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■■■■中二病の恐怖■■■■

19 :歴史社会学から見抜く現代-経営戦略/社会論:2016/08/22(月) 15:54:24.77 ID:+lScB6m24
17歳〜19歳の頃、自分は将来、人並みの努力をしていれば、高級車を買える身だと思っていた。
ベンツを買うなんて造作もなく、自分の親父でも十分に買える範中だった。
名前と製造国は忘れたが、当時そこそこ高いスポーツカーがあって、当時の自分は、親父の金があったら
そんなもんは楽勝だと考えていた。だがそれから4年経っても、自分に金運は一向に付随して来なかった。

当時から4年前後経って、当時、国内でレクサスが流行っていた。これもまた、クラウンと似たようなもので、
資本家や資産家の虚勢に過ぎないと考えていた。というか、自分の父親の新車はこれだと思い込んでいた。
だが実は、これの紛い物に過ぎない、単なる三菱のRVRに過ぎなくて、しかも昨今、さすが三菱というか、
燃費を偽装していたことが発覚した。何度同じ轍を踏んだら学習するんだと思わされるぐらいの赤恥だった。

バイト先でも、若失業者カップルが車を乗ってるのを見た。今時にこんなのが有るのかと思えるぐらいの、
俺の母が乗っている車の前の前か はたまた更に その前の世代ぐらいの車に過ぎないが、それでも一応は車だった。
さすがに運転免許を有っていた。だが自分は、この歳になって電気自転車が限界で、大卒の学士のくせに車すら持っていないことに気づいた。

宗は言った。「家族を育む為の必要悪をバカにしてるような餓鬼は、そういう連中にすらなれない。」と。
あれから7年経って、その予言は思いっきり的中していた。俺は両親のそういう所が心底に生理的に受け付けられなかった。
そして今でも、車道を見る度に、車が列を行進しているのを見ると、腹のそこから人生の悲哀が込み上げて来る。
幼い頃は高級車を買うという理想に酔っていたあの少年が、その醜態を認められず、将来ああいう風に、
国産の安物車やワゴン車で人生を糊塗するようになるんだな。って。休暇が来る度に、ああやって家畜を車に積んで、どっかに暇潰しに行って。って。

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