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00年代の好きな洋楽アルバムを10枚教えてください

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/06/17(水) 13:54:10.63 ID:mI/PJ8D2V
t.A.T.u./t.A.T.u.
Destiny's Child/Survivor
Vanessa Carlton/Be Not Nobody
Norah Jones/Come away with Me
Alicia Keys/Songs in A Minor
30 Seconds to Mars/This Is War
Keane/Hopes and Fears
Jamie Cullum/Twentysomething
Michael Buble/Call Me Irresponsible
Josh Groban/Josh Groban

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/07/08(土) 20:08:55.95 ID:RzjoYQchZ
0948名盤さん
2023/04/08(土) 21:27:03.43ID:/99hq37w
>>754 の続き♪

あぶらだこ「亀盤」とユニヴェル・ゼロ「UZED」がロックの最高峰となるって説明をどうしようか考えあぐねてたら、特別枠として残してたコレを入れ忘れてたw

マルテンの「建築家の腹」サントラと、同じくマルテンの Instrumental Songs は、必ず前者を先に聴いてから、後者を聴くべきなんですな

交響曲サントラとして発表された前者を、何度か名前を出してる、ユニヴェル・ゼロの超絶シングルリード奏者 Dirk Descheemaeker が1人ソプラノとアルトの多重録音で「再現」してるんだけど、
コレも後に貼るユニヴェル・ゼロの Presage を管弦楽だけでカバーしてる ALTO ROCK ORCHESTRA と同様に、限定された声部だけで再現する事で元の楽曲の精緻なメカニズムが浮かび上がる、という構図となってます

Wim mertens
117・The belly of An architect

Wim mertens
118・Instrumental Songs

これ、間違いなくロックとして最上級の作品ですよ♪


0953名盤さん
2023/04/08(土) 21:59:23.46ID:/99hq37w
>>948 >>949 の続きで、先ずは「亀盤」

あぶらだこは木盤(その前のADK盤も)青盤が後追いだったんで、リアルタイムで聴いたのは亀盤からだったけど、鮮烈でしたねぇ・・・

中学のころ徳間ジャパンから「レーベル・インコーポレイテッド」というタイトルでその時点までの日本のインディ/インディからメジャーに移ったバンドの曲をまとめたアナログ二枚組コンピが出たんでカタログ的な期待をして買ったんだけど・・・
大半が当時UKパンク/ハードコアパンクの真似事してるバンドの曲ばかりの中で、ハッキリと光って聴こえたのが P-Model と Phew と、あぶらだこの「パラノイア」だった

まるで聴いた事が無い様な曲想と歌詞と歌唱だったんで、ちょうどCD化されたばかりの「パラノイア」収録の1st木盤を買ったら、「パラノイア」以外はまるで違う曲想と歌唱で期待を大きく裏切られたけど、ほぼ初めて体験した変拍子ロックが、
これまた初めて聴く様な独特の和テイストで鳴ってて、世界が違って見えましたねぇ・・・

その後すぐにアナログで2nd青盤を買った(コレはメジャーリリースだった1stの木盤と違って完全自主製作だったんでCD化は数年先だった)んだけど、コレもまたロックを三十年以上は更新したまんまエピゴーネンなんて生まれ様が無い特異性の塊・・・
単なる変拍子じゃなくって、1曲の中で奇数拍子のクロスリズムがどんどん入れ替わってあっという間に終わる、というのがアルバムに詰まってる怪盤

そこまで聴いて(当時CD化されてなかったADKのアナログ12インチEPは亀盤を聴いた後に、1万で個人から買った・・・その人が同時に売ってたその前に一番最初にリリースされたソノシートも1万だったので、それは諦めたw)亀盤リリースを待って漸くリリースされた

後から考えると、あれはバブル崩壊前夜で日本中が明るく浮かれてた時代の影響だったんだとも思える様な鮮やかな寿ぎに溢れた、文字通り世界に初めて生まれた種類の音楽でしたねぇ・・・今に至っても、それは微塵も更新されてませんからねw

(字数制限で入らないので、少し続きます♪)

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/07/08(土) 20:11:14.92 ID:RzjoYQchZ
0954名盤さん
2023/04/08(土) 22:01:59.29ID:/99hq37w
>>953

>>953 の続き

ヒロトモの歌唱と声に拒絶反応が出る人も居るだろうけど、日本人ならば全員が懐かしさと憧憬を憶えてしまう様な言葉と音が、他の誰であっても不可能なアグレッションと共にロック楽曲として構築されてる奇跡の様な名盤です

