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儒教の評価を再検討しよう

702 :世界@名無史さん:2019/03/31(日) 00:10:42.32 0.net
>>691
孔子の段階では、儒教はただの「儀式屋が垂れる薀蓄ネタ集」でしかない。どこまでも実務的。
祖先祭祀に関する教義は細かく指示しているが、宇宙論らしきものはまだ存在せず、形而上学は全く存在しない。
鬼神を語らずというが、身近な祖先の霊魂に関しては葬式に必要な範囲でしっかり語ってる。でも全体の宇宙論はない。
こういうスタイルもまた宗教の一種だ。今の日本人なら、馴染み深い神社神道をみればわかるだろう。

儒教が宇宙論を取り入れるのは、戦国末期以降、実際には漢代と思われる。
どの古代社会にもあるように、まず占いが宇宙論を取り入れ、
次に物理現象(音程論、音楽)が宇宙論的に解釈され、さらに歴史や文学もこれに侵される。
ギリシャも中華も同じパターン。
その易経が陰陽論で解釈されるようになるのは、実はかなり後代になってからのことで、
あの書物は、そもそも占いの本ですらなかったとも言われる。

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