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グクサナポエム
- 585 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/03/26(日) 16:42:35.91 .net
- めちゃくちゃ良かったです、むしろ感動に近い感覚
こういうしっとりしたお話とっても好きです
お疲れ様です
- 586 :ユングク「三日月」:2017/03/26(日) 22:57:57.88 .net
- >>585
あ。幸せになりました、私。いま。
素敵な感想ありがとうございました!
- 587 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/03/27(月) 21:24:12.01 .net
- お互いにちゃんと好きなはずなのに未来の約束出来ないの辛いですね
切なくて苦しいけどこういうお話私も大好きです
いつも本当にありがとうございます
- 588 :ユングク「三日月」:2017/03/28(火) 12:06:11.41 .net
- >>587
こちらこそ、いつもありがとうございます。
感謝感謝です。またよろしくお願いします。
- 589 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/03/29(水) 11:26:51.48 .net
- グクジンが好きなのですが、ご意向に添えば息抜きがてらにでも書いていただけないでしょうか……!
- 590 :ユングク「三日月」:2017/03/29(水) 18:14:50.84 .net
- >>589
了解です。
以前書いたユングクからのグクジンとは別の話がいいですか?
二人が結ばれるような?
- 591 :ユングク「三日月」:2017/03/29(水) 18:19:16.04 .net
- そうか、グクジンですね。
グクが先攻でしたね。
- 592 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/03/31(金) 08:19:47.96 .net
- グクジンです!かわいくてがっつりエロいのが個人的には好きなんですが、書いてくださるなら正直なんでも良いです
書き手さんにおまかせします!!
- 593 :グクジン「けだもの」:2017/03/31(金) 11:27:21.02 .net
- グクジン途中までです。
今回はがっつり手前まで〜
- 594 :グクジン「けだもの」1:2017/03/31(金) 11:28:04.93 .net
- 「最近可愛いと思いません?」
「何が?」
ジンはマンネが顎をしゃくる方を見た。
レストランから見渡せる駐車場には、三日前に降った雪がところどころ山となっている。
先に食事をすませたメンバーたちが駐車場に出ていた。
ジョングクが指し示す方向で、ジミンが雪玉を作っていた。
こっそり大玉を作って、ジェイホープの後ろから投げつけようとしている。
「あれ見えてないつもりなんですよ」
ジョングクは白い歯を見せて笑う。
「可愛いな〜」
言葉がまとまらなかったジンは少々ぶっきらぼうに言った。
「ヒョンに可愛いとか言うなよ」
マンネに伝票を渡すと立ち上がる。
伝票を見てキョトンとするマンネ。
「あれ?僕が払うの?」
「たまには払え」
足早に店を出て行くジンの後から、精算をすましたジョングクがついてくる。
「ジンヒョン、話があったのに」
「なんだよ、話って」
ふいにジョングクはジンの腕をつかんで引き止めた。
「なに?」
ジョングクは照れたような笑みを浮かべて、言葉を選んでいる。
ジンは警戒した。
「なんだよ」
「言いにくいな。あの、教えてほしいんです。ヒョンは経験ありそうだから」
「だから何」
「好きな人はどうやって落としたらいいの?」
- 595 :グクジン「けだもの」2:2017/03/31(金) 11:28:52.36 .net
- ジンは上着のポケットに両手を突っ込んだまま、マンネの上から下までジロジロと見た。
「なんだよ、それ」
「いや、ジンヒョンなら知ってるんじゃないかと思って」
「そうじゃなくて。おまえ、、好きな子がいるの?」
「はい!」
ジョングクは満面の笑みで答えた。
ジンは驚いたように天空を見上げてから、マンネに視線を戻し、片手で額を抑えて大きなため息をついた。
ジョングクは笑った。
「そんなオーバーな。好きな子くらい誰だっているでしょ?」
「うちの黄金マンネに好きな子がいるとなったら話は違うよ」
ジンがジョングクの両肩をつかんだので、マンネはちょっと驚いた顔をする。
「ジョングク、このこと誰かに言った?」
「いえ、誰も」
「本当に」
「ジンさんだけですよ」
ジョングクの言葉にジンはニッコリしたが、すぐに真面目な顔になる。
「ジョングク、このことは二人だけの秘密にしよう!」
「…秘密ですか?」
「その代わり、ヒョン秘伝の好きな人の落とし方教えてあげるから」
「本当?」
ジンは重々しくうなずいた。
「本当。だからこのことは誰にも話しちゃいけない。メンバーにも、マネージャーにも、誰にも」
「わかった!」
白い歯をキラキラさせて笑うジョングクはスーパーアイドルそのもので、ジンは少しクラっとした。
◯
- 596 :グクジン「けだもの」3:2017/03/31(金) 11:29:39.23 .net
- 「まず直球勝負はだめ」
「男なら『好きです、つきあってください』こうじゃないんですか?」
「だめだめ。それは絶対だめ」
並んで歩きながら、ジンがマンネに恋愛レッスンを行なっている。
「僕たちだって、知らない人から『好きです。つきあってください』って言われても困るだろ?まずは自分をよく知ってもらうこと」
「ふ〜ん」
歩きながら考えていたジョングクは先生に質問する。
「相手が自分のことをよく知ってる場合は?」
途端にジンの足が止まる。
「よく知ってる人なの?」
「うん、まあ」
「ひょっとして僕も知ってる?」
ジョングクはニヤニヤするが答えない。
ジンは驚いたようにジョングクを見つめていたが、自分の中で落とし所を見つけたのか再び歩き出した。
「よく知ってる人なら、そうだな、だんだん距離を縮めていく。自然に。そして不自然にならない程度によく見る。何回も視線を合わせてみる」
「へえ〜」
ジョングクが感心したようにうなずくと、突然ジンは歩みを止めた。
「誰だよ」
困った顔をするマンネに更に詰め寄る。
「僕も知ってる人なんだろ?」
ジョングクは視線を落としてほっぺたを指でかいていたが、ジンの腕をとり無理矢理歩かせる。
「まあ、いいじゃないですか」
「なんで教えないんだよ。僕、先生だぞ」
「そのうち教えますって」
不満気な顔をするジンにジョングクは可愛い笑顔を見せ、ジンの腕を抱え直した。
◯
- 597 :グクジン「けだもの」4:2017/03/31(金) 11:30:19.29 .net
- ジョングクがジミンの肩を抱いて、うれしそうに二人で話をしているのをジンは眺めていた。
「ジンヒョン」
ジンに気づくと、ジョングクはやってくる。最近のジョングクはしょっちゅうジンの元へやってきて、恋愛指南を受けている。
ジンは手にしていたアイスコーヒーを飲み切ると呟いた。
「ジョングクの好きな相手わかった気がするよ」
「ほんとですか?」
目を丸くするマンネにジンは警告する。
「あのな、本当に好きなら、言わない方がいい」
無言になるマンネにあわてて、ジンは言葉を添える。
「言葉にしなくても態度でわかるよ、きっと」
ジョングクは呟いた。
「キスしたいんだけど、どうしたらいいかな」
ジンはちらっと遠くのジミンに目をやった。
「キスか…キスは、相手の同意がないとまずいだろ」
「ドラマとかで不意にするのとか、あるじゃないですか」
「あれはドラマだから」
「そのつもりじゃなかったのに、うっかりしちゃったってのは?」
「うっかりってどんなシチュエーションだよ」
「例えば」
ジョングクがいきなりジンをハグしたので、ジンは目を白黒させる。
「こうやってハグして、顔が今ヒョンの左側にあるじゃない?」
「お?う、うん」
「で、もう一度ハグし直そうとして」
「む」
ジョングクの唇がジンの唇をかすった。
ジンはジョングクを突き放すと唇を抑える。
「お」
ジョングクは我が意を得たり、といったキラキラした瞳で言った。
「これ!いいんじゃないかな?」
「…」
ジンは唇を抑えたまま動揺を隠せない。そんなヒョンの状態を知ってか知らずしてか、ジョングクはジンを振り向かせると、もう一度ハグした。
- 598 :グクジン「けだもの」5:2017/03/31(金) 11:31:05.49 .net
- 「こうやって、久しぶり〜!って、ギューッてして」
ジンはハグから逃れようともがいた。
「ちょ、チョンジョングク…」
そんなヒョンの抵抗など物ともせず、マンネはハグしたヒョンを一度体を離し、再び抱きしめる。
「で、ハグし直すときに」
ジンの唇の上をスラッとジョングクの唇が通過する。
ジンは息ができない。
唖然としたジンをよそにジョングクは興奮して喋っている。
「そうだよ。これだ」
「…ジョングク」
「ヒョン、これにします」
「そ、、そう」
「ギューッとして」
「ちょ、ジョング…」
「ハグし直したときに」
「お」
今度はかするのではなく、ヒョンの唇を軽く吸ったのは明らかだった。
したり顔のジョングクをよそに、ジンは無言で口を抑えている。
一笑にふしたいのだが動揺のあまり、声が出ないようだった。
「おーい!」
ジミンが遠くから手を振りながらやってきた。
ジョングクとジンを不思議そうに見比べている。
「何してるの?」
ジョングクはニヤッとした。
「外国式挨拶の練習」
「へえ?どんな?」
屈託無くたずねるジミンの言葉を、顔を真っ赤にしたジンが遮る。
「なんでもない!なんでもない!さあ、行こう!皆待ってるから!待ってるから!」
◯
- 599 :グクジン「けだもの」:2017/03/31(金) 11:32:07.77 .net
- 書き込み規制が
- 600 :グクジン「けだもの」:2017/03/31(金) 11:32:29.10 .net
- 書き込み規制が
- 601 :グクジン「けだもの」6:2017/03/31(金) 11:32:56.09 .net
- いい作戦を思いついたとジョングクが言うので、ジンはマンネと焼肉を食べに言った。
正面に座るマンネの耳に新しいピアスが光っている。
ジンは肉が焼けるのを待つ間にさりげなく探りを入れた。
「この間のあれ、どうした?」
「なんですか?この間のあれって?」
素知らぬ顔のマンネにややイラつきながら、ジンは言葉を継ぐ。
「あれってあれだよ」
「あれ?」
「ほら、ハグして…」
「ハグして?」
あくまでもトボけるマンネ。ニヤッとする。
「ハグしてなんかしたっけ?」
「…もういい」
「ああ!わかった。ハグしてキス!」
マンネが大声を上げるとジンはあわてて、静かにしろと静止する。
「そういうことは小さな声で。誰が聞いてるかわからないから!」
「大丈夫だよ。この店うるさいし」
「それでも気をつけないと」
「このうるささじゃ、大きい声じゃないと聞こえないよ」
わかった、とジンはジョングクの隣に移動する。ジョングクがちらりとジンの顔を見た。
「で?やってみたの?ハグして…」
「ああ…いや、まだ」
ジンは少しホッとした顔を見せた。
ジョングクは悪戯な顔をしてみせる。
「練習が足りなくて」
「お。肉が焼けた。食べろよ」
あわてて話をそらすヒョンにジョングクはおかしそうに笑った。
◯
- 602 :グクジン「けだもの」7:2017/03/31(金) 11:34:04.98 .net
- 肉とサンチュを口いっぱいほうばりながら
「で?作戦って?」
とジンは聞いた。
こちらも口を肉でいっぱいにしたジョングクはうなずく。
「僕やっぱり本人には言わないことにしようかと思って」
「そうか。それがいいかもな。…ていうか、もう気持ち冷めたとか?」
ジョングクはいやいやと片手で手を振った。
「行動で示そうと思って」
ジンは心配になり、ジョングクに向き直る。
「行動ってどんな?」
「ジンヒョン、心配してますね?」
「当たり前だろ〜」
「心配しなくても大丈夫」
「ほんとか?」
「大丈夫だって!無理矢理キスしたり…」
「…」
「ましてや、押し倒したりなんか…」
「おいおい…」
「…」
「…」
「…」
「するのか」
「…しちゃうかも?」
「おいおい、勘弁してくれよジョングギ」
「冗談ですって」
◯
- 603 :グクジン「けだもの」8:2017/03/31(金) 11:34:48.99 .net
- 「そんなに心配しないでよ、ヒョン」
焼肉屋の帰り、深刻な顔のヒョンにマンネが笑いかける。
「心配に決まってるだろ。この万年思春期」
「信用ないなあ」
近道しよう、とジョングクが言うので裏路地を通る。
「冗談じゃなく、本当にやめろよ。笑い事じゃなくなるから」
「大丈夫ですって」
「笑ってるけど」
「大丈夫。だって」
ジョングクは突然ジンの腕をつかんで引き止め、冷たい塀に押し付けた。
「無理矢理って例えばこういうことでしょ」
性急に重ねられた唇は、ヒョンのそれを貪り食べて舌を吸った。
ジンは暴れたが力自慢のマンネにあっては赤子も同然だった。
夜道に二人の荒い息遣いが響く。
マンネを押しのけようと上げたジンの左腕はこれもマンネによって、塀に押し付けられる。
首を振ってキスから逃れると、ジョングクの目と視線が合う。
その瞳にどう猛な獣が見えた次の瞬間、再びジンの唇は奪われた。
ん、ん、と拒否する声をマンネは無視している。
「ヒョン…」
「やめ…ジョング…」
「….いいでしょ?」
「やめ…ちょ、いいわけない…」
「そうだ、これ無理矢理だった」
そう言いながら舌を絡め、体を触ってくるジョングクをジンは必死で押し戻してる。
ふいにジョングクはジンのセーターの首元を思い切り引っ張ると、露出した肩に思い切り噛み付いた。
ジンの悲鳴が響く。
「痛!痛いって!やめろお」
ジンの立派な肩にまんまと歯型をつけたジョングクは唾液の糸を引きながら、再びヒョンの舌を求めた。
「ヒョン。美味しいよ」
「ジョング…」
「どうしよう、襲っちゃいそうだ」
「なに?なに言ってるの?馬鹿なこと言うな?」
「ヒョン、ちょっと飲み過ぎた。どこかで休みたい…」
突然ジョングクがぐったりしたので、ジンは大きな子どもを抱えてうろたえた。
- 604 :グクジン「けだもの」:2017/03/31(金) 11:35:01.22 .net
- ◯
- 605 :グクジン「けだもの」9:2017/03/31(金) 11:35:50.32 .net
- 綺麗めのモーテルに宿をとり、部屋に入るとぐったりしていたはずのジョングクが突然ジンを抱きしめる。
ジンはため息をついた。
「そんなことだろうと思ったよ!」
「そんなことだろうと思ったのに、ここへ連れてきたんですか?」
ジンの唇を奪いに来ながらジョングクは笑う。
その唇を避けながら、ジンは叫ぶ。
「道で変なことされるよりマシだ!」
「変なことって?」
壁ぎわに追い詰められた長男はマンネを避けて、ズルズルと床に座り込む。
もう逃げ場はなく、マンネの舌を受け入れる他はない。
床に押し倒されながら、それでもジンはジョングクの顔を避けようとする。
「あきらめが悪いなあ、ヒョン」
ジョングクはまたヒョンの肩に噛み付く。ジンは大きな声をあげた。
「食べるな!」
「だってヒョン、おいしいよ」
「おまえ、ジョング、おかしいよ。好きな人はどうしたんだ」
「だから、さっき、言ったじゃない。行動でわからせるって」
ジンは自分の考え違いに愕然としながら、這ってマンネから逃れようとする。
まんまと捕まって仰向けにされると、荒々しいキスが待っている。
マンネの手が服の中に侵入してきて、セーターにシャツを剥ぎ取られる。
「ヒョン」
ヒョンの右腕を目の前に持ってくると、ジョングクは白い歯を立てた。
ジンは顔をしかめる。
「お…」
二の腕に噛み付く。次は肩。首。
耳は舌で舐めあげてから軽く歯を立てる。
ジンはブルっと震えた。
〜続く〜
- 606 :グクジン「けだもの」:2017/03/31(金) 11:36:36.04 .net
- ここまでです。
続きはまた!
- 607 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/03/31(金) 16:44:25.20 .net
- ひぇ〜!!
リクエストした人じゃないけど下克上萌える
こっちが恥ずかしくなっちゃう
GJっす!
- 608 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/01(土) 11:07:45.16 .net
- ありがとうございます!