やっぱり言葉で書き著すのは不可能だわw

コレを差し置いてゼロの「UZED」がロックの最高到達点だとするのは ↑ の理由で、日本語のネイティブ話者/日本で生まれ暮らしてる
若しくは日本民族の中に刻まれてるモノが無いと芯からの感応は不可能な筈で、やはり音楽が全世界的に普遍的な芸術としての完全性を発揮するには、
どの言語話者にも伝わる為の抽象言語である音と音節のみによって構築されてる必要性が有り、言葉として独立した意味を持つ具象言語での歌唱を含めた音楽を
「世界最上」とするのは正しくないだろうという事です

あぶらだこ
119・あぶらだこ(亀盤)



ふぅ・・・残るはロックの最高到達点、ユニヴェル・ゼロ「UZED」だけ、ですな・・・

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/07/08(土) 20:16:36.04 ID:RzjoYQchZ
975名盤さん
2023/04/08(土) 23:42:47.10ID:xjfwIZDj
>>955 の続き♪

さて、その抽象言語だけで構築された、>>715 の冒頭に書いた通りのロック音楽の最高到達点である Univers Zero の UZED ですが・・・

今まで何度か試みたけど、そもそもこの音楽を構成してる抽象言語の意味の連なりに感応出来るのって、恐らくは20代前半までだから、この板住人相手じゃキビしいねぇ・・・

出来の良いスピーディな漫才ってあるじゃん?あぶらだこのアルバムは複数のそれがアルバム一枚分、最初から淀み無く次から次へと続いて終わるんだよ

変拍子まみれで意識し難いがパンクベースのロックであるあぶらだことは違い、UZED の場合は「漫才」ではなくって、やはりプログレッシブロック一般やクラシックの様にメインテーマ旋律に幾つものグライダーを用意して、
山あり谷ありのリズム展開に合わせて可変させていく、という「演劇」の筋立て、「ストーリー」になってんのね

反復ばかりのクラウトロックやジャーマンサイケを除いた、所謂「プログレ」楽曲の出来の良し悪し如何は、この旋律展開の説得力というか、抽象言語で綴られる「文章」の意味の繋がり・「途切れの無さ」・接続と
接続した先のパートが「ストーリーの展開」として機能してるか否か?で決定されるんだよ

分かり難いならばそれを「ピタゴラスイッチ」のカラクリで、例えばボールが落ちた先のシーソーがきちんと機能して、その先のカラクリに動力を伝える、という仕組みに淀みが無いこと、
ゴールに辿り着く為には機能しない無駄なボールやシーソーの動きが無いこと、と考えてもいい

音楽ってのは全て創り手からの一方通行だけど、この様な音楽というのは特に、創り手側からの「読ませ方・見せ方」の誘導が重要で、しかも音楽ってのは聴き手側がコントロール出来ない時間の経過の中で音の意味を追わされる形の芸術なんで、
ストーリーや「ピタゴラ」の仕掛けとしての意味を成さない「無駄」を感じさせられると、筋立てやカラクリの仕組みを追う集中力が一気に削がれちゃうのよ

(長くなりますので、続きます♪)

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/07/08(土) 20:18:51.76 ID:RzjoYQchZ
976名盤さん
2023/04/08(土) 23:45:17.91ID:xjfwIZDj
>>975 の続き♪

以前ジョンゾーンのネイキッドシティ(だったかな?兎に角ゾーンの高速ガチャガチャ転換ジャズのアルバムだったw)やクリムゾンの「RED」をプログレ或いはロックの名盤だと推してる奴と話したんだけど、
ゾーンの当時の作風はほとんど全部がそうなんだが、激速ハードコアジャズパートと、メロウだったりムーディなパートに急速転換されるってワンパターンばかりで「ストーリー」も「カラクリ」も無いのよ・・・
それに強いインパクトと面白さ楽しさを感じられるならば、その価値観自体は否定しないんだけど、運動神経と超絶的な演奏能力アンサンブル力の高さを見せつけてるだけで「作曲された作品の力」でも「創造性の高さ」でも絶対にないわいなw

次に一般的には名盤の誉れ高い「RED」に限らず、クリムゾン作品全般がそうなんだけど、俺自身が名曲だと思ってる「RED」や「太陽と旋律」その他でも、曲の冒頭から中盤までの素晴らしさのまんま終わればイイのに、
後半にインタープレイやら無駄なパートを接続しちゃうのね・・・
メインテーマ旋律を上手に可変させて展開してアウトロまで着地する、という構成になってないの・・・
ただ単に、意味性が追えないままに接続される「違うオハナシ」「ピタゴラのゴールに辿り着く為の動作をしない、無駄なカラクリ」を聴かされる事になる

それでは作曲作品、プログレッシブロックの音楽芸術としてとして鑑賞する為の集中力が維持されません・・・コレも何度も言ってるけど、ロック楽曲とは「BGM」ではなく、集中緊張した対峙を強いられる音楽であるべきなのね?

