそちらにあるのではないかと思われる程だった。

平田国学の福沢への影響は気になる。

178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/02(月) 09:58:49.28 ID:xA5ivhh50.net
>>171-176
わざわざ調べてくださってありがとう
弱肉強食の肉になってしまうのは、弱い方が悪い、ということですね

179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/02(月) 13:35:03.27 ID:Hs0VRRkK0.net
◆在日中国人


在日中国人(ざいにちちゅうごくじん、日籍華人)は、日本に在住している中国人である。
中華人民共和国または中華民国(台湾)の国籍を有する者は華僑であり、日本国籍を
取得したものは「華人」である。なお、中華民国(台湾)の国籍者は在日台湾人と呼ばれる。
広義には中華人民共和国(香港、マカオを含む)と中華民国(台湾)国籍者を指すが、
狭義には中華人民共和国国籍者のみを指し、中華民国(台湾)国籍者は在日台湾人と
呼ばれることが多い。

独立行政法人統計センターによると、2010年12月末時点では両地域合わせて687,156人が
外国人登録されており、これは565,989人の在日韓国・朝鮮人を超える規模である[1]。
既に2007年8月に人民網が、東京では100人に1人は在日中国人であると伝えている[2]。

2010年12月末の在日中国人の国内分布は東京が最も多く164,201人、次いで横浜を擁する
神奈川が56,095人、以下、大阪府51,056人、埼玉48,419人、愛知47,454人、千葉県45,427人、
兵庫25,585人、福岡県21,936人、茨城15,726人、岐阜県15,340人と続く。
このように在日中国人の居住地は大都市圏に集中しているが、中でも関東南部への集中が
顕著である[3]。

なお、表に表れない非公式な数字を入れると東京には二倍の30万人以上が居住しているといわれる、
[要出典]それほどに中国人の東京への一極集中が顕著である。

日本国籍を取得した在日中国人の数は、平成12年から平成21年の10年間で4万人以上[4]である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%A8%E6%97%A5%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%BA%BA

180 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/02(月) 17:49:38.51 ID:9/cvN1Z40.net
たまに来るけどここは質が高い

>>179を除いて

181 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/02(月) 18:57:27.90 ID:xA5ivhh50.net
>>180
わたしもそう思っています
福沢諭吉にかんするありとあらゆる情報が入ってくる

182 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/03(火) 06:15:50.00 ID:44ONmMaU0.net
>>156
出版社のHPなのに、かんじんの書名を間違えてはいかんね

http://bookclub.kodansha.co.jp/title?code=1000025823

183 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/03(火) 17:12:27.88 ID:NUWmo03o0.net
>>178
> 弱肉強食の肉になってしまうのは、弱い方が悪い、ということですね

う〜ん、「弱い方が悪い」とまでは言ってないような希ガス。
例えば、『文明論之概略』巻之六では、

  「欧人の触るゝ所は恰(あたか)も土地の生力(せいりよく)を絶ち、
  草も木もその成長を遂(とぐ)ること能(あた)わず。
  甚(はなはだ)しきはその人種を殲(つく)すに至るものあり。
  是等(これら)の事跡を明(あきらか)にして、我日本も東洋の一国たるを
  知らば、仮令(たと)い今日に至るまで外国交際に付き甚しき害を
  蒙(こうむり)たることなきも、後日の禍(わざわい)は恐れざるべからず。」

とまで言っています。

----
抑(そもそ)も外人の我国に来るは日尚(なお)浅し。且(かつ)今日に至るま
で我に著しき大害を加えて我面目を奪うたることも
あらざれば、人民の心に感ずるもの少なしと雖ども、苟(いやしく)
も国を憂るの赤心(せきしん)あらん者は、聞見(ぶんけん)を博(ひろ)くして世界
古今の事跡を察せざるべからず。今の亜米利加(アメリカ)は元(も)と
誰の国なるや。その国の主人たる「インヂヤン」は、白人の
ために逐(お)われて、主客処(ところ)を異(こと)にしたるに非(あら)ずや。故に
今の亜米利加の文明は白人の文明なり、亜米利加の
文明と云うべからず。この他東洋の国々及び大洋洲諸島
の有様は如何(いか)ん、欧人の触るゝ処にてよくその本国の
権義と利益とを全(まつと)うして真の独立を保つものあり
や。「ペルシヤ」は如何(いか)ん、印度(インド)は如何ん、邏暹(シヤム)は如何ん、呂
宋(ルソン)呱哇(ジヤワ)は如何ん。「サンドウヰチ」島は千七百七十八年英
の「カピタン・コツク」の発見せし所にて、その開化は近傍
の諸島に比して最も速(すみやか)なるものと称せり。然(しか)るに発
見のとき人口三、四十万なりしもの、千八百二十三年に
至て僅(わずか)に十四万口を残したりと云う。五十年の間に
人口の減少すること大凡(おおよ)そ毎年百分の八なり。人口の
増減には種々の源因もあるべければ姑(しばら)く之を擱(さしお)き、
その開化と称するものは何事なるや。唯(ただ)この島の野民が
人肉を喰(くら)うの悪事を止め、よく白人の奴隷に適した
るを指して云(い)うのみ。支那の如(ごと)きは国土も洪大なれ
ば、未(いま)だその内地に入込むを得ずして、欧人の跡は唯(ただ)海
岸にのみありと雖(いえ)ども、今後の成行(なりゆき)を推察すれば、支那
帝国も正(まさ)に欧人の田園たるに過ぎず。欧人の触るゝ
所は恰(あたか)も土地の生力(せいりよく)を絶ち、草も木もその成長を遂(とぐ)る
こと能(あた)わず。甚(はなはだ)しきはその人種を殲(つく)すに至るものあり。是
等(これら)の事跡を明(あきらか)にして、我日本も東洋の一国たるを知
らば、仮令(たと)い今日に至るまで外国交際に付き甚しき
害を蒙(こうむり)たることなきも、後日の禍(わざわい)は恐れざるべからず。
----
文明論之概略. 巻之六 - 70〜73 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=82&PAGE=70