先輩風吹かせてたジンがジョングクにしてやられる、たまらんです
グクの恋慕相手がジミンだと勘違いするくだりも何だかジンの無防備さが強調されてて興奮しました
ジンが年上の風格を見せて手ほどきするってパターンを想像していましたが、グクが一枚上手そうですねw早熟グク
- 609 :グクジン「けだもの」10:2017/04/01(土) 14:10:24.34 .net
- 天井の照明を背にマンネの顔に影がさしている。
ジョングクはジンの耳を噛んだあと、体を起こしてじっと長兄の様子を眺めている。
ジンは上半身裸の体を横向きにすると、噛み跡も生々しい右腕をさすっている。
不機嫌な顔で呟いた。
「いい加減にしろ」
ちらっとマンネに目をやると、彼は長兄を見つめたままニッコリ微笑んだ。
「ヒョン、教えてくださいよ。このあとどうしたらいいんです?」
眉をひそめるジンにジョングクは続ける。
「何をどうしたらいいの?」
顔を赤くしたジンは口元をゆがませる。
「知るか」
「あれ?ジンヒョンは知ってるでしょ?」
「知ってても教えない」
「どうして?」
「俺の身が危ないからだよ!」
ん〜、と言ってジョングクは兄のジーンズに手を伸ばす。
「じゃあ、自己流でするけど?」
ジンの顔が青ざめた。
と、どこかで着信音がする。
素早くジーンズのポケットからスマホを取り出すと、ジンは叫んだ。
◯
ホソクはジンの携帯に電話をかけたつもりだったのに、マンネが出たので驚いた。
「お?ジョングク?ヒョンと一緒?ヒョンは?」
「あ〜、ヒョンはですね、ちょっと飲み過ぎて…痛!」
ホソクが耳をすますと、後ろでジンが何か叫んでいる。
- 610 :グクジン「けだもの」11:2017/04/01(土) 14:10:59.43 .net
- 「ジョングク?ヒョン、大丈夫?」
「ちょっと暴れてますけど、大丈夫です」
「そうなのか?珍しいな。じゃあ悪いけどヒョンのこと頼むな」
「あ!ホソギヒョン、ジンヒョンに用があったんじゃないの?」
ジョングクは長兄の上に馬乗りになったまま、通話を終わるとスマホをベッドの向こうに投げた。
尻の下に敷いたヒョンにおかしそうに報告する。
「ホソギヒョンはジンヒョンが宿舎にいると思って、チキンかピザか聞きたかったらしいよ」
ぐったりしたヒョンに微笑む。
「ジンヒョンはチキンでしょ!って言っておいたよ」
◯
「ねえ、ヒョン。僕、ヒョンの困った顔見るの好きなんだ」
ヒョンの胸に指を這わせながら、ジョングクは囁く。
「ヒョンを困らせたい。悪い弟でしょ」
隙を見て体を起こしながら、ジンは慎重に受け答えする。
「そうだな。悪い弟だ。悪いマンネだ」
「ヒョン」
再び口づけようとするマンネをジンが避けると、マンネは思い切りジンの左腕をつねる。
ジンが思わず顔をゆがめると、その隙にジョングクの唇が重なり、激しく舌を求められた。
ジョングクの息遣いは遊んでほしくてほしくてたまらないペットの犬のようだ。
- 611 :グクジン「けだもの」12:2017/04/01(土) 14:11:28.76 .net
- 「ヒョン…」
「ジョングギ、無理矢理するのはやめろ」
「無理矢理ってこんな?」
ジンの首筋をジョングクの舌が這う。
あ、と叫んで、ジンは顎を上げた。
ジョングクの瞳に、困惑した表情のジンが映っている。
ジョングクはそのまま、長兄の胸に舌を這わせていく。胸の突起を刺激すると長兄の顔が恥ずかしさでまた赤くなった。
長兄の右腕の噛み跡が痣になっている。
ジョングクは愛おしそうにキスすると、ごめんと言った。
「痕になっちゃって、ごめんね」
そう言っておいて、また右腕に噛み付いた。再びジンが悲鳴を上げる。
「やめろって!」
「食べたいんだ、ジンヒョン。どうしていいか、わからないんだ」
ジョングクは溢れ出す熱情が突き動かすままに、ジンにキスしたり、噛み付いたりしている。まるで犬が飼い主にじゃれついているように。
「待て…待て…」
ジンはすっかりくたびれはてている。
ジンの体にはあちこちジョングクの噛み跡が生々しく残っていた。
長兄に抗う気力が無くなったのを見てとって、ジョングクは兄のジーンズを脱がせた。
薄い布地の上からそっと兄のものに触れ、うれしそうに口づけた。
ジンはまた噛み付かれるのではないかとゾッとして身を起こしたが、ジョングクは大丈夫という視線を送ってよこす。
しばらく薄い布地の上からさすっているが、やがて布地にシミができたのを見て、ジョングクはそっとそれも取り去った。
- 612 :グクジン「けだもの」13:2017/04/01(土) 14:12:06.05 .net
- ジンの耳元で囁く。
「ヒョン。ヒョンのすごいね」
ジンは不機嫌な顔をしているが、やがて明らかに息が乱れてくる。
「お…ぁふ、あ、……お…」
ジョングクはジンの耳元で囁きながら、まるで自分で自分を慰めているように、ある程度粗雑に、それでいて丁寧にヒョンのそれを動かしている。
そのスピードが速いので、ジンは気を紛らせるのに必死だ。
肩で大きく息をして、こらえているヒョンの顔をジョングクはじっと見つめる。
「ヒョン、綺麗だ」
そのまま下へ移動し、先ほどまで手で愛していたものに舌の先端で触れる。
ジンが悲鳴を上げてのけぞった。
更に上から下まで舌を這わせ出すと、固く目をつむり、歯をくいしばる。
ジョングクが口中に入れるに当たっては辛そうな顔で唇を引きむすんだ。
もう彼のそれは我慢の限界であるようだった。
ふと刺激が止まり、ジンは肩の力を抜いた。と、目の前にジョングクが全て服を脱ぎ捨てて座っている。
「ヒョン。ヒョンのが欲しい」
そうすることが必然であるかのように、ジンは自分とジョングクが繋がる様子を黙って見つめていた。
ジョングクは満足そうな顔をすると、そっと腰を揺らし出す。
- 613 :グクジン「けだもの」14:2017/04/01(土) 14:12:18.25 .net
- ジンにキスすると言った。
「ヒョン。僕、ヒョンに抱かれたかったんだ」
ジョングクが動くと自分も刺激されて、ジンは荒く息をした。
自分の上のジョングクの腰に手を添えて、目を閉じていたが、やがて起き上がるとジョングクを下にする。
ジョングクに囁く。
「こういうことだろ?」
ジョングクは微笑んだ。
「うん」
ジンはジョングクの首に流れる汗をなめとると、囁いた。
「悪い子め」
ジョングクはニヤッと笑う。
「うん」
ジンがジョングクの肩に噛み付くと、うれしそうに悲鳴をあげた。
「やられた、ヒョン」
それからジンの首に腕を回して、思い切り声を出す。
「ヒョン好き」
ジンはジョングクの望み通り、彼の奥まで遊んでやる。また噛んでやる。
ジョングクが呻いた。
「僕いきそう」
「だめだ。我慢しろ」
「無理だよ。僕我慢できないんだ」
「悪い子だな」
「うん」
それを聞くとジンはジョングクを抑えつけて、ますます早く突き進んだ。
ジョングクは小さな声をあげて先に到達したが、ジンは動きをやめない。
ジョングクは小さな悲鳴を上げ続ける。
ジンは彼にキスした。
「悪い子だなジョングク」
「うん」
「悪い子め」
「うん」
「ヒョンにごめんねは?」
「うん、ごめんね、ヒョン…」
高まりを見つけたジンはジョングクとしっかり手を繋いだ。
どうしてこんなことになったのかわからないが、腕の中のジョングクが可愛すぎたと言うことにしておこう。
ー終わりー
- 614 :グクジン「けだもの」:2017/04/01(土) 14:12:38.87 .net
- エロありです←遅い
- 615 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/01(土) 18:37:31.95 .net
- 完全にジンニムがいただかれちゃうと思って読んでたのにまさかの大逆転でビックリしましたw
悪い子マンネも絆されちゃう長男も可愛いです
- 616 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/01(土) 21:44:12.92 .net
- 申し訳ないけど固定厨だからジングクならジングクで表記入れて欲しかった
エロ可愛かったけれども
- 617 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/01(土) 23:56:57.28 .net
- リクエストした者だけど個人的には超可愛かったからCPは気にしてないですありがとうございます
ジンの我慢しろ、のこのお兄さん感がたまらなかったです
しばらくこの小説のおかげで生きていけそうです
- 618 :グクジン「けだもの」:2017/04/02(日) 00:11:29.43 .net
- >>615
感想ありがとうございます。絆www
>>616
や、ごめんなさい!そうか、攻めが入れ替わりが嫌な方もいるんですね。申し訳なかった。気をつけます。
>>617
こんなんでよかったでしょうか?
最後グクジンじゃなくなってすみません。
攻守逆転が好きなものでつい…
- 619 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/04(火) 10:37:25.59 .net
- ドSシュガ×ホビホビ期待
最近おシュガがホープ好きすぎる気がする
- 620 :グクジン「けだもの」:2017/04/04(火) 14:28:31.19 .net
- >>619
ドSってどんなのですか?
精神的?肉体的?
- 621 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/05(水) 05:25:06.52 .net
- >>619とは違う人だが私はどっちもみたいw
- 622 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/05(水) 09:51:00.57 .net
- 619とも621とも違う人だけど同意
好きすぎていじめちゃうけど
実は爺がメロメロみたいなw
- 623 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/05(水) 21:57:17.00 .net
- >>622
グワっ
かわいすぎる
ありがとう
- 624 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/08(土) 08:12:20.17 .net
- ユンホプ確かにアツいね〜最近ユンギのタガが外れた感じ
しかし私的にはグク受けも今熱い
黄金のスパダリすぎて攻めに回ることが多いけど受けに回ってもさらに可愛い
上のジングク展開には正直まいった、ジン兄がグクに絆されて抱いちゃうってほんと悶えすぎて言葉が出ない
攻め攻めのグクも受け受けでジンニムにちゃんとマンネ扱いされちゃってるとこかわいい
見直して萌えてる
- 625 :ユンホビ「S」:2017/04/09(日) 23:54:32.74 .net
- ユンギ✖️ホソク、ユンギS傾向(のつもり)です。今回はエロ無しです。
- 626 :ユンホビ「S」:2017/04/09(日) 23:55:08.88 .net
- ↑文字化けしました。
ユンギ×ホソクです
- 627 :ユンホビ「S」1:2017/04/09(日) 23:55:21.75 .net
- 全開にした窓から心地よい風が吹き込んできたが、ホソクの心は晴れなかった。
スマホをいじるふりをしながら運転席に目をやると、ユンギが相変わらず不機嫌な顔をしてハンドルを握っている。
「どこ行くの?」
ホソクの問いかけにもブスッとしたまま
「ついてくればわかる」
とだけ。
ホソクは再び外の景色に目を向けると、こっそりとため息をついた。
蜜月というものはこんなにあっけなく終わってしまうものなんだ。
そっと絡め合う指が友達のそれから、恋人のそれに変わったのはまだたった一月前のことだ。
その間にした恋人らしいことといえば、一度だけしかない。
むしろまだ互いに意識する前の方がボディータッチはあったくらいだ。
- 628 :ユンホビ「S」2:2017/04/09(日) 23:56:06.15 .net
- ホソクはまたため息をつく。
早まったなあ。
先に告白めいたことを言ったのはホソクだった。
ユンギが他の人間と親密に話すのが許せなくて、ユンギを自分のものにしたくて、ヒョンにそのまま伝えた。
ユンギは特段驚いたふうでもなく、
わかった
とうなずいただけだった。
わかったって何だよ。
ホソクは恨みがましい目で、運転席のユンギを見る。
ユンギの髪が風に吹かれて乱れている。
ホソクの告白以降、たった一度だけ、恋人らしいことをしたことがある。
酒席の帰り道、どちらからともなく手を繋ぎ、指を絡め、ユンギに引っ張られてキスをした。
かなり長い間キスをしていたような気がするけれど、あれは酒の力だったのか。
それ以降は何もない。
何もないどころか、ユンギの態度が以前より冷たくなった気がする。
側に来ないし、ホソクが行けば、立ってどこかへ行ってしまう。
大したことない用事で呼びつけたかと思えば、もういい、と追いやられる。
そんなことが何度もあり、いいかげん頭にきてたところへ昨日だ。
昨日、ユンギがふざけてジンに壁ドンをした。
耳元で恋人のように囁いたりしていた。
メンバー同士でそんなことはしょっちゅうだが、ホソクは自分の目の前でやられたことに、自分でも呆れるくらい腹を立ててしまい、今日のせっかくのオフも部屋に閉じこもっていた。
「なあ、腹へったか?」
ハンドルを握っていたユンギがふいに口を開く。
ホソクの返事を聞く前に食堂の駐車場に滑り込んだ。
そういえば朝から何も食べていない。
メンバーは出かけたのに、一人で部屋に閉じこもっていたのを無理矢理ユンギに連れ出されたのだ。
ユンギはいつの間にか、レンタカーを借りていた。
食堂でユンギは余り食べなかった。
してみると食堂にはホソクの空腹を察して寄ったのかもしれない。
美味いチュクミの店だったのは偶然か。
会話のないまま、タコをモグモグやっていたホソクはユンギがじっと自分を見ていることに気づく。
- 629 :ユンホビ「S」3:2017/04/09(日) 23:56:44.99 .net
- 何?と発する前にユンギはパッと目をそらせてしまった。
ホソクは再びため息をつく。
チュクミで治りかけていた機嫌が再び悪化するのを感じる。
店を出て運転席に乗り込もうとするユンギに呼びかけた。
「なあ。もう帰ろうぜ」
ユンギは眩しそうに細い目を更に細めて言った。
「いいから乗れ」
ホソクは三度ため息をついた。
◯
ホソクは満腹でいつの間にか眠っていたらしい。
「着いたぞ」
ユンギの声で目を覚ますと眼前に海が広がっていた。
突然の海の出現に心の準備ができていなかったホソクは思わず感嘆の声をあげた。
「海だ!」
ドアを開け外に飛び出すと、車は崖の上に止まり、眼下に海面が広がる。
海からの風が寝起きの汗を冷やして心地よい。
ホソクは腕を広げ、海の香りを胸いっぱい吸い込んだ。
- 630 :ユンホビ「S」4:2017/04/09(日) 23:57:19.28 .net
- キラキラ光る海に見とれているホソクの腕に、突然冷たいものが触れる。
驚いて隣を見ると、いつの間にかユンギがそこにいて冷たいコーラを差し出しているのだった。
◯
相変わらず崖の上に停めた車の中で、倒した助手席の背もたれに身を預けながらホソクは呟いた。
「ありがとう」
ユンギは黙っていたが、ややあってこう言った。
「なんか言ったか?」
ホソクは苦笑して手を振る。
「いや。別に」
ユンギも運転席の背もたれを同じように倒している。目をつむったまま、呟いた。
「行きたいって言ってただろ」
見上げる車の天井がホソクには滲んで見える。
覚えていてくれたことがうれしいのか、こうやって連れてきてくれたのがうれしいのか。
そもそも、自分が海に行きたいと言ったのは、ユンギに告白するずっと前の、
…ずっと前だ。
そこまで考えて鼻の奥が痛くなってきたホソクはあわてて気を紛らわせた。
何か喋ろうとして考えているうちに、ふいにユンギが身を起こす。
「もういいか?」
◯
帰ろうという意味だと思い、同じく身を起こそうとしたホソクの上に突然ユンギが覆いかぶさってきた。
驚く間もなく、ホソクの唇を柔らかいユンギの唇が挟む。
ユンギの細い指がホソクの前髪をかきあげ、耳に触れた。
一旦唇は離れるが動揺したホソクは言葉が出ない。
その隙にユンギは今度はホソクの舌を吸う。
予想外の展開にホソクは目を白黒させている。
ユンギはホソクの言いたいことがわかったようにうなずいた。
「そりゃ、そうだろ」
ホソクの体の横にあるレバーに手を伸ばす。
「何のために俺がこの車を借りたと思ったんだ?」
ガクンと音がして、ホソクは後ろに倒れこむ。
「助手席がフルフラットになるからだよ」
ユンギは悪戯っぽく笑った。
ー続くー
- 631 :ユンホビ「S」:2017/04/09(日) 23:57:45.53 .net
- 続きます。
次はエロ展開です。
- 632 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/10(月) 00:22:45.03 .net
- 待ってました!ありがとうございます!