音楽家が意図して「強いる」為に創り、リスナーは音楽家の作曲アレンジ演奏によってそれを「強いられる」為に聴くのがロックなのよ
最後まで意味性が途切れないまんまのそれが出来てるのは1stのスキッツォイドマンなんかだけなんだけど、1stにしてもその他クリムゾンのアルバムと同様に駄曲が含まれてるので、俺は「ロックの名盤」にクリムゾンは一枚も挙げなかったのね・・・
その世間的な評価の高さとは違って、アルバムとしては一枚も「名盤」を創れなかったのがクリムゾンですよ

(もうひとつ、続きます♪)

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/07/08(土) 20:20:00.14 ID:RzjoYQchZ
977名盤さん
2023/04/08(土) 23:47:20.12ID:xjfwIZDj
>>976 の続き♪

さて改めて「UZED」なんだけど、その音と音、パートとパートの繋がりの抽象的な意味が一瞬も損なわれない事と、それが「ピタゴラ」のカラクリとして完全に機能してる、という事が先ず一点

次に、そのカラクリにストーリーの「伏線」として、ウッドブロックやカナモノ等パーカッションの音や、それまで同じ演奏の反復だったのに、一度だけ半音下げるサックスが、次の展開の為のフックとして働いてる、という音の配置・アレンジの細かさと正確さ、ですよ

UZED のアルバム自体はトータルで聴かないと意味が無いので貼らないが、アルバム1曲目の Presage を何度も何度も聴いたうえで、それを打楽器抜きの管弦室内楽としてカバーした ↓ を聴いてみると、ドラマー/リーダー/ UZED の全曲作者であるドゥ二の細かな装飾音や、
シングルリード吹いてる Dirk Descheemaeker の音の「抜き方、下げ方」が、如何に次の展開への「伏線/フック」となっていたのかが、ドラム/パーカッション抜きの限定された声部による再現で浮かび上がってきます

ALTROCK CHAMBER QUARTET - PRESAGE
https://www.youtube.com/watch?v=t3YeDriBalw

これも何度か書いたけど、このアルバムはモノトーンに抑えたプロダクションで、この様な精緻な音楽を聴き慣れてなかった俺には、最初は暗めのフュージョンにしか聴こえなかった
それが幾度か聴いた時、「何度も聴いてるうちに、徐々に」ではなく、一瞬でそれ等楽曲の音とパートの連なりの抽象的な「意味」、一つ一つの音とパートの役割、が分かってしまったんだな
コレはホントに雷に撃たれた様な衝撃でしたねぇ・・・今まで聴いてきたどんな音楽でも味わえなかった「分かる!分かった!!」という刃物が物理的な身体に刺し込まれた、という表現しか出来ません・・・

この様な音楽体験をしたのは後にも先にもコレ一度きりで、それ故、間違いなく20世紀の全ての芸術の中でも最高傑作されるストラビンスキー「春祭」と並べて称されないのは、単に認知度の問題でしかない、
即ち自動的にロックの最高傑作である、と確信を持って言い得るワケです

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/07/08(土) 20:20:57.23 ID:RzjoYQchZ
983名盤さん
2023/04/08(土) 23:59:33.33ID:xjfwIZDj

>>977 はナンバリングを忘れてたw

Universe Zero
120・UZED

コレで、「言葉の正しい意味でのロック楽曲」のアルバム作品だけでロックの名盤120枚が出揃いましたわ

ロック楽曲の定義も無いまんま半分以上がロック楽曲を含まないアルバム作品で埋まってる、「目配せ」だらけのケケケ100選とは全く違う、ロックの重要作品ばかりで構成されたリストアップになりましたな・・・

イギリスの「プログレ」以外の作品は、若干違うのを入れた方が良かったかな?と思うのは有りますが、
>>715 から重点的に挙げたレコメン系の作品やポストハードコア、エクストリームミュージックや「所謂プログレ」と日本のレコメン系として忘れてはならない作品に関しては充分かと思いますよ

あぶらだこに関しては、聴かなきゃ絶対に分からないし、
逆にユニヴェルゼロのUZEDに関しては、二十代半ば過ぎてる人には聴いても無理だと思われるので、その特質に関して言葉と理屈で説明する事に重点を置きました

はぁ、骨が折れたけど、自身のフェイバリットを整理し直せて有意義だったんで、校正して別スレでも使い回すかなw

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/07/08(土) 20:21:51.17 ID:RzjoYQchZ
993名盤さん
2023/04/09(日) 00:22:02.90ID:Hx2KRLHF
>>983

番外で、>>729 等で何度も何度も書いてる、ロック楽曲の定義/ロック楽曲とはナニがどうなってなければならないのか?という事を視覚的感覚的に分かる方法として、
アンジェイ・ズラウスキーの「ポゼッション」という映画作品を推しておきます♪

どの様な状態になりたくてロックを聴くのか?聴く者をどういう状態にする為にロック楽曲を創るのか?

