うんこ綜合スレ

考える名無しさん

我が腸内に於ける微生物の微妙なる生瞬間を観察せんと欲せば，先ず余が身体から湧き出る排泄物，俗に『うんこ』と称される如何なる存在の，形状，質感，色相に至るまでを注視すべし。然る後，腸内における食物の分解過程，消化酵素の複雑なる作用，細胞膜を介する物質交換の神秘を思考せよ。是れ即ち，腸内微生物の活動が，我が身体の生命維持に果たす重要なる役割なるを示唆するものなり。

然るに，我が観察は単なる生理現象の冷淡なる観測に止むるを得ざるものに非ず。我が内なる腑腸と外界との相互作用，環境との共生関係を思考せんと欲するならば，蓮實重彦の言語を借りて『うんこ』というありさまを解釈する以外にあらざる。我々の肉体は常に微生物と共に在り，微生物の営みこそが我々の存続を支え，維持してきたのである。

是故に，『うんこ』とは単なる排泄物に過ぎん。我々の内に宿る無数の微生物との対話の結晶，生命の交歓なり。腸内にして腸外なる広がりを持つこの微妙なる存在こそ，人間存在の微細なる模範なりしと言えるのではないか。