- 633 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/10(月) 02:56:25.50 .net
- やばい
ユンギのこの……やばい言葉にできない
良い
ありがとうございます
- 634 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/10(月) 06:43:53.31 .net
- 続きwktk
- 635 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/10(月) 23:07:48.06 .net
- ここ本当に神スレだよね
なんとお礼を申し上げたらよいのやら
作者さんいつもありがとう
- 636 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/10(月) 23:54:00.25 .net
- >>631
ホソクと同様にドキドキしながら、待ってます
いつもありがとうございます😃
- 637 :ユンホビ「S」:2017/04/11(火) 00:41:47.47 .net
- 続きです。まだエロまでいきませんでした。
- 638 :ユンホビ「S」5:2017/04/11(火) 00:42:33.95 .net
- ホソクは反射的に押し戻そうとしたが、すでにユンギが身体の上に乗っていて、動きがままならない。
ユンギはホソクの腕を上にあげさせると、彼の口に自分の舌を差し入れる。
「出せ。舌」
ユンギの言葉は暗示のように、ホソクから抗う力を奪っていく。
ホソクはヒョンの瞳から目が離せないまま、無意識に舌を伸ばしていた。
その赤く瑞々しい舌にユンギは自分の舌を絡めていく。
体にゾクリとした快感を覚えたホソクは身を縮めようとしたが、ユンギは彼の両腕を掲げたまま離そうとしない。
まるでスパイを捕らえた警察かのように、じっくりと被疑者を取り調べしようとしている。
舌と唇の交歓が行われている間、スパイはされるがままだ。
荒い息を吐きながら、ユンギから提供される彼の舌を受け取り、必死で味わう。
これでは秘密など守り通せるわけもなかった。
ふとユンギの舌が引っ込められ、ホソクの舌が一人になる。
問うようなホソクの赤い顔をユンギはじっと見つめていたが、ニッと笑って再び己の舌を出してやる。
「ん。」
ホソクは夢中でユンギの舌に自分の舌を絡めに行く。二、三度熱く口づけを交わすと、またユンギは引いてじっとホソクの様子を見ている。
ホソクは我に返り、バツが悪そうな顔をする。
- 639 :ユンホビ「S」6:2017/04/11(火) 00:42:56.99 .net
- 「なんだよ」
照れ隠しか、窓の方を向いて手の甲で唇を拭うホソクをユンギは今度は背後から抱きすくめる。
片手で上手にシャツのボタンを外していくユンギの手をホソクは少々邪険に追い払う。
「いきなり過ぎ」
ユンギに向き直る。
「急過ぎだよ。なんだよ、昨日だって…」
ホソクが文句言おうとするのをユンギは面倒くさそうに遮る。
「わかった」
ホソクはカチンとくる。
「わかったって何がわかったんだよ。何もわかってないくせに」
ユンギはフロントガラスから見える外の風景に目を移した。
「まあ、そうだな」
ホソクの顔を見てニヤッと笑う。
「わかってないから知りたかったんだけど」
ユンギは運転席に移動すると、目を閉じた。
「まあいいか」
ふと目を開ける。
「したくなったらいつでも言え」
頭にきたホソクはドアを開けて車外に出ると歩き出した。
いや出そうとしたが、一体どうやって車でここまで来たのか、呆れるほど草木が生い茂り、軽装備で歩いてはたちまち肌がやられてしまいそうだった。
渋々、車に戻り、それでも中に入ってユンギと顔を合わせる気にはなれなくて、車にもたれてみる。
考えをまとめようとしたが、フラッシュバックのようにさっきの出来事が思い出されるので、余計混乱していくばかりだ。
唇が熱い。
舌の感触が蘇ってきて、またホソクの体を震わせた。
ユンギの指使いを思い出すと息が荒くなってきてホソクは赤面した。
ホソクは助手席のドアを開け、中に呼びかける。
「シュガヒョン」
シンとしているので不思議に思って車内をのぞくと誰もいない。
耳元で声がした。
「やりたくなったか?」
振り返ると背後にユンギが立って笑っていた。
ー続きますー
- 640 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/11(火) 22:18:54.21 .net
- 期待に胸"も"膨らんでる
- 641 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/12(水) 00:09:30.32 .net
- >>640
言わせねーよ!
- 642 :ユンホビ「S」:2017/04/12(水) 01:49:17.27 .net
- 続きです。エロです。ハードなので閲覧注意。
- 643 :ユンホビ「S」7:2017/04/12(水) 01:49:52.70 .net
- ホソクの顔をユンギは面白そうに見ている。
「どうした。決心ついたんだろ?」
ユンギが一歩踏み出すと足元で小枝がポキリと音を立てた。
「それともまだ迷ってるのか?」
ホソクのシャツの襟元から、ユンギの白い手が滑り込み、ホソクの肌に触れた。
そのまま肩を撫で回す。
ホソクが熱いため息をつくと、グイと引き寄せて唇を吸った。
あっと言う間にシャツのボタンが全て外され、脱がされる。
「あ、ちょっと!」
屋外で上半身裸にされ、あわてるホソクをユンギは制する。
「誰も来ない。心配するな」
そう言うとユンギは左手でホソクのある部分に触れた。唇を吸いながら囁く。
「何してほしい?」
ユンギの指がホソクの一部分の上で弧を描いている。その部分はやがて主張してくる。
荒く肩で息をするホソクに重ねて聞く。
「言ってみろ。何してほしい?」
ホソクは赤くなって黙っている。
ユンギは黙ってホソクのズボンのジッパーを下ろし、手を差し入れて動かした。
ビクリとホソクの体が跳ねる。
ゆっくりと手を動かしながら、ユンギは囁く。
「早く言え」
ユンギの手と唇で快感が高められてきているホソクは喘いだ。
「言うって何を」
ホソクの体を向こうに向けて、車に手をつかすとユンギは言った。
「知ってるだろ。…セ?」
「せ…背伸び?」
ホソクは呟く。ホソクのアレはすっかりユンギに弄ばれて、ズボンの中ではち切れそうだ。
ユンギはホソクの耳元で囁いた。
「したいのか?背伸び」
次のユンギの言葉を聞いて、ホソクはつまらないことを言ったと後悔した。
「させてやるよ、背・伸・び」
- 644 :ユンホビ「S」8:2017/04/12(水) 01:51:32.79 .net
- ◯
幸い人気の無い場所だったので、ホソクの悲鳴は聞かれずにすんだ。
ホソクは車の外壁にしがみついたが、あいにく捕まるようなところがなく、腕を張って胸を車に押しつけるようにして、必死に「背伸び」をしていた。
ユンギは片手でホソクを捕まえ、片手で「仕事」をしながら笑う。
「背伸びしてるか?」
言われなくても、ホソクの足の裏の腱は伸びに伸びて、ユンギの「仕事」に耐えていた。
だが親切なユンギは更に言う。
「もっと背伸びさせてやろうか」
そういって腕をひねると、ホソクがまた絶叫する。
はー、はー、と辛そうに息をつくホソクの目は涙目だ。恨めしそうにユンギを振り返る。
ユンギは構わず囁いた。
「このままにしておいてやるから、自分でもしろよ」
ホソクが首を振ると、また「仕事」をされたのでホソクは三度悲鳴をあげ、仕方なく右手を下ろした。
息遣いの荒くなったホソクの耳元でユンギは囁く。
「どうだ?最高だろ」
コクコクと頷くホソクにニヤッと笑う。
ホソクの右手がユンギと一緒にいい仕事をしているのは明らかだった。
ホソクは高まる快感に喘いでいたが、やがてユンギに叫んだ。
「あ、俺、もう、」
その途端、ユンギは「仕事」をやめると、ホソクを車の助手席に押し込んだ。
- 645 :ユンホビ「S」9:2017/04/12(水) 01:52:07.97 .net
- ◯
やっとフルフラットシートの出番が来たようだ。
乱暴に膝を折り曲げられたホソクは、ユンギが入っていくと今度こそ外にまで響き渡るような大声をあげた。
「この!鬼!悪魔!」
その悲鳴もすぐに喘ぎ声に変わる。
ホソクはユンギの首にしがみついた。
ユンギは額に汗を浮かべながら、ホソクの顔をじっと見ている。
「なあ、俺、今日ずっと我慢してたんだからな」
喋りながらホソクを責めている。
ホソクはすぐにでも達しそうなところを必死で耐えている。
そんなホソクに口づけながらユンギは言った。
「だからおまえも我慢しろよ」
ホソクは目を剥いたが、次の瞬間すぐに喘いでいた。
「無理だ」
「我慢しろ」
そう言いながらユンギはホソクのそれに手を伸ばし、激しく揺さぶる。
ホソクは泣き声をあげた。
「やめろ、あ、あ、俺、もう」
もう達しそうだ。
とユンギが手を離す。
「だから我慢しろって」
- 646 :ユンホビ「S」10:2017/04/12(水) 01:52:25.87 .net
- ◯
狭い車内でユンギは慣れたように体勢を変え、ホソクを背後から責め始める。
「自分でもやれ」
ホソクは疲れたように言う。
「無理」
「やれって」
「もう無理。今すぐイキそう」
ユンギはホソクの舌に舌をからめた。
「許す」
ホソクが自分のものに触れると、同時に後ろからユンギの重低音がやってくる。
それに押し出されるように、指を動かすと今まで経験したことのない快感がホソクを襲い、ユンギに抱えられながら、ホソクは何度も身を震わせた。
ゾクゾクする快感が昇ってきて、ホソクはユンギの唇を求める。
ユンギは聞いた。
「いったか?」
見たらわかることなのにユンギはホソクが答えるまで許さない。ホソクは渋々頷く。
「いった」
ユンギは重々しく頷くとこう言った。
「じゃあもう一踏ん張りだな」
車内にまたホソクの喘ぎ声が響く。
ホソクが喘ぎながら求めるので、ユンギはホソクの顔の前に移動する。
ユンギのヘソ下に顔を埋めるホソクの髪を黙ってユンギは撫でている。
やがてユンギの息が荒くなってくる。
「いいのか?」
ホソクは返事の代わりにいっそう舌を動かす。
ユンギは小さく呟くとホソクの口の中で終わる。ホソクの頭を抱えながら、二度三度腰を震わせた。
やがてホソクの顔を覗き込むと
「大丈夫か?」
と聞く。
ホソクは大丈夫だと答えたが、しばらくして失敗したと思った。
ユンギはフルフラットシートを使い倒すまで気が済まないらしい。
ー終わりー
- 647 :ユンホビ「S」:2017/04/12(水) 01:53:47.21 .net
- 以上です。
Sユンギになっていたでしょうか?
それではよい夢を。
おやすみなさい
(いつも感想ありがとうございます)
- 648 :グクテテ好き:2017/04/13(木) 00:26:48.61 .net
- 初めまして、素晴らしいお話しばかりでした!ありがとうございます。
- 649 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/13(木) 01:20:03.38 .net
- おいしいユンホプありがとうございます!
背伸びって言葉を性的な文脈で読んだのこれが初めてかもw ホビきれいなボディラインだから妄想のしがいがありました
このお話の爺どSだけどホビの好きそうなもの周到に調べあげて準備してるとこ想像すると萌えますね
次も楽しみにしてます
- 650 :ユンホビ「S」:2017/04/13(木) 22:44:29.42 .net
- >>648
はじめまして…感想ありがとうございます
目は腐りませんでしたか?
心配です…
- 651 :ユンホビ「S」:2017/04/13(木) 22:47:10.72 .net
- >>649
感想ありがとうございます。
背伸びという言葉を性的な意味で使ったのは私も初めてでございます
そう考えるとあれもこれも性的な意味で使えますね!
- 652 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/13(木) 23:50:09.02 .net
- >>650
どこが、なにが!笑 むしろ全力で潤いました。こんなに文章力のある方の作品とはなかなか出会えないので、ただただ感謝しております!
- 653 :ユンホビ「S」:2017/04/14(金) 01:26:03.07 .net
- >>652
ちょ、あ、ちょっと…アフリカまで走って来ます…
- 654 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/15(土) 19:02:09.77 .net
- Sユンギに萌えてしんだ
- 655 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/15(土) 21:17:03.66 .net
- サナシ…の謎解けたんだけど知りたい人いる?
- 656 :ユンホビ「S」:2017/04/15(土) 21:35:21.60 .net
- >>654
ありがとうございます。
ちょっと書くのに時間かかったのは、ユンギのイメージが私の中で、あまり表には出さないけどメンバー想いの人なので、人でなし設定が難しく…これは全員そうですが。
今回のこれは愛があるからのSなんです(言い訳)
- 657 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/16(日) 13:22:05.84 .net
- >>656
いや、まさに愛があるからのS…!