という目的は、この映画で監督が観客に対して「そうしよう、そうしてやろう」と目論んでいる事と同じです

間違っても、楽器構成や特定のリズムやコードやメンバーの人種や髪型ファッションによって規定されるのではなくて、
「その作品に触れる事で、どうなりたいのか?その作品に触れる者をどうしたいのか?」が問題なのよ

その目的を叶える為に必要な事なら、ナニをしても、敢えてナニをしなくても、それがロックとして成立するのに必須である条件は他にアリマセン

ポゼッション、観れば分かるよ♪

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/07/24(月) 00:45:45.03 ID:6CyaGC0jF
 ↑ の「>>729」のログ

729名盤さん
2023/04/07(金) 17:34:33.80ID:88bT7LxT
>>728
当然入れるピクシーズやポストハードコアはこれからだよダウン症のケケケ♪

ついでなんで、711 に若干補足して再掲しとくわな

156 :名無しさん@Next2ch:2023/04/07(金) 15:01:28.10 ID:???
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/musice/1679741312/711

711名盤さん2023/04/07(金) 14:52:55.12ID:EWt5dZVN
>>705
ロック楽曲の定義は勿論、自身のフェイバリットを挙げる自信も無いリアルダウン症のキミがどうしても気にしちゃうみたいだから、少々改定してあげようね♪

俺が言ってるのは「リズムやノリの分断で動的なインパクトを生む構造を備えているのがロック楽曲」という事だけど、
元々はストーリーの進行に合わせて「劇的」な接続転換を楽曲に含めていた古代劇伴音楽と、それをルーツとした一部のクラシックや一部のトラッド以外にロックの祖と考えられるモノは無い、とゆってるのね?

なので厳密には、リズムやノリを分断した後に、また分断前の元パートを繰り返すのであれば、それは「ストーリーの進行に合わせた、劇的な転換接続」ではない、という事になる

即ち、単なる「ブレイク」だけではロック楽曲の構成要素としては充分ではなく、リズムやノリを分断した後に、それまでのパートとは違う旋律やリズムパターン/コンビネーションに転換する(変拍子は必須ではない)、と

そうすると、改定前の条件には当てはまってた世のロックンロールその他ポピュラー音楽楽曲の大半は除外されるってワケです

そうなると勿論、B'zの「ウ・ル・ト・ラ、ソゥッッ!!」もロック楽曲から外れてしまうので、なんだか残念ではあるよねぇ・・・

そして、俺のこのハナシ以外でロックとその他のポピュラー音楽の差異を説明可能な条件は誰一人提示出来ないので、ロック楽曲の定義はコレで確定してるってワケです♪




死ぬまで俺に一生懸命な知的障害児クン、 り か い で き ま し た か ?w

10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/07/26(水) 00:34:46.34 ID:kD27U6CXZ
>>6 の ↓

 〜 という音の配置・アレンジの細かさと正確さ、ですよ

の後に ↓ を挿入



イントロの一音が決まった瞬間に、全てのパートの構成とその音の配置や装飾音のアクセントまでが決定されてしまってるんだと、
その音楽楽曲は元々その形を持ってこの世の何処かに存在していたのが発掘されただけなんだと思わせる程の精緻精密な合理性整合性がUZの4th・UZEDの凄さなんですよ・・・

UZEDというアルバムはトータルで聴かないと意味が無いので、代わりにコレを貼っておく

https://www.youtube.com/watch?v=V8C0sJG24hE

リード奏者がダブルリードのベルクマンからシングルリードの Descheemaeker に変わったミニアルバム(リンクは別のV.A収録音源)からだけど、
それまで木管やオルガン、ピアノなんかのアコースティック楽器のみをリードとしてたのに、電子キーボード(DX7)を導入してファンからの不評を買ったんだな
でも、リード木管がシングルリードに変わった事で薄くなった中音域をカバーして持続音を提供するのに電子キーボードが必要になったんだろう
ピアノでは持続音が出せずオルガンだとアタックが弱い