184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/03(火) 17:15:48.59 ID:NUWmo03o0.net
>>178
福澤は自己が弱者であるという意識をもっていたわけですね。
だから、竹内好氏は「日本のアジア主義」で福澤を評して、

  「しかし彼はまた、自己が弱者であるという意識をもった醒(さ)めたナショナリストであるから、
  おなじ弱者である隣国への同情がないではない。心情としてのアジア主義はある。だからこ
  そ金玉均にも援助の手をのべた。だが、彼のいだく緊迫感に照らしてアジア連帯は間に合わ
  ない。『大東合邦論』は彼から見てなまぬるい。」

と解説したのです。
----
竹内好「日本のアジア主義」『日本とアジア』ちくま学芸文庫、1993年。327ページ。
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480081049/

185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/04(水) 19:42:05.37 ID:8y+qfh/Y0.net
>>184
おや、この竹内好の見解は、月脚達彦の最近著『福沢諭吉の朝鮮』の結論部に似ている

186 :代理屋 ◆XFizselqIb3B :2015/11/04(水) 19:52:59.85 ID:K5F47DrP0.net
うう、こっちに書き込みたいのだが、時間が。

>>184
その竹内吉見見解に完全同意。

187 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/04(水) 23:44:19.48 ID:NDkyNKDR0.net
こんな本が出ているようです。

『名著全一冊シリーズ 福澤諭吉』呉PASS出版、\1,800
http://store.shopping.yahoo.co.jp/kure-pass/nrtidzifrx.html
----
福沢諭吉の主著を一冊にまとめました。
収録内容:
@「文明論之概略」
A「学問のすすめ」
B「家庭習慣の教えを論ず」
C「教育の事」
D「文明教育論」
E「教育の目的」
F「痩せ我慢の説」
G「養生の心得」
H「尊王論」
I「帝室論」
J「脱亜論」
全11作品。B5、二段組、読みやすい活字の大きさ。グラスレスです
----

底本の情報は無いようですが、どうやら青空文庫のコンテンツを底本にしたようです。
収録作品のABCDEFGが青空文庫で公開されています。

作家別作品リスト:福沢 諭吉
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person296.html#sakuhin_list_1

188 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/05(木) 15:26:09.95 ID:MEJmRzlq0.net
ttp://www.asahi.com/articles/ASHBY6RXHHBYPLZU00J.html
>中津藩(今の大分県中津市)の借用書には、大阪の蔵屋敷に勤めていた福沢諭吉の父、百助(ひゃくすけ)が署名したものもあった。

ttp://www.asahi.com/articles/photo/AS20151105000869.html
連名者は清水与惣兵衛、福沢百助、楢原利喜八か。清水は中津藩の史料でちょっと名前がある。
奥印は猪飼勝蔵だろうな。この人はググると福沢文献でちょっと名前が出てくる。他にも奥印した史料が残ってるそうだ。

189 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/05(木) 15:39:05.66 ID:MEJmRzlq0.net
猪飼麻次郎の父親らしい。

190 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/05(木) 19:04:24.31 ID:VhWsUrGc0.net
>>188
加嶋屋からの借金については福翁自伝に触れられていなかったっけ?

191 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/06(金) 00:44:48.53 ID:Xg6f4/EY0.net
>私の父は学者であった。普通の漢学者であって、大阪の藩邸に在勤してその仕事は何かというと、大阪の金持、加島屋、鴻ノ池というような者に交際して藩債の事を司どる役であるが、元来父はコンナ事が不平で堪らない。

192 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/06(金) 11:28:17.19 ID:AuMOlWSX0.net
>>191
そうそうコレ。従来の福沢研究にこの記述についての考証はあったのかな。

193 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/06(金) 15:04:58.29 ID:Xg6f4/EY0.net
百助の証文は他にも残ってるようだが広岡家との関わりを交渉したものは少ないように思うな。そもそもこの時期の大阪在の中津藩藩士の中でこれらの人物がどんな役職にあったのかすぐにはわからん。後には代官や郡奉行を務めていたようだが。

194 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/06(金) 22:03:44.28 ID:OLstDWHx0.net
藤原書店の『社会思想史研究』No.39 (2015・9)の目次に

『福沢諭吉と朝鮮問題――「朝鮮改造論」の展開と蹉跌』(月脚達彦著) 杉田聡

とある。どんな書評なのか、報告よろ

http://www.fujiwara-shoten.co.jp/shop/index.php?main_page=product_info&products_id=1465&cPath=112_167

195 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/07(土) 00:57:07.57 ID:Q+8ZfTUn0.net
ttp://www.indianamccaslins.org/individual.php?pid=I1666&ged=Indiana%20McCaslins
このネタも余り知られてねえだろ。福沢諭吉と一緒に撮影された、ウィリアム・シューの娘、
テオドーラ・アリス・ミード(旧姓シュー)1848-1904。シューは写真家だったらしい。
福沢の三年後だな、亡くなったのは。向こうは一般人でも家系図がネットで見られたりしていい。

196 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/07(土) 07:28:57.69 ID:X4a0dKqO0.net
>>194
どうも、
http://www.obihiro.ac.jp/~library/bulletin/vol36.pdf
の45ページから86ページまでの書評を短くしたものらしい。