ずっと手を出されるのを待ってたホソクの反応を楽しみ愛おしみながら…誘導していく感じが良かったです
SはサービスのSですからこれからもとことんユンギがホソクにある意味のサービスをしてくれるんじゃないかと今後をも妄想させてくれるような終わりでした
- 658 :テテグク「看病」:2017/04/18(火) 18:34:18.27 .net
- テテグクです。エロです。嫌な方はスルーで。
- 659 :テテグク「看病」1:2017/04/18(火) 18:34:57.62 .net
- 「もういいから向こうへ行ってくださいよ!」
心底ウザいといった顔をしてマンネは払っても払ってもおぶさってくるテヒョンをつき飛ばした。
テヒョンはそれでも懲りずに何十回目かのちょっかいをジョングクにしようとするので、ジョングクは戦闘態勢数秒前になっている。
幸か不幸か、リハーサルに呼ばれたので、メンバーはぞろぞろと楽屋からホールへ向かい出した。
ホソクが呆れた声でテテに声をかける。
「おまえ、ちょっとは限度を知れよ」
テヒョンは素知らぬ顔で歩きながらヘアバンドを直している。
「喜んでるんですよ、あれで」
「そんなわけないだろ」
「いや、そうなんですって」
言い合うヒョンたちの横をマンネがムッツリして通り過ぎる。
テヒョンが後ろから呼びかけた。
「な?けっこう楽しんでるよな?な?」
ジョングクはチラッと冷たい目で振り返る。
「いいえ、心の底からウザいです」
そう言い捨てるとサッサと早足で歩いて行ってしまった。
テヒョンはホソクと顔を見合わせる。
「ほら。喜んでる」
- 660 :テテグク「看病」2:2017/04/18(火) 18:36:04.12 .net
- ◯
コンサートも中盤になり、ソロの出番が終わって舞台裏にはけてきたジョングクに、待機していたテヒョンが話しかける。
「調子悪いのか?」
ジョングクはキョトンとした。
たった今激しいダンスを踊ってきたばかりだ。
「いえ?何かおかしかったですか?」
テヒョンはじっとジョングクの顔を見ると、首をかしげながらその場を離れた。
「いや。気のせいならいいんだ」
ジョングクは腑に落ちない顔をしてテヒョンの後ろ姿を見ていたが、すぐに次のステージの衣装に着替えるため楽屋に向かった。
◯
ジョングクが倒れたのは最後のMCの時だった。
一番にコメントを言い終えたテヒョンは残りのメンバーのコメントに耳を傾けている。
ユンギが場内を沸かせ、得意げな顔がスクリーンに映る。
テヒョンは何気なく背後のスクリーンに目をやると、次にコメントするジョングクの顔が大写しになり、会場から歓声が起こった。
しかしテヒョンはふと眉をひそめた。
ジョングクの笑顔がいつもより強張っている。
喋ろうとしているが言葉が出ないようだった。
テヒョンがスクリーンからジョングク本人に目を移した刹那、ジョングクがその場に崩れ落ち、場内にファンの悲鳴が上がり、大騒ぎになった。照明が消え、残り3曲を残して、なしくずしにコンサートは終演となった。
◯
- 661 :テテグク「看病」3:2017/04/18(火) 18:36:40.03 .net
- 「よう」
ジョングクはコンサートから1週間経っても本調子にならず、微熱が続いていた。心配した事務所から、大好きな運動も禁止されて、自室のベッドに横たわっている。
よほど退屈と見えて、テヒョンがたずねていくと嬉しそうな顔をした。
とはいうものの、服はナムジュンが用意してキチンと畳んであるし、掃除はホソクが完璧にしてるし、体温はユンギが朝昼晩測っていて、食事はもちろんジンが栄養たっぷりで消化のよいものを作り、その他細々したことはジミンがちょこちょこのぞいてはやってあげているので、
つまりテヒョンはジョングクに対し、することがない。
メンバーが寝静まってからやってきて、ジョングクの話し相手になっていたが、それも尽きて、そろそろ退散しようかと腰を浮かすと、ジョングクが何とも言えない顔をする。
「もっといてよ、ヒョン。退屈なんだ」
そう言われると帰るわけにも行かず、再び腰を落ち着けるテヒョンだ。
話題を探していると、ジョングクが呟いた。
「ヒョン」
「ん?」
「ヒョンってさ、」
「なに?」
ジョングクは急に黙ってしまうので、テヒョンは変な顔をする。
「なんだよ」
「ん、いいや」
「気になるから言ってよ」
「いいです」
テヒョンがジョングクの脇をくすぐるので、ジョングクは笑った。
「ちょっと!病人ですから、ぼく」
「言えよ、気になるじゃん」
「ちょ、わかった、言いますって!」
ジョングクは久しぶりに楽しかったのかニコニコしたまま、
「あ〜」
と言葉を探してる。
傍らに座るテヒョンに顔を向けた。
「ヒョンって好きな人います?」
- 662 :テテグク「看病」4:2017/04/18(火) 18:37:46.80 .net
- ◯
真顔のヒョンを見て、ジョングクはニヤニヤした。
「あ〜、いるんだ」
テヒョンは瞬きして、首を傾けたりしているが真顔のまま答えない。
ジョングクは笑顔でうなずいていたが、ふいに
「眠くなりました」
と布団をかぶってしまった。
テヒョンは黙って座っていたが、布団に向かって声をかけた。
「いるよ、好きな人」
布団はシーンとしている。
テヒョンは布団に手をかけた。
「聞きたい?」
布団の中から声がする。
「別にいいです」
「教えるって、特別に」
「いらないです」
「いいから顔出して」
「いらないって」
押し問答のあと、暑さで顔を真っ赤にしたジョングクがやっと顔を出した。
髪がボサボサになってる。
ブツブツ呟いている。
「別にいらないって言ってるのに」
「お前が聞いたんだろ」
「好きな人いるか?って聞いただけで、名前が聞きたいとは言ってませんよ」
「だから名前は言わないって」
「え?ぼくに教えるって言ってませんでした?」
テヒョンはふくれっ面のジョングクの唇にキスをした。
静かになったジョングクにニヤッとする。
「教えたぞ」
じゃあと言って再び立ち上がるテヒョンにジョングクは呼びかける。
「待ってよ、ヒョン」
テヒョンが振り向くと、ジョングクが仰向けになったまま両手をベッドの上に突き出している。
テヒョンはゆっくり近づくと、そっとベッドの上に乗り、ジョングクの差し出した手の中に入る。
再びジョングクに口づけると、ジョングクはヒョンを抱きしめた。
- 663 :テテグク「看病」5:2017/04/18(火) 18:38:24.25 .net
- テヒョンがついばむようにジョングクの唇を食むと、ジョングクは自分から舌を絡めてくる。
「ねえ、ヒョン」
「ん?」
「ぼくも好きな人いるんだけど」
「おう」
「誰だかわかる?」
「う〜ん」
テヒョンは優しくジョングクの唇を奪いながら舌を吸う。
「わかんないな。教えてよ」
「どうしようかな」
「教えろよ」
ジョングクは首にキスされて喘いだ。
「じゃあヒント」
「うん」
「ウザい」
テヒョンはジョングクのパジャマのボタンを外しにかかる。
「うん。それから」
「ヒントその2、シツコイ」
「なるほど。それから」
テヒョンの大きな手がジョングクの滑らかな胸の上を撫で回す。
まだ熱があるな、とテヒョンは呟いた。
テヒョンが舌先でジョングクの胸の先端を舐めると、ジョングクは、あ、と言って目を細めた。
「それから、えーと、」
「早く次のヒント」
気の早いテヒョンはマンネのズボンの中に左手を入れてゴソゴソやっている。
マンネがイヤイヤするのを唇を奪って言うことを聞かせている。
「次のヒント、次のヒントは…あ、…う、ん、面白い」
テヒョンはニヤッとして、ジョングクの耳を噛み、ピアスの穴に舌を這わせた。
耳に囁く。
「面白いことしてやるよ」
- 664 :テテグク「看病」6:2017/04/18(火) 18:39:10.65 .net
- ジョングクは呻くと、自分の下半身に顔を埋めるヒョンに叫ぶ。
「ヒョン!刺激が強いよ。ぼく病人だから!」
ニヤニヤしたテヒョンはマンネの顔を見ながら長い舌を出してみせる。
「綺麗にしてやるよ」
そのまま下から上に舐め上げるので、ジョングクは目をつぶって呻いた。
ヒョンの舌の動きに耐えられないのか、顔を赤くし瞳が潤んでいる。
唇から小さく、あ、あ、と声が漏れる。
テヒョンの大きい手を持ってしても余るほどのジョングクの持ち物は若々しく張り詰めている。
テヒョンは悪い顔をして、言った。
「病人のくせに」
指ではじくので病人から文句が出る。
テヒョンはベッドに座ってジョングクを後ろから抱えるとマンネの耳にキスしながら、囁く。
「好き」
ジョングクは背後のヒョンに顔を向け、キスをねだる。
「ぼくも」
「ん?」
テヒョンはジョングクの顔を見つめた。
「ジョングクの好きな人は誰だって?」
ジョングクは綺麗な歯を見せて笑う。
「教えない」
テヒョンは悪戯っ子なマンネと唇を合わせながら、マンネの持ち物に右手を伸ばした。
「これから教えてもらうから」
テヒョンの舌先がジョングクの舌を弄ぶ。彼の手の動きと連動するかのようだ。
ジョングクは喘いだ。
- 665 :テテグク「看病」:2017/04/18(火) 18:40:13.56 .net
- ◯
- 666 :テテグク「看病」7:2017/04/18(火) 18:40:42.32 .net
- 「ああ、もう、だからぼく、病人だってのに」
「ん?なんだって?」
テヒョンの綺麗な長い指が自分のものを弄ぶのを見てジョングクは叫ぶ。
「熱上がっちゃうよ」
「じゃあ好きな人教えて?」
テヒョンが背後からジョングクを抱きしめながら囁く。
ジョングクは笑い出す。
「やだ」
「こいつ」
テヒョンはまたジョングクにキスをした。
◯
「仕方なく」テヒョンはジョングクの口を割らせる最終手段をとることにした。
指を差し込むと、ジョングクは切ない瞳でヒョンを見つめ、イヤイヤをする。
しかしその後は目をつぶって、自分の中を探られていることに集中しているようだった。
テヒョンが入ろうとすると緊張した面持ちでヒョンを見る。
そのままテヒョンが押し進んでいくと、熱いため息をついた。
すっかり侵入してしまってから、テヒョンはマンネの耳に囁く。
- 667 :テテグク「看病」8:2017/04/18(火) 18:42:19.52 .net
- ジョングクは薄目を開けている。
テヒョンが動き出すと声をあげた。
泣き声とも甘い声とも言える声を出すので、テヒョンも唾を飲み込んだ。
マンネのものは強張ったまま、彼の腹の上に押し付けられている。
触れると今にも爆発しそうだ。
テヒョンは両の手でジョングクの膝の後ろをそれぞれ持つと、ゆっくりと動き始める。
ジョングクの、あ、あ、あ、という声がテヒョンを掻き立てる。
「なあ、そろそろ教えろよ」
ジョングクに口づけながら囁く。
「誰のことが好きだって?」
汗だくのジョングクは瞳を潤ませながらキスをねだる。
「わかってるくせに」
「わかんない。ちゃんと口で言ってくれないと」
「…テヒョン」
「ん?」
「キムテヒョンが好きなんだ」
荒い息を吐きながら、テヒョンは動き続けている。ジョングクの答えを聞くと、たまらないというようにジョングクに長い口づけをする。囁く。
「俺も」
ジョングクは笑う。
「誰が好きって?」
「…チョンジョングクが」
激しく動くので、ジョングクはヒョンの首にしがみついた。
「ヒョン、激しいよ…」
「ごめん」
「謝らないでいいです」
「ごめん」
「いいって……言って……あ……」
ジョングクの上にテヒョンの汗が降りかかる。
「ヒョン、すごい汗」
「……うん」
「……」
「……」
「っ」
「……ジョング」
「……なんですか」
「ジョング」
「だから…………な……なんだってば」
- 668 :テテグク「看病」9:2017/04/18(火) 18:42:35.05 .net
- テヒョンがジョングクの唇を塞ぎ、右肘をベッドについて息をはずませている。
ジョングクが見上げると、テヒョンの瞳は鋭く、獲物を狩っている狼のようだ。
綺麗だ。とジョングクは思ったが口には出さない。
狼は呻くと走り出したので、狩られたウサギは悲鳴をあげた。
「ヒョン、待って」
「ごめん」
「ヒョン、待っ」
「ジョング、」
「ヒョン、ぼく、病人、」
「悪い」
「あ!」
「ジョング、好きだ」
「っ、あ、ぼくも、っ、…………愛してるよ、ヒョン」
「もう一度言って」
「好きだよ」
「もう一度」
「好きだって」
「もう一度……」
「す、好きだって、言って、る、じゃないか、キムテ、キムテヒョン!もう!好きだ!好きだって……ば!!うわあ!あ、嫌い!ヒョン!ああ! ヒョン!嫌い!」
テヒョンは自分が到達しそうになると、ジョングクのものに手を伸ばし、唇を塞ぎながら先にマンネを出させ、その後で自分も思う存分マンネの奥へ突撃し、放った……ようだ。
テヒョンがフラフラになりながらマンネにキスをすると、病人は同じく汗だくになりながら薄目を開けて言った。
「ぼく、病人なんだけど」
テヒョンは息を弾ませていたが、もう一度マンネにキスをした。
「ごめんな」
…終わり…
- 669 :テテグク「看病」:2017/04/18(火) 18:43:39.16 .net
- 以上です。終わりです。
- 670 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/04/18(火) 23:18:23.15 .net
- >>669
ユンホビの焦らしつつ濃いめの色気 情熱ある大人な感じとは違って
テテグクそれぞれがお互いを欲して 止まらない若さとイチャイチャ感がたまらないです
ありがとうございます
- 671 :グクテテ好き:2017/04/19(水) 00:57:02.62 .net
- >>669
しつこいけど、心底うざいけどテテが大好きなグクが有り得そうで、読んでて楽しかったです!テテグクもいいなと思いました。
- 672 :テテグク「看病」:2017/04/20(木) 08:38:36.37 .net
- >>670
>>671
感想ありがとうございます!
テテグクが仲良くしてるのが好きです
- 673 :グクテテ好き:2017/04/22(土) 00:11:04.52 .net
- テテさん、いまボゴミヒョンに心もってかれてますけどね笑 グクに頑張ってもらいたいです←笑
- 674 :テテグク「看病」:2017/04/22(土) 23:47:28.40 .net
- ボゴミーとテテ、仲良くて可愛いですね。
ばんたんのメンバーにヤキモチやかれちゃうかな?
- 675 :グクテテ好き:2017/04/23(日) 23:08:01.80 .net
- >>674
漏れなく妬かれてしまうでしょう笑 花郎メンに対しても嫉妬してましたから。テテちゃんはそれを完全に面白がってましたけどね…さすが4次元!笑
- 676 :グクテテ「ヤキモチとネックレス」:2017/04/26(水) 16:46:15.49 .net
- ジョングク×テヒョン(ちょっとだけ×ボゴム)です。
エロあり注意。
- 677 :グクテテ「ヤキモチとネックレス」1:2017/04/26(水) 16:47:21.12 .net
- 済州島から帰ってきたテヒョンは空港から迎えの車に乗り込んだ。
ご機嫌で鼻歌を歌うテヒョンにハンドルを握るマネージャーが笑う。
「楽しかったみたいだな」
テヒョンは破顔すると力強く頷く。
「楽しかったよ、とっても!」
ボゴムとお揃いにしたキーホルダーを眺めながら、「次は一緒にどこに行こうかな?」と呟くテヒョンが可愛らしくて、マネージャーは思わず微笑んだ。
「その大きな袋は?洗濯物?」
「違うよ。これはメンバーとヒョンにもお土産」
「おっ。うれしいね」
「当たり前だろ」
◯
宿舎でお土産をテーブルの上に広げると、わらわらとメンバーが集まってきた。テヒョンからの説明を聞く前に勝手に土産を開けてわいわい食している。
テヒョンは笑顔てわメンバーの顔を見回して、1人足りないのに気づいた。
「ジョングクは?」
◯
- 678 :グクテテ「ヤキモチとネックレス」2:2017/04/26(水) 16:48:19.31 .net
- ジョングクの部屋の扉をノックすると、返事があったので部屋の中に入る。
ジョングクはベッドの上に寝転がって、珍しく本を読んでいる。
テヒョンは気軽に声をかけた。
「おい、ただいま。こっち来いよ」
ジョングクは本から視線を外さずに答えた。
「なんですか」
「土産あるから」
「お土産?」
「済州島の」
ああ、とジョングクは呟いた。
「僕いいですから、皆で食べてください」
マンネの様子を不思議に思ったテヒョンはベッドの横に膝をつき、ジョングクと視線を合わせるようにした。
「そんなこと言わずに来いよ。チョコレートがかかったミカン、うまいからさ」
ジョングクは無言で本のページをめくる。
テヒョンはジョングクから本を取り上げる。ジョングクは顔を上げて抗議する。
「何するんですか」
「いいから来いよって」
と、テヒョンは手首を強い力で掴まれたはずみで本を取り落とした。
驚いてマンネを見る。
マンネはじっとテヒョンを見つめていたが、やがてこう言った。
「いらないです。済州島のお土産なんか」
びっくりしてテヒョンが言葉を探しているうちにジョングクはサッサと部屋を出ていった。
後に残されたテヒョンは目を丸くして、手首をさすっている。
「なにあいつ?なんか怒ってるの?」
◯
- 679 :グクテテ「ヤキモチとネックレス」3:2017/04/26(水) 16:49:47.45 .net
- オフの日、テヒョンが宿舎に帰ると、まだ誰も戻ってないようでシンとしている。
いや、洋服部屋に誰かいるようだ。
行ってみると、ジョングクが床に置かれた靴の間に手を入れて何か探している。
テヒョンの顔を見て手を引っ込めた。
「ただいま。何か探し物?」
「おかえり、ヒョン。カメラのSDカードを落っことしちゃって」
「ふうん」
ゴソゴソしてるジョングクを見ているうちに、テヒョンは何か思いついたのか自室へ戻ると何か持ってきた。
ジョングクの目の前に黒い棒のようなものを差し出す。
「ほれ」
「…なんですか」
「チョコレートがけミカンだよ。お土産。一個おまえに残しといた」
よく見ると薄くスライスされたミカンをチョコレートで固めた棒状の菓子だった。