控え目なドラムとベースはリズムパートと云うより装飾音の提供が主で、配置とアクセントが吟味されまくってる
こういった音の話法を精緻に積み上げる事で終盤のカタルシスを効果的に鳴らせるんだな

当時のレコメンテッドレーベル日本支部のイースタンワークスからリリースされたミニアルバムの一曲目であるコレは次の4th・UZEDの、特に1曲目とラスト5曲目の習作的な造りになってる

そのUZEDの1曲目と5曲目は終盤に爆縮レンズの作動と核爆発を思わせる程の音の密度と凝縮を持つカタルシスが起こるが、それを超えるモノはクリムゾンにもマグマにも創り出せてない

例えて云えば核ミサイルを組み上げて発射し標的地で爆縮・爆裂する所までを音で再現してる様な楽曲で、その終盤の核爆発に至るまでの曲の流れは完全オートメーションで核ミサイルを組み上げる精緻精密な製造ラインみたいなモノです

余分も不足も無く、必要な材料(音)とパーツ(パート)と工程(楽曲構成・接続とその順序)がすべて完璧に配置され動作しないと、爆縮・爆裂しない

アルバム全体に無駄音が一切含まれず、最初に材料をセットしてスタートボタンを押すだけで精緻な完成品が出来上がる工業製品製造工程の様な楽曲だけで構成されてる

ロックというのは、究極的にはその様な楽曲を鳴らすのが目的の音楽ジャンルなんだよ

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/09/22(金) 10:00:41.43 ID:RmAPEn4lP
改定して再掲



948名盤さん
2023/04/08(土) 21:27:03.43ID:/99hq37w
>>754 の続き♪

あぶらだこ「亀盤」とユニヴェル・ゼロ「UZED」がロックの最高峰となるって説明をどうしようか考えあぐねてたら、特別枠として残してたコレを入れ忘れてたw

マルテンの「建築家の腹」サントラと、同じくマルテンの Instrumental Songs は、必ず前者を先に聴いてから、後者を聴くべきなんですな

交響曲サントラとして発表された前者を、何度か名前を出してる、ユニヴェル・ゼロの超絶シングルリード奏者 Dirk Descheemaeker が1人ソプラノとアルトの多重録音で「再現」してるんだけど、
コレも後に貼るユニヴェル・ゼロの Presage を管弦楽だけでカバーしてる ALTO ROCK ORCHESTRA と同様に、限定された声部だけで再現する事で元の楽曲の精緻なメカニズムが浮かび上がる、という構図となってます

Wim mertens
117・The belly of An architect

Wim mertens
118・Instrumental Songs

これ、間違いなくロックとして最上級の作品ですよ♪

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/09/22(金) 10:01:58.32 ID:RmAPEn4lP
953名盤さん
2023/04/08(土) 21:59:23.46ID:/99hq37w
>>948 >>949 の続きで、先ずは「亀盤」

あぶらだこは木盤(その前のADK盤も)青盤が後追いだったんで、リアルタイムで聴いたのは亀盤からだったけど、鮮烈でしたねぇ・・・

中学のころ徳間ジャパンから「レーベル・インコーポレイテッド」というタイトルでその時点までの日本のインディ/インディからメジャーに移ったバンドの曲をまとめたアナログ二枚組コンピが出たんでカタログ的な期待をして買ったんだけど・・・
大半が当時UKパンク/ハードコアパンクの真似事してるバンドの曲ばかりの中で、ハッキリと光って聴こえたのが P-Model と Phew と、あぶらだこの「パラノイア」だった

まるで聴いた事が無い様な曲想と歌詞と歌唱だったんで、ちょうどCD化されたばかりの「パラノイア」収録の1st木盤を買ったら、「パラノイア」以外はまるで違う曲想と歌唱で期待を大きく裏切られたけど、ほぼ初めて体験した変拍子ロックが、
これまた初めて聴く様な独特の和テイストで鳴ってて、世界が違って見えましたねぇ・・・

その後すぐにアナログで2nd青盤を買った(コレはメジャーリリースだった1stの木盤と違って完全自主製作だったんでCD化は数年先だった)んだけど、コレもまたロックを三十年以上は更新したまんまエピゴーネンなんて生まれ様が無い特異性の塊・・・
単なる変拍子じゃなくって、1曲の中で奇数拍子のクロスリズムがどんどん入れ替わってあっという間に終わる、というのがアルバムに詰まってる怪盤

