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インキャインセル=反出生の哲学part2

1 :考える名無しさん:2022/05/28(土) 18:26:53.03 0.net
前スレが伸びたので必要と判断して建てました
反出生アンチスレとしてご活用ください
どうせ反出生主義者は凸するので議論してあげてください

前スレ→インキャインセル=反出生の哲学
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/philo/1642688862/

340 :考える名無しさん:2022/05/30(月) 19:27:47.64 0.net
>>107
〉生きている人間の死は選好による
>>135
〉今生きている人間は、選好を充足させることを目指すべきだ。

根本的な誤解があるようですが、反出生主義は人間が現実に何をするか、の話ではなく、何をする「べき」か、という「当為・倫理」の話なのです。
>>135を文字通りに「倫理」として理解するなら、「子供を生みたい人は生むべきであり、生みたくない人は生むべきでない」という結論になり、話は終わりです。残念ながら反出生主義には全くなりませんw

そもそも生まれる前の胎児には「選好」はないんですから、倫理としての反出生主義の根拠づけと「選好」は関係しようがありません。

べネターの理屈は
1.未来に存在する可能性のある快を存在させない選択をすることは、悪くない。
2.未来に存在する可能性のある苦痛を存在させない選択をすることは、良い。
という2つの前提を根拠にしています。
反出生主義の話ですから、本人の選好も選択も一切関係ありません。本人がどう考えようが考えまいが、客観的に良い(悪くない)という意味です。
(ちなみに、この前提の根拠は、さっぱりわかりませんw)

341 :考える名無しさん:2022/05/30(月) 19:29:28.66 0.net
この2つの前提から導き出される必然的帰結は
「その子が未来にどんなに幸せな人生を送るとしても、そこに微かにでも苦痛が含まれている可能性があるなら、その子を生むべきではない。その子を生むことは、倫理的に悪である。」
となります。
仮に、その子が未来にいかなる苦痛も含まない完全に幸福な「幸福のイデアw」のような人生を送ることが確実である場合はどうかというと、
「その子を生んでも生まなくてもどちらでもいい。その子を生むことは、倫理的には善でも悪でもない」となります。

べネターは実際そういう意味のことを書いていますし、先の2つを前提にすれば、論理的にそういう結論になることは当然なのです。

で、このような論理に従うなら、>>114その他が強調するように、それを「生きている人間には適用しない」理由は、一切ありません。上記の論理をいくらこねくり回しても、そんな限定をつける理由がないのです。そもそも、人間に選択が可能なのは「未来」だけであって、その点ではその人が生まれていようといまいと、どんな過去を持っていようといまいと、一切変わりはありません。
人生を80年と仮定すれば、その人が0歳未満であれば80年分が選択可能であり、30歳なら50年分、50歳なら30年分となります。違いといったら、ただそれだけです。
未来に微かにでも苦痛が含まれるなら、その未来は「無」にするべきである、という帰結は、必然です。>>98でいうなら、いくら100億円もらって100歳まで充実して生きようと、苦痛が一切ない人生など想像不能ですから、「死ぬ方がいい、死ぬべきである」という結論になります

342 :考える名無しさん:2022/05/30(月) 19:30:19.19 0.net
もしもこの結論に納得できないのであれば、その人は、上記の2つの前提やべネター風の論理に賛成でない、ということなんですから、そちらを見直すのが当然なのです。(ちなみに、反出生主義をやめるということでは全くありません。)

なんでそうしないで、本当は信じてもいないべネター風論理を擁護しようとする人が多いのか、どうにもさっぱりわかりません。かつてマルクス主義者はどんなことをしてもマルクスの権威を擁護しようとして無理に無理を重ねましたが、べネターなんてマルクスとは比較するべくもない小物であって、別に歴史的な権威でも何でもないんですから、そんなことをする意味は全然ないと思われます。

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