ジョングクは菓子を受け取ると、指先でつまんでジッと見、苦笑した。
「どうしても食べさせたいんだ」
「うまいんだよ」
屈託無く笑うテヒョンにジョングクはニッコリした。
「わかりました、食べますよ。その代わり」
ジョングクは菓子の先をテヒョンにくわえさせた。
「半分こしましょう」
テヒョンは何気なく菓子をくわえたが、次の瞬間ジョングクの顔が近づいてきたので、あっと思った。
ジョングクはヒョンがくわえた菓子の反対側を口に入れると、そのままテヒョンに口づけた。
息を呑むテヒョンの唇に柔らかいジョングクの唇の感触が伝わり、パキリという小さな音が聞こえる。
ジョングクはモグモグしながら言った。
「ごちそうさまでした」
- 680 :グクテテ「ヤキモチとネックレス」4:2017/04/26(水) 16:50:33.32 .net
- テヒョンは引きつった笑いを浮かべたまま突っ立っている。
ジョングクは鼻を鳴らすと言った。
「ヒョン、この香水新しいね。これも済州島で買ったの?」
「…そうだけど」
「そのネックレスは?ボゴミヒョンとお揃い?」
「……」
テヒョンの首には細いチェーンの可愛いネックレスが光っていた。
テヒョンは何か嫌な予感がしたのか答えない。
ジョングクは再びSDカードを探そうと床に屈んだが、急に思い直して再び立ち上がる。
真顔でヒョンに言い放つ。
「とれよ、そんなネックレス」
「え?」
テヒョンは困った顔をする。
そんなヒョンにはお構いなく、ジョングクは一歩前に出た。
「つけるなよ、そんな香り」
思いがけないマンネの言葉に、テヒョンは焦って、わかったというように顔の前に両手をあげた。
「なんか、嫌いなんだな、これ。わかった。お前の前ではつけないようにするわ」
首を傾げながら洋服部屋を出ようとするテヒョンをジョングクは素早く捕まえて、棚に強く押し付けた。テヒョンは悲鳴をあげる。
「いてててて、なんだよ!」
「お前の前ではつけないって誰の前ならつけるの?」
「…何言ってんだよ、ジョングク?」
- 681 :グクテテ「ヤキモチとネックレス」5:2017/04/26(水) 16:53:28.55 .net
- ジョングクが自分のネックレスに手をかけたので、テヒョンはあわてたが遅かった。
細いチェーンはあっという間に引きちぎられ、宙を舞い、床に落ちた。
思わずカッとなったテヒョンはジョングクの胸ぐらをつかむ。
「何すんだよ」
二人は無言でつかみ合う。
ジョングクの腕力に対し、テヒョンも本気で蹴りを入れ、二人はもみ合いながら床の上に倒れる。
床に置かれた靴だのバッグだのを撒き散らしながら、二人はもみ合った。
最後にはジョングクが片手でヒョンの頭を床に押さえつけ、片手でヒョンの両手首をつかんでいた。
テヒョンは床に押し付けられ息を弾ませながら、まだ怒っている。
「謝れ」
ジョングクも息を弾ませながら乱暴に答えた。
「嫌だね」
そのままテヒョンに口づけようとするので、テヒョンはあわてて叫んだ。
「やめろ!」
が難なく口をふさがれる。やがてジョングクの唇が離れると、はーはーと肩で息をした。
ジョングクは吐き捨てるように言う。
「ヒョンがいけないんですよ。そんな、俺に見せつけるようにつけるから」
テヒョンは顔を歪めた。
「あ?何言ってんの、お前」
「ボゴミヒョンが好きなの?」
唐突なマンネの問いにテヒョンは真顔で答える。
「好きだろ、そりゃ。好きじゃなきゃ旅行に行かないよ」
ジョングクは唇をぎゅっと結ぶと、ヒョンのお気に入りのシャツを脱がそうとする。
「脱いでよ、この香り好きじゃない」
テヒョンは暴れる。
- 682 :グクテテ「ヤキモチとネックレス」:2017/04/26(水) 16:54:05.21 .net
- とりあえず、ここまで。
続きます。
- 683 :グクテテ「ヤキモチとネックレス」:2017/04/26(水) 22:09:18.08 .net
- 続きです。
- 684 :グクテテ「ヤキモチとネックレス」6:2017/04/26(水) 22:10:52.69 .net
- 「やめろって」
ジョングクの手から逃れようと体を捻って腹ばいになる。が、肩からシャツを引き剥がされ、あっという間もなく上半身裸になった。
「もう!なんだよ」
ジョングクはテヒョンの背中の上にのしかかると、ヒョンの首や背中にキスをし始めた。
「この香り、この香り嫌いだ」
テヒョンはジョングクのキスの感触に悲鳴をあげた。
「やめろって!」
ジョングクを押し留めようと、今度は仰向けになり体を起こすと、目の前にジョングクの顔がある。
ジョングクはじぃっとヒョンの顔を見つめている。
「ジョング…」
何か考えていたジョングクは頷いた。
「もう、いいよね」
そう言うと、再びヒョンを捕まえ、唇をふさいだ。
テヒョンが首を振って嫌がるのを押さえ込んで離さない。
ジョングクから逃れながらテヒョンは叫ぶ。
「ちょっと待って…ジョング、本当にちょっと待って、なんだよ」
「ヒョン、…いいでしょ?僕たち仲良しだよね?」
「仲良しだけど、よくない!」
「なんで?」
ジョングクが睨む。
「ボゴミヒョンともこういうことしたんでしょ?」
テヒョンは一瞬沈黙したが、ため息をついて首をふった。
「するわけないだろ」
「嘘だ」
「嘘じゃない」
「調べさせて」
「調べるって何を…おい!」
- 685 :グクテテ「ヤキモチとネックレス」7:2017/04/26(水) 22:12:14.80 .net
- ジョングクは三度テヒョンの口をふさぐと、舌と舌を重ね合わせる。
テヒョンが嫌がると肩をつかんで無理矢理合わせる。
必死に逃れようとするテヒョンだが、そのうちに諦めたようにジョングクの舌を受け入れた。
ジョングクが唇を離すと、床の上に仰向けになりじっとしている。
テヒョンの裸の胸にジョングクはそっと触れる。
「ヒョン?」
テヒョンは横を向いた。
ジョングクはテヒョンを揺さぶる。
「ヒョン」
テヒョンは黙ってその手を払いのける。
ジョングクはヒョンに口づけたが、抗うでも受け入れるわけでもなく、じっとしている。
ジョングクはヒョンを仰向けにすると、何度も口づける。
「ヒョン…」
テヒョンがじっとしているので、ズボンを脱がしにかかる。脱がしてしまうと、黒いボクサーブリーフ一枚だ。
目をつむっているテヒョンに口づけながら、彼の男を立たせようとブリーフの上から手で触れる。
しばらく触れていくうちに、テヒョンの顔が赤くなり息を弾ませる。
ジョングクがブリーフの上からくわえると、ため息をついて、ジョングクの頭を押した。
「もうやめろよ」
ジョングクは答えずにヒョンの下着を取り去ったので、テヒョンは思わず声をあげた。
「やめろって」
自分の上に屈んでいるジョングクに問いかける。
「何するつもり?まさか…だよな?」
ジョングクは逃げるヒョンを羽交い締めにして押さえつける。テヒョンは騒いだ。
「やめろ、本当にやめろ」
- 686 :グクテテ「ヤキモチとネックレス」8:2017/04/26(水) 22:13:10.93 .net
- シーッとヒョンの耳元で囁きながら、ジョングクは自分も裸になった。
ヒョンの足の付け根に顔を埋めると口の中に入れて何回も上下させる。
これ以上は無理とテヒョンが思うまで、それは続けられた。
次にジョングクは日焼けあとに塗るジェルを手にとって、手のひらに大量に出し、テヒョンの腰の下に塗りつけた。
冷たい感触にテヒョンは叫ぶ。
そして自分に入ろうとするジョングクの気配を感じ、大声を出した。
「やめて、やめ………あっ」
テヒョンは己の中に入ってきた異物に身をよじった。
「やめてやめて」
逃れられないと知るとはーはーと息をして、混乱した意識を整えようとしている。
耳元でジョングクが囁いた。
「ヒョン」
ジョングクは囁きながらテヒョン自身を擦り出した。テヒョンには何が起こっているか把握できていない。
ただ四つん這いになって、自分の身に起きていることを必死で受け止めようとしている。
前も後ろもモヤモヤしていて、テヒョンは何とかしたくて呻いた。
ジョングクがテヒョンの耳元で囁く。
「ヒョン」
テヒョンは呻いた。
「なんで俺、こんなことされるんだ?」
ジョングクはテヒョン自身を擦りながら答える。
「ヒョンが他の男と仲良くするからだよ」
- 687 :グクテテ「ヤキモチとネックレス」9:2017/04/26(水) 22:15:26.57 .net
- ジョングクはテヒョン自身を擦りながら答える。
「ヒョンが他の男と仲良くするからだよ」
四つん這いから仰向けにされ、熱いジョングクの口づけを受ける。ジョングクはテヒョンの舌を求めながら囁いた。
「僕に見せつけるからだ」
ジョングクはテヒョンの胸に顔を埋めると鼻に皺を寄せた。
「まだあの香りがする」
テヒョンの胸に舌を這わせた。
「消したい、この香り」
唇を噛むテヒョンに言う。
「悔しい?ボゴミヒョンとの思い出消されて」
テヒョンが何か言うより先に揺さぶってテヒョンをいじめる。
「ヒョンが悪いんだよ、そうでしょ?」
テヒョン自身がはち切れそうになって、テヒョンは喘いだ。ジョングクは冷たく「まだダメ」と言う。
「なあ、そうだろ?テヒョナ、ボゴミヒョンが好きなんだろ?」
「…好きだよ」
「ボゴミヒョンと済州島でこんなことしたんだろ?」
「しないよ!」
「へえ。そうなんだ。じゃあ、僕にこんなことされて悔しい?」
「別に」
「悔しいっていいなよ。好きなんだろ」
テヒョンは苦しそうに息をする。
「そういう意味で好きなんじゃない」
「嘘だ。ボゴミヒョンに抱かれたいくせに」
「やめろよ」
「言ってよ。ボゴミって」
「バカか?」
「言えって」
激しく責められてテヒョンは悲鳴をあげる。仕方なく口にする。
- 688 :グクテテ「ヤキモチとネックレス」10:2017/04/26(水) 22:16:26.45 .net
- 「ボゴミ…」
ジョングクはテヒョン自身に手を伸ばす。
「もっと言って、ボゴミって」
「やめろよ」
「好きなんだろ、ボゴミを思いながらイキなよ」
「やめろって」
ジョングクの手の中でテヒョン自身は堪え切れなくなっている。
と、ジョングクの手が止まった。
荒く息をするテヒョン。
ジョングクは言う。
「ヒョンはボゴミヒョンが好きだけど、僕が抱くんだ」
「……」
「ヒョンの体は僕のだよ」
「ジョング…」
「誰にもあげない」
ジョングクの手の動きにテヒョンは喘ぐ。
ジョングクは手を休めないまま、テヒョンに口づけた。
「ヒョン、好きだよ。僕のもの」
ジョングクに唇をふさがれたまま、テヒョンは身を震わせて達した。
荒く息をするテヒョンの目の端には涙が滲んでいる。
ジョングクはヒョンの涙を舐めとると、今度は自分のために腰を動かす。
喘ぐヒョンを抱きしめると、全て自分のものにしようと叩きつける。
耐え切れずテヒョンがジョングクを押し返そうとする手を床に押し付ける。
「ダメ」
テヒョンの悲鳴があがる。
もう勘弁してくれというヒョンの体を捕まえ、愛していると、ジョングク自身も高まってきた。
中に出してしまいたかったが、思い返して引き抜くとヒョンの上に放ってやった。一部は飛んでいってヒョンの顔を汚す。
- 689 :グクテテ「ヤキモチとネックレス」:2017/04/26(水) 22:18:11.44 .net
- 規制回避
- 690 :グクテテ「ヤキモチとネックレス」11:2017/04/26(水) 22:18:31.55 .net
- 肩で息をし、言葉が出ないヒョンにまた口づける。
「ヒョン、好きだよ」
テヒョンはぷいと横を向く。
「俺は嫌い」
ジョングクは追いかけてキスをした。
「それでもいい」
あきらめて目をつむるテヒョンの舌に舌を絡めた。
「好きなんだ、ヒョン。ヒョンが他の誰を好きでも」
テヒョンの唇を吸った。
「僕はヒョンが好き。ヒョンは僕のものだから」
テヒョンは黙って口づけを受け入れてる。
◯
- 691 :グクテテ「ヤキモチとネックレス」12:2017/04/26(水) 22:20:11.20 .net
- その後、テヒョンはボゴムに買ってもらったネックレスを探したが、どうしても見つからなかった。
ボゴムにネックレスを無くしたことを話すと、また買ってやるよと言われた。
テヒョンは絶対にジョングクに好きと言うもんか、と思っていたが、その後ジョングクがテヒョンを何回めかに抱いたときに、うっかり好きと言ってしまい、しまったと思った。
ー終わりー
- 692 :グクテテ「ヤキモチとネックレス」:2017/04/26(水) 22:21:43.80 .net
- 終わりです。
私の書く話、無理矢理系が多いですが、推奨ではありませんよ。合意が一番です。
- 693 :グクテテ好き:2017/04/29(土) 01:05:03.41 .net
- こんばんは。
読ませて頂きました!みごとにボゴミとテテの蜜月も出てきてて、グクさんの嫉妬がリアルで、これは現実に起きそうだな…いや、現実か(←違う笑)と思いました〜 本当また素敵な作品をありがとうございました。
- 694 :グクテテ好き:2017/04/29(土) 01:16:53.72 .net
- こんばんは。
読ませて頂きました!みごとにボゴミとテテの蜜月も出てきてて、グクさんの嫉妬がリアルで、これは現実に起きそうだな…いや、現実か(←違う笑)と思いました〜 本当また素敵な作品をありがとうございました。
- 695 :グクテテ「ヤキモチとネックレス」:2017/04/30(日) 14:10:01.69 .net
- 感想ありがとうございます!
励みになります
またよろしくお願いします
- 696 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/19(水) 18:42:56.49 .net
- こんにちは。お久しぶりです。
ユンミン R18書けたので投下します。
なおホソクが登場し、あとからホプミン R18になります。
- 697 :マッサージ1 R18 ユンミン→ホプミン:2017/07/19(水) 18:44:25.86 .net
- ホソクは幸せなため息をついた。
「あ、お、いいね、いいね」
ステージをこなして棒のようになったホソクの足をせっせとマッサージしているのは、同じくステージをこなしたジミンである。
もちろんジミンもドロドロに疲れていて、正直マッサージは他人に施すよりも自分がやってほしいと思っている。
そうはいってもヒョンのお願いという名の命令には逆らえず、渋々ホソクの足裏を揉みほぐしている。
「あ、うん、そこ、お、いいね」
「ヒョン〜、終わったら僕もマッサージしてよ」
布団の上に寝転がったホソクはベッドと一体化しそうなくらい、目がトロンとしている。
どうもジミンが逆にマッサージしてもらえそうにはない。
そう思うと面白くないが、それでもせっせとマッサージするジミンは誠実な後輩だ。
気がつくと、スースーと寝息がベッドの上から聞こえる。
案の定、ホソクは眠りに落ちたようだ。
と、部屋のドアが開き、ユンギが顔をのぞかせた。
- 698 :マッサージ2 R18 ユンミン→ホプミン:2017/07/19(水) 18:46:06.36 .net
- 「ホソクは?」
ジミンはベッドの方へ顎をしゃくる。
「寝ちゃいました」
目を丸くしてユンギは部屋に入ってくると、ホソクの鼻先5センチのところまで顔を近づけ、寝息の音を聞いている。
それからホソクの頰を指で引っ張ったが、ホソクは起きる気配が無い。
ジミンがあくびをしながら言った。
「ね?よく寝てるでしょ?そこまでなったら爆弾が落ちても起きないよ」
ユンギはジミンを振り返った。
「なんか薬でも盛ったのか?」
「違います。僕のマッサージ力です」
ふざけて体の前で小さな手をニギニギしてみせる。
と、ジミンの目の前に細くて白い足が差し出された。
「ん」
いつの間にかユンギがジミンのベッドを占領して、足を差し出してる。
「なんですか、ヒョン」
「俺もやってくれよ」
やれやれ
ジミンは盛大なため息を心中でつきながら、ユンギの足のマッサージにとりかかった。
ユンギは自分の足のマッサージをするジミンの手元をジーッと見ている。
ツボを押さえても身じろぎ一つしない。
「ヒョン、気持ちよくないですか?」
「いや。気持ちいいよ」
「だったら気持ちいいリアクションしてよ。もっと、おー、とか、ああ、とか。やる気出ますから」
「こうか?『おー』『あー』」
「棒読みにも程がありますね」
ユンギがもういいと言ったので、ジミンはやれやれとユンギの足元から立ち上がった。
と、ユンギがジミンをマッサージしてやるという。
珍しいこともあるもんだ。
ジミンは喜んでベッドに横になる。
- 699 :マッサージ3 R18 ユンミン→ホプミン:2017/07/19(水) 18:47:10.23 .net
- ユンギは慣れてないとみえて、ジミンの足のどの辺りからマッサージするべきか迷っている。
足裏の痛いところを力任せに押したので、ジミンは悲鳴をあげた。
「痛い!イタタタタタタやめて!」
「…悪い」
ジミンは自分で押してほしいところをユンギに告げる。
ユンギの指が望み通りの場所に沈むと満足そうな声を出した。
「お、ヒョン。上手です」
ユンギがジミンの足裏を揉みほぐすと、
ジミンは甘い吐息をつく。
「おお、ああ、いいです」
「そうか?」
元々器用なユンギはたちまちマッサージのコツを覚えたらしく、ジミンは喜んだ。
「おお〜、ヒョン、いいです。溶けそ」
すでにフニャフニャになっているジミンをユンギはひっくり返し、背中にまたがる。
背骨に沿ってのマッサージにジミンは夢見心地だ。
「あ〜、ヒョン、あ〜、ヒョン」
「いいか?」
「すごく」
「どれくらい?」
「いやもう、なんでも言うこと聞きます」
「嘘つけ」
「本当…あ、あん、すごく…いい、」
うっとりと幸せな気分に浸っていたジミンは体を再び反転されるのを感じた。
閉じていた瞼をうっすら開け、残念な気持ちでヒョンに問う。
「終わり?」
ユンギは答えた。
「いや、まだ」
◯
爆弾が落ちても起きないはずのホソクがふと目を覚ましのは、やはりただならぬ気配がこの部屋に充満していたからだろうか。
目を覚ましたといっても、まだうつらうつらしていたが、ホソクはやがて呼吸の音に気がついた。
ジミン…?