そこまで聴いて(当時CD化されてなかったADKのアナログ12インチEPは亀盤を聴いた後に、1万で個人から買った・・・その人が同時に売ってたその前に一番最初にリリースされたソノシートも1万だったので、それは諦めたw)亀盤リリースを待って漸くリリースされた

後から考えると、あれはバブル崩壊前夜で日本中が明るく浮かれてた時代の影響だったんだとも思える様な鮮やかな寿ぎに溢れた、文字通り世界に初めて生まれた種類の音楽でしたねぇ・・・今に至っても、それは微塵も更新されてませんからねw

(字数制限で入らないので、少し続きます♪)

13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/09/22(金) 10:02:44.04 ID:RmAPEn4lP
954名盤さん
2023/04/08(土) 22:01:59.29ID:/99hq37w
>>953

>>953 の続き

ヒロトモの歌唱と声に拒絶反応が出る人も居るだろうけど、日本人ならば全員が懐かしさと憧憬を憶えてしまう様な言葉と音が、他の誰であっても不可能なアグレッションと共にロック楽曲として構築されてる奇跡の様な名盤です

やっぱり言葉で書き著すのは不可能だわw

コレを差し置いてゼロの「UZED」がロックの最高到達点だとするのは ↑ の理由で、日本語のネイティブ話者/日本で生まれ暮らしてる
若しくは日本民族の中に刻まれてるモノが無いと芯からの感応は不可能な筈で、やはり音楽が全世界的に普遍的な芸術としての完全性を発揮するには、
どの言語話者にも伝わる為の抽象言語である音と音節のみによって構築されてる必要性が有り、言葉として独立した意味を持つ具象言語での歌唱を含めた音楽を
「世界最上」とするのは正しくないだろうという事です

あぶらだこ
119・あぶらだこ(亀盤)



ふぅ・・・残るはロックの最高到達点、ユニヴェル・ゼロ「UZED」だけ、ですな・・・

14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/09/22(金) 10:03:08.72 ID:RmAPEn4lP
975名盤さん
2023/04/08(土) 23:42:47.10ID:xjfwIZDj
>>955 の続き♪

さて、その抽象言語だけで構築された、>>715 の冒頭に書いた通りのロック音楽の最高到達点である Univers Zero の UZED ですが・・・

今まで何度か試みたけど、そもそもこの音楽を構成してる抽象言語の意味の連なりに感応出来るのって、恐らくは20代前半までだから、この板住人相手じゃキビしいねぇ・・・

出来の良いスピーディな漫才ってあるじゃん?あぶらだこのアルバムは複数のそれがアルバム一枚分、最初から淀み無く次から次へと続いて終わるんだよ

変拍子まみれで意識し難いがパンクベースのロックであるあぶらだことは違い、UZED の場合は「漫才」ではなくって、やはりプログレッシブロック一般やクラシックの様にメインテーマ旋律に幾つものグライダーを用意して、
山あり谷ありのリズム展開に合わせて可変させていく、という「演劇」の筋立て、「ストーリー」になってんのね

反復ばかりのクラウトロックやジャーマンサイケを除いた、所謂「プログレ」楽曲の出来の良し悪し如何は、この旋律展開の説得力というか、抽象言語で綴られる「文章」の意味の繋がり・「途切れの無さ」・接続と
接続した先のパートが「ストーリーの展開」として機能してるか否か?で決定されるんだよ

分かり難いならばそれを「ピタゴラスイッチ」のカラクリで、例えばボールが落ちた先のシーソーがきちんと機能して、その先のカラクリに動力を伝える、という仕組みに淀みが無いこと、
ゴールに辿り着く為には機能しない無駄なボールやシーソーの動きが無いこと、と考えてもいい

音楽ってのは全て創り手からの一方通行だけど、この様な音楽というのは特に、創り手側からの「読ませ方・見せ方」の誘導が重要で、しかも音楽ってのは聴き手側がコントロール出来ない時間の経過の中で音の意味を追わされる形の芸術なんで、
ストーリーや「ピタゴラ」の仕掛けとしての意味を成さない「無駄」を感じさせられると、筋立てやカラクリの仕組みを追う集中力が一気に削がれちゃうのよ

(長くなりますので、続きます♪)

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/09/22(金) 10:03:41.60 ID:RmAPEn4lP
976名盤さん
2023/04/08(土) 23:45:17.91ID:xjfwIZDj
>>975 の続き♪