杉田先生の福沢論なので予想はつくが、最新の報告なので何か面白いことが書いてあるかもしれない。

>>195
平山先生の『福澤諭吉』(2008)124ページに記載がありますよ。
シューではなくショー、のようです。

中崎昌雄著『福澤諭吉と写真屋の娘』という単行本があるんだとか。

197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/07(土) 12:22:44.45 ID:Ya38ToCbO.net
>>196
平山さんの本の書評じゃないんだ

198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/07(土) 12:23:14.43 ID:didPfhgw0.net
◆台湾人の顔面


淡褐色、広鼻、突顎、タラコ唇


ラオスっぽいような、ポリネシアっぽいような、

つか、ハノイですね〜

実にハノイ!

https://www.youtube.com/watch?v=5bE6lSX4yK0
http://www.ksnews.com.tw/upload/2014-04-20_20b06004_.jpg
http://static.ettoday.net/images/793/d793043.jpg
http://img.chinatimes.com/newsphoto/2015-05-18/656/20150518003862.jpg
https://anntw-prod.s3.amazonaws.com/assets/images/000/001/732/big/HBL.JPG?1385383160
https://i.ytimg.com/vi/9YL_k_JZ_dI/hqdefault.jpg
http://himg2.huanqiu.com/attachment2010/2012/1018/20121018085315314.jpg
http://www.on9g.com/cn/customavatars/66275.jpg
http://himg2.huanqiu.com/attachment2010/2012/1018/20121018085318471.jpg
http://bibibi.info/w/wp-content/uploads/2012/01/20120108-00000521-san-000-0-view.jpg
http://www.ddzuoye.com/upFiles/infoImg/coll/20131024/OT20131024194715542.jpg
http://news.xinhuanet.com/school/2010-03/04/xinsrc_222030704080396881592.jpg
http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/95/0000035795/99/img6388079azikazj.jpeg
http://www.cgsh.tc.edu.tw/ezfiles/0/1000/pictures/135/part_1782_1498989_22472.jpg

199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/08(日) 02:10:14.30 ID:VZjUl03uO.net
杉田聡は負けを認めたんだね

200 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/08(日) 02:53:35.08 ID:5tapukKr0.net
杉田の福沢の思想面での批判は面白いところがある。「独立」が容易に「侵略」に転化しうるとすれば、互換可能のものだとすれば、
福沢をアジア「侵略論者」として見るか「独立論者」として見るかという論争は全く無意味になるというのはその通りだ。
現代人を生きる俺としても両手を挙げて福沢の「独立」に賛成できないとこは正直ある。

201 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/08(日) 03:05:47.25 ID:5tapukKr0.net
>>200
いやこれは俺の考え方も含まれていた。
杉田は「独立」は容易に「侵略」に転化しうるので、福沢は「侵略主義者」であると、こう論じている訳だな。
俺の場合は寧ろ「独立」と「侵略」は互換になるので、そういう論争をするのは無意味であると思っている。
杉田の場合はまだ「独立」という言葉が「侵略」と同じではないと思っている節がある。
しかしそんなに「独立」という言葉は素晴らしいのであろうか、と俺の場合は思うわけだ。伊藤博文の「漸進主義」もそうだわな。

202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/08(日) 07:37:02.24 ID:C8A7RsmW0.net
>>201
ところが、その立論は現行版の「時事新報論集」所収社説から導かれているんですよ。
>>156によれば、全集未収録になっている社説には、初期の福沢社説そっくりのものがあるのだとか。

となると、福沢は時事新報創刊から脳溢血になるまで、独立支援を主張する社説を書き続けたが、
石河はそれらをわざと「捨てて」、自分が書いた侵略容認社説を全集に入れた可能性が、高まってくる。

203 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/08(日) 16:35:59.34 ID:5tapukKr0.net
「独立」を重視する意志は福沢の著作に於いてもはっきり現れているだろう。

204 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/08(日) 22:28:56.94 ID:1ZUFuzSv0.net
>「結局、朝鮮人に、国家運営は無理ってことなんでは?」

あいつらには『人間として生きる事』自体が無理なのでは?

生まれつき「人間としての良心」も「恥の意識」も持っていない。

この2つが無ければ「まともな社会を形成する事」すら不可能だろ?

205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/09(月) 21:44:36.79 ID:e1ZJZHsV0.net
>>201
>>196の長大な書評を読んでみましたが、
杉田先生はあくまで福沢は「融通無碍」の思想家という主張を貫いています。

そうなると、「侵略主義」でも「独立支援」でもない、「融通無碍」な立場こそ、
福沢の本質となるのではないでしょうか。

206 :代理屋 ◆XFizselqIb3B :2015/11/10(火) 12:37:19.73 ID:oX8kO+wn0.net
融通無碍と? そうなんですか。
とすると、鶴見俊輔氏のプラグマティズムと親和する。

個人的に諭吉氏は「金甌無欠」を第一に、力学を見定めながら、
西欧では誕生以前のプラグマティズムを実践してた人物、との
イメージをもつにいたってました。

平田国学の影響というより、教義もたぬ神道文化の重力のもとで
養われたリアリズムというか……。

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/10(火) 13:50:26.55 ID:2htLWo4K0.net
>>206
安川寿之輔と杉田聡が大々的にばらまいている福沢像ですよ。
「融通無碍」な思想家って。めちゃくちゃなことを言っているだけの人物を思想家って呼ぶかな。

208 :代理屋 ◆XFizselqIb3B :2015/11/10(火) 19:31:01.65 ID:oX8kO+wn0.net
>>207
ニュアンスの問題では?