- 700 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/19(水) 18:47:29.57 .net
- 一旦中断
- 701 :マッサージ4 R18 ユンミン→ホプミン:2017/07/19(水) 21:56:24.97 .net
- 練習が終わったときの荒々しい呼吸にも似たそれは、かすかに悲鳴のような、嬌声のようなものが混じって聞こえる。
ぼんやりした頭でホソクは寝返りを打った。
ピタッと静かになる。
気のせいかな。
ホソクはそのまま再び眠りに落ちようとした。
◯
ホソクが眠ったのを見届けると、再び隣のベッドの陰が動き出し、また荒い呼吸が始まる。
ユンギは落ち着いてジミンを見下ろした。
「静かにな」
- 702 :マッサージ5 R18 ユンミン→ホプミン:2017/07/19(水) 21:58:00.44 .net
- ジミンは汗で濡れた前髪の間から、潤んだ瞳で見つめ返す。
愛らしい唇からは荒い息が漏れている。
「でも…ヒョン、無理だよ」
ユンギの舌がざらりと動くとジミンはベッドに両腕をついたまま仰け反った。
「ああ、ヒョン………」
ユンギはジミンの片手をとると、自分の手を添えて、先ほどユンギが舌を這わせたものを握らせる。
「ヒョン…」
訴えるようなジミンの瞳から視線を外さずにユンギはゆっくり自分とジミンの手を上下させる。
ジミンの瞳が揺らぐ。
「お、お、」
「声出すな。ホソクが起きる」
「….だって」
ジミンは首を振ったり、仰け反ったりして、意識を分散させようとしてるが叶わず、再び声を上げる。
「あ、あ、あ」
「出すなって」
ユンギはジミンの口を唇で塞ぎながらベッドに押し倒した。
部屋にジミンの荒い息遣いと、微かな粘着音が聞こえる。
ジミンは無駄な抵抗を試みているようだった。足の指が開いたり閉じたりしている。
それでも息遣いの音だけ聞いている限りでは、ジミンはどんどん高まってきているらしかった。
すぐに我慢できないことになるだろう。
ところが、
ジミンの小さな悲鳴が上がった。
- 703 :マッサージ6 R18 ユンミン→ホプミン:2017/07/19(水) 21:59:31.85 .net
- 「…ヒョン!」
「やめないでほしいか?」
「あ…、あ、やめないでよ」
懇願するような声だった。
ユンギがシャツを脱ぐ音がする。
◯
ホソクは隣のベッドに背を向けながら、汗びっしょりだった。
眠ってしまえればよかった。
後悔しても遅かった。
かくなる上は最後まで寝たふりを通すしかない。
必死で隣のベッドから聞こえる音を聞くまいとする。
だがそれも限度があった。
ヒョンが何か囁いている。
ジミンが何か言おうとしたが、口を塞がれたらしく言葉になってない。
そのうちにジミンが悲鳴をあげだした。
「しっ」
ユンギの声がする。
ジミンがはっはっはっと喘いでいる。
うわ言のようにヒョン…と言っている。
ホソクは目をぎゅっとつぶる。
ー続くー
- 704 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/19(水) 21:59:58.30 .net
- 今日はここまでです。続きます。
- 705 :マッサージ7 R18 ユンミン→ホプミン:2017/07/20(木) 08:48:29.61 .net
- 隣のベッドが軋み出した。
ベッドが軋む音にジミンの声が混じる。
ああ、いやあ、ヒョン、ああ、ヒョン、
はう、あっ、あっ、あっ、シュガヒョン…
一際大きい悲鳴がジミンの口から聞こえ、ユンギがパッと手でジミンの口を抑えた。
◯
隣のベッドでジミンがユンギに何かされてるのは疑いの余地もなかった。
ホソクは得意でもない九九を脳内で暗唱しながら、必死で意識を隣のベッドでない別のところへ向けようとする。
だが、それはジミンの泣き声のような、甘えた声が微かに聞こえるたびに、あっという間に引き戻され、いつの間にか全聴覚が隣に集中しているのにホソクは気がついた。
ジミンはヒョンにいいように転がされているのだろう、見なくても、彼が柔軟な体を反らせてヒョンの愛撫を受け入れている様子が手に取るようにわかる。
ベッドがリズミカルに音を立てるのに合わせて、二人の荒い呼吸が聞こえる。
時々音が止まると今度は唇を吸う音がする。
ジミンがヒョン…と囁くのに比べ、ユンギはほとんど何も喋らない。
ホソクは自分で自分の股間を握りしめているのに気づく。
隣のベッドがまた軋み出した。
ホソクは自分の息が荒くなってるのに慌てた。片手が動き出すのを止められない。
ジミンはこれ以上はないというくらい、甘い声で喘いでいた。
ああ、もう、とホソクは歯をくいしばる。何だってあんな声出すんだよ。
- 706 :マッサージ8 R18 ユンミン→ホプミン:2017/07/20(木) 08:50:43.60 .net
- ヒョン、僕、もう、僕、もう、と言っている。
まだだめだ、とユンギの声がする。
ジミンは黙ったが、また声をあげる。
懇願している。
ヒョン、お願い、いかせて、お願いだから、もう耐えられないよ
ホソクの右手はさっきからしきりに上下していた。ジミンの声に合わせ、腰が浮きそうになるのを必死で抑える。
ジミン、ジミン、何だってそんな声出すんだ。
やっとユンギの決済が下りたらしい、ベッドが一際速いリズムで軋み出すと、間も無くジミンはああっと悲しそうな声を出して静かになる。
だが再びベッドが軋み出して、ジミンは泣き声をあげる。
ああん、ヒョン、
ホソクはぎゅっと目をつぶる。手の動きは止められない。
やあ、ああ、おお、ヒョン、ああ、ヒョン、うっ、うっ、うっ、あっ、ああん、ああん、ヒョン、ヒョン、
◯
ユンギはジミンの唇に軽くキスをすると、彼の前髪をかきわけた。
哀願するようなジミンの瞳から目を離さず、腰を動かす。
半開きのジミンの口元は唾液で光っている。
ユンギもいい具合で絶頂を迎えられそうだった。
ふと隣のベッドを見ると、こちらに背中を向けたホソクが目に入った。
眠っているのかと思ったが、どうも起きているようだ。
ユンギは唇の端を上げてニヤッとする。
再びジミンに向き直り、囁いた。
「俺も行く」
◯
- 707 :マッサージ9 R18 ユンミン→ホプミン:2017/07/20(木) 08:52:29.11 .net
- ◯
ジミンの声にならない悲鳴が上がり、部屋に男たちの荒い息遣いだけが残っている。
ホソクはまだ持て余していたが、やがて身支度を整えたユンギがジミンにもう一度キスをすると、来たときと同じく猫のようにスルッと部屋から消えた。
ジミンはユンギが消えたあとも、しばらく息を弾ませていた。
ああ、チンチャ…と呟いている。
ベッドの上で右へ左へゴロゴロ動いているようだった。
また、チンチャ…と呟く。
切実なその声に、ホソクはふとジミンはまだ足りてないんじゃないかと思った。
◯
急にホソクが身を起こしたので、ジミンは息が止まりそうに驚いた。
寝ぼけてるのか?起きたのか?
ホソクはこちらに背中を向けたまま、頭をポリポリかいている。
ジミンはそっと呼びかけた。
「ホソギヒョン?起きたの?」
ホソクはブスッとした声で答える。
「起きたんじゃない。起きてた」
嫌な沈黙が流れる。
と、ホソクがベッドから立ち上がってやってきたので、まだ衣服を身につけてないジミンは慌てた。
「あ、僕、ちょっと」
隠す暇もなくホソクは全裸のジミンを見下ろしている。
- 708 :マッサージ9 R18 ユンミン→ホプミン:2017/07/20(木) 08:53:06.44 .net
- ◯
ジミンの声にならない悲鳴が上がり、部屋に男たちの荒い息遣いだけが残っている。
ホソクはまだ持て余していたが、やがて身支度を整えたユンギがジミンにもう一度キスをすると、来たときと同じく猫のようにスルッと部屋から消えた。
ジミンはユンギが消えたあとも、しばらく息を弾ませていた。
ああ、チンチャ…と呟いている。
ベッドの上で右へ左へゴロゴロ動いているようだった。
また、チンチャ…と呟く。
切実なその声に、ホソクはふとジミンはまだ足りてないんじゃないかと思った。
◯
急にホソクが身を起こしたので、ジミンは息が止まりそうに驚いた。
寝ぼけてるのか?起きたのか?
ホソクはこちらに背中を向けたまま、頭をポリポリかいている。
ジミンはそっと呼びかけた。
「ホソギヒョン?起きたの?」
ホソクはブスッとした声で答える。
「起きたんじゃない。起きてた」
嫌な沈黙が流れる。
と、ホソクがベッドから立ち上がってやってきたので、まだ衣服を身につけてないジミンは慌てた。
「あ、僕、ちょっと」
隠す暇もなくホソクは全裸のジミンを見下ろしている。
- 709 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/20(木) 08:53:27.49 .net
- ダブりました
- 710 :マッサージ10 R18 ユンミン→ホプミン:2017/07/20(木) 08:55:50.46 .net
- ジミンはモジモジして、そっと布団で体を隠そうとした。
その腕をホソクが掴む。
「ユンギヒョンと何してたんだ?」
ジミンはいっそうモジモジとして、聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で呟いた。
「マッサージを…」
それを聞くや、ホソクはベッドの上に上がり、ジミンの体にまたがる。
「してやるよ、俺も」
驚く暇も与えず、ホソクの手がジミンの体をくすぐり出す。
ジミンは笑いながら、ガードする。
「ああ〜、もう、なんなの、やめてよ」
ホソクの攻撃の手は休まらず、ジミンはあられもない姿で逃げ回る。
そんなジミンの両腕を捕らえて、ベッドの上に磔状態にする。
ジミンは笑っていたが、ホソクの自分を見る目に気づくと笑顔を引っ込めた。
ホソクは真顔だった。
ジミンは急に緊張すると、喉をゴクリと鳴らす。
何か言おうと口を開きかけたところで、ホソクの唇が重なり、舌と舌が絡んだ。
ホソクはジミンを抱き起こすと、髪を撫でながらキスを繰り返す。
ジミンは最初こそ思わずキスを受け入れていたが、途中でハッとしてホソクを押し返そうとした。
「ヒョン、嫌ですよ」
首を振って嫌がったが、すぐに後頭部を手で持たれてキスされる。
ホソクはジミンの首に舌を這わせながら言う。
「俺は嫌か?」
「そうじゃなくて、だって」
さっきユンギと重なっていたのに、という言葉はさすがにジミンは口に出来なかった。
ホソクは再びジミンの舌に舌を絡める。
「俺はいいよ。それにおまえも、」
ジミンの下腹部に手をやる。
「まだイケるだろ?」
ジミンは呻いた。
「ああ、ダメだよ、そんな…」
ホソクはジミンをベッドに押し倒すと囁いた。
「他のやつには内緒にするから」
ー終わりー
- 711 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/20(木) 09:00:30.57 .net
- 以上です。
ただただエロいジミンを書きたかった話でした。
だいぶお休みしてたので、もう読者さんいないですかね。
感想でなくていいので、読まれたら「読んだ」と一言コメントいただけると、まだ読者さんがいるのがわかるので、うれしいです。
- 712 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/21(金) 04:24:16.03.net
- 読んでます!!
- 713 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/21(金) 04:26:10.22.net
- ほぷみんが好きでして…ありがとうございます……
- 714 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/21(金) 09:34:50.46.net
- >>712
>>713
まだ読者さんいらした!ありがとうございます!
- 715 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/22(土) 02:49:17.00.net
- エロいジミンちゃん最高です!!いつもありがとうございます!!
- 716 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/22(土) 16:12:08.81.net
- >>715
こちらこそありがとうございます〜!
読者さんがいてくれてホッとしました
- 717 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/23(日) 09:17:00.14.net
- >>711
お久しぶりです 読んでますよー😃
エッチなジミンちゃんもホプが起きてるの気づいても最後までしっかり楽しんじゃうユンギも我慢できなくなってしまったホプも良いです
- 718 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/23(日) 20:08:23.02.net
- >>717
ありがとうございます!
また書いたら置いて行きますね!
- 719 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/27(木) 19:54:05.25.net
- >>711
作者さんお久しぶりです!!!
週一くらいで覗いてたんですが更新されてて狂喜乱舞です
ジミンちゃんを好きにしちゃうユンギヒョンたまらなかったしその後ホソクのことも受け入れちゃいそうなエッチなジミンちゃん…
いつも本当にありがとうございます!!大好きです!!
