【韓国】集団ヒステリーの反日が韓米同盟を脅かす～米国人ジャーナリスト、ドナルド・カーク[07/31]

蚯蚓φ ★

韓国の反日感情が集団ヒステリーレベルに近づいている。ムン・ジェイン大統領はこの事態を共同の名目の中に韓国の異質な政治勢力を引き込む凝集力と見ている。別の歴史的な敵との対決が新聞のトップ記事を飾る状況で、どうして韓国の右派は北朝鮮に対する強硬路線を要求し、太極旗と星条旗をふることができるだろうか?

昨今の現象は、あたかも日本人たちが本当に邪悪な人々であるかのようだ。例えば以下の通り。植民地占領者らが数万人を奴隷労働、売春で征服者に完全にみじめに服従するようにしたのではないか。だから北朝鮮問題などは忘れよう。金正恩（キム・ジョンウン）はもう韓国の友人だ。韓国人は彼のことを、彼の最も近い親戚、彼の官僚、そして軍将校と彼の統治を裏切ったと見られる数千人の貧しい人々を処刑する独裁者として記憶してはならない。

北朝鮮の韓国侵攻に関して皆さんはソウルのどの当局者からもキム・ジョンウンの祖父である金日成(キム・イルソン）を非難する言葉を聞けないだろう。「朝鮮民主主義人民共和国」の創始者であるのキム・イルソンが北朝鮮のための数十万人の中国共産軍と大韓民国のための4万人余りの米軍と同盟国が戦争するようにして数百万人の命を奪った戦争を命令した事実を気にもとめない。

文政府に関する限り日本は本当の敵だ。文政府はキム・ジョンウンに核とミサイルをあきらめるよう積極的に説得することはなく、北朝鮮との和解過程を促しながら日本を皆が嫌う対象と見ている。太平洋戦争の時、巨大な日本企業の強制奴隷労働者として働いた老人に数百万ドルを返すべきで、日本人に大規模支援を催促することより容易なことがどこにあろうか。

そして日本軍に慰安婦として強制的に引きずられて行った数万人の韓国女性たちに申し訳ない思いを感じない人がどこにいるのか?まだ生きている人々はごく少数に過ぎないが、こういう敏感な問題が文政府としては北朝鮮の核とミサイルより優先する。

しかし、日本の人々は1965年、朴正煕（パク・チョンヒ）大統領と結んだ最初の協定からほぼ50年余りがすぎて彼の娘、朴槿恵（パク・クネ）大統領と結んだ二番目の協定がまだ確かに効力があると信じ、この二協定の改正には関心がない。
（中略）

日本に強硬に対処することによってムン大統領はなくした人気を取り戻すこともできるが韓米同盟を危険にさらすこともできる。韓米日3国共助が危険に見える。韓国軍は相変らず米国とコンピュータ上のウォーゲームに参加できるが、文政府は軍事情報共有に関する日本との合意を廃棄するかも知れない。

今回の論議の真の勝者は北朝鮮であろう。ムン候補は北朝鮮との和解を政策の中心軸としたが、キム・ジョンウンが提起する脅威から抜け出すことからはるかに遠い。おそらく、より論理的には、彼は北朝鮮が1950年に韓国を侵略したことを謝るだけでなく戦争による被害補償を要求されるのが当然だ。だが、そんなことは起きないだろう。北朝鮮は日本が韓国人に及ぼした被害よりはるかに多くの負債を負っているのに。

翻訳未来韓国編集部（英語の原文はハングル記事の下に掲載）

ドナルド・カーク未来韓国編集委員・前ニューヨークタイムズ特派員

ソース：未来韓国（韓国語）＜[グローバルヴュー]反日が韓米同盟を威嚇している＞
http://www.futurekorea.co.kr/news/articleView.html?idxno=119724