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世界史の俗説を解き明かす

468 :世界@名無史さん:2013/11/28(木) 03:09:39.11 0.net
江戸時代後期の人口が停滞した理由は昔から諸説あって
学者さんの間でも意見が割れている。
一昔前まではビンボだったから、幕府や藩がアホだかったから説が主流だったけど
今では>>465の説みたいに、むしろ都市化が進み豊かさゆえに人口停滞したのではないか
という説が主流になってきている。
最近では静岡文芸大の磯田道史准教授の説で、西日本を中心に人口が停滞したのは
宝永地震や安政地震などによる度重なる津波被害の教訓で河川、海岸の
大規模干拓新田開発がなくなったから、とするものもある。てか、「さかのぼり日本史」で言ってた。

で、世界史に話を戻すと近世以前は人口はある程度停滞していた方が社会は安定しやすい。
なぜなら爆発的に人口が増加したところに天災飢饉が起きると、増えた分だけ、より大規模に
餓死者が出て社会不安が増大する。ジャガイモ飢饉やフランス革命前、清朝後期なんかがこれ。
でも、人口がそれなりなら餓死者もあまり出ないわけ。江戸時代が欧州や清朝に比べて比較的に
安定した時代で、文化が発達したのも、こうした理由なのかもしれない。

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