以前ジョンゾーンのネイキッドシティ(だったかな?兎に角ゾーンの高速ガチャガチャ転換ジャズのアルバムだったw)やクリムゾンの「RED」をプログレ或いはロックの名盤だと推してる奴と話したんだけど、
ゾーンの当時の作風はほとんど全部がそうなんだが、激速ハードコアジャズパートと、メロウだったりムーディなパートに急速転換されるってワンパターンばかりで「ストーリー」も「カラクリ」も無いのよ・・・
それに強いインパクトと面白さ楽しさを感じられるならば、その価値観自体は否定しないんだけど、運動神経と超絶的な演奏能力アンサンブル力の高さを見せつけてるだけで「作曲された作品の力」でも「創造性の高さ」でも絶対にないわいなw

次に一般的には名盤の誉れ高い「RED」に限らず、クリムゾン作品全般がそうなんだけど、俺自身が名曲だと思ってる「RED」や「太陽と旋律」その他でも、曲の冒頭から中盤までの素晴らしさのまんま終わればイイのに、
後半にインタープレイやら無駄なパートを接続しちゃうのね・・・
メインテーマ旋律を上手に可変させて展開してアウトロまで着地する、という構成になってないの・・・
ただ単に、意味性が追えないままに接続される「違うオハナシ」「ピタゴラのゴールに辿り着く為の動作をしない、無駄なカラクリ」を聴かされる事になる

それでは作曲作品、プログレッシブロックの音楽芸術としてとして鑑賞する為の集中力が維持されません・・・コレも何度も言ってるけど、ロック楽曲とは「BGM」ではなく、集中緊張した対峙を強いられる音楽であるべきなのね?

音楽家が意図して「強いる」為に創り、リスナーは音楽家の作曲アレンジ演奏によってそれを「強いられる」為に聴くのがロックなのよ
最後まで意味性が途切れないまんまのそれが出来てるのは1stのスキッツォイドマンなんかだけなんだけど、1stにしてもその他クリムゾンのアルバムと同様に駄曲が含まれてるので、俺は「ロックの名盤」にクリムゾンは一枚も挙げなかったのね・・・
その世間的な評価の高さとは違って、アルバムとしては一枚も「名盤」を創れなかったのがクリムゾンですよ

(もうひとつ、続きます♪)

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/09/22(金) 10:04:09.59 ID:RmAPEn4lP
977名盤さん
2023/04/08(土) 23:47:20.12ID:xjfwIZDj
>>976 の続き♪

さて改めて「UZED」なんだけど、その音と音、パートとパートの繋がりの抽象的な意味が一瞬も損なわれない事と、それが「ピタゴラ」のカラクリとして完全に機能してる、という事が先ず一点

次に、そのカラクリにストーリーの「伏線」として、ウッドブロックやカナモノ等パーカッションの音や、それまで同じ演奏の反復だったのに、一度だけ半音下げるサックスが、次の展開の為のフックとして働いてる、という音の配置・アレンジの細かさと正確さ、ですよ

イントロの一音が決まった瞬間に、全てのパートの構成とその音の配置や装飾音のアクセントまでが決定されてしまってるんだと、
その音楽楽曲は元々その形を持ってこの世の何処かに存在していたのが発掘されただけなんだと思わせる程の精緻精密な合理性整合性がUZの4th・UZEDの凄さなんですよ・・・

UZEDというアルバムはトータルで聴かないと意味が無いので、代わりにコレを貼っておく

https://www.youtube.com/watch?v=V8C0sJG24hE

リード奏者がダブルリードのベルクマンからシングルリードの Descheemaeker に変わったミニアルバム(リンクは別のV.A収録音源)からだけど、
それまで木管やオルガン、ピアノなんかのアコースティック楽器のみをリードとしてたのに、電子キーボード(DX7)を導入してファンからの不評を買ったんだな
でも、リード木管がシングルリードに変わった事で薄くなった中音域をカバーして持続音を提供するのに電子キーボードが必要になったんだろう
ピアノでは持続音が出せずオルガンだとアタックが弱い

控え目なドラムとベースはリズムパートと云うより装飾音の提供が主で、配置とアクセントが吟味されまくってる
こういった音の話法を精緻に積み上げる事で終盤のカタルシスを効果的に鳴らせるんだな

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/09/22(金) 10:04:39.40 ID:RmAPEn4lP
977名盤さん
2023/04/08(土) 23:47:20.12ID:xjfwIZDj
>>976 の続き♪

さて改めて「UZED」なんだけど、その音と音、パートとパートの繋がりの抽象的な意味が一瞬も損なわれない事と、それが「ピタゴラ」のカラクリとして完全に機能してる、という事が先ず一点

次に、そのカラクリにストーリーの「伏線」として、ウッドブロックやカナモノ等パーカッションの音や、それまで同じ演奏の反復だったのに、一度だけ半音下げるサックスが、次の展開の為のフックとして働いてる、という音の配置・アレンジの細かさと正確さ、ですよ