- 720 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/28(金) 00:51:39.68.net
- 続きが見たい一心でございます
- 721 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/28(金) 01:16:32.53.net
- なんか4月までしか読み込めなくなっちゃった
なんでだろアプリのせいかな
- 722 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/28(金) 12:48:10.67.net
- 続きが見たい一心でございます
- 723 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/29(土) 10:18:37.06.net
- >>719-722
ありがとうございます。覗いてくださってたんですね。ホプミン続き書きますね。
しばらくお待ちください。
- 724 :「可愛いジミン」ホプミンR18:2017/07/30(日) 17:28:02.62.net
- >>710の続きです
ユンギとジミンの閨事を聞いてしまい、我慢できずにジミンに迫っちゃうホソクです。
ホプミンR18なので苦手な方はスルーで。
- 725 :「可愛いジミン」1 ホプミンR18:2017/07/30(日) 17:29:03.90.net
- ホソクは手にしたものを指先で弄んでいた。今や硬さを失い、小さくフニャフニャとしているそれは、持ち主の性質を表しているようだ。
細く長い指がジミンの感じる道筋をなぞる。思わず熱い息が漏れる唇をホソクの唇が塞ぐ。
舌を差し込もうとして、ジミンが唇を閉じていることに気づいたホソクはジミンの顎を片手で持ち上げるようにして、両ほおを強く指で押した。
う、と言って肉厚の唇が開くと、すかさずホソクは舌を滑り込ませる。
ホソクの舌はジミンの舌を起こすように刺激して、やや手荒に絡んでいく。
と同時に片手でジミンの下腹部を目覚めさせようとしている。
性急な真似にジミンは辛そうに喘いだ。
ホソクを押し戻して、横に逃れようとする。だが背中にキスされてブルッと身を震わせたのをホソクは見逃さない。
横から後ろ抱きにするようにして、ジミンの耳、首、肩に口づけを落としていく。ジミンはまた熱いため息をついた。
ホソクは背中からジミンを抱きしめ、音を立てて首筋や背中にキスを繰り返す。
ジミンは大きく息をついたあと、溶けちゃう、と呟いたが、耳を舐められて、あう!と呻いた。
ホソクは囁く。
「ジミン」
ジミンは薄目を開けているが、答えない。
ホソクはジミンの下半身へと降りていく。まだ力無いジミン自身を口に含んだ。ジミンがまた呻く。
口の中で転がすうち、ジミンの息遣いが荒くなってきた。
もうだめだよ、だめだよ、と呟いている。少し張りが出てきたのを感じると、ホソクは口からジミン自身を出して、彼に見せつけるように舐めてやる。
ジミンは大きく呻き、ヒョン、とホソクへ手を伸ばした。
「ヒョン、こうしない?口でしてあげるから」
- 726 :「可愛いジミン」2 ホプミンR18:2017/07/30(日) 17:31:19.05.net
- ホソクをベッドに座らせると、ジミンは素っ裸のまま、ヒョンの足の間に顔を埋める。ホソクは片手をベッドにつき、片手の指をジミンの髪の間に差し込んでいる。
ジミンの舌は小さく可愛いらしい。
口中も小さいらしく、ホソクを咥え込むのに難儀する。半分だけ口に入れている状態だ。
もっと、というようにホソクが動かすと、喉の奥を突かれて、うっとなっている。
誤魔化すように一生懸命小さな舌を動かし、これでいいかというようにホソクを見ている。
ホソクの根元から先の方まで、感じる道筋を忠実に通りながら、
チロチロと動く小さな舌が可愛くてホソクは目を細める。
ジミンの口の中に侵入させようとして、唇にグイグイ押しつける。
仕方なく開いたジミンの口に勢いよく突っ込んで、ジミンは喉を突かれ、またうっとなった。
そのまま出し入れすると、大きな口を開けるのが辛そうに涙目になっている。
それでもヒョンを満足させようと、懸命に舌も動かすのが健気だった。
可愛いな
ホソクはまだ続けようとするジミンをベッドの上の方に引っ張りあげて、
再び自分がジミンのものを咥え込んだ。
ジミンは切なそうに呻く。
さっきより形になってきた自分の分身が厭わしいように、ジミンは顎を上げ、首を振って、意識を分散させようとした。
だめ、ヒョン、だめ、と唸っている。
- 727 :「可愛いジミン」3 ホプミンR18:2017/07/30(日) 17:33:28.18.net
- だめじゃないだろ、とホソクは咥えていたものを離し、今度は手で刺激を始める。
ジミンはくぅ、と唸って両手で顔を覆っていたが、ホソクはその手をどけさせた。片手でジミンを刺激しながら、片手でまたジミンの両ほおをギュッと押す。
「ほら、出せよ、舌」
荒い息遣いと共に弱々しく差し出される舌をホソクはどう猛に吸った。
必死でホソクのキスを受け入れるジミンの額に汗が浮かび流れた。
ホソクはジミンを押さえ込むと、執拗にジミンの下半身を片手で刺激する。
ジミンはあ、あ、あと首を振って抵抗した。
はあはあ、という息の音が部屋に響き、ジミンがなんとかホソクから逃れようとしてベッドを軋ませる音が断続的に続いた。
う!ああ!とジミンが叫び出す。
ああ、もう、だめ、いっちゃうよ
ホソクは手の動きをやめ、ジミンを押さえ込んだまま、ジミンに強く口づけた。
ジミンは熱にうなされたような瞳でホソクを見る。
ホソクがジミンの腰を持ち上げると、ジミンは恥ずかしいのか顔を覆った。
ホソクがジミンに自分自身を突き立て入っていく。
ジミンはユンギに抱かれたときのように、また甘い声をあげた。
ホソクが奥へ奥へと入っていくと、ああ、おお、と呻いた。
ジミンの甘い声にホソクは早くも達してしまいそうになり、慌てて自分を落ち着ける。ジミンはホソクの下で小さく喘いでいる。
思い直してホソクはジミンを四つんばいにさせた。
再びジミンに差し込むと片足を立てて、自分をジミンの中で思い切り暴れさせる。
白い背中のジミンは快感に喘ぎ、喘ぎながら嫌、嫌、と懇願する。
見るとジミンのものがいつの間にかピンと立ち上がって、今にも打ち上げそうになっている。
意地悪なホソクは再び手でジミン自身を可愛いがり、ジミンは泣き声をあげた。
やめて、ヒョン、意地悪!と罵っている。
- 728 :「可愛いジミン」4 ホプミンR18:2017/07/30(日) 17:43:28.17.net
- 「そんなこと言っていいのか?」
ホソクはますます意地悪な気持ちになり、腰を激しく動かしてジミンを虐めたてた。ジミンは甘い悲鳴を上げている。
と、ホソクはジミンを転がすとジミンのものを咥えて舌で弄ぶ。
ジミンは呻いて、ホソクの頭を押し戻そうとする。それが叶わないと知るや、呻きながら頭を振って意識を分散させようとする。
それでも高まってきて決壊しそうな瞬間に、またホソクはジミンのものを口から離し、
ジミンの中にホソク自身を突き立てるので、ジミンは四つんばいになりながら泣き喚いた。
「鬼!ヒョンの鬼!」
喘いで逃げようとするジミンの腰をがっちり捕まえて離さず、ホソクはジミンを責め立てる。
ああ、もう、ぼく、と喘ぐジミンの瞳からは涙がこぼれ落ち、唾液が糸をひいた。
と同時にジミンの下半身からミルクが発射される。
崩れ落ちそうなジミンの腰を持って、ホソクは最後の仕上げにかかる。
奥まで差し込まれてジミンは声にならない悲鳴を上げる。その後激しく続くホソクの仕業にこれ以上ないほど可愛い声をあげる。
ジミンの甘い声に誘われるようにホソクも絶頂を迎え、ジミンの中に全て注ぎ込んだ。
まだ甘く喘いでいるジミンが愛おしくて、背中にたくさん口づけたあと、こちらを向かせ唇にキスした。
ホソクは微笑んでジミンの前髪をかきあげた。
「可愛いよ、ジミン」
ジミンに口づける。
「俺のジミン」
唇を離してからホソクはふと不安になった。
「ジミン、俺のジミンだよな?」
ジミンはまだ息を弾ませていたが、ホソクの言葉にコクリと頷く。
ホソクは黙ってジミンの顔を見ていたが、やがて再び彼の全身にキスし出した。
部屋にジミンの甘い声が響く。
「ああ、もう、…もうダメだって…内緒にするから…
ほんとだって、ああ…抱かれないよ、誰にも…
ホソギヒョンだけ…ほんとだってば…ホソギヒョン、ほんとだってば…」
ホソクはどうやらジミンに自分の身体を忘れさせないようにするらしかった。
ーー終わりーー
- 729 :「可愛いジミン」ホプミンR18:2017/07/30(日) 17:44:24.39.net
- 以上です。「可愛いジミン」シリーズ、また書けたらなと思ってます。
- 730 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/30(日) 20:21:55.27.net
- ジミンちゃん本当可愛すぎて独占したいホソクの気持ち分かります…最高に可愛いジミンちゃんでした
ホプミン大好きなんで感謝してもしきれないです
ありがとうございます
- 731 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/31(月) 00:28:49.10.net
- >>728
ユンミンからホプミンへの続き ありがとうございます
小悪魔ジミンちゃんにヤキモチからなのか意地悪しちゃうホビ 良いです( ̄ー+ ̄)
- 732 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/07/31(月) 08:26:46.75.net
- >>730
>>731
ありがとうございます。ニヤニヤしながら書きました!w
- 733 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/09/15(金) 18:27:51.62 .net
- https://kuir.jm.kansai-u.ac.jp/dspace/bitstream/10112/9103/1/KU-0010-20150331-05.pdf
- 734 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/09/17(日) 14:42:24.15 .net
- http://imgur.com/cjDNU7X.jpg
http://imgur.com/GFvi9lQ.jpg
http://imgur.com/P6suVtG.jpg
http://imgur.com/QrXmu8v.jpg
http://imgur.com/5EmF8pF.jpg
てす
- 735 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/09/17(日) 14:49:37.97 .net
- http://imgur.com/E3r5MSo.jpg
http://imgur.com/q0Z8QXm.jpg
http://imgur.com/uHfpI40.jpg
http://imgur.com/G8LKyuq.jpg
http://imgur.com/GmmfihR.jpg
てす
- 736 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/09/22(金) 21:12:01.34 .net
- 午後の紅茶 ミルクティーを何分で飲めるか挑戦してみた リベンジ編!
https://youtu.be/lTNnTdwlIdo
- 737 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/11/12(日) 00:16:05.29 .net
- もう書かない かなぁ
- 738 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/11/12(日) 22:52:13.37 .net
- 作者さんには感謝しかないよ
たくさんの萌えをもらった
色んな組み合わせに萌えられる事も分かったしありがたい存在でした
- 739 :グクテテ好き:2017/11/14(火) 00:02:33.47 .net
- 本当に作者様には感謝しかないです。本当にありがとうございます。私も書き手になりましたが(主にベッターで)きっかけはここでたくさん素晴らしいお話に触れさせてもらえたからです…またちょくちょく顔出します!
- 740 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/11/14(火) 20:20:16.22 .net
- あっ、あっ、コメント、ありがとうございます……
お恥ずかしいです。
ごめんなさい、いまナムチムを書いているのですが、中々まとまらなくて…できたらあげますね!
ひょっとして書き手さんもいらっしゃるのでしょうか…私も時々ツイッターのお話覗かせてもらってます。こちらこそ楽しませていただいてます。
ありがとうございます。
- 741 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/11/15(水) 01:17:02.23 .net
- ご無沙汰してました。
ナムチム半分だけ書けたので投下します。
「可愛いジミン」シリーズということで。
今回はキス止まりエロ無しです。
- 742 :「エロミン1」ナム×ジミン:2017/11/15(水) 01:20:45.16 .net
- 「コーヒー持ってきたよ」
モンスタジオのドアを開けると、コンピュータの前の椅子からスタジオの主が、首だけ後ろに向けて礼を言った。
「ありがとう、ジミン。ちょうど飲みたいと思ってたんだ」
ジミンは作業の邪魔にならない場所にコーヒーの入ったタンブラーを置いた。
「どう?」
ナムジュンはPCの画面を見つめながら呟く。
「うん、いい感じだよ」
タンブラーを口に運ぶと、ジミンを、見上げニッコリ笑う。
「うまいな。サンキュー」
ジミンはヒョンの両肩に小さな手を置いて、おねだりする。
「僕、聴きたいな」
「まだ完成してないよ」
かむりを振るヒョンの首に背後から腕を回し、ヒョンのほおに自分のほおをくっつける。
「かまわないよ。ナムジュニヒョンの作る歌、好きなんだ」
渋るヒョンの前に回ると、その手からタンブラーを取り上げ机に置く。両手をとり、恋人つなぎでニギニギしてみる。
ナムジュンは仕方ないなという顔をした。
「いいよ」
- 743 :「エロミン2」ナム×ジミン:2017/11/15(水) 01:21:48.35 .net
- ジミンを引っ張って自分の膝の上に座らせると、ヘッドホンを頭にかけてやる。
ジミンの背後からコンピュータを操作し、自作曲をかけ、そのままジミンの腰に腕を回した。
ジミンは唇に片手を当てて聴いている。
ナムジュン は彼の反応を伺っている。
「 どう?」
ジミンは聞き終わるとヘッドホンを外し、ため息をついた。
ナムジュンを振り返ると、尊敬の眼差しで彼を見た。
「すごい。いいね」
「そう?」
ナムジュン はうれしそうに膝の上のジミンをハグする。
しかしジミンがもう一度ため息をついたので、理由を聞くとジミンはあきらめたようにこう言った。
「だってさ、どう考えたってこれは僕の歌じゃダメだもの」
拗ねたように唇を尖らせる。
「僕も早くこういう綺麗な歌を歌いたいよ」
ナムジュンは笑ってジミンを抱きしめた。
ジミンはヒョンの様子を不思議に思った。
- 744 :「エロミン3」ナム×ジミン:2017/11/15(水) 01:23:10.93 .net
- 「どうしたの?」
ジミンの耳元でナムジュンが囁いた。
「おまえが歌うんだよ、この歌は」
ジミンは驚いてヒョンを振り向く。
「僕?」
「そうだ」
ジミンは最高にうれしそうな笑顔を見せた。が、すぐにその顔を曇らせた。
「どうした?気に入らない?」
「そんなことないよ!すごく好きだから、この歌。だから、うれしい」
「うれしい?けど?」
「けど…」
「けど?」
「自信ないです」
「まあ、そういうな」
「でも…歌ったことないよ、こんな綺麗な歌。ダメにしちゃいそうで怖いです」
「そろそろ自信を持っていい頃じゃないか、ジミン。お前ならやれるさ」
「そうかな…?」
力強く頷くヒョンにジミンは自信無さげな顔を見せた。
- 745 :「エロミン4」ナム×ジミン:2017/11/15(水) 01:24:49.52 .net
- ○
「ヒョン、やっぱり僕、無理だよ」
ジミンが再びモンスタジオを訪れたのは、ナムジュンの曲が出来上がって数日後だ。
肩を落としてうなだれている姿は見るからに元気がない。
ずっと歌のレッスンをしていたからだろうか、声がわずかに掠れていた。
部屋のソファに腰をかけるジミンに、ナムジュンは笑って話しかける。
「どうした? おまえらしくもない」
ジミンは何か言おうとして、ナムジュンの顔を見たが、その瞳にみるみるうちに涙が溜まっていく。リーダーは慌てた。
「どうしたんだよ?うまくいかないのか?」
ジミンは黙って頷き、その拍子に悔し涙がパラパラとほおにこぼれ落ちた。
ナムジュンは黙って、片手でその涙を拭ってやった。
「大丈夫さ。おまえはうまくやれる」
「ヒョン、僕ダメです」
「しっかりしろ〜、元気出せ」
「声が…僕、限界があって…出ないんです」
「練習しても?」
「したんだけど…」
「ん?」
「……なんか違うんだ。」
「……ジミン」
「ジョングクならうまく歌えると思います。だから」
「おいおい、がんばってくれよ」
- 746 :「エロミン5」ナム×ジミン:2017/11/15(水) 01:26:03.06 .net
- ジミンはナムジュンの両袖をつかむと、真剣な顔でヒョンを見上げる。
「僕、この歌大好きだよ、ヒョン。だから僕がダメにするのは嫌なんだ」
ナムジュンはジミンの顔を眺めていたが、ニッコリ笑ってその頭をポンポンする。
「この曲はおまえに歌ってほしいんだ」
「でも」
「ジミン、おまえの声じゃなきゃダメなんだ」
「でも」
「ああ、なんだ、つまり」
ナムジュンはジミンの横に座ると、片手をジミンの頭に回して引き寄せ、その可愛らしくふっくらとした唇にキスをした。
キスは涙の味がする。
唇を離すと、ジミンが驚いて顔を赤くしている。
「ヒョン」
ナムジュンは困った顔をしている。
「つまり、こういうことなんだけど」
頭をかく。
「わかりにくかったかな」
- 747 :「エロミン6」ナム×ジミン:2017/11/15(水) 01:28:04.94 .net
- ジミンの右手をとり、その可愛い指に口づけ、長い指でジミンのほおをなでると、赤いぽってりとした唇に再び口づける。
ジミンはうっとりと瞳を閉じている。
味わうようにジミンの唇をはみながら、ゆっくり舌を絡めると、ジミンは腕の中で痺れたようになっている。
キスの雨に半ばぽおっとしながら、
「ヒョン、僕でいいの?」
と聞いてきた。
ナムジュン はキスをしながら優しく
「なにが?」
と聞き返す。
ジミンの瞳が問いかけている。
「だって…ヒョンは他の…」
ナムジュンは愛おしそうにジミンの頭を撫でた。
「誤解だよ、ジミン」
「…そうなの?…」
再び合わせた唇は濡れている。
ジミンが漏らす吐息にナムジュンは我慢できないというふうに首を振った。
「ねえ、いいか?」
おもむろにシャツを脱がそうとするヒョンに、ジミンはあわてて磨りガラスのドアを指さす。
「ダメだよ。鍵もかからないし」
それを聞くや、ナムジュンは立ってドアを開けると、ドアの外に
「作業中。邪魔するな」
の札をかけ、ドアを閉めると内側からドアをソファで封鎖した。
ジミンを床に押し倒しながら囁く。
「これで大丈夫。あとはジミンが声を出さなければ」
ジミンは笑った。
「出すようなこと、するの?」
ナムジュンはジミンを脱がせにかかっている。
「するよ」
ヒョンはニヤッと笑った。
- 748 :「エロミン」ナム×ジミン:2017/11/15(水) 01:32:06.35 .net
- 今日はここまでです。
コメントありがとうございました。
- 749 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/11/15(水) 20:05:19.33 .net
- 暇なときグクミンに嫉妬したググテテかテテを慰めるテギお願いします
- 750 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/11/15(水) 21:05:31.93 .net
- 作者さんいつもありがとうございます!!