相手にあわせてその場、その場で適当にという意味ではなしに、
つねに変化する国際状況にあわせ、弱小国日本が金甌無欠を
守るため、ゆらぎながらも道を探っていた、

そのあらわれと解釈されては?
なら坂野氏らの解釈にも通じることかと。

少なくとも諭吉氏の「思想」は「イデオロギー的な教条」は感じられず、
それをイデオロギッシュな左翼が「融通無碍」と表現した、という図式に
思えました。(まぁ、あっしもサヨクの末席の末席で融通無碍人ですが)

p.s.
20世紀アヘン戦争シリーズはやっと1938年。
後半の構成をどうしようか思案中。

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/11(水) 07:38:20.89 ID:7vEu+4zQO.net
>>208
安川の場合は苦し紛れのレッテル貼じゃないかなあ

210 :代理屋 ◆XFizselqIb3B :2015/11/11(水) 13:10:05.27 ID:fbNNopWM0.net
すっかりお礼が遅れてしまいました。
>>171-176さん
毎回毎回ベリベリさんくすです。
それです、それ。(知らないのもあった)

>>177
情報さんくすです。「全世界ことごとく」は近デラで時間があれば
確認しようと思いつつ……まだです。読むべきですね。

平田国学というと、諭吉からは遠いとしか思えんないです。
後期の篤胤は、神道の黄泉観に、大国の主のミコトに一神教の
「審判」?をさせるなど、多神教の良さを壊し、廃仏毀釈につながる
排他性をもたらしたように思え……。時間あればレスかきます。

>>209
まぁ悪意もあったかもですが、当方的には感じませんでした。
ゴリゴリでない人のほうが当方は好みです

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/11(水) 19:40:11.42 ID:XFOpx8ZS0.net
安川杉田の1万円札肖像変更運動、どっかで活動してんですかね?
いっこうに音沙汰を聞かないが

これでは政府を動かすことなど、夢のまた夢、だろう

212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/11(水) 20:01:01.88 ID:XFOpx8ZS0.net
で、自分で調べてみた
  ↓
12月8日 火 18:00〜21:00 アジア太平洋戦争開戦74年 2015.12.8不戦のつどい
講演「福沢諭吉の正体 アジア月氏と侵略戦争で果たした役割ー日本の近現代史を問い直そう」
講師・安川寿之助(名古屋大学名誉教授)、雁屋哲(まんが「美味しんぼ」作者)、杉田聡(帯広畜産大学教授)
名古屋市公会堂4階ホール
同実行委員会

みなさん、ふるって参加してチョ

213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/12(木) 00:25:34.90 ID:/YdDOIi00.net
87. 名無しさん2014年05月14日 21:40
日本が中国にしたこと?

農民を助け、足枷を付けられ塹壕で死んだシナ軍人の墓を建て、
シナ軍が焦土化して逃げていく先々で、破壊されたインフラ整備をしたことか?

そもそも、日本の正統な領土だった満州に戦争をふっかけ、
日本を戦争の土俵に立たせたのはシナの方だが?

お前らは、日本がインフラ整備をし、日本と友好関係にあった、
アジアで発展した満州国も、戦争の負担を減らすため、侵略したよなあ?
日本のインフラを横取りして、食い繋いだんだよな?

ふーん、この日本の善行を憎むべき所業だと言うなら、1万年経っても、
日本と中国は、正反対の思想なので友好なんか不可能だよな?

俺たち日本人が生き残る為には、中国と中国人を滅ぼすしかない訳だ。

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/12(木) 06:17:25.92 ID:F4ayzeuV0.net
>>213
こうした考えをお持ちの方は、ぜひ>>212の集会にご参集ください

215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/12(木) 10:52:15.49 ID:uoxnoFuhO.net
ネットの普及で安川さんのような市民運動はやりにくくなってしまったな

216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/13(金) 01:21:28.87 ID:Gz38sndz0.net
>>213
> 俺たち日本人が生き残る為には、中国と中国人を滅ぼすしかない訳だ。

いや、逆に日本人は中国や韓国、北朝鮮とは距離を置く方が良いとする説も
あります。『文明の生態史観』を書いた梅棹忠夫氏も
「日本が大陸アジアと付き合ってろくなことはない」と喝破していますよ。

----
宮沢喜一内閣の時期のことである。アジア太平洋問題に関する首相の
諮問委員会が設置され、私も委員の一人に指名された。第1回の委員会の
ゲストスピーカーとして梅棹氏が出席された。
「日本が大陸アジアと付き合ってろくなことはない、というのが私の
今日の話の結論です」と冒頭を切り出して、委員全員が呆気に取られる
というシチュエーションを私は鮮烈に記憶している。
----
「文明の生態史観」と東アジア共同体
2006年01月01日 調査部 環太平洋戦略研究センター 顧問 渡辺利夫
http://www.jri.co.jp/page.jsp?id=4767


この発現を受けて、渡辺利夫氏は『新脱亜論』を出版したようです。

渡辺利夫『新脱亜論』文春新書、2008年。ISBN 978-4-16-660634-4
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166606344

アマゾンのカスタマーレビュー 5つ星のうち4.4
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4166606344/

217 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/13(金) 12:19:49.63 ID:gRr80FUj0.net
>>216
まー、中国を滅ぼすのは手間がかかりますからね。ほったらかしが良いでしょう。

218 :犯罪民族・中国人と朝鮮人:2015/11/13(金) 17:17:09.74 ID:DrKGiKiZ0.net
 
中国人と朝鮮人が死に絶えれば、アジアに永遠の平和がやって来るだろう。

そう断言できるほど、この犯罪民族の悪事は酷いものだった。

侵略、歴史捏造、レイプ、虐殺、言いがかり、タカリ、不法入国など、

アジアで悪の限りを尽くしてきたのが、中国人と朝鮮人だった。

219 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/13(金) 20:14:27.71 ID:U66RmOv00.net
>>218
13億人もどうするんだよ

220 :代理屋 ◆XFizselqIb3B :2015/11/13(金) 20:38:09.69 ID:dZd50xMi0.net
>>213>>218

そんなあなたに、
★19世紀の「英清戦争」を【アヘン戦争】と呼ぶしかないように、
★20世紀の「満州事変や日中戦争」も【20世紀のアヘン戦争】であり、
【侵略】と呼ぶしかないとする視点を、以下の歴史を介して紹介中です。

「脱亜論」を評価する方も、そうでない方も、ご笑覧いただければ幸い。
                 ↓
「20cアヘン戦争概要1/東京裁判」〜〜「1928年のアヘン戦争/済南事件」
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/history2/1439524235/13-25 (※含イントロ)

「1928年のアヘン戦争/済南事件余話〜「1937年のアヘン戦争5/青島の神社と忠魂碑」
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/history2/1439524235/29-45 (※含レス)

「1937年のアヘン戦争6/青島の神社と忠魂碑2〜「1937年のアヘン戦争11/漸禁から10年断禁へ」
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/history2/1446629229/4-10(※含罵声)

※1938年以後は明日に再開予定。

221 :代理屋 ◆XFizselqIb3B :2015/11/13(金) 20:52:45.15 ID:dZd50xMi0.net
>>214-217
「歴史」も「地理」も「アルものはアル」で逃げられない。

一次大戦前、15億の巨大債務国が大戦後、2億の債権国となる過程でナニがあり、
その後「特殊権益」にもとづき、大陸でナニをしてきたかの一端を辿るのは、日本に
とっても中国にとっても半島の人々にとっても有意義だと考えております。

当時、半島に10万規模の中毒者を(※←これは触れてないが)生んだのをふくめ、
日本が大陸を麻薬汚染してきたのは事実。その過程で汚れ仕事の末端を朝鮮人に
代理させ、「悪いのは朝鮮人」と喧伝し、そのイメージを民族性のように語ったあげく、
関東大震災で虐殺するなどした歴史は……やはり忘れてはならないと信じます。

それを踏まえないと、しっぺ返しは高くつくと思え。

222 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/13(金) 21:04:58.23 ID:XyQ0E0O+0.net
           _,,,,,,__  __,,,__
          ィjj)))))))))!!!!!彡ヽ,
        /ミ/         ,}彡ヘ
        |ミ{ -‐ ‐ ‐ ‐-  {三=|
        El==; ゚ ''==. |ミミ,|
          `レfォ、,〉 :rfォ.、,  !iル┤
.          { `¨ i ・、¨ ´  `{ゞ'}
.          | ‘`!!^’ヽ     .「´
          ! ,-ニ'¬-、  ,!|,_
.          \´ ̄`  / ∧ヘ、
           __/〉`ー ' ´ /  〉 \
       _, ィ´「∧     /  /    )¬ー- 、_
    -‐ ´  / /  ヽ、/    /     iヾ      ヽ

福澤諭吉先生はこのスレにご興味を持たれたようです

223 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/14(土) 00:33:57.92 ID:FhJC8OUzO.net
福沢の話をしましょう

224 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/15(日) 01:35:23.72 ID:xkOV7pqD0.net
ここのスレの名無しはどうも視野が狭いんだよな。平山とかあの周辺しか読んでない印象がある。変な保守掛かってるし、幅広く他の本も読んでいない印象が強い。

225 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/15(日) 01:45:47.69 ID:ClG6f/kJ0.net
>>224
おそらくこのスレの名無しとマグナさんや代理屋さんとは世代が
違うんじゃないかと思われ。
マグナさんや代理屋さんはアラフィフなのではないかしら?

226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/15(日) 10:32:01.82 ID:VbnCGRL00.net
>>224
その名無しの具体的なレス番を教えてくれ

227 :代理屋 ◆XFizselqIb3B :2015/11/15(日) 18:27:46.10 ID:yo4p7ZZN0.net
>>225
それはマグナ殿に気の毒。当方が年長でしょう。
ただし当分野の知識はマグナ師が上で、当方は教わる身分。
(『やちまた』など……重ね重ね感謝<(_ _)>)

で、当方の視座からすると平山/杉田両氏は、一枚のコインの裏表。
両者とも「思想家はゆらぎなき者」である「べき」の前提で語ってる。
その前提で「ゆらぐ諭吉は侵略主義者」(※ゴリ左派の「総括思想」に
も思え)となり、もう一方は「ゆらいでおらず一貫」で「あれは
別人が書いた」となる。当方は両者ともに「う〜ん」。
当方は「ゆらぐ/迷う」は思想においてもアリと考えてる。

228 :代理屋 ◆XFizselqIb3B :2015/11/15(日) 18:32:41.31 ID:yo4p7ZZN0.net
なお平山説への「印象」を語ると、ユニークな仮説だと評価はしてます。
(前に紹介した)戦中の情報局プロパガンダ『尊皇攘夷の血戦』
(近デラ参照可)をみれば、箕田狂気氏の延長線上で、諭吉思想は
「内なる敵」と打倒対象に認定されえたご時世。
そんな空気のなか、一門がサバイバルのため……なんてことはナイとは
いえない。
一方、今日の平山氏の言説自体に(ここで接したかぎり)いまの
アヤウイ時流に「おもねって」いる印象も受けてます。
ちょうど平山氏が石河氏に抱く疑念を、そのまま平山氏に投射したような
印象をうけます。時代には逆らえないから「仕方ない」と思う反面、
もしそうなら、司馬遼太郎が(江藤淳との対談で)諭吉には
「軽はずみなところがあると思っていた」と評したことがあり、
当方は平山氏にも僣越ながらそれを感じてしまう。
               (*『歴史を動かす力』文芸文庫)

p.s.
例のシリーズは一日一投稿でコツコツやろうと思ったところ、
文字化け荒らし殿に流されてます。ということで、数日分を
まとめて投稿する方式に改めます。
後日となりますが、のぞいてみていただければ幸い。
>>221の歴史は、いまこそ踏まえておかいば憎悪の再生産しか生まず。

229 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/16(月) 03:51:37.93 ID:FVOOcrOz0.net
>>216
ここで張られてる論者とか明らかにレイシストと見ていいだろう。
梅棹さんがそうだといってるんじゃない。渡辺某がな。自分の都合良く発言を曲げて聞いてる可能性がある。死人に口なしだ。

230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/16(月) 08:51:23.89 ID:Kbbe3YbQ0.net
>>228
諭吉の軽はずみなところ、というのは、具体的にはどういう活動についてなのかな。
もし石河の諭吉伝に基づいているとしたら、その根拠自体が怪しくなると思うんだが。

甲申政変への関与も、どうやら独立党残党への支援に限られていたようだ。
事前の計画に関係していたというのは、どうやらガセ、というか、
井上角五郎から石河への情報投げ込みによるという印象だ。

田保橋の高品質な朝鮮総督府史で井上角五郎由来の情報を採用していて
福沢の事前関与は常識化してしまっている。呉善花本でさえも。

>>229
渡辺利夫先生がレイシストなわけですか?
それはちょっと奇妙な気がしますね。

231 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/16(月) 16:06:45.99 ID:FVOOcrOz0.net
例え表向きは穏健な口調であっても、彼と彼と我との区別を設ける方向に持ってくるのはレイシストだな。
実を言うと声高に罵倒するレイシストよりもこちらの方が厄介なわけだ。

232 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/16(月) 16:09:34.01 ID:FVOOcrOz0.net
時代的には後の話になるが岡本柳之助は元彰義隊で福沢門下らしいな。ここは余り注目されていない部分だろう。

233 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/16(月) 16:15:25.56 ID:FVOOcrOz0.net
>>230
石河は信用出来ないというのは平山による刷り込みだな。どうも、ここを考え直す必要があるらしい。

234 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/16(月) 16:18:58.53 ID:FVOOcrOz0.net
勿論閔妃暗殺が福沢の下知によるものなどという陰謀論を唱える気は毛頭ないが、岡本柳之助が福沢周辺の雰囲気に看過された可能性を考えて見ると、福沢の影響は見逃せない部分はあるだろう。
それに岡本の仲間にどれだけ福沢門下がいただろうか。

235 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/16(月) 16:28:40.37 ID:FVOOcrOz0.net
看過→感化
いずれにしても岡本柳之助はもうちょっと研究されるべきだ。彰義隊に参加という下りも一時史料によって証明されてるか?

>>233
実際、ここのスレ人は晩年の福沢が失語症までとはいかなかったのではないかという事を、平山が失語症説の根拠にしている鎌田栄吉の他の発言から証明しても、まだ納得していない訳だろう。
こう言う例があるから平山の石河批判が信じて良いものなのか、と思えるのだが。

236 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/16(月) 16:31:13.54 ID:FVOOcrOz0.net
例えば大隈重信宛の岡本柳之助書簡があったりする。

237 :代理屋 ◆XFizselqIb3B :2015/11/16(月) 17:08:17.78 ID:3zLn1V+C0.net
>>230
司馬氏は諭吉の口舌に軽はずみな点があり、人物も軽いと思っていたら違った、
といった主旨で発言。江藤氏もうなずいてた。
当方、「西欧人のように相手を奴隷扱いしたら気持ちいい」的な発言を眼にして
「あはは」となった。「脱亜論」もこれに近い軽はずみな印象を当方はもってます。
ま、これは当方の軽口ではありますが。

引用はお許しを。詳しくは図書館などで。
司馬『歴史を動かす力〈対話選集3〉』文芸文庫2006 諭吉話題は頁189〜

>>232
岡本柳之助氏とは、そうか「過激なことは朝鮮人に」の閔妃暗殺の、か。
いや、まったく知らなかった。竹橋事件など、へ〜の世界。それにしても元反乱兵を
諭吉氏が迎え入れたのは、アジア認識で一致してたとみていいんでしょうな。

238 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/16(月) 17:42:41.29 ID:FVOOcrOz0.net
>>237
これを知ったときには驚いた。だが岡本は明らかに福沢人脈の人と繋がりが強いし、その行動にも関与があった気はする。
岡本独断だけでの行動ではないだろう。ただこう言う肝心なところの史料が少なかったり隠されていたりするんだよなあ。
岡本の伝記はあるようだが、あまり詳細に書かれていそうにもないからなあ。回想録も見てみたがアバウトな感じだ。
福沢との関わりも研究はないようだ。ちょっと陰謀論めくが、意図的に隠されている気がするな。

239 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/16(月) 17:43:44.44 ID:FVOOcrOz0.net
後確認してみたが、何故か鎌田栄吉全集の一巻だけが見れなくなっていた。なんでだ。

240 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/16(月) 17:50:52.16 ID:FVOOcrOz0.net
>>229
訂正、2006年当時は梅棹忠夫は死んでなかったな。

241 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/16(月) 20:10:28.23 ID:Kbbe3YbQ0.net
>>233
平山さんの石河が信用できないというのは、主に社説のセレクト自体のことでしょう。
>>156でも、全集未収録の方がホンモノ、という話をしている。

ところで、閔妃暗殺に日本人が関与したしたというのは、ホントかな。
奥さんを殺された高宗は、禹なんたらに刺客を差し向けたようだが。

242 :代理屋 ◆XFizselqIb3B :2015/11/16(月) 20:23:42.47 ID:3zLn1V+C0.net
>>238
>福沢との関わりも研究はないようだ。

いや激しくおもしろいテーマ。
諭吉どのがノータッチとするのはかえって不自然に思う。
資金援助ふくめ関与あると、後の謀略日本の先駆けともいえる。
謀略は成功すればコスパ最高の軍事。最小の出血で最大の政治成果。
そう考えると、諭吉氏が賛同してても不思議はない。
史料出てこないと推測の行きをでないが。
氏をプラグマティストとみるとすごく納得できる話で少し興奮した。

>>239
国会図書館に電話相談。

243 :代理屋 ◆XFizselqIb3B :2015/11/16(月) 20:26:19.26 ID:3zLn1V+C0.net
>>241
ご存じと思うですが、

(前にどこかで書いたもの)
>西園寺外相にあてた日本公使の電文(※)が事実なら、
>朝鮮人に殺害させる予定がうまくいかず、日本兵が殺害。
>しかし目撃者が大勢いたため、朝鮮人の関係者に、
> 1)日本兵は手を下さなかったと一筆かかせ、
> 2)現場には日本服を着たニセ日本人が多数いたことにしようと、
> 「口裏をあわせた」そうだ。

(*1895年10月10日付『日本外交文書』第28巻第一冊365文書)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/shiryo/archives/DM0003/0001/0028/0602/0189/index.djvu 
(※この頁498の「三六五」文書へ)

244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/16(月) 21:38:26.38 ID:Kbbe3YbQ0.net
>>243
閔妃殺害自体についてなのか、微妙ですね。
日本人の役割はよく分からない。

それより、事後高宗が日本を批判しなかったのはなぜなのか、
はげしく疑問なところ。

245 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/16(月) 22:42:56.43 ID:FVOOcrOz0.net
>>244
まあこの事件はかなり謎があるな。藤勝顕が閔妃を斬った刀を神社に奉納しているという話も聞いた事がある。
ネトウヨがよく否定に使う石塚英蔵の書簡は全体を読むと日本人がやったという風に読めるな。(中略)を都合良く遣うのがミソ。
http://f48.aaacafe.ne.jp/~adsawada/siryou/062/80g.html
だから歴史修正主義だと云われるんだ。
当人達もその事は誇って書いてる訳だし否定する訳にはいかんだろ。昔の日本人は武を誇るというか人を斬ったことも勲と考える傾向は強かった。その反面斬った相手を弔うという考え方もあったな。
戦後民主主義に染まったネトウヨはそう言うあり方を否定し、それを相手側になすり付けるという訳よ。

246 :代理屋 ◆XFizselqIb3B :2015/11/16(月) 22:44:53.69 ID:3zLn1V+C0.net
>>243を捕捉しときます。

閔妃暗殺の2日後、三浦梧楼日本公使が西園寺外務大臣臨時代理に
10時15分「京城守備兵召還稟申ニ付答弁並邦人ノ事変ニ加入事実
報告ノ件」なる電文をうつ。(※旧字など新に改)

《……過激のことはすべて朝鮮人にてこれを行はしめ、日本人は
ただその声援をなすまでにて手を下さざる約束なりしも……時機を
失はんことを恐れ日本人の中にて手を下せし者ありと聞けり、
もっとも右等の事実は内外人に対し厳重に秘密にいたしおきたれども、
その場に朝鮮人おりし由なれば漏れ聞きしことなきを防ぐ可からず
……朝鮮政府よりは日本人は殺害など乱暴の挙動は一つも無かりし
との証明書を取り置きたり、また大院君よりもその随行の朝鮮人に
日本服を着せしめたるは朝鮮人は常に日本人を恐るるゆへ故意に
多数の偽日本人を作りたりと云はしめ政府その他の人々云合せたり、
この二件は外国人に対し水掛論の辞柄となす考へなり》

247 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/16(月) 23:04:04.93 ID:FVOOcrOz0.net
「東は東、西は西、決して交わることのない二つ」というキプリングの発想はレイシズム(人種主義)と考えられるので、渡辺某の発想は非常にレイシスティックだと言えるな。
こう発想は在特会みたいな形で表立って糾弾されにくいから広がりやすく、批判されなければならない考え方だろう。

248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/16(月) 23:25:17.04 ID:YMXMqp9o0.net
>>245
マグナ氏はいい加減にネト○ヨなんて表現使うの止めていただきたい。
代理屋氏がなぜその表現をあえて使わないのか、よく考えてもらいたい。

249 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/16(月) 23:52:58.01 ID:FVOOcrOz0.net
ネトウヨにネトウヨといって何が悪いのか。ネトウヨほど「ネトウヨっていうな」っていうもんだ。ネトウヨは被害者意識が強いからな。
本当は迫害者なのに被迫害者ぶって本当の被迫害者を迫害する。これを笙野頼子は「おんたこ」といったらしいが、ネトウヨの行動様式はまさにそれ。

250 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/17(火) 00:05:32.32 ID:0CRaYXYP0.net
現にどれだけ誤解釈された石塚英蔵書簡がネトウヨによって広められているかは検索すれば直ぐ分かる。

251 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/17(火) 06:07:17.65 ID:K8VGhDagO.net
福沢の話をしましょう

ビンヒ暗殺との関係は?

252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/17(火) 12:07:13.27 ID:uFglAWJ+0.net
ネトウヨという呼び方自体、一定のバイアスを感じるな。
左翼のほうがあたかも正しいというような前提があるようだ。

253 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/17(火) 12:51:26.88 ID:Z3gXXyPQ0.net
ここいろいろ考えさせられる

254 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/17(火) 14:07:50.13 ID:0CRaYXYP0.net
>>252
いや俺は保守だぞ。
寧ろ初期の蘇峰や福沢の方が革新だと言える。ただこの革新派は愛国的傾向、排外主義的傾向を持ち合わせていて、実際今でもリベラルな事をいっているようで排外主義者が多いのはそこに起因してるわけだな。
ネトウヨはその流れを汲んでる。理性主義を奉る辺りなんかまさにそうだわな。

255 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/17(火) 14:16:42.59 ID:0CRaYXYP0.net
>>251
僅かな書簡を覗いたら、その辺りの史料が一切伏せられてるからな。

256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/17(火) 14:33:39.88 ID:uFglAWJ+0.net
>>254
排外主義というが、中国・韓国に対してだけじゃないかな、いわゆる「ネトウヨ」も。

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/17(火) 14:36:03.55 ID:ktteJ7qK0.net
>>249
スレチで申し訳ないが、代理屋氏がネト○ヨという表現をあえて使わないのは、
ネト○ヨと呼ばれる人たちは、これを差別語だと考え、
こんなことを言う輩など相手をするのに値しないからだと彼らが考えている、ということを理解したからなのではないでしょうか。

つまり、代理屋氏は、こんな表現を用いてしまったら、彼らに自分の主張を読んでもらえなくなり、
議論が一方的になってしまうのを見越してのことだと当方は考えています。
これでは福沢の望んだ多事争論は発生し得ません。
被害者意識が強いとおっしゃってますが、それはこの表現と同時にバカとかアホといった罵倒を浴びせることが多いからでしょう。
誰しも自分の住む国を愛しているだけで、罵倒される覚えはないわけですから。

マグナ氏にはすまないが、ネト○ヨと呼ばれる方が多いスレに行って、
マグナ氏の主張を行いつつ、
「俺は保守だ」
なんていっても
「またブ○ヨの戯言か」
「ブ○ヨに限って自分は保守だとかいう」
って言われるだけかと。

マグナ氏のレスには勉強させていただける点が多々あるのに、
差別的表現を含んでいるがゆえに無視される、というのはあまりにもったいない、と当方は考えております。

258 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/17(火) 15:17:19.02 ID:0CRaYXYP0.net
>>257
ネトウヨという言葉は差別語ではないかと。そう呼ばれる人々がそう捉えるのだとしたら、思い上がりだろう。
迫害者なのに被迫害者ぶって本当の被迫害者を迫害する構図がここにも現れるわけだ。

俺の場合、別に全員と議論するつもりはないからな。多事争論は是としない。
すべての人々とまともに議論が成立するというような奢りが、明治初期にリベラルにも見える言説空間が成立しながら、結局衰退していった原因ではないだろうかね。
ブサヨと呼ばれようがいいじゃん。俺は思うとおりに主張しているだけでな。
そう言うなんとしても公平であらねばならない、物わかりの良い人でなくてはならない、という状況では今はなくなってる。
君も公平ぶってるが心情としてはそういう人々に同情的だな。

259 :マグナ ◆vI4NRkhGyA :2015/11/17(火) 15:25:58.29 ID:0CRaYXYP0.net
自分たちはマイノリティーだと言って本当のマイノリティーに攻撃しているわけだわな。しかも大概は被害妄想でな。
「誰しも自分の住む国を愛しているだけで」他者(他国に限らん、考えが合わない自国民に対してもだ)に罵倒する。

そういうような現状には目を瞑って、公平であらねばならない、多事争論だというのはおかしくないか。
相対化主義者が跋扈しているのもまあこの辺りが原因だろうな。

260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/11/17(火) 16:23:10.39 ID:ktteJ7qK0.net
>>259
丁寧にお読みいただき、感謝致します。
>「誰しも自分の住む国を愛しているだけで」他者(他国に限らん、考えが合わない自国民に対してもだ)に罵倒する。
これは左右を問わず行われていますね。
そして、代理屋氏は保守的な言説が力を持ち始めているからこそ、ご自身の主張を展開されているのではないかと。
自由の気風に対する喪失を危惧されているように見受けられます。
その際に、保守派でも意見を聞いてくれるように、彼らが不快としている表現を避けておられます。
さもなくば、事実が失われ、偏った言説のみが強い力を持ってしまうがゆえに。

>ネトウヨという言葉は差別語ではないかと。そう呼ばれる人々がそう捉えるのだとしたら、思い上がりだろう。
差別は、差別だと感じた側が決定するものであり、使用している側が決めることではないと考えております。
もう1点、他者を罵倒すると、ご自身のレベルが下がっていくとも考えております。
言葉が思考と密接に結びついている以上、他者への罵倒はマグナ氏の思考の減退をも招きかねません。
せっかくの氏からの情報も、思考の減退により劣化したものへと変貌してしまいます。
ゆえに、他者を罵倒・差別する表現はお控えいただきたく思います。

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