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仏教の空を解説する寺子屋 2

803 :考える名無しさん:2022/07/03(日) 04:03:21.84 0.net
>>802
続き
次に赤や青などがどうやって決まったかなんだけど当然それは(本来一つに繋がっているスペクトルという連続体に)区切りを入れたからだ
この区切り方次第で特定のイロが生成消失(藍が存在したり黄緑が存在しなかったり)することになる
言語や文化や個人によって分節の仕方は恣意的であるが、その恣意性つまり「何でその人はそこで分節したのか?」という問題には立ち入らない
今から見て行きたいのは(ともかく何らかの分節の仕方で)「赤という存在」や「青という存在」が決まったということの内実についてだ
つまりは特定のイロの存在がそのように(恣意的に)決まったのはいいとして「赤はなぜ赤なのか?」「青はなぜ青なのか?」についての話になる
この問いに対する答え(赤を赤たらしめている理由)が、あらゆる存在に実体や自性がないことの説明につながる…はず
連続体(スペクトル)を分節したときに「何が起こって」それは赤になったのかについて私は2つの事が起きたと考えている
1つ目は、その存在を構成するいくつかの属性(性質)の付与
2つ目は、その存在が全体の中に占めるどこかの相対的位置(ポジション)の付与
ある存在が生成されるのは「構成する諸属性」と「占有する相対的位置」が与えられたからであり
消失するのは「構成する諸属性」と「占有する相対的位置」を失った(あるいは与えられなかった)からだ
(続く)

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