ジミンちゃんかわいすぎて毎回毎回最高ですね!!モニヒョンは優しくしてくれそうだな…素敵
- 751 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/11/15(水) 21:46:40.46 .net
- >>749
こんばんは
グクミンに嫉妬してる、けど、グクテテなんですね?グク攻めですね?了解しました!
>>750
感想ありがとうございます。
ナム兄はきっと優しすぎてジミンを溶かしてしまうかもしれません!
- 752 :基礎的財政収支の黒字化目標を破棄せよ:2017/11/16(木) 11:57:10.53 .net
- 腹痛い。
死ぬぞ。
- 753 :「可愛くないヒョン」ユンホプ:2017/11/25(土) 16:34:11.49 .net
- すみません、先にユンホプが書けましたのでアップします。
- 754 :「可愛くないヒョン」ホプユン:2017/11/25(土) 16:35:25.50 .net
- 間違えました。ホプユンです(カップル表記に弱くてすみません)
- 755 :「可愛くないヒョン」1ホプユン:2017/11/25(土) 16:36:20.26 .net
- ユンギはベッドに倒れこんだ。高級ホテルのツインルーム。ツインを一人で使うので、片方のベッドの上にはスーツケースが開きっぱなしで放り出されている。
疲れ切っていたユンギはすぐにも眠りに落ちそうだったが、部屋に響き渡るチャイムの音にハッとした。
舌打ちをし、不機嫌な様子でドアに向かう。
ドアののぞき穴にホソクの姿を認めると、ユンギは一瞬にして目が覚めた。ドアを開けるべきかどうか悩んだが開けないという選択肢は逃げることに思われたので、鍵を開く。
チキンのいい香りを漂わせホソクが入ってくる。
ちらっとユンギと目を合わせると、挨拶もせず彼の前を通り過ぎ、客室備え付けの小さなテーブルの上にチキンの入った紙袋を置いた。
ユンギは腕を組むと壁に寄りかかった。
「何」
ホソクはチキンの紙袋に目を落としたまま言う。
「一緒に食べようと思って」
ユンギは小さい目を二、三回まばたきする。
「俺、寝るから」
「チキンは?」
「いらない」
服のままユンギはベッドの上に転がった。ホソクは紙袋を開けるとチキンを取り出し食べ始めた。
部屋にチキンの香りが充満する。
「このチキン、有名らしいよ。よく有名人が食べに来てる」
ホソクが何気ないふうに会話をしようとしているのを感じて、ユンギも調子を合わせた。
「うまいのか」
「うん。いける」
ホソクの返事を聞いても、ユンギはじゃあ俺も食べる、とは言わなかった。
目の上に腕を置いている。
沈黙が流れ、ホソクがチキンを食べる音だけが僅かにしている。
やがてチキンを一つ食べ終わると、脂で光った指を舐めながら、またもや何気ない様子でホソクは言った。
「悪かったよ」
- 756 :「可愛くないヒョン」2ホプユン:2017/11/25(土) 16:38:08.54 .net
- ユンギが何も言わないので、ホソクはそのまま言葉を続けた。
「そういうつもりじゃなかったんだ。ただ、ちょっと…」
言葉を切る。ユンギは黙っている。
「ちょっと…」
ホソクはどう説明するべきか迷っているようだった。
「ちょっと、うん、俺がわがままだったかな?」
笑顔を作ったホソクはユンギに視線を向けたが、相変わらずユンギは腕で目を隠している。ホソクは椅子から立ち上がるとユンギの元まで歩み寄り、彼の横に寝転んだ。ユンギの腕を持ち上げ、顔をのぞき込む。
「許して?」
ユンギはだが目を閉じたまま呟く。
「別に何も怒ってない」
腕をホソクの手から取り戻そうとするが、ホソクはがっちり掴んで離さない。
「怒ってないの…じゃあシュガヒョン、あれは無し?」
「…あれって?」
「その、別れる、とか、なんとか」
ここで初めてユンギは目を開けると、しっかりホソクの目を見て言った。
「何言ってるんだよ、有効だよ」
「だって怒ってないって…」
「怒ってない」
「じゃあ」
食い下がるホソクに、ユンギはやおら身を起こした。
「怒ってないし、もう怒りたくない。だからもういいだろ」
言葉に詰まるホソクに更に言い放つ。
「面倒なんだ、そういうの」
「シュガヒョン」
- 757 :「可愛くないヒョン」3ホプユン:2017/11/25(土) 16:40:15.00 .net
- ホソクの手から逃れてユンギはベッドを降り、テーブルに向かう。
「チキンもらう」
まだ温かいチキンを一つ取り上げるとムシャムシャ食べ出す。そんなユンギを見つめていたホソクは口に手を当て苦笑する。
「意外と根に持ってます、ヒョン?」
「は?何言ってんだよ。意味わからんから」
「だから悪かったって。俺が嫉妬して、その、ヒョンに悪口言ったのは謝るから」
ユンギが無言で食べ続ける横に、椅子を持ってきてホソクが座る。
「言い過ぎたよ。ヒョンは俺の気持ちがわからないとか、俺なんか眼中にないとか言ってごめん」
「覚えてない」
「本当は誰よりも俺のこと考えてくれてたって知ってるから。シュガヒョンは本当は優しいってわかってるよ」
「どうだっていいだろ、そんなこと」
ユンギは本当に興味なさそうにチキンを食べ続けた。
ホソクはヒョンを攻略しあぐねて、顎を手でさする。
「どうやったら許してくれる」
「だから言っただろ。許すとかじゃないって」
「なんでもするから」
「おまえ、しつこいぞ」
「ねえ、ヒョン」
「終わりだよ、ホソギ。そう言っただろ」
ホソクはヒョンの横顔をじっと見つめた。ユンギはもうとっくにチキンを食べ終わって、骨をテーブルに置こうとしていた。
指が鳥の脂で光っている。
ホソクはいきなりその手を掴むと指の根元まで咥えて舐めた。
ユンギが顔をしかめて、自分の手を取り返す。
「やめろ」
だがホソクはヒョンの前に立つと素早くユンギの唇にキスをした。
さっとユンギはホソクから離れ、その拍子に椅子が後ろへ倒れた。
「やめろって」
ユンギはホソクの脇をすり抜けてドアへ向かおうとしたが、ホソクは逃さずヒョンを捉えるとそのまま引きずっていって、ベッドの上に放り投げた。
無言で起き上がろうとするヒョンを再びベッドの上に押し倒すと、熱心にこう言った。
「終わりじゃないです。こんな終わり方好きじゃないよ、ヒョン」
優しいが断固としたホソクの言葉にもユンギはうんと言わず、ため息をついて横を向く。
「終わりはそんなもんだろ」
- 758 :「可愛くないヒョン」4ホプユン:2017/11/25(土) 16:42:09.12 .net
- 言うことを聞かないヒョンの体を仰向けにするとホソクは再び唇を重ねた。
久しぶりに吸ったユンギの薄い唇はチキンの味がする。以前と違ってユンギは唇を重ねても反応しない。ただされるがままになっている。ホソクはもどかしく思った。
ユンギの白い手がホソクの顔を遮る。
「もういい加減にしろ。俺疲れたんだよ」
そう言って再び身体を横に向ける。
こんなにホソクが熱心に口説いているのに、ユンギはつれない。
可愛い弟の気持ちを鎮めるために今だけの約束すら口にしようとしない。
ホソクと目を合わせようとせず、横を向いて頑なに拒否の姿勢を貫いている。
ホソクはヒョンの体を揺さぶってみた。反応がない。
手を取って自分の方を向かせようとすると、払いのけられた。
もう一度同じことをしたが、やはり払いのけられる。
「ヒョン」
返事はない。
「シュガヒョン」
ホソクは悲しい気持ちになったが、どうにもならないので、仕方なくベッドから立ち上がり部屋を出ようとする。
と、ユンギの声がした。
「それがいいよ、ホソギ。そうしろ」
振り向くと、ユンギはやはり目をつぶったままベッドの上で横を向いている。
ホソクは無言でベッドに歩み寄ると、有無を言わせずユンギに上を向かせた。
ユンギは目を開き、ホソクの顔を見つめた。と、ユンギの鼻の横にポタリと雨が降った。
ユンギは視線をそらして呟く。
「泣くなよ」
ホソクは自分でも涙が出たことに驚いていた。今は悲しさよりも、悔しさで胸がいっぱいだった
- 759 :「可愛くないヒョン」5ホプユン:2017/11/25(土) 16:44:44.40 .net
- <ここからエロありです。苦手な方はスルーで>
「ヒョンは平気なのか。俺たち、こんなふうに終わって、それでいいのか」
ホソクの声は震えている。
ユンギは相変わらず横を向いていたが、わずかに瞳が揺れるのをホソクは見逃さなかった。
「ヒョン考え直してよ」
ホソクは三度ヒョンの唇を吸う。
ユンギは無反応だったが、自分のシャツのボタンが外されていくのに気づいて咎めた。
「おい、ホソギ」
やめないので払いのけようとした瞬間、彼の指がユンギの肌に触れた。
色素の薄い、いや真っ白といってもいいほどのユンギの胸をホソクの指が撫で回し、薄茶色の乳首をホソクの舌が這う。ユンギは喘いだ。
ヒョンの体から素早くシャツを剥ぎ取ると、ホソクは自分も上半身裸になった。
ユンギは相手を押しのけようとして暴れた。
「やめろって。こんなことして俺がうんって言うのか?」
「知りません」
「ホソギ」
「シュガヒョン、俺の体好きでしょ?いいじゃないですか、最後に抱かれてくれたって」
ホソクは自棄になっているのか、ユンギに四の五の言わせるつもりはないようだった。
ユンギは可能な限り抵抗していたが、やがて下半身をホソクが咥え込むと、大きくため息をついた。
ホソクを引き剥がそうと頭を押すが、彼の舌は執拗にユンギを捉え、なんとも言いようのない感覚がユンギの体を貫き、抵抗する気力を奪う。
- 760 :「可愛くないヒョン」6ホプユン:2017/11/25(土) 16:45:52.96 .net
- 奪う。
「やめろ…」
ホソクはヒョンの顔を見るが知らん顔で舌を使っている。
肩で息をするユンギの顔が歪む。
「ホソギ、やめろ…」
ほおに赤味が差し、瞳を潤ませて喘ぐユンギを寸前まで高めると、ホソクは口を離しヒョンの背後に回る。
ユンギをベッドの背もたれに捕まらせようとするホソクと、そうはさせまいとするユンギの間で攻防が繰り広げられた。
結局ホソクがヒョンに言うことを聞かせ、その背中に密着したとき、ユンギはさすがに声を荒げた。
「やめろってホソギ!」
しかし容赦なくホソクは自分自身をユンギの腰に突き立て押し込んだので、ユンギは声をあげた。
ヒョンの白い肌に口づけしながらホソクは呟く。
「好きなんだよ」
ヒョンの固くなって今にも破裂しそうなものに手を伸ばし、優しくさする。
「好きなんだよ、ヒョン。知ってるよね?」
ユンギの感じる道筋をホソクの指が辿ると、後ろからも攻められていることもあって、ユンギはたまらず、くぅと声を漏らした。
荒く息をするヒョンの唇をホソクは再び吸う。
- 761 :「可愛くないヒョン」7ホプユン:2017/11/25(土) 16:47:55.06 .net
- 「ユンギ…」
ユンギの唇に舌を差し入れ、彼の舌に絡める。ヒョンの舌は少しだけ応える。
「ユンギ…」
唇を吸った。はあ、というユンギの息遣いが聞こえる。それを聞いてまた唇を吸い、ヒョンのものを捕らえた手をゆっくり上下させる。ユンギが堪らず唇を離し喘いだ。
「あ、あ…」
ユンギのものはもう溢れる寸前だ。わかっている。わかっていて、ホソクは弄ぶ。体を離し、ユンギを口に咥え、分かれた部分を舌先で突く。
ユンギは声を出さずに仰け反った。
また口に含むと首を振って押し戻そうとする。呻きながら必死に耐えているようだ。
ホソクは起き上がって、今度はヒョンを四つん這いにさせて上からのしかかる。ユンギの腰に自分を突き立てると、ユンギが泣き声をあげる。
ホソクはこのときとばかりに懇願した。
「やり直そう」
ユンギは答えないが、ホソクは何としてもヒョンにうんと言わせたくて攻め立てたので、ユンギは微かに悲鳴を上げて、ホソクに突き立てられたまま、自分のものを放ってしまう。
しかしホソクはそこでやめようとはせず、ますます激しくしたのでユンギはたまらず大声をあげた。
ホソクはヒョンの耳元で囁く。
「ヒョン、愛してるって言ってよ」
ユンギは首を横に振った。
- 762 :「可愛くないヒョン」8ホプユン:2017/11/25(土) 16:50:46.49 .net
- ◯
ホソクが達したが、まだユンギは頑なな態度をとるので、ホソクもムキになっていた。
ぐったりしたヒョンを無理矢理起こすと放ったばかりのホソク自身を咥えさせる。ユンギはノロノロと動くが、いざホソクを口にすると、驚くほど滑らかに舌を使うのでホソクのものはたちまち元気を取り戻した。
そこまでしておきながら、いざというときは拒むので、ホソクはまたヒョンを抑えつけながら事におよぶ。
今度はベッドに仰向けになったユンギの身体中にキスをして、また彼の中に入っていく。ユンギがまた震えた。
喘ぐヒョンの声はホソクを高め、すぐ絶頂に導かれそうになる。
汗が光る真っ白な肌。
喉仏が唾を飲み込むたびにゴクリと動く、これも真っ白な首筋。
潤んだ瞳はいつのまにか真っ直ぐにホソクを見ている。
ホソクはユンギ愛しさに涙が出そうになった。
「ヒョン…いい加減素直になってよ…俺のこと嫌いになったの?」
高まりを鎮めながらホソクが問うと、ユンギは首を振った。
「ホソギのこと嫌いになんかならないよ」
「…じゃあ?」
「おまえの辛い顔見たくないんだ」
ホソクはまじまじとユンギの顔を見る。ユンギはこちらも快感と戦いながら、途切れ途切れに話す。
「俺はおまえに悲しい思いさせるから…」
「ヒョン」
ホソクはユンギにキスをする。
ユンギは重ねて言う。
「ホソギは悲しい思いしちゃダメなんだよ」
「何言ってんだよ、ユンギ」
「俺のホソギはさ、俺みたいな男と付き合っちゃダメなんだよ」
「ユンギ…」
ホソクはヒョンに長い長いキスをした。
たまらず涙をこぼしながら言う。
「ヒョンがいい人になればいいじゃん」
「…それは無理だろ」
「…全く……」
ホソクが動き出したので、ユンギは彼にしがみついた。
ホソクは愛しいヒョンの額にキスして呟く。
「それでも…俺はヒョンがいい」
「…馬鹿だな、ホソギは」
「何言ってんですか、ヒョンが馬鹿なんです」
「そうか…?」
喘ぐユンギの唇をホソクは塞ぐ。
「もういいでしょ、ヒョン。あきらめて俺と付き合ってよ」
- 763 :「可愛くないヒョン」9ホプユン:2017/11/25(土) 16:52:28.76 .net
- ユンギはニヤリとした。
「考えとく」
可愛げのないヒョンの言葉に、ホソクはわざとお預けした。
「ホソギ……」
「ちゃんと言って、ヒョン」
「ん…?」
「ちゃんと愛してるって言うの」
「おう」
「おう、じゃなくて」
ユンギはホソクの頭を引き寄せると、香港へ送る声でこういった。
「俺のもんだろ?ホソギ」
ホソクは微笑むとユンギに口づけした。
「そうだよ。馬鹿ユンギ」
〜終わり〜
- 764 :「可愛くないヒョン」ホプユン:2017/11/25(土) 16:53:29.49 .net
- 以上です。
マイドロ万歳!
- 765 :名無し戦隊ナノレンジャー!:2017/11/29(水) 01:59:43.86 .net
- >>764
ホプユン万歳!マイドロ万歳!
ツンデレユンギの攻略はさすがジェイホ〜〜プな感じがたまりません。
ありがとうございます
- 766 :「可愛くないヒョン」ホプユン:2017/11/30(木) 05:33:00.22 .net
- >>765
感想ありがとうございます!
ちょっと強引なホソクを想像するとドキドキしますね
またよろしくお願いします。
総レス数 766
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