イントロの一音が決まった瞬間に、全てのパートの構成とその音の配置や装飾音のアクセントまでが決定されてしまってるんだと、
その音楽楽曲は元々その形を持ってこの世の何処かに存在していたのが発掘されただけなんだと思わせる程の精緻精密な合理性整合性がUZの4th・UZEDの凄さなんですよ・・・

UZEDというアルバムはトータルで聴かないと意味が無いので、代わりにコレを貼っておく

https://www.youtube.com/watch?v=V8C0sJG24hE

リード奏者がダブルリードのベルクマンからシングルリードの Descheemaeker に変わったミニアルバム(リンクは別のV.A収録音源)からだけど、
それまで木管やオルガン、ピアノなんかのアコースティック楽器のみをリードとしてたのに、電子キーボード(DX7)を導入してファンからの不評を買ったんだな
でも、リード木管がシングルリードに変わった事で薄くなった中音域をカバーして持続音を提供するのに電子キーボードが必要になったんだろう
ピアノでは持続音が出せずオルガンだとアタックが弱い

控え目なドラムとベースはリズムパートと云うより装飾音の提供が主で、配置とアクセントが吟味されまくってる
こういった音の話法を精緻に積み上げる事で終盤のカタルシスを効果的に鳴らせるんだな

18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/09/22(金) 10:05:11.07 ID:RmAPEn4lP
977名盤さん
2023/04/08(土) 23:47:20.12ID:xjfwIZDj
>>976 の続き♪

さて改めて「UZED」なんだけど、その音と音、パートとパートの繋がりの抽象的な意味が一瞬も損なわれない事と、それが「ピタゴラ」のカラクリとして完全に機能してる、という事が先ず一点

次に、そのカラクリにストーリーの「伏線」として、ウッドブロックやカナモノ等パーカッションの音や、それまで同じ演奏の反復だったのに、一度だけ半音下げるサックスが、次の展開の為のフックとして働いてる、という音の配置・アレンジの細かさと正確さ、ですよ

イントロの一音が決まった瞬間に、全てのパートの構成とその音の配置や装飾音のアクセントまでが決定されてしまってるんだと、
その音楽楽曲は元々その形を持ってこの世の何処かに存在していたのが発掘されただけなんだと思わせる程の精緻精密な合理性整合性がUZの4th・UZEDの凄さなんですよ・・・

UZEDというアルバムはトータルで聴かないと意味が無いので、代わりにコレを貼っておく

https://www.youtube.com/watch?v=V8C0sJG24hE

リード奏者がダブルリードのベルクマンからシングルリードの Descheemaeker に変わったミニアルバム(リンクは別のV.A収録音源)からだけど、
それまで木管やオルガン、ピアノなんかのアコースティック楽器のみをリードとしてたのに、電子キーボード(DX7)を導入してファンからの不評を買ったんだな
でも、リード木管がシングルリードに変わった事で薄くなった中音域をカバーして持続音を提供するのに電子キーボードが必要になったんだろう
ピアノでは持続音が出せずオルガンだとアタックが弱い

控え目なドラムとベースはリズムパートと云うより装飾音の提供が主で、配置とアクセントが吟味されまくってる
こういった音の話法を精緻に積み上げる事で終盤のカタルシスを効果的に鳴らせるんだな

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/09/22(金) 10:06:48.73 ID:RmAPEn4lP
993名盤さん
2023/04/09(日) 00:22:02.90ID:Hx2KRLHF
>>983

番外で、>>729 等で何度も何度も書いてる、ロック楽曲の定義/ロック楽曲とはナニがどうなってなければならないのか?という事を視覚的感覚的に分かる方法として、
アンジェイ・ズラウスキーの「ポゼッション」という映画作品を推しておきます♪

どの様な状態になりたくてロックを聴くのか?聴く者をどういう状態にする為にロック楽曲を創るのか?

という目的は、この映画で監督が観客に対して「そうしよう、そうしてやろう」と目論んでいる事と同じです

間違っても、楽器構成や特定のリズムやコードやメンバーの人種や髪型ファッションによって規定されるのではなくて、
「その作品に触れる事で、どうなりたいのか?その作品に触れる者をどうしたいのか?」が問題なのよ

その目的を叶える為に必要な事なら、ナニをしても、敢えてナニをしなくても、それがロックとして成立するのに必須である条件は他にアリマセン

ポゼッション、観れば分かるよ♪

( https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/musice/1679741312/948-993 投稿分に校正して書き忘れたハナシを挿入 )

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