福永祐一「去年は外人に完敗だと感じた。馬の質だけではこれほどまでに差は開かない」

名無しさん＠実況で競馬板アウト

【ユーザー質問】祐言実行Q&A『日本人騎手と外国人騎手、なにが違うのか？』

Q.昨年からデムーロ、ルメールが1年を通して騎乗しています。
そして、現在のところ、予想通りの活躍を見せています。それに対する焦りや不安などはありませんか？

A.去年のリーディングは、ミルコが118勝で3位、ルメールが112勝で4位。
これはふたりとも実質9カ月で挙げた成績で、JRA賞でもミルコが最多賞金獲得騎手に、ルメールが最高勝率騎手に輝いた。
最終的に2位に踏みとどまったとはいえ、これはもう完敗だと感じた。

　彼らの活躍に対し、馬質を根拠とする声もあるが、いいジョッキーにいい馬が集まるのは、この世界では当然であり、
大事なのはなぜ彼らにいい馬が集まるのかということだと思う。
今年の成績を見ても、騎乗馬の質の差だけでは、これほどまでに差は開かないだろう。

　去年でいえば、リーディング上位にいるとどうしても比べられるだけに、焦りや不安がまったくなかったといえば嘘になる。
実際、ケガをして戦列から離れたとき、それまでいかに気持ちが張りつめていたかということに改めて気付かされた。

　ただ、こういう日がくることはわかっていたし、そのときに互角に戦えるよう技術を磨いてきたつもりだ。
だから今、大事なことは、強がることなく現実を素直に受け止めて、その上でさらに自分がどう変わり、レベルアップしていけるかに尽きると思